1.ディズニーで女子が主人公の映画だと、めっぽう相性の悪い自分。
この映画も悪い予感はしていたんだけど、新しい映画館である109新宿に行ってみたくて、ミュージカルでもあるこの映画を選んだ。
悪い予感は残念ながら当たってしまった。
主人公にとにかく魅力がない。
お話は女子専用だから目をつぶるとしても、「前触れなしの輝くような笑顔」みたいなシーンも無いからどんどん退屈になってくる。
悪役のタコおばさんのところだけは楽しく、「もっと暴れてくれないかな~」なんて思って見てた。
ところで109新宿の話。
坂本龍一プロデュースという音響を自慢しているけど、自慢するだけのことは確かにある。
これまで音がいいという映画館でも、ミカン箱くらいの大きさでできたプラスチックの箱がたくさん並んでいるのは容易に想像できた。
ところがこの映画館は、スピーカーがどんな大きさで、どんな素材で、どう並んでいるか見当もつかない。
一言で言えば、どこの席に座ってもドップリ映画にハマれる音響を実現している。
お値段は4500円、会員になっても4000円とかなり高いが、ジュースとポップコーン無料だから、さほど割高感はない。
新宿ピカデリーのプラチナルームにも行ったことがあるけど、また行きたいのは断然コッチ。
ちなみにこの映画館の前身、ミラノ座にも何回か行ったことがある。
でかいだけで、うるさい音響と、すぐお尻の痛くなるイスだったと記憶している。
それがこんな立派な映画館になるなんて、ちょっと感激。
そう言えば昔、シネマスクエアとうきゅうなんていう、高級なイスを使った映画館も新宿にあった。
なぜ新宿にだけ高級な映画館ができるのか謎。