何故彼女等はそうなったかのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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何故彼女等はそうなったか

[ナゼカノジョラハソウナッタカ]
1956年上映時間:81分
平均点:6.33 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
ドラマモノクロ映画学園もの小説の映画化
新規登録(2008-05-28)【にじばぶ】さん
タイトル情報更新(2014-03-15)【S&S】さん
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監督清水宏(監督)
助監督石井輝男
キャスト香川京子(女優)小田先生
高橋豊子(女優)園長先生
池内淳子(女優)小森千代
三ツ矢歌子(女優)山下君子
原知佐子(女優)今村マサ
宇治みさ子(女優)川上秋枝
杉寛(男優)トミの実父
浪花千栄子(女優)赤線の内儀
若杉嘉津子(女優)赤線の女
脚本清水宏(監督)
音楽斎藤一郎
撮影鈴木博
配給新東宝
美術鳥居塚誠一
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3.《ネタバレ》 エログロ路線に突入する直前の新東宝映画で、こんな良心的な佳作を製作していた会社があんな風になっちゃうなんて何とも皮肉としか言いようがないです。『しいのみ学園』の清水宏が再び香川京子を起用して撮った作品です。もうこの映画はひたすら香川京子を愛でるのが正しい観かたです。ストイックに生徒の少女たちに愛情を注ぐ先生というキャラは、もう彼女以外には考えられない当たり役です。更生施設で彼女の愛情に守られてきた少女たちが出所するやいなや厳しい家庭環境から悲惨な運命に翻弄される、清水宏の脚本はエミール・ゾラの小説を思わせる冷徹さです。いったん世間に戻ってしまった少女たちの現実にはなんの助けも差し伸べられない無力な存在として香川京子を描く視点は、この映画を単なるヒューマニズム賛歌にすることなく余韻を残してくれます。 まだ辞書に“人権”という言葉が載ってなかったかの様な時代ですから、出所した少女たちに対する家族や世間の偏見がひどいことと言ったら無残なものです。昭和30年代は牧歌的な時代だったという幻想をふりまくのが最近の流行りですが、現実にはこういう残酷な世相の貧しい時代だったというのが正しいところでしょう。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-03-14 00:00:26)
2.清水宏監督の作品を観るのは「有りがたうさん」に次いでこれが2作目だが、これはもう、話そのものよりも香川京子、香川京子あってこその作品です。小津映画でもなく、溝口映画でもなく、成瀬映画でもなく、黒澤映画でもない、なかなか観ることの出来ない姿がここに映されているだけでも観て良かったと思える。話としての面白さや会話、フレーズとでも言うべき方が良いかもしれない言葉による可笑しさ、楽しさはあまり感じられなかったし、同じ清水宏監督の「有りがたうさん」のような滲み出る笑いと皮肉のようなものもないし、作品としての完成度もそれほど感じない。それでも良いのだ!ただただ香川京子の美しさ、それが観れればファンとしてはこんなにも嬉しいことはない。そういう作品だというのが、この作品に対する感想です。それにしても、にじばぶさんの香川京子への想い、ふくらはぎとかかとに対する執着心とでも言うべきか?足フェチぶりとでも言うべきか?同じ香川京子ファンとして、尊敬する以外、ございません。
青観さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-07-20 23:37:51)(良:1票)
1.本作での香川京子はとても魅力的である。
『おかあさん』そして『山椒大夫』の香川京子に次いで、魅力的な香川京子を堪能できた。
何より、スーツ姿の香川京子を拝めるのが良い。
そして、タイトスカートから伸びた麗しきふくらはぎと、綺麗なかかと。
モノクロ画像に彼女のふくらはぎが輝いて見える。
本作の見所は、こういったスーツ姿の香川京子と、そこから伸びるふくらはぎ、そして綺麗なかかとを堪能できるところだ(違います。)

ところで、清水宏の作品って、どうも苦手だ。
あまりに真面目すぎる。
確かに本作は、恵まれない環境に育った女のコたちを、一般に理解させ、少しでも似た境遇にいる女のコたちを救おうという、社会的影響力・社会的使命をもった作品である。
ただしかし、映画的な面白さという点においてはどうだろうか。

そういう意味で、冗談抜きに香川京子の美脚を楽しむしか、私には観ようがなかったのだ。
まあおそらくこんな見方は間違えているでしょうね。
にじばぶさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-07-07 23:53:37)(笑:1票)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 6.33点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6266.67%
7133.33%
800.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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