天平の甍のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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天平の甍

[テンピョウノイラカ]
1980年上映時間:152分
平均点:6.12 / 10(Review 8人) (点数分布表示)
公開開始日(1980-01-26)
ドラマ時代劇歴史もの実話もの小説の映画化
新規登録(2003-11-08)【亜流派 十五郎】さん
タイトル情報更新(2022-11-17)【イニシャルK】さん
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監督熊井啓
助監督小笠原清
吉川威史
演出林美一(時代考証)
キャスト中村嘉葎雄(男優)普照
草野大悟(男優)戒融
田村高廣(男優)鑒真
井川比佐志(男優)業行
常田富士男(男優)景雲
浜田光夫(男優)玄朗
大門正明(男優)栄叡
高橋幸治(男優)阿部仲麻呂
井上昭文(男優)祥彦
沼田曜一(男優)張警備隊長
志村喬(男優)隆尊
汐路章(男優)中国船の李船長
梅野泰靖(男優)吉備真備(41才-60才)
吉田日出子(女優)小芳
藤真利子(女優)平郡郎女
高峰三枝子(女優)与呂志女
鶴田忍(男優)善尊
砂塚秀夫(男優)中国船の水夫
横山あきお(男優)中国船の水夫
平野稔(男優)徳清
滝沢修〔男優〕(男優)良弁
島本須美(女優)
城達也ナレーション
原作井上靖「天平の甍」
脚本依田義賢
音楽武満徹
撮影姫田真佐久
製作佐藤一郎(製作/「天平の甍」製作委員会 事務局長)
熊井啓(「天平の甍」製作委員会 委員)
依田義賢(「天平の甍」製作委員会 委員)
井上靖(「天平の甍」製作委員会 委員)
東宝(製作協力)
TBS(製作協力)
配給東宝
美術木村威夫
編集小川信夫
南とめ(ネガ編集)
録音吉田庄太郎
照明岩木保夫
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8.《ネタバレ》 長いけれど、見ごたえがありました。問題は、鑑真がそれほどまでして日本に渡ろうとする理由がよくわからないことですが……。それほど当時の日本は、仏教国として遅れていたということなのでしょう。留学僧それぞれのドラマが描かれていたのはよかったです。中では業行の末路はインパクトが強かった。あれはやはり、海南島の寺に教典を納めたのに、それを憤ったことへの仏罰ということになるんでしょうね。鑑真役の田村高廣が、常に冷静にして高潔な高僧を演じて、はまり役でした。成功のキャスティングです。ロマンスをほのかに味付けしたのも好感が持てます。
アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-03-03 11:42:32)
7.《ネタバレ》 仏教故事に正面から取り組んだ映画というのは貴重だと思うので、それだけで低い点はつけられない。ただ、その志の高さとは裏腹に、作品世界に崇高さや荘厳さが今ひとつ欠けており、むしろここぞというところでB級ドラマのような安っぽい演出が見え隠れしているのが気になった。和上最後の出航時に一斉に入ってくる読経のような、宗教の求道性がもたらす迫力のようなものをもっと見たかった。田村高廣は意外に高僧顔であり、人々の信仰心を裏切らない気品と存在感を示しており、このキャスティングが大きく貢献している。
Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-08-23 02:27:11)
6.《ネタバレ》  学校教育の一環としてならともかく、この映画が商業映画として封切られ、お金払って見に行く観客が存在したとは!
 いろいろな面で感動する映画ですが、上記の点に一番感動しましたw
ただ、真面目なわりには、いろんな面の荒っぽさも気になりました。
 何よりも馬鹿なハリウッド映画じゃあるまいし、出てくる中国人が全員日本語とか。留学生にとって語学の問題が結構大事だったはずなのに、最初から完全スルーですか。
 それで映画作っちゃう方も作っちゃう方だし、違和感無く受け入れる方も受け入れる方だと思われ。
 あと奈良時代の話に厳密な時代考証とか無理難題ですが、それにしても留学僧たちの発想、物言い、人間関係、すべてがあまりに現代風でなんだかなあ。
rhforeverさん [DVD(邦画)] 6点(2010-12-20 13:11:47)
5.《ネタバレ》 今年(2010年)奈良で行われております平城遷都1300年祭も、メイン会場である平城宮跡会場イベントは先日無事、成功裏に終了し、奈良在住の私としましては、多くの皆さまに奈良にお越しいただいて、誠にありがたい気持ちで一杯でございます(開催前は正直、大コケするんじゃないかとかなり心配してましたが・・・終了後)。BS2さんまで、本作を放送していただき遷都祭をバックアップ、ありがとうございました。さて本作。井上靖の代表作の映画化ですが、原作が切り詰めた文体によって、歴史という波間に翻弄される名もなき僧たちの運命の、その果敢なさが痛いほど伝わってくる作品です。と同時に、異国においてもがく日本人の姿は、現代の我々にも強く迫ってくるものがあります。で、この映画化ですが、淡々とした城達也“機長”のナレーションによって進められるあたりは原作の持ち味ですが、全体的な印象はむしろ“ダイナミック”。中国の自然の雄大さをたっぷりと描き、人間の小ささを描き、その小さい存在である人間の喜怒哀楽をストレートに描いています。“映える”映像を作り出すための様々なアレンジ(●恋愛色の絡み ●原作では戒融との再会や後日談が触れられるのに対し、映画では戒融は大自然に消えてゆく ●栄叡は寺の裏ではなく、荒涼たる最果ての山岳地帯に埋葬される ●玄朗との劇的で感傷的な別れ 等々)。そういう濃いドラマの中で、田村高廣演じる鑒真和上の静かで凛とした表情が対照的(ちょっと神懸かり的な面もあり。漂流中に栄叡が予言する降雨も、鑒真の予言へとアレンジ)。原作の小説は、映画として見事に再構成されています(武満徹の音楽も忘れ難し)。あと、実際に奈良の寺でロケしているのもうれしいところ(冒頭に登場したのは、平安神宮のようでしたが。笑)。 ※娘が私の横で意外に映画に見入っておりました。しかもラスト近くの西大寺ロケに、私より先に気付いた。エライ!!
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2010-11-23 17:31:40)
4.教科書では数行で片付けられる遣唐使がいかに無茶なものであったかが良く伝わってくる。スクリーンで観たせいか渡航中の嵐のシーンが記憶に残る。
円軌道の幅さん [映画館(邦画)] 5点(2010-07-22 23:06:31)
3. JTBで行くような旅行とは違うことはよくわかりました。さぞかしたいへんだったのでしょう。起伏が少ない映画ですので、眠気のある時には見ないようにしましょう。
海牛大夫さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2007-05-19 22:00:36)
2.学校全体で映画館貸切で見ました。のほほ~ん、と日々を暮らしている私に、日本の仏教には人々の大変な努力の歴史があるんだよ、という事を教えた映画です。安全な航海などなかった時代に、命を賭して海を越えてまで日本の信仰の正常化を計ろうとした人々の物語は、感動的ですが、冒険映画風でもあったりして。ヒジョーに真面目な映画なんで、全体的には単調さを拭えませんがでしたが、観客全員が同じ学校の生徒なんで、エンディングは拍手喝采状態でした。
あにやん‍🌈さん 6点(2003-12-12 13:52:38)
1.遣唐使の留学僧達が鑑真和上を連れて帰国するまでのドラマ。律令国家としてまだ発展途上の日本の発展の影に彼等のような志の高い留学生たちの数多くの犠牲が有ればこそと思うとありがたいことです、合掌。
亜流派 十五郎さん 6点(2003-11-08 20:49:30)
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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 6.12点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5225.00%
6450.00%
7112.50%
8112.50%
900.00%
1000.00%

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