【Balrog】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-09-05 15:19:17) |
93.シリーズの1作目。戦後の動乱期といった時代背景が、暴力団の抗争をよりリアルなものに。 やくざ映画といえば、現代を舞台にした作品もあるけど、時代に合わないのかピンとこなくて。 内容はまさにタイトル通り、義理も人情もない、仁義なき戦いが繰り広げられるんだが、 役者も菅原文太を始め、一癖も二癖もありそうな懐かしい俳優さんが出てきて、結構楽しめた。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-08-02 05:46:20) |
92.深作欣二監督の代名詞的な映画で昔から見たいと思っていた映画だが、東映のヤクザ映画を見るのに抵抗があり、一部のシーンはテレビの日本映画特集番組などで見ていたものの、全編見るのにはなかなか手が出なかったが、ようやく見た。冒頭のキノコ雲の写真をバックに流れる有名な音楽(実際に映画を見ていなくてもこれまで幾度となく耳にしている。)から興奮させられるし、映画が始まっても深作監督らしいテンポのいいエネルギッシュな演出で引き込まれる。しかし、登場人物の人間関係をこちらが把握する前に殺し合いが始まってしまうのでゴチャゴチャした印象があるのも事実。でも、深作監督のダイナミックな躍動感あふれる演出は見ていて飽きないし、なにより実話ベースで当時まだ問題となっていた事案を題材にし、尚且つ実在するヤクザをモデルにしているだけでも企画の日下部五朗や、深作監督、脚本の笠原和夫といったスタッフの尋常でない挑戦心を感じられる。俳優陣も濃く、ヤクザ映画、そして、深作作品でも初めて見る菅原文太が渋く、存在感を発揮しているのをはじめ、出てくる男たちがみんな熱く、これぞ男の映画という感じ。山守役の金子信雄がはまり役と言われているが、自分が生き残るためなら何でもするような男を見事に演じており、本当にはまり役だ。(個人的には金子信雄と言えば小学生の頃に風邪引いて学校を休んだ日にたまに見ていた朝日放送の料理番組の司会というイメージが未だにある人なのだが。おいおい。)ラストの葬儀場で広能が拳銃をぶっ放すシーンはなにか見ていて爽快感を覚える。ガラが悪いのでちょっとまだ抵抗はあるかもしれないが、続編も見てみようという気にさせられるような面白さはあった。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-02-10 13:43:30) |
★91.ヤクザモノと聞いて鑑賞に難色を示す妻に、日本版の『ゴッド・ファーザー』らしいよ、と説得して、そうであることを期待しつつ共に鑑賞。冒頭からやられたらやり返すという倫理をひたすら実践してゆき、赤鉛筆のような血しぶきを上げながらぽんぽん人が死んでいきます。その殺しの倫理が実に無邪気かつ罪悪感のないものであり、時に中学生のように純真に見えてきて、複雑に入り組んだ抗争図と、登場人物の苦悩がいつしかかすんでしまいます。私たちの関心は、松方弘樹はいつサングラスを取るのだろうとか、当時梅宮辰夫はアンナが生まれたばかりだったのだろうかとか、田中邦衛はいつ北の国に帰るのかに注がれたのでした。戦後直後という舞台設定、公開年が1年だけ異なるという類似点の多い『ゴッド・ファーザー』では、血の繋がった家族の安全を脅かすものは誰であろうと全力で排除するという信条を貫くマフィア一族が描れていましたが、人情を何よりも信じる一匹狼の極道者が仁義無き組織に挑むという構図は、実に対照的でした。 【さめがい】さん [DVD(邦画)] 3点(2010-11-28 22:59:07) (良:1票) |
90.原爆写真のオープニングから強烈なラストまで目が離せなかった。あれよあれよという間にたくさんの人物が登場し死んでゆく。まるで「ついてこれない者は置いて行く」と言わんばかりに。 荒々しいカメラワーク、目を覆いたくなるような残酷描写、数多くの名台詞・・・。すごい。なんなんだこれは! 【eureka】さん [DVD(邦画)] 9点(2010-11-03 23:46:59) |
89.仁侠映画のイメージを覆してくれた作品。 まさしく仁義もへったくれもない暴れっぷりがえげつないぐらいにスカッとさせてくれる。殺伐とした空気がビンビンに伝わってくる。お気に入りの成田三樹夫氏が本作に出ていないのが残念。 【円軌道の幅】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-09-27 23:17:48) |
88.いきなりのインパクトあるオープニング、そして畳みかけるような無秩序と暴力。 おもちゃのような血の赤色が、軽くひびく銃声が、たわいなく死んでいくヤクザたち(というよりチンピラか愚連隊って感じ)のはかなさに、むしろベストマッチ。コメディ感とシリアスさ、愛嬌と怒号が、渾然一体となって画面の中を駆け抜けていく。 役者陣も若く、イキがよく、男の恐ろしさと迫力、そしてセクシーさが充満している。 戦後の痛々しいドキュメント。青春映画。そして日本の風土が生んだ「ヤクザ」の映画。 正直、もっと早く見ておけばよかった!! 【せい】さん [DVD(邦画)] 9点(2010-08-22 23:03:14) |
87.《ネタバレ》 役者の力量、エネルギー、熱い感情等、全て昨今の日本映画にはないものを感じることができる。あの時代だからこそ撮れた映画であって、この顔ぶれだから成り立つ映画でもある。菅原文太のラストの台詞がこの映画を物語っていると言ってもいいぐらい痺れる。山守さん、まだ弾が残っとるがよ。この台詞を真似したい。使いたい。まだやるべき仕事があるのに帰ろうとする先輩に、〇〇さん、まだ仕事は残っとるがよ。と言ってやりたくなることが時々ある。タイトルに偽り無し!正に仁義なき戦いである。ドキュメンタリータッチでのヤクザの戦い、これを観てヤクザに憧れを持つなんてのは間違いであるが故に、ヤクザ社会の恐さ、人としての仁義、更に広島=ヤクザの街、という誤解を招いてしまいそうな作品でもある。 【青観】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-08-15 22:43:18) (良:1票) |
86.テンポの速さとあの有名なテーマ曲、そして豪華な出演陣が相俟ってヤクザ映画の模範のような作品でした。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-12-17 16:24:16) |
85.シリーズ第一作! 「非情な世界に生きるヤクザ群像」 終戦直後の空気をめちゃくちゃ感じるオープニングが素晴らしい。 今まで義理と人情がテーマのヤクザ映画に裏切りと社会性を持ち込み、日本映画を変えた一本。 笠原の完璧なシナリオ、心臓に迫ってくるような津島の音楽、脂ギトギトの演技陣、深作独特のカメラワークと見所は多い。 【CBパークビュー】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2009-07-24 16:49:59) |
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84.まさに男の映画。 この良さは男にしか分からない! シリーズの幕開けを飾る第一作ということもあってか、第一作自体にそれほどのものは感じないが、これからを予感させる作りに仕上がっている。 【にじばぶ】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-04-03 20:55:05) |
83.そこそこ面白い。基本的にヤクザ映画は嫌いだが、この映画はヤクザを過度に美化していない点に好感がもてる。 広島出身者としては、劇中の広島弁がどうしても気になった。映画の質と直接関係はないが、思った事をいくつか書いておく。 セリフ自体は、ほぼ正確な広島弁だった。だが、ほとんどすべての役者がイントネーションを間違っていた。一番マシだったのは菅原文太だった。 映画中で「こんな」という言葉を「お前」という意味で使っていた。しかし広島弁で「こんな(こんなあ)」は「こいつ」という意味であって、「お前」ではない。同様に「そいつ」を「そんなあ」、「あいつ」を「あんなあ」と言う。 イントネーションについては最も難しい部分だから、ある程度はやむを得ないと思う。だが語彙の間違いはできるだけ避けてほしいものだ。 【佐吉】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-12-30 13:44:30) |
82.日本版ゴッドファーザーとも言える複雑な人間関係の血で血を洗うヤクザ活劇。テンポが良く、キャストの脂ぎりっぷりが凄まじく暑苦しいが、集中してないと置いてかれそうな二転・三転する展開に目が離せません。あの親分にはホント腹立つ。いくらなんでも死にすぎだ。人が死んだときに誰が死んだか字幕で出るのは親切だなぁと感心。五作全て面白いという偉大さも含め、特に素晴らしい一作目に満点を捧げます。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 10点(2008-08-15 23:39:28) |
81.そうそう簡単に10点やりたくないと思いつつも、この映画に10点をつけないわけにはいかない。画面からはみ出さんばかりのエネルギーに圧倒され続けた。目を背けたくなるようなバイオレンスシーンの連続。俳優の演技が熱いのはもちろんだが、下からや斜めからの至近距離ショットや、カメラマンが雑踏・乱闘の中に突っ込んでいったかのように揺れ動く画面が臨場感を増幅させている。抗争を引き起こした人間関係の描写も興味を引き、こいつらどうなるのだろう、と見守らずにはいられなくさせる。ヤクザが組織運営という地味な話を思いっきりやくざ口調で話しているのがちょっと笑えたが…。確かに前半はとくに何を言ってるのかわからないし、顔がよくわからんまますぐ死ぬので主役級以外は誰が誰かわからん。でもなんか、何が言いたいのかわかってあげたくなるのだ。だからこの映画に限ってはそんなことどうでもよしとさせてほしい。そしてなんといっても菅原文太カッコイイ!!!自分内タバコが似合う男ランキング不動の一位は次元大介であったが、このたび文太がチャンピオンになった。渡瀬恒彦も捨てがたかった。渋好みの人は必見。観ておかねば大損です。 【クリロ】さん [DVD(邦画)] 10点(2008-06-30 19:26:52) |
80.観るまで、かなり抵抗あったんですが、観たら、凄い面白かった。菅原文太さん始め、今ではなかなか観れない豪華キャストですね。 【Yoshi】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-03-16 02:08:52) |
79.《ネタバレ》 仁義は本当にない。 ぽんぽん人が死んでってはい終わりだった。 【θ】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-03-06 07:20:06) |
78.《ネタバレ》 素直に面白いといえる作品 ヤッパリ、悪役というか仲間なんだが 彼らのずる賢さ、不甲斐なさが菅原文太をカッコ良く見せる 親分は泣いて殺ってこいと言い、他のやつらはいろいろ理由をつけて断り 結局、損な役回りになってしまう ヤッパリ、こういう悪役って物語の上では重要と再認識 【よしき】さん [DVD(邦画)] 9点(2008-02-11 13:50:20) |
77.《ネタバレ》 ヒロインなんか出てこない男たちだけの熱いドラマ。最初はベタだなあと笑いながら観ていたが(特に若杉が自殺を図るのを見た広能が若杉に「呼んでもええか?」と尋ねるシーン)、あっという間にこの映画の世界に入ってしまった。正直、一度で全て理解できるほど丁寧に描写されていないのだが、テンポといい、撮影といい、音楽といい、そして俳優といい、とにかく最高である。 【TOSHI】さん [DVD(邦画)] 9点(2008-01-22 22:59:26) |
76.ぐわぁっ!もう最高だよ!日本人に生まれて良かった!文太さん格好良い! 【フライボーイ】さん [DVD(邦画)] 10点(2007-11-29 16:40:33) (良:1票) |
【Dr.Tea】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-08-12 01:00:37) |