40.《ネタバレ》 ここ10年ぐらいブラピの映画にははずれがないと信頼していましたが、今回は期待を裏切られてしまいました。 まず、フューリー号の乗員を始めとする戦車兵がなんかとても薄汚い感じがします。イケメンのブラピですらとてもヘンな髪形で、シャバにいたときはブルーカラーかド田舎の百姓の兄ちゃんみたいなとても粗野なキャラが最後まで馴染めませんでした。『イングロリアス・バスターズ』のアルド・レイン中尉が戦車兵になった様な感じかと思っても、彼の行動にはユーモアのかけらもないんでつまらない、そう言えばこの映画には全篇を通じてもユーモアが皆無なんですよね。彼のキャラに古参の乗員たちがなんで敬服するのかも判らなかったですよね。すでにご指摘がありましたが、この映画は『プライベート・ライアン』の縮小バージョンみたいな脚本構成なんですよ。ブラピがトム・ハンクスのミラー大尉みたいな説得力ある演技が出来なかったのがこの映画の失敗でしょう。 確か世界で一輛しかない可動する本物ティーガー戦車を撮影に使えたことは、マニアにとっては眼福としか言いようのない感激でした。敵味方とも本物の戦車を使った欧州戦の映画となると、ルネ・クレマンの『鉄路の闘い』以来の快挙になるんじゃないでしょうか。米独両軍とも軍服や徽章にまで凝りまくっていましたからね。ただ両軍の機関銃が撃ち出す曳光弾はCGを使っているんでしょうけど映像的には強調し過ぎ、あれじゃあまるでスター・ウォーズです。 兵器考証については完璧なんですけど、プロットはどうもムリがあり過ぎです。だいたい45年4月というソ連軍がベルリンに突入しようかという時期に、いくら武装SSとはいえ軍歌を歌いながら意気揚々と行軍してくるなんてちょっとあり得ないでしょう。つまりドイツ軍があまりに戦意があり過ぎで、こういう展開にするならちょっと前のバルジの戦いあたりのストーリーにしたら良かったんでしょうね。それを言ったらもっとおかしいのは米軍の方で、史実では4月にはドイツの敗北は決定的なのでお偉いさんも下っ端の実戦部隊もいかにムダな損害を出さずにドイツ国内を進撃するかが最大の関心事だったのです。悲壮感を出したかったのは判りますけど、あれじゃみんなムダ死にですよ。 【S&S】さん [DVD(字幕)] 4点(2015-05-12 23:15:01) (良:3票) |
★39.《ネタバレ》 なんだかとっても都合のいい展開が延々続くねコレは。ドイツ兵のなんだか腹立たしいほど雑魚っぷりもちょっとどうなの。シャーマンvsティーガーⅠ型の戦いは迫力満点でそこは良かったんだけど、確かにティーガー戦車が動いてるというだけで(どうも実動する唯一のものだそうで)十二分に感動的なのだけど、実戦的なこと考えたらティーガーが単独一台でいること自体あり得ないし、終戦間際の45年には第一線からは引いてたはずで突撃砲やパンテル・・・まぁそこらへんは製作上無理なことなので言いっこなしだね。 まぁこれは明らかにいわばセンシャオタクが造った映画で、公開されているメイキング映像を見ても、スタッフの興奮っぷりが伝わってきて、ワタクシモ昔そこらへんが好きだったからその気持ちはよーく分かる(笑)。 あとは、主役がブラピということである意味予想通りだったんだけど、でも最後にああなるとは思わなかったなー。ということで点数は動いているティーガー戦車に。 【Kaname】さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2015-05-08 08:52:18) |
38.批評するも何も..この安っぽい、薄っぺらなドラマに、コケタ..リアリティのカケラも無い、嘘だらけの戦闘シーンに、コケタ..お前ら(仮面ライダーの)ショッカーか? と思わせる、何の工夫もなく、バタバタと撃たれ倒れていく ドイツ兵に、コケタ..ブラピも、出る映画、選ぼうよ~(悲)..脚本(台本)の段階で分からなかったのか?..ガッカリだ.. 本作は、単なる、「戦争」 という名を借りた、バカ アクション映画! 制作者に言いたい、こんな子供だましの戦争映画を、創るんじゃ~なーい! 「プライベート・ライアン」、「プラトーン」 を観て、勉強し直せー! 爪の垢でも煎じて、飲めーぇ!! 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 2点(2015-05-02 17:22:35) |
37.《ネタバレ》 戦車部隊を中心に描いた戦争映画は近年のメジャー作品としては新鮮であり見応えがあった。本作はB・ピットが優秀な車長ウォーダディを好演しているわけだが、ストーリーは新米副操縦手ノーマンの視点でも描かれており、意図的かどうかわからないが、他の搭乗員を含め登場人物の掘り下げはほとんど行われていないため、どの人物にも感情移入しにくい。強いて言えば、敵を殺すことに何の躊躇もなくキリスト教にも懐疑的と思われたウォーダディが、実は敬虔なクリスチャンだった事が終盤ほのめかされる程度だ。本作はそういう人間ドラマより、むしろ戦場の描写をよりリアルにすることにより、戦争の悲惨さを淡々と描いているようも思えた。特に最初はドイツ兵に銃口を向けられなかったノーマンが戦場で変貌していく様、そしてドイツの街に侵攻した兵士達の傍若無人な振る舞いとウォーダディの清廉な振る舞いの対比が戦争の悲惨さを雄弁に物語っており、「プライベートライアン」とも通じるメンタリティーを感じた。最後の十字路の戦いは「ここが死に場所」と腹を決めたウォーダディの姿が「300(スリーハンドレット)」のレオニダス王に重なってみえた。 【田吾作】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-04-30 11:34:31) |
36.《ネタバレ》 気合の入った戦争映画だった。最後の戦闘のあまりにも無敵すぎる感じは、マイナスかもしれないけど。 ただブラッドピッド演じるドン・コリアーの行動を自分なりに理解はできた。 彼は自分自身にある種の絶望感を抱いていたのではないだろうか? 新兵のときは、脱糞するほどの 小心者だったのに、今ではドイツ兵を殺すことに慣れて仕事と誇りにさえ思っている。 でも、本心では新兵のノーマンと変わらない。殺人マシーンを演じることで精神の安定を保っていたのであろう。。 新兵のノーマンは敬虔なクリスチャンであるが、最後に聖書の一節をそらんじたコリアーは、それ以上の信仰心をもっていたかもしれない。 見所もいろいろとあり、もう一回ゆっくりと観たいと思った。戦争に善悪もなく悲惨であるというメッセージは、良かったっす。 【パオ吉】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-04-21 01:12:05) |
35.《ネタバレ》 戦争は悲惨で狂気であり、自分も戦争だけは嫌だが、それと同時に、戦車や戦闘機などの兵器が活躍する映像には興奮し、兵士が戦う姿はアクション映画のごとく楽しんでしまう困った精神が僕にはある。そーゆうことを考えさせられる映画でした。言い換えると、戦場の興奮を純粋に描いた昔のアメリカの戦争映画に、そこにある現実の悲惨さを表現した最近の戦争映画をブレンドした映画ともうしましょうか。かっちょよくハラハラする戦車戦、並行して描かれる狂気と、えぐい死体、ちょっとした戦場の恋の物語とそれをあっさり無意味にする悲惨な現実。人は平和を願って戦争する矛盾した生き物。僕もこの映画には恐怖と憧れの矛盾した精神が交互に押し寄せてきました。タイガー戦車ってあんなに硬かったんすね。戦車の中って意外と広いんですね。乗組員のそれぞれの行動や、それと連携する歩兵の行動もよく理解できました。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 10点(2015-04-18 15:49:43) (良:2票) |
34.《ネタバレ》 とてもグロテスクで生々しく戦争の非情さ無常さ苛烈さが良く描かれているUSA万歳の戦車映画である。 タイガー戦車とのバトルシーンも緊張感、臨場感が画面から存分に伝わり素晴らしい。 曳光弾がレーザーに見えリアリティに欠けるという声もあるが映像は文句無しの迫力である。 劇中特に印象的なのは占領した街でドンとノーマンがドイツ娘と触れ合うシーンで、非日常の狂気や異常性に麻痺していく中、日常のまともさを少しでも味わいたとしてる所が人間性が良く描かれており、ドラマとして秀逸である。 ブラピの鬼軍曹ぷりも問題はあるが、漢臭く格好良くてファンには堪らないだろう。 難点を言えば終盤の戦車に籠城する無謀さとラストのSS兵がノーマンを見逃す場面が不可解でご都合主義に見えマイナス点だ。 ドイツ兵を蹂躙しながら行軍していく様や武装SS大隊を無双する場面は「はいはい アメリカ強い 強いね」と思わず白目になり冷めてしまう。 ふと(ドイツ人がこの映画を見たらどんな感想を持つのだろうか…)等という思いが頭をよぎった。 プライベート・ライアンに脚本、ドラマとして総合的には及ばないが中々の力作なので見ても損はしないだろう。 【ryujin】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-04-01 00:11:51) (良:1票) |
33.戦争映画で、ここまでリアルでグロテスクな映像は少ないのではないか。こんな映画が作れるアメリカが一時も戦争を止めやれない矛盾。それに追従しようとしている愚かな我が宰相。ちょっと暗くなる映画でした。 【kaaaz】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2015-03-21 01:33:11) (良:1票) |
32.《ネタバレ》 映像的には、とてもリアルでしたね。戦時の悲惨さを表現するショットが随所に出てくるし、ヴィジュアル的にも内面的にも、戦争の過酷さが伝わってきます。子供達が兵士として駆り出されてたり、戦わない者は殺されて吊るされてたりと、ドイツ帝国の末期もかなり追い込まれてたようで。それにしても、あんなスターウォーズみたいなビームっぽい砲撃って出るもんなのかな。目には面白かったけど。本作で一番の見せ場は実のところドイツ娘との食事シーンではないかと思う。ノーマンは、あそこがターニングポイントでしたね。女の子が爆撃に巻き込まれて死んじゃったけど、それで火がついたから?吹っ切れたから?彼の変化は、成長と見るべきかあるいは人格崩壊か。そしてまた、ウォーダディーの「動かない戦車に残って戦う」という決断も成否が分かれるところ。それは無謀と呼ぶべきか、勇敢と讃えるべきなのか。動かない戦車内から数多くのドイツ兵を倒す展開は正直映画的でしたけど、色々と感じ考えさせる作品にはなってました。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-03-20 23:40:02) |
31.《ネタバレ》 戦車が主体の映画はあまり見たことがなく結構期待していたのだがドラマ部分は意外とありきたりな感じ。激戦をくぐり抜けてきた戦車隊に実戦経験のない新兵が配属され、戦争の現実を突きつけられながら隊員たちと心を通わせていく。しかし、それをこの監督の脚本作「トレーニング デイ」と同じく一日の出来事として描くのはちとつらい。一日のドラマとしてはつめこみ感が否めず戦争映画としてのポイントを押さえているのに浅く感じてしまう。 だが、ドイツの母娘(っぽいが従姉妹)のエピソードは意外と嫌いではない。戦争という異常な日常の中ですでに非日常になってしまって久しい平和で穏やかな食事をしたいという気持ちは共感できる。結局隊員によってぶち壊されるが童貞卒業シーンもはさまれる特殊さもあって、個人的にはこの映画のドラマの中で唯一引っかかりがあるシーンだ。まあ長いなとは思ったが。 戦車同士の戦闘シーンはさすがの迫力。戦車には全然詳しくないがタイガー戦車が恐ろしい性能を持っていることは伝わってくる。あんなのに出くわしたら生きた心地がしないだろう。人体破壊描写も凄まじく何台も戦車が踏み荒らしていったと思われる死体なども記憶に残る。 全体的に見てくれは悪くない。が、最後の戦闘があまり良くない。ウォーダディの選択が理解できない。動けなくなった戦車に立て篭もる作戦なのになぜ予備の弾薬を車外に放置してあるのかわからない。こんな感じで終盤に悶々としてしまう何かもったいない作品だ。 【⑨】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-03-20 03:06:56) (良:1票) |
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30.《ネタバレ》 戦車1台でどうやって話を作るのか、そこに興味があった。しかし前半の約90分は小隊としての作戦行動ばかりで、フューリーの孤軍奮闘劇は後半の30分くらい。それでも十分に楽しめた。戦争の残酷さが痛いほど伝わった。久々の戦争映画。近代ものでない戦争映画。A級クラスの戦争映画。映像の迫力と生々しいほどの美術クオリティには、本当にただただ脱帽。ぺったんこになった死体。その上を当たり前のように踏んづけてゆくキャタピラ。ほんと背筋がゾッとしましたよ。ただ最後のオチ。若い兵士だけが生き残る。この見え見えのオチにはちょっと、あぁ~やっぱりな~、て感じでした。もうちょっと変化球を期待してしまいました。 |
29.《ネタバレ》 つまらない訳ではないんだけど、もう一歩何かが足りない気がする。特に人間ドラマ部分。ラストの都合良すぎる展開にもなんだかなぁという印象。ブラピの存在感は申し分ないんだけど、キャラクターとしてはそれほど尊敬できるような人物ではなく、いまいち掴み所が無かったように思う。 【ヴレア】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-03-17 08:28:32) (良:1票) |
28.《ネタバレ》 戦争映画としては十分な仕上がりだと思いますが、改めてプライベートライアンの素晴らしさを再確認させられます。 敵味方の弾の色が違うという発想はある意味凄いです。そしてラストの十字路の決戦は完全に意味不明です。壊れた戦車と共に十字路で300人のドイツ兵を相手するのは無謀としか言いようがないし、極めつけは脱出した後の主人公を見逃すドイツ兵なんてシーンは不必要すぎて驚きすらありました。「俺の言うとおりに行動したら生き残れる」確かに主人公に関しては事実となりましたが、信じてついてきた古参の部下たちがカワイソウでした。 文句たらたら書きましたが総合的に考えると結構観られる映画です。コレ系が好きな方にはとりあえずお勧めできると思います! 【アラジン2014】さん [映画館(字幕)] 5点(2015-02-18 10:22:24) |
27.《ネタバレ》 第二次大戦中ベテラン米軍戦車長の主人公と誤りで配属された 畑違いの新人兵士が戦車でドイツ軍を薙ぎ倒す話。 前半は良かった。特に実物を使ったというタイガー戦車戦は迫力抜群で 化け物じみた堅さを誇るタイガー戦車が無敵っぷりで 緊張感すごかったです。 後半は・・・ドイツ兵がザコ過ぎてかわいそうになるくらい 見事なブラッドピッド無双が炸裂しました。 どっちが悪モンなんか分かりませんw 全体としては良作なんですけど銃撃戦とかでスターウォーズばりに 光線銃が飛び交う様はブラットピッド暗黒面に落ちたかと思い見てられませんでしたw ドイツ側が青い光で米軍側は赤い光なんですよねー。 演出過剰で緊張感削がれました。 【Dry-man】さん [映画館(字幕)] 6点(2015-02-13 02:05:36) |
26.《ネタバレ》 期待が大きかった(推定9点くらい)だけにガッカリです。なによりまずクルーに感情移入できない。古参兵の過去があまり描写されず欲求不満な上に、新兵の成長物語と思いきやダークサイドに落ちるだけ。 戦車の動くシーンとしては、ボービントン131が出てくるのはちょっとだけで、しかもガールズ&パンツァーの黒森峰戦みたいな戦闘シーンが展開されて興ざめ(苦笑)。それ以前の戦闘シーンも「スターウォーズか!」と思えるような曳光弾の応酬でリアリティに欠けるという印象。 肝心の戦車の魅せ方についても、履帯のキリキリ音とかエンジン音が物足りないせいで迫力不足。ドイツ人女性の家でのシーンは冗長すぎてもっとカットできたはず。いろいろな意味でガッカリ感が強く残った映画でした。いちばんの疑問は、SSのあの兵士はなんで彼を見逃したんだろう? それから、壊れた戦車や対戦車砲の置き方についても、「ただ置いてみました」的なバラバラな感じで、中学生の作ったジオラマのような印象でした。プロなんだからもっと工夫してくれよという感じ。 【オオカミ】さん [映画館(字幕)] 6点(2015-01-28 18:46:31) |
25.《ネタバレ》 ティーガー戦車戦までは良かったのですが、その後のグダグダさにがっかりしてしまう映画でした。特に最後の籠城戦。生きることを最優先にしている軍曹があのような破れかぶれの自殺行為をしたのが不可解。敵大隊の戦力は戦車に立てこもっても数分で乗員を消し炭に変えられるほどのものです。それが解らないはずがないのですが。また異様な戦車の耐久力、射撃の的のようにバタバタとただただ無策に倒される敵大隊、手榴弾が戦車内で爆発したにも関わらず綺麗な死に顔のままの軍曹。ランボーよろしく敵をなぎ倒す場面など。ご都合主義満載の映画的な展開にげんなりしてしまいました。中盤の占領した町でのエピソードが緊張感を伴うものだったので余計に。リアルさを売りにティーガー戦車の実物まで走らせておいて、どうして最後の最後でヒーロー然とした展開にしてしまったのか。残念な映画でした。改めてプライベート・ライアンを見ての感想。どうやらこの映画はプライベート・ライアンを下敷きに作ったように感じられました。話の大まかな流れから、人物設定まで。 そう考えると新兵のエピソードもまんまアパム。最後の無謀な戦闘もプライベート・ライアンの流れをいただいたものと考えると納得。 【kirie】さん [映画館(字幕)] 5点(2015-01-28 00:20:03) |
24.《ネタバレ》 第二次大戦の対ドイツ最前線に突如送られたアメリカのタイピスト。その新入米兵の目から見た凄惨な戦場。ブラピ演じる男気溢れる闘将を始めとするたった5人で戦車に乗り込み戦地を駆ります。戦車戦闘の迫力、死体が転がる戦場のグロさは申し分ありません。衝撃の結末。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 6点(2015-01-02 03:24:31) |
23.《ネタバレ》 戦車映画をほとんど観たことのなかった身としてはなかなか迫力のある戦闘シーンが堪能できた。しかし、それよりも戦時下の人の心理について考えさせられた。配属された新兵は全く使えず、あまりのヘタレっぷりにイライラするが、人を殺せないというのは平時では当たり前のことであり、戦争は狂っていないととてもできない事だと改めて認識させられた。戦術が結構行き当たりばったりで、どこらへんが名指揮官なのかよく判らなかったり、十字路の重要性が充分に語られなかった為、最後の戦闘がただの無謀なものに思えたりと演出上の不備はあるものの、全体的には楽しめた。あれだけ味方を殺しまくった敵をドイツ兵が見逃すのはちょっと無理がある。 【ふじも】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-12-28 22:27:20) |
22.《ネタバレ》 ○これがアカデミー賞作品賞最有力候補という謳い文句なのはかなり疑問。戦争映画の良作程度かな。前作作品賞もこれがという印象だったが。○多少会話劇も意識的に取り入れつつあくまで戦争アクション映画かな。○フューリー号の演者も良かった。マイケル・ペーニャが発射するシーンのかっこよさは何とも言えない。 【TOSHI】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-12-21 22:56:38) |
21.《ネタバレ》 「本物のタイガー戦車を使った」という話に飛びついて鑑賞にいたったのですが、戦車同士の戦いは、盛り上がりのある場面でした。戦いの描写がリアルかどうかは置いといて、タイガー戦車の恐ろしさ、戦力差を感じるには、充分なシーンでした。 ストーリー部分は、やはりというべきか殲滅戦へと突入してゆき、重々しくなってゆきます。今回の主役ブラッド・ピットは、冷徹さ荒々しさ、そして苦渋と繊細さが混じった指揮官を体現していて納得の配役でした。 プライベート・ライアンに比べると、凄惨なシーンは控えめだったかなと思います。重々しい空気はそれなりに良いですが、主人公たちにはもっと生きる為に頑張って欲しかった。自殺行為にも思える最後の決闘で、なんだかなあ・・・という感じがしました。 【kayoko】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-12-21 18:35:31) |