226.《ネタバレ》 先が気になるストーリーでした。 ブシェミはとりあえずどこでも変な顔と言われかわいそう。 【とむ】さん [DVD(字幕)] 5点(2016-05-26 00:48:26) |
225.笑える怖い映画。というより、怖いコメディ映画か?とにかく不思議な空気が常に画面の中に漂っているようだった。笑いと狂気がここまで共存している映画はあまり観たことがない。しかも、笑いと狂気のどちらにも偏っていない。それどころか、笑いが怖さを増幅させ、その恐怖がまた滑稽に見えてくる。でも、めちゃくちゃ笑えるとは言えないし、スゲー怖いわけでもない。個性溢れる登場人物たちは皆、愛らしくもあり憎たらしい。一面に広がる白い雪景色は冷たく厳しい印象を与えるが、愚かな人々を優しく見守る寛容さも仄かに感じられた。 そんな中、フランシス・マクドーマンド演じる婦人警官だけが唯一、明るくて優しくて強い。癖のあるキャラクターが次々に出てくる中、映画の中盤から登場する彼女の存在感が際立つのは、このコントラストによるものなのだろう。 「コーエンで一番好きなのは?」と訊かれたら“バートン・フィンク”や“バーバー”と答えるが、「最高傑作は?」と訊かれたら、やはり“ファーゴ”なのかもしれない。 役者たちのハマりっぷりも本作の大きな魅力だ。 【Y-300】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-05-09 16:21:44) |
224.ドラマをけっこう早い段階で挫折して、一応と思ってみてみたら、 映画はけっこうおもしろかった。 これは映画館で観たら白が気持ちよかったんだろうなと思う。 内容は、なるほどコーエン、ブラックですね。 白とブラック、悪くない。 |
223.《ネタバレ》 寒々とした景色が淡々と進む物語にマッチングしててgood 物語本筋より朝起きて朝食で卵を焼こうとかローン会社にファックスしようとか、そういうやり取りの方が印象に残る映画です |
222.《ネタバレ》 あんまり実はこういうのは好きじゃないんだけども、「うお~ブシェミだ~」ちょっと久しぶりにこの人を観るような? 実話だとかいいながら、どこか現実味のないストーリー展開(後で調べたら実話じゃないしw)・事件解決は妊婦の警察官という人物設定が一種特有の雰囲気を放っており、アメリカ国立フィルム登録簿に登録されている(from wiki)というのも納得。コーエン監督らしさが満点の一作でゴザイマシタ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-02-17 09:50:24) |
221.《ネタバレ》 「これは実話です」と冒頭から大層なBGMを流し、目撃者は変な顔と皆で言い、婦警は何となく犯人のアジトを見つけ、犯罪者コンビはちょっとした分け前で揉めて片割れをミンチ、という信じられないくらいの珍妙さとブラックユーモアのオンパレード。面白いのかつまらないのか分からないのに、どこかしら心の片隅に残る、そんな映画。そういう意味でコーエン兄弟の思惑通りかと。婦警を除いて、男達は自分のことで手一杯で他人を考える余裕がない。正に合理的で私利私欲に満ちたアメリカの縮図そのもの。後の『ノーカントリー』でも言えることだけど、「身の丈にあった当たり前の日常が一番幸せ」というスタンスを貫いていて、ユダヤ系らしかぬ幸福論が興味深い。 |
220.片田舎(?)で起こった惨劇をおそらく忠実に映画化したものだが、逆にリアリティが感じられないほどありえる展開が続いていく。上手い作り方だと思う。 気持ちいい作品ではないので、一度観ればもういいかな。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-02-11 13:49:59) |
219.《ネタバレ》 コーエン兄弟にハマり始め、評価の高い本作をワクワクしながら鑑賞開始。 期待が大き過ぎたせいもあるが、やや不満。 でもそれは決して駄作とかいうレベルではなく、コーエン兄弟の代表作として観たからこその不満であって、十分に楽しめる作品である。 ピーター・ストーメア演じるグリムスラッドが、個人的にかなりヒット。 とにかくかっこいい! 髪の毛の色、髪型、目つき、体格、全てが魅力的だ。 コーエン作品には、映画の主題とは別の部分で、こういった魅力溢れる変人キャラが登場するから、病みつきになってしまう! 『ノーカントリー』のハビエル・バルデムにしても然りだ。 ややアウトローな内容ながら、正義感抜群の警察官が小気味良く事件を解決してしまう辺りに違和感。 もっとアウトローで、不幸な結末でもいいじゃないか! それこそ、グリムスラッドの独り勝ちで幕を下ろす、、みたいな。 【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-01-18 04:07:04) |
218.好きなコーエンだけど、これはそこまで面白くない。 |
217.《ネタバレ》 ひたすら淡々と。映画的に映える魅力的な登場人物も出てこない。 何か起きるのかと思わせて何も起きない。普通に犯罪を起こし、普通に捕まるのが逆にサプライズ。 【Yu】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-05-26 10:57:21) |
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216.《ネタバレ》 雪におおわれた美しい田舎町。この美しい白銀の世界で繰り広げられる、かくも恐ろしい不幸の連鎖。一つの小さな犯罪が、雪だるまが転がるように巨大化していく有り様を、この美しい白銀の世界はまるで嘲笑を浮かべて眺めているかのようだ。人間の愚かさを痛烈に描いた、コーエン流の限界ギリギリのブラックコメディであり、同時に見応えのある犯罪ドラマでもあります。以下余談、関東では珍しい大雪の今日この頃、降り積もる雪を眺めつつレビューを致しました。 【タケノコ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2014-02-08 18:34:09) |
★215.《ネタバレ》 これはブラックコメディかと思わせるような、間抜けな悪役の面々・・・ かと言って人は無造作に殺されていくわけで、まったくコメディとは言えません。 それでも何とか並の作品かと思って見ていましたが、最後の殺害シーンにドン引きです。 ラストに何やら教訓染みたシーンを持ってきましたが、正に取って付けたよう・・・ 何をしたいのか何を主張したいのかサッパリ理解できませんでした。 【午の若丸】さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2013-05-08 19:19:42) |
214.《ネタバレ》 物象化を扱う名画の一例として『ファーゴ』はほんとうに怖い(誘拐請負人を斡旋した同僚が計画変更の不可を冷淡に告げるのは、物象化、つまり人間関係が行方不明であること、のほんの一例)。拝金的なうわついた生き方では容易に生活を失うという、これは警告の映画とすら思える。婦人警官夫妻の「人間的な」関係を挟み込む意図がちょっと甘いかもと思わせるが、物象化を浮き彫りにするためのものか。 【ひと3】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-05-05 13:09:51) |
213.計画が破綻していく様はとても痛々しい。人生思い通りにいかないね。 【noji】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-05-04 10:26:51) |
212.この独特な雰囲気、他の映画にはないものがあります。 【珈琲時間】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-01-02 16:28:19) |
211.世界的に評価の高い本作ですが個人的にはイマイチ。ダラダラと冗長な場面が繰り返されているだけのように感じます。ただ評価の高い作品の良さを何一つ感じれないというのは少し悔しいものですね、僕の鑑賞力がこの映画の良さを理解できるレベルに達していないという事なのでしょう。また期間を空けて鑑賞したい作品。 【キリン】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-12-31 15:31:05) |
210.《ネタバレ》 冷徹なシーン・猟奇的シーン・幸福感溢れるシーンを抑揚なく織り交ぜ、淡々にストーリーがが進んでいく。が、これぞコーエン兄弟の真骨頂で最高傑作。 【amier】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-12-31 13:54:08) |
209.《ネタバレ》 ここのレビューを読んでいると、コーエン作品がいかに好みが分かれる作風かということがよく分かる。映画なんて究極の嗜好品なのだからそれでいいのだ。一つ前のレビューを読んで壮大なネタバレに驚愕(笑)しかしそれすらもさすがコーエン兄弟!と思ってニヤリとしてしまう私はもちろんどっぷりシンパ。美しくも格好良くもない人々の各人なりの真っ直ぐな生き様を、絶妙な角度を重ね合わせて描き出す手腕は見事。なにより、作中誰よりも痛い目に遭わされたうえ、誰からも「とにかく全体的に変な顔」なんて言われてしまう、そんなブシェーミの魅力満載! 【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-12-30 03:06:42) |
208.《ネタバレ》 白銀の世界の中で流れる鮮血が印象的。 人が間単に殺されいき、仲間割れでミンチにするような猟奇的事件。 なのに、妊婦の刑事という設定や犯人のドタバタぶりなど、とぼけたような演出が緩衝材になっている。 それより、冒頭で実話ですと大ウソをつくのはアリなのか? 映画自体がウソで作られるものだから構わないということかもしれないが、これはやっちゃダメでしょ。 そういうことも含めて何だかとぼけたサスペンスだが、それが洒落っ気として受け入れられるかどうか。 【飛鳥】さん [ビデオ(吹替)] 5点(2012-12-27 00:37:39) |
207.《ネタバレ》 それにしても出てくる男という男が全てまあなんて使えないダメ男ばかりだこと…。最たる奴は駐車場で「いやあでも規則ですから」と言ってマニュアル通りにしか働けないあいつ。あの半笑い加減とか見てるこっちが本当に腹たちましたもん!! 真面目に真っ直ぐ働いてる婦長さんを尻目に、アホ男どもは勝手にドタバタして勝手に人生台無しにしてましたね。てかほとんど死んでるし。 そこそこ楽しめた映画でした。誰かにまた見ようと言われたら全然オッケーって感じです。 |