70.《ネタバレ》 ゴジラで名作といえば、やはりこれ。 子供のころつまらなく感じたものだが、大人になってから、見直すとこれはいい。 今までのゴジラ作品も、人間ドラマを描いてきたものが多かったが、 近作にいたっては、人間ドラマが主体ではないかと思えるほど。 科学は発展すればするほど、軍事に利用されてしまう。 またその発展は、人間が越えてはいけない壁をも越えてしまう。 その苦悩を、ビオランテという素材でよく表現していたと思う。 対照的なのがスーパーX2と抗核バクテリアで、人類を救う科学の位置にいる。 しかし、その人類を救う抗核バクテリアの奪い合いで、 人が死に、ゴジラを目覚めさせるのだから、皮肉な話だ。 人間の敵は人間自身であると、強く思わされる。 それ以外にも本作は、娯楽作品としてもよくできている。 特に自衛隊の戦闘シーンは、音楽と相まって胸躍る展開だった。 それにしてもビオランテのデザインはすごい。 【夜野比瑪】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-04-12 19:17:09) |
69.ゴジラシリーズ中、初代ゴジラの正当な血を受け継いだのはこの作品のみだろう。 【みぢこ】さん [映画館(邦画)] 10点(2012-03-01 11:57:15) |
68.第二期ゴジラ・シリーズの2作目。 お話作りにバリエーションに富んだアイデアを散りばめており、今回は自衛隊も大活躍。 ドラマ性が強く、ストーリー自体はつまらないという訳ではないのだが、 あくまで怪獣映画という先入観で鑑賞しているせいか、ちょっと作り過ぎの感があり、 つい苦笑してしまう場面も。相手怪獣ビオランテのキャラや誕生経過は、 この作品の内容そのものを象徴しているような複雑さで、 子供向けと大人向けのちょうど中間あたりの作品といった印象。 でもラストの演出などを観ると、やっぱり子供向けなんだなと思ってしまう。 第1期終盤のおふざけゴジラよりはよっぽどましだが・・・。 【MAHITO】さん [地上波(邦画)] 4点(2011-08-20 16:15:13) |
67.《ネタバレ》 全く、この人達は、新生二作目でもう、リアリティを放棄してしまっている。 超能力を認める世界。なに言ってもこの一事で全てぶち壊しじゃないか。 この超能力者はビオランテとゴジラの意思を代弁するための人。つまり物語の困った部分を、強引に説得させる為の狂言回し。 ゴジラ細胞の兵器使用が、抗核バクテリアで、平和利用(というか趣味?)がビオランテのはずが、兵器の方はともかく、ビオの方は意図に反して人間を脅かす。示唆に富んでいるな。そちらの方をもっと深く描けば、この映画は面白くなったはずだが、くだらない架空兵器の闘いに尺を取られてしまったのが残念。 抗核バクテリアが新たな脅威という意味では、第一作のオキシジェンデストロイアのジレンマと何も変わることがない物語。桐島が言うように、「同じ事を繰り返している限り、新しい時代とは言えません」というのは、ゴジラ映画自体に当てはまる。 それにしても、自分の分身だからと言って、何で争うかね?この動物と植物は。 そしてスパーX2、もうちょっとカッコ良く、少なくとも飛べそうなスタイルにしてくれよ。ミラー開いたら絶対飛べないだろ、それ。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-08-08 02:16:28) (笑:1票) |
【ふじりんご】さん [DVD(邦画)] 2点(2011-05-22 11:46:25) |
65.ゴジラのライバルにしては、ビオランテがとても怪獣には見えませんでした。私は昭和のゴジラファンなので、怪獣は着ぐるみかロープ吊りでしょう、と思ってしまいます。それはそれとして、なかなか良くできた作品と思いました。好みの問題でちょっと辛めの点数ですが、面白く見ることができました。 【ジャッカルの目】さん [地上波(邦画)] 5点(2011-02-05 11:30:08) |
64.《ネタバレ》 ビオランテは、バイオテクノロジーの暴走が生んだ禁断の生命体。砂漠に薔薇を咲かせるのが夢だった娘がテロで亡くなる。その亡くなった娘を薔薇の細胞と融合させた父親の気持ちはわからないでもない。だがその薔薇が枯れそうになり、永遠の命を持たせるためにゴジラ細胞を融合させてしまい、大変な化け物を産んでしまった。このあたり、ゴジラ誕生を想起させる。◆あの醜い姿の中に、死んだ美しい娘の細胞と魂が宿っていると思うと切なくなる。美女と野獣の一体型怪獣だ。もっと美しい造詣であればよかったのにと思う。それにしても製作した白神博士の苦悩をより前面に出すべきではなかったか。博士は淡々とし過ぎているのだ。ビオランテが殺人をしても何とも感じていないのはどういうわけか。◆何故ビオランテは人を襲ったのか?侵入者とわかっていたわけではあるまいに。又超能力少女が薔薇の声を聞こうとしたときに何も答えなかったのは何故だろう。◆もう一方の発明品の抗核エネルギーバクテリア。ゴジラのエネルギーを無力化するのが目的だが、核兵器を無用化にする兵器として転用できる。そうすれば核のパワーバランスが崩れてしまう。単に生物学の問題にとどまらず世界平和の問題にもなってくるのだ。このあたりの展開がうまい。◆ビオランテには薔薇形と進化した怪獣形が存在するが、光となって空に消えたり現れたりするのはどう説明するのか?このあたりが科学SF映画としては失格。超能力は最小限だったので許容範囲内。【感想】兵器に魅力なし。特撮やバトルシーンには見るべきものがなくチープな仕上がりが目立つ。悪者エージェントシーンの何もかもがしょぼい。最後主人公桐島が暗殺者を追うシーンなど取ってつけたようなもので不要。白神博士は死をもって罪を贖うべきだが、暗殺されるのはいかがなものかと思う。ビオランテと共に海に沈むような展開なら納得がいく。【ツッコミ】①「火口を爆発させてゴジラを復活させる」と脅すわりには小規模な爆発でした。②白神博士が湖畔の桟橋でインタビューを受けるシーンは、途中で別の桟橋になっている。③30分に一度細胞分裂して一日で4兆個になる、といっているが、実際には2の48乗で280兆個。 【よしのぶ】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2010-10-15 20:05:46) (良:1票) |
63.《ネタバレ》 17作目。子供受けや怪獣プロレスを排した人間対ゴジラの戦いがメインで、スピード感があって、無茶なご都合主義も少なくて、なかなか楽しめた。 これまでのゴジラシリーズに決定的に欠けていた展開の緩急のバランスがそこそこうまく取れており、ある程度の矛盾は吹き飛ばす勢いがあった。 自衛隊の戦いぶりも、兵器はSFだが作戦は現実的であり、緊張感の維持に一役買っている。エンドクレジット見たら、防衛庁もちゃんと協力してる。防衛庁に協力してもらうためにきっちり書いたのか、防衛庁からアドバイスをもらったのかは不明だが(^^; 昭和シリーズは無かったものにするという意図は5年前の前作と同様だが、今回は前作からの続編という位置付けをしっかり利用して冒険活劇方向に振ったのも功を奏したと思う。 ゴジラが火山活動でだけで復活せず爆破でコントロールできるのはおかしいこと、ビオランテの性格付けはいいのだが登場と復活にもっとストーリーが欲しいこと、テレパシー少女に頼りすぎること、外国のスパイ合戦が迫力に欠けること、白神博士にもっとマッド感が欲しかったこと等、突っ込んで楽しむというより、娯楽大作になり得たかもしれないのに惜しいという感覚で見ることができた。 【nobo7】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-07-01 01:11:51) |
62.おー、1989年の映画だったんだ、ってことは20年前ですね。時間が経つのは早いですね。ってことで確かにあのブリキで出来たようなビルとかにも納得。でも他のレビューアーさんが高評価を付けているようには自分は物語にのめりこめなかったです・・・。それでもビオランテの変身後の迫力はすごかったですが。 【珈琲時間】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-03-15 08:37:52) |
61.子供のころに劇場で観てすごくおもしろかった記憶があったので約20年ぶりに観直してみました。なんだろなぁ、ストーリーに穴が多いですね。題材は好きなだけに残念です。まあなによりビオランテ作ったおっさんが全然悪びれてないのがうけました。 【しっぽり】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-03-04 08:34:12) |
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60.平成ゴジラの最高傑作といえば、文句なしにこれを挙げたい。バイオ技術に始まる生物工学や自衛隊の世代交代、更に最新鋭コンピューター導入によるデジタル化の推進、そしてゴジラ映画の源である核兵器の恐怖という様々なテーマがたった1本の映画に全てつぎ込まれ、しかも軽やかにまとめあげられているのは見事としか言いようがない。更に前作で欠落していた娯楽性を織り込んだ点でも評価でき、ゴジラ対ビオランテの戦いは勿論、スーパー2や抗核バクテリア、メーサー車などの架空兵器が現実の護衛艦や74式戦車と違和感無く画面に溶け込む特撮演出は川北監督のセンスの賜物である。そして全編に渡って鳴り続けるすぎやまこういちの音楽が伊福部昭の音楽と共鳴し、ゴジラとビオランテ、自衛隊の戦いを最高潮に盛り上げる。実に素晴らしい。子供の頃は、その難解なストーリーが正直理解できず、終始熱い特撮場面に興奮したものだが、大人になってテーマ性を理解して本作を見直したとき、その奥深さに驚いた人も多いのではないだろうか。やはり、真の子供向け娯楽映画というのは、“一粒で二度おいしい”ものだと私は思う。 【ドラりん】さん [DVD(邦画)] 10点(2008-12-26 03:49:27) |
59.《ネタバレ》 高校時代に映画館で見た。周りは子供ばっかりだったけど、予想以上に面白かった。ゴジラシリーズの中で一番好き。 【ボクマン】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-12-14 10:59:31) |
58.《ネタバレ》 前作から5年を経て平成シリーズの2作目となった今作は、前作とは打って変わって良い出来だった。監督が違うと映画はやっぱり違うものになるということを確認させてくれた作品だ。ストーリーの展開は速いけれど余計な台詞が無く繋ぎ方が上手で破綻しない。超能力児童たちがいっせいにゴジラの絵を掲げる演出は拍手もの。ビオランテの醜悪な風貌の中に女性の意識が潜んでいるという設定が物語を重く深くしています(まぁ、それが沢口靖子なんだけど…)。部分的に使われた伊福部音楽も、自分の耳にはゴジラ映画とセットになっているので、来た来た来た~って感じで興奮させてくれます。ゴジラとビオランテの決着戦は重量感があって体を硬くして見入りました。自衛隊には敢闘賞をあげたいです。ひとつ難を言えば、ゴジラ細胞をめぐるスパイ戦の描写が妙に素人っぽくて軽いことかな。平成シリーズではこれが一番でしょう。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-12-13 17:56:24) |
57.ゴジラっていうと、怪獣どうしのプロレスっていうイメージを長年抱いてきたが、そのイメージはこれを見て一変した。こんなまじめな話だったんだな、と。(まあ、プロレス映画も多々ありますが) まあ、なんていうか、ゴジラがなかなか出てこなくて笑えた。 【SAKURA】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2007-06-06 08:40:13) |
56.スーパーエックス2がゴジラを苦しめたところだけはなぜか覚えている。そしてその登場音楽も、、、トゥタトゥタータッタター、、おっといかんいかん。 【maemae】さん [地上波(吹替)] 1点(2005-11-12 01:44:02) |
55.駄作ぞろいの平成シリーズ(1989~1995)の中で唯一評価できるのがこの第17作。数ある「ゴジラvsゴジラのコピー」のなかでも本作ほどそのテーマを消化しきった作品は他にない。植物怪獣っていうのもこれが最初で最後では(ウルトラシリーズにはいるかもしれんけど)? それにしてもこれって明らかに第1作をモチーフにしてますよね。白神博士→芹沢博士、桐島→尾形、大河内明日香→山根恵美子って感じで。ちなみにこれは僕が初めて観たゴジラ映画だったりします。 【とかげ12号】さん [地上波(吹替)] 6点(2005-11-04 22:02:22) |
54.《ネタバレ》 ビオランテとのバトルがもう少し長ければ傑作となったと思います。 【yu-mi】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-10-06 16:17:29) |
53.タイトルバックのダサさから引いた。音楽もダサくて引いた。スーパーX2というネーミングにも引いた。外国人俳優の演技力にも引いた。超能力少女にも引いた。大空に浮ぶ少女の顔にも引いた。あらゆるセンスの賞味期限が切れている。 オープニングの銃撃戦からあまりにもしょぼいので嫌な予感がしたが、全体的に突っ込みどころが多くて疲れる映画だった。面白い場面もないわけじゃない。自衛隊の動き方がリアルで、ゴジラの口に向けて普通の人間が引き金を引くシーンはかなりかっこよかった。高嶋の弟さんの役柄もかっこいい。でも欠点が多すぎてやっぱり高い点はつけられない。 怪獣ものとしては傑作というのが一般的な評価のようだけど、とても信じられなかった。 【no one】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-10-06 06:26:13) |
【イニシャルK】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2005-03-04 23:28:09) |
51.もはや、話についていけなかった ってか飽きた。ふう~ん、デオドラントねえ・・ 【3737】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2004-11-23 00:47:27) (笑:1票) |