121.《ネタバレ》 良さげな話なんですが、あいにく類似テーマの先達作品らがすでに感動の輝きを残しているので、この手のネタで勝負するのは分が悪い。それに実際出来も今一つです。 まず主人公の高校生がスーパー過ぎる。詩作の能力もバスケットの才能も大学推薦を軽く得られるレベルで、その才能を幸運にも見出されている。家族・友人とも関係は良好。この時点で彼に悩みなど無いでしょう。‶グッド・ウィル・ハンティング”のマット・デイモンとは環境が違いすぎる。 そして師の役割であるフォレスター氏。彼がジャマール・ウォレスに与えた薫陶がどんなものだったのか、描写足らずに感じます。‶セント・オブ・ウーマン”のアル・パチーノが己の生き様を丸ごと叩きつける形で若い世代に強い影響を与えたような、そういった印象を残すやりとりが老作家と高校生の間でほとんど見られなかったです。ただの仲良しです。 つまるところこの映画は‶セント・オブ~”と‶グッド・ウィル~”と ‶アマデウス”(奇しくもサリエリ氏のF・M・エイブラハムではありませんか)等のエッセンスをうすーく伸ばしてブレンドした、雰囲気映画と思います。S・コネリーの佇まいは良かったですが。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2024-03-31 23:38:20) |
★120.《ネタバレ》 007や、ロックを思い起こさせるショーン・コネリー様出演で、誰も死なない映画は珍しいなぁ、と思って見ていたら、何と本人が死んでしまった。うーん、殺さなくても良かったのでは。 「小説家を見つけたら」というより、「マット・デイモンを見つけたぞ!」 【チェブ大王】さん [インターネット(字幕)] 4点(2023-12-02 00:17:49) |
119.《ネタバレ》 何と23年も前の映画、私は恥ずかしながら本作の存在を知りませんでした。 この様な映画を素直に観られるか、「予定調和」「綺麗事」と斜に構えて観てしまうか、 私は後者の方とは友達にはなれそうも有りません。 偏屈な老人と前途有望な若者の交流を描いた作品はスポーツ系ジャンルを主にそれこそ星の数ほど世の中に存在しますが、 本作が興味深いのは「文系」でその様な物語を描いている事。(主人公は文武両道ですが) 向かい合って互いのタイプライターに興じる姿は中々微笑ましいものが有ります。 ショーン・コネリーは嵌り役です。 追伸 アンナ・パキンの可愛さは特筆もの。出番は少ないものの破壊力抜群です。 【たくわん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-11-23 16:42:04) |
118.要するにギフテッド君のお話ということで。なんかこう、ドラマドラマしてるというか、作為的というか、プチ感動させてやろう的な狙いが見え隠れします。その上少々長いし、先はなんとなく読めるし。個人的には「はよ終われや」と思いながら見てました。まあギフテッド君のその後の成功を願うばかりです。 そういえばクロフォード先生、どこかで見た顔だと思ったら、サリエリさんだったんですね。こういう役回りがお得意のようで。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2023-02-17 02:27:56) |
117.少年の成長ストーリー。 ショーンコネリーの渋い演技。 好きなタイプの映画です。 【シネマファン55号】さん [インターネット(吹替)] 7点(2020-06-24 15:39:19) |
【マー君】さん [DVD(吹替)] 7点(2015-03-08 13:25:59) |
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114.《ネタバレ》 ○地味だが、佳作。○途中まではどうかなと思ったが、徐々に引き込まれ、観終わった後にじーんとくる。○ショーン・コネリーはどの映画でも最後にいいとこ持って行って、スクリーンアウトしていくのが様になるね。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-03-30 19:42:36) |
113.マット・デイモンが出演しててグットウィルハンティングみたいな映画だなぁと思っていたら同じ監督なんですね。良い映画でしたが、主人公の葛藤や努力する姿勢がちょっと少なくてただの天才に見えてしまう所が残念です。 【アフロ】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-18 23:00:59) |
112.《ネタバレ》 良い話。凄く良い話。 老人と少年の友情っていうのは、それだけで深みを感じちゃったりして。この話に限らず良いよな。 ページが折れてるのを見つけたウォレスはジャマールに「作者に失礼だ」っていう。ちょっと良いな。 こう言うやりとり、良いなあ。すがすがしい。 【黒猫クック】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-04-15 04:20:11) |
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111.ストーリーの粗も感じなくはないが、非常に美しく撮れている映画で好印象。「雰囲気映画」と言ってしまうとあまりいい意味には解釈されないかもしれないが、映画においてはそれも重要な要素であるし…。ジャマールとウィリアムの友情、そして16歳なりの精一杯の戦いに胸が熱くなった。自転車に乗るショーン・コネリー、カワイイなあ。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-04-13 17:36:48) |
110.《ネタバレ》 ときどき、このような美しい映画に出会えると、映画を見ていて良かったと思えます。表向きは、スポーツの才能と文才に恵まれた貧しい少年の成長と成功の軌跡を描いたサクセスストーリーに見えます。ですが、映画を鑑賞していて、メインのテーマが別にあるような気がしました。 「生きている時代、生まれた場所や環境や経済事情が違っても、人として大切なものを持っていれば、そこには必ず温かい友情が生まれる。」 ジャーマル(ロブ・ブラウン)は、生まれた街の友人たち、小説家フォレスター(ショーンコネリー)、私立高校の生徒クレア・スペンス(アンナ・パキン)やコールリッジと、友情を築いていきます。もちろんきっかけは、彼のバスケの才能や、高い学力や優秀な成績、そして文才だったかもしれません。ですが、彼らみんなとの絆は、彼の誠実な人柄が作りあげた気がします。だから彼のバスケの才能だけを疎んじていたチームメイトや、彼の文才しか見ていなかったクローフォード教授は、彼と最後まで分かりあえることはなかったのではないでしょうか。そういった、人と人とのつながりに何が必要かを教えてくれている気がするのですが、それが押し付けがましくなく、心地よい感じで胸に響きました。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 10点(2011-07-17 04:45:25) |
109.もしかして、キリスト教文化圏の人々にとっては、“才能”ってのは神サマが適当に与えてくださるものであって、地道な努力で勝ち取るものではないので、「はい、この主人公の少年は、文学とバスケの才能があるんですよ」と言われたら、無条件に受け入れられるもんなんですかねえ。わたしゃついていけないけど。で、その“才能あります”と称する主人公が、その才能とやらを、我々に対してこれまた適当に出し入れして見せる。って、そんなもん、ドラマになるかよ。アプリオリに存在する“才能”が、もしもある時、消失したならば、それはドラマになるだろうけど。この映画ではそんなことは起こらない。ここでの“才能”とは、決して揺らぐことなく確固として存在するものであり、むしろイヤミなまでに超人的な才能として描かれる。そして、このデタラメさを我々が受け入れたものとして、物語はというと、主人公の少年とある老作家との交流がその中心となっていく。で、これがまたつまらない。周囲との交流を絶っていた筈の老作家が、易々と少年に自分の過去を語り始める、安直さ。何が友情だよ。安い。安すぎる。マット・デイモンのチョイ役登場すら、イライラさせられる。アナタは出てこなくてよろしい。と言う訳で、本気でつまらなかったです。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 2点(2011-07-13 23:31:34) |
108.《ネタバレ》 偏屈爺さんが友情をきっかけにして殻を破るところは感動した。なかなか良いストーリーであったが何より面白かったのはフォレスターとジャマールの会話で、発せられる以上のものが溢れている彼らの世界に見応えがあった。 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-05-08 22:23:39) |
107.もう少し物書きに対しての主人公の姿勢・思いが描かれていると印象が違うのでしょうが・・。淡々と進み面白みは少ないです。 【noji】さん [地上波(吹替)] 4点(2011-01-22 16:18:18) |
106.《ネタバレ》 どうみても、バスケットにウェイトを割きすぎではないのか?主人公は、隠遁した作家の生活を覆すほどの文学に対するセンスなり情熱があったはずであって、そうでないと話の前提が成り立たない。その辺にもっと時間を割いてほしいところでした。アンナ・パキンも、ストーリー上さして機能していないのがもったいなさすぎる。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-01-02 01:48:05) |
105.住む世界が違う人とはなかなか理解しあえないよね。年齢、人種まで違うのに、かけがえの無い友人になるのも無理だな。そもそも知り合えないよ。でも、この映画はそれが無理なく進展していくんだから感激するよね。友達になる基準って何だろうと考えさせられたな。自分に必要な人とか一緒にいたい人なんていうのは確かに当たっている。でも、それでも漠然としているよね。自分自身をさらけ出して付き合ってくれる人ということなのかなあ。ショーン・コネリーはこういう役をやったらぴか一だね。オスカーは取っているし、貫禄があるというか、画面に安心感を与えているね。演技の旨さというより存在感かなあ。見終わって心地よい余韻が残った。この監督は、こういう若者の人生の分岐点を描く作品が得意だよな。考えてみたら、知らず知らず皆そういう体験をしているのかな。だから共感するのかもしれない。 【もがみとくない】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-01-10 15:11:49) |
104.誰にでもお勧めしたくなるような面白さはないと思うが、歳を重ねてからのショーン・コネリーが好きな人には強く勧めている作品です。インディー・ジョーンズの父役と、本作の作家役の彼は最高だと思います。世代を超えた友情が描かれるのも好きで、僕はこの作品と「グッドウィル・・」や「セント・オブ・・」との類似を思ったことはないが、デンゼル・ワシントンの「ハリケーン」と似たパッションを感じます。なんというか、一冊の本を書いたまま世界から隔絶している男と、世間から置き去りのそのその存在に強い関心の目を向けた才能ある若者が、互いにその存在によって救われていく姿に、そう感じます。ストーリー展開としては本作の方は地味目ですが、なんとなく凄いと思うのは、小学低学年の息子が気を逸らすことなくじっくり見入って、この映画を忘れていないのに、ちょっと驚きなのでした。 【だみお】さん [DVD(吹替)] 6点(2009-12-18 14:18:33) |
103.派手さはないけれど、よくまとまっている作品。 年齢を超えた友情、偏見、思春期の少年の心情を丁寧に描いた映画だと思う。 違和感やつっこみなく見ることができる。 最後の読み聞かせのシーンは素直に感動する。 ただ、中盤ちょっと間延びしてるシーンが多かったのが残念かなー。 見せ場が少ないので、ちょっぴり飽きがきたので、それが減点です。 気持ちがゆったりしてるときに見るのにお勧め。 【うらわっこ】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-08-15 20:53:36) |
102.ショーン・コネリー(ときどき宮崎駿に見えたが)が渋く、ジャマール・ウォレスを演じるロブ・ブラウンの瑞々しさが光る。プロットは予想が付かなくもないが、長くても最後まで楽しめ幸せな気持ちになった。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-07-20 09:11:53) |