1.本作での香川京子はとても魅力的である。
『おかあさん』そして『山椒大夫』の香川京子に次いで、魅力的な香川京子を堪能できた。
何より、スーツ姿の香川京子を拝めるのが良い。
そして、タイトスカートから伸びた麗しきふくらはぎと、綺麗なかかと。
モノクロ画像に彼女のふくらはぎが輝いて見える。
本作の見所は、こういったスーツ姿の香川京子と、そこから伸びるふくらはぎ、そして綺麗なかかとを堪能できるところだ(違います。)
ところで、清水宏の作品って、どうも苦手だ。
あまりに真面目すぎる。
確かに本作は、恵まれない環境に育った女のコたちを、一般に理解させ、少しでも似た境遇にいる女のコたちを救おうという、社会的影響力・社会的使命をもった作品である。
ただしかし、映画的な面白さという点においてはどうだろうか。
そういう意味で、冗談抜きに香川京子の美脚を楽しむしか、私には観ようがなかったのだ。
まあおそらくこんな見方は間違えているでしょうね。