11.大林宣彦監督の訃報を聞いてさびしんぼう!いや違う。凄く寂しいし、悲しい。この映画、中学生の時に一度だけ見てますが、それ以来、見て思わずにいられないのが原田貴和子のヌードシーンを原田知世だったら果たして実現したかという疑問?初めて見た時は、もう、原田貴和子のヌードしか頭に入ってきませんでした。ただひたすらバイクに憧れる男とそんな男をカッコ良く見せるだけで、大して面白くない。久しぶりに見ても他の大林宣彦監督の青春映画の傑作の様には乗れない。ただ、それでも見入ってしまう不思議な映像感覚、セピア色とカラーとが効果的に使われている大林宣彦ワールド満載な映像感覚、この映画はストーリーを楽しむよりも映像美を楽しむ映画と割り切って見るべきだ。私はヒロインの原田貴和子より、脇役の渡辺典子が子供の頃、大好きでした。彼女をヒロインの大林作品を一本でいいから見たかったです。監督に恵まれず、作品にも恵まれなかった渡辺典子を活かすことができた監督こそ大林宣彦監督だと思っています。この映画のヒロイン、原田貴和子の良さを引き出し、妹とは違う魅力を画面いっぱい見せてくれてる映画であり、魅力と言う意味では、竹内力が新鮮です。こんな爽やかな竹内力を他の作品では見ることはできないぐらい新鮮です。大して面白くない映画の中で輝いている二人、大林作品のヒロインは輝いている作品が多いのが特徴である。大林宣彦監督、沢山の素晴らしい映画を見せてくれてありがとうございました。どうか安らかにお眠りください。大林宣彦監督は亡くなっても、大林宣彦監督の沢山の素晴らしい映画はいつまでも残ります。 【青観】さん [DVD(邦画)] 6点(2020-04-11 18:00:12) (良:1票) |
10.《ネタバレ》 肝心のオートバイシーンを格好良く撮っておらず、「ただ走っているだけ」なのは致命的。しかも、意味もなく通行車のミラーを破壊するとか、走行トラブルの相手を殴る蹴るだとか、ほとんど暴走族以下ではないのか?「すぐにカッとなる人は運転には向いていません」と教習所で習わなかったか? 【Olias】さん [DVD(邦画)] 3点(2017-06-04 04:47:38) |
★9.ものすごく好きだった映画なんですよね、これ。どれくらい好きだったかって言うと、封切り時に何回も何回も映画館に観に行き(映画館で観た回数としてはこれか「恋空」が圧倒的に一位)、それだけでは飽き足らず、撮影現場の尾道まで何百キロもバイクで行って実際に映画に出てくる坂道を走って感激した、それくらい好きな映画「だった」んですけどね。(その時はあと、「さびしんぼう」のお寺に上がりこんで御住職のお話しを伺ったり、同じく「さびしんぼう」に出てくる商店街を歩いたり、あるいは「時かけ」の家を眺めたり、「ふたり」に出てくる渡し船に乗ったり、今思い出しでもちょっと胸が熱くなるくらい楽しい旅行でした。閑話休題) ただ、長い年月を経て今観ると、う〜ん、どうなんだろう。少なくとも絶対、人にお勧めできるレベルの映画じゃないなあ。 まず、後半の原作にないオリジナルな部分の脚本。確かに原作のままじゃあまりに起伏に乏しくて映画として成立しないのは、理解できる。 しかし、何なんだろう、あの無理矢理な盛り上げ、クライマックス。少なくとも脚本書いた人が片岡義男を理解してないことだけはわかる。(じゃあ、おまえは理解してるんかって突っ込まれると困るけど(笑)) それから、高柳良一さん、俳優業は学生時代のバイトとスッパリ割り切って(だから上達する努力とか皆無だったんだろうな)卒業後はおそらく上手く作ったコネで一流企業に就職、現在は部長、そのとても上手な人生設計とは真逆にそして致命的に下手な演技、台詞回し。彼が大林映画に残した傷跡は大きいなあ。画面に出てくるともう映画とは別の世界に(笑) 片岡義男の「かっこいい」世界を表現しようとして空回りしてダサくなってる演出も困ったもので。 封切り時に失笑が客席から聞こえたくらいで。 原田貴和子さん、嫌いじゃない、決して嫌いじゃない。でもこの映画ではあまり美人に撮ってもらってないんだよね、大林監督にしては珍しいなあ。 なんかけなしてばっかりになったけど、台詞を覚えてしまうくらい自分という人間に染み込んだ、楽しい思い出と結びついたかけがえのない映画。 軽く追記 上で喜和子さん、美人にとってもらってないって書いたけど、実はかなりブサイクにしか撮れてない。 しかし、声と雰囲気がとてつもなくいいんだよねえ。彼女が歌う主題歌がデジタルになってなくて残念。 でも、つくづく大林って雰囲気名画しか取れない監督。 【rhforever】さん [DVD(邦画)] 10点(2016-04-24 09:32:54) |
8.原田貴和子のデビュー作で、妹である原田知世の映画デビュー作である「時をかける少女」と同じ大林宣彦監督が手がけている。確かに主人公の青年とヒロインが出会う冒頭のシーンから文芸作品のような雰囲気で、ナレーション(石上三登志)の語りもそれっぽく、本当に名作文学が原作の映画のような錯覚を覚える。久しぶりに見た大林監督の映画だったのだが、白黒とカラーを交錯させた映像表現は大林監督らしく実験的で、この監督の独特の世界に久しぶりに浸れた気がした。しかし、つまらなくはないが、物語としては特に惹かれるものがなく終わった感じで可もなく不可もなくというところか。主人公の青年を演じるのがこれがデビュー作の竹内力なのだが、後年のいかつい顔のVシネ俳優というイメージは微塵もなく、さわやかに好演しているのが印象的。思えば初めて見た彼の出演作はこの次の大林監督の作品である「野ゆき山ゆき海べゆき」の小学校教師役で、その時の印象もさわやか系イケメンという感じだったのだが、これがのちにああいう風になるとは本当に信じられない。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 5点(2016-03-05 16:38:04) |
7.これは公開時に見た気がするのだが、今見ると角川というより東宝の文芸作品のようで、前半の旅部分は現代版「伊豆の踊り子」という印象。温泉での女との出会いとかナレーションの感じとか。平成に見てもさほど古さは感じない。バイクというローテクが主役だからだろうか。 竹内力の登場は新たなスターという感じで結構衝撃だったのだが、その後は変な路線に行ってしまって・・・。原田貴和子もいい女だよなあ。これだけの逸材がなんでブレイクできなかったんだろう。渡辺典子はカワイイだけの女を好演しているが、この扱いでは原田貴和子の引き立て役でしかないな。三浦友和は好青年脱却期だが、結局はいいお父さん系の役者に。まあこれはこれでよかったんだろうけど。30年経つといろいろ変わるものだな。 主題歌の「ウォッホ~」も懐かしい。作詞は阿久悠だったのか。 |
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6.《ネタバレ》 コレ…昔観てはいるのですが、今回改めて観させていただきました。当時はそれなりに話題になったような記憶があります。かーなーり厳しい部分は多々ありますが、バイク乗り的には、よくバイク乗りの心情を表していると思います。とかいいつつ、この主人公であるカワサキW3に乗るさわやか青年は「竹内力」なんですねぇぇぇ…信じられない、こんな青年がカオルちゃん(分かる人には分かる(笑))になってしまうなんて…(絶句)本気でビックリしてしまいました。映画製作に至る過程は我々「観る」側には所詮分かり得ないことではありますが、こんな新しい発見があるから映画は面白いデスネ 【Kaname】さん [インターネット(字幕)] 6点(2009-09-20 00:23:56) |
5.見所は原田貴和子の入浴シーンと渡辺典子のセミヌードのみ。なーにが「どこへ行くの?」「風を探しに」だ。ギャグじゃなくて言える(書ける)ってのは凄いね。 【マックロウ】さん 2点(2004-06-09 10:01:37) (良:1票) |
4.当時は、結構話題になりましたよね。いい映画だと思いますよ。大林ファンなら今観てもいいんじゃないですか?私は、大林も片岡もちょっとなので・・・。 【たかちゃん】さん 4点(2003-12-17 19:14:15) |
3.昔、原田姉妹を見て、どうしてこんなにタイプが違う姉妹なのかしらん!?って思ってた。姉ちゃんには変なお色気を感じたものだ。今はミナミの帝王、竹内力さんもこの頃はさわやかな兄ちゃんでした。この頃の彼の方がいいんだけどな。オートバイが好きな人は、あのバイクの音、感触、走ることの快感は、たまらんでしょうね。ウチの旦那も昔ライダーやってまして、私も若い頃は一緒にあちこちバイクで行ったもんです。いやぁー、バイクはいいよー。好きな人と乗ればまた楽しい・・・このレビューを見ているそこの若者のあなた、そう君、君。映画もいいけどドンドン外に出てすてきな恋をしましょう。えっ!?余計なお世話だって!?そりゃ、失礼しました(笑)。 【fujico】さん 4点(2003-12-01 18:26:50) |
2.原田姉ちゃんのデビュー作でしたっけ。バイク乗ると女の子にモテるかななんて思ったものです。 【亜流派 十五郎】さん 4点(2003-11-26 15:23:48) |
1.原作の方がよっぽど面白いですよ。といっても片岡嫌いな人だったら、原作もどうしようもないと言われそうですが(苦笑)。ま、クラシカルなオートバイが好きで、アメリカンな夢を持っている人だったら、原作を読んだ後に観てください。 【オオカミ】さん 5点(2003-11-20 05:15:09) |