106.《ネタバレ》 東京都の多摩地域に住んでいる小人が外人名前で外人顔で(材木にくっついて来た外来種?)、それでいてひらがなも読めるのが何とも荒唐無稽だが、ストーリーとしてはそれほど悪くない。劇中の少年がまだ若いのに、自分の生命などたかだか67億分の1(今だと70億分の1)でしかないと悟ってしまっているのは切ない気がするが、そのことで一方的に共感を寄せた相手には厳しくはねつけられてしまったわけで、この辺はさすが生命力豊かなジブリのヒロインだと思う。 ただ、少年の方が勇気をもらったのはいいとしても、少女の種族の未来はやはり先細りという予感しかなく、最後の小川の場面で、個人的にはターミネーター(1984)のラストシーンが思い出されたのはつらいものがあった。 ところで、この映画では家政婦の存在が非常に不快なわけだが(母親も相当不快だがまあいいとして)、実はああいう素質をかなりの人間が持っており、だからこそ彼らは絶滅しかけているという想定なのだろう。子どもの頃なら昆虫や小動物を虐殺するのはよくあることで、姿が人間に似ていれば余計に虐待のしがいがあるはずだ。大人はさすがにそういうことをしないのが普通だが、あの家政婦はもともと性質が自然人に近いため、虐待衝動がモロに出てしまっただけだと思われる。ここは家政婦を罵って終わりにするのでなく、人類すべてが自戒すべきということなのだろう。 しかし、今回の件であの家政婦を解雇したりすれば、近隣に悪口雑言をふりまいて嫌がらせの限りを尽くすのではないかと考えると、やはり出来が雑な人間はどうしようもないと思ったりする。まあ世間も人を見ているので、全部が全部真に受けるわけでもないだろうが。 そのように考えていると次第に話がそれてしまうが、とにかく最終的にはそれなりに面白いという印象が残ったのでそれなりの評価にしておく。 【かっぱ堰】さん [地上波(邦画)] 5点(2012-02-18 22:39:36) (良:1票) |
105.《ネタバレ》 ストーリー自体はそんなに盛り上がり等の波があるわけではないけれど、絵と音楽がキレイでした。 【さや】さん [地上波(邦画)] 6点(2012-01-24 23:01:49) |
104.前半は小人視点の世界観がとてもおもしろく興味深く観れたが、全体的に話にあまり抑揚のない展開なのと深みがないところが残念でした。 【しっぽり】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-01-22 18:24:49) |
103.こう言う何も起こらない地味な話を創ろうとした気持ちはわかるけど、もう少し何とか盛り上げてほしい。彼らは借りをすると言っているが、借りた物はあとできちんと返すのだろか、その変わりに代替え商品を置いて行ってもいいのに、自分家もよく物が無くなる、きっと小人のコソ泥がいるに違いない。 【こねこねこ】さん [地上波(邦画)] 5点(2012-01-21 21:32:55) |
102.《ネタバレ》 特に大きな事件が起こるわけでもないので、終始地味に終わってしまいますが、人間の世界にひっそりと小人が暮らしているというのはやっぱり夢があるし、実際にいるかもしれないって思わせることがたまに起こるのが現実です。昔、朝起きたらメガネが分解されてた以来、小人はいるんだって確信してます。 【いっちぃ】さん [地上波(邦画)] 6点(2012-01-15 01:37:12) |
101.うーん。。。盛り上がりに欠けるかなぁ。最初の方はアリエッティの世界が新鮮でどきどきしたけど、、ストーリーとしてちょっとさびしい。 ストーリーは地味でも、思わず家族で吹き出してしまうところとか、真似したい台詞とか、、あればもう少し高得点したのですが、、それすらなかったから、低めで。 【うらわっこ】さん [地上波(邦画)] 4点(2012-01-14 14:03:53) |
100.お金払って観なくて良かったと、心から思うほど何も残らない苦笑い作品。 【Keicy】さん [地上波(邦画)] 3点(2012-01-09 23:47:01) |
99.つまらない、という評判があったのでまったく期待せず観ました。 借りのシーンはやっぱり劇場で観たほうがよかった、失敗したと思いまいた。 千と千尋からどうもピンとこないジブリでしたが、これは切ないいい話で、 またテレビでやってたら観ます。 |
98.ポニョを制作の頃を取材した特集をテレビで見たことがあるけど、あるシーンで宮崎さんがすごくワンマンで我がままに見えたのが印象に残っています。カリオストロでは世界から注目されるも興行的には大失敗して、ほとんど作家生命を絶たれたような彼が、アニメージュでのナウシカ連載を機に鈴木さんという強い味方を得て生き返り、それからたくさん良い作品を生み出して、ディズニーとも手を組みアカデミー賞も穫り、ほんとに良かったって思ってました。泥臭いと批判されても自分流を貫き続けて結局登り詰めたのですから。けれど、最近のジブリを見ていると「自分を貫くってどういうことかなー?」なんて、ちょっと思ってしまいます。作家は「俺が作りたいように作る!」でいいのかな??? 「これを見る人は本当に楽しめるか?」の疑念へのパーセンテージってどうなのだろう? そこも大事ですよね? 「挑戦」することと「我がまま」との天秤ばかりは難しい問題かもなーと思ったりします(監督は宮崎さん本人じゃないけれど)。「最初から見る気もしない」「途中で見るのやめた」などの人は評価すらしないわけで、そういう人がこのレビューの後ろには一杯いるってことを考えてしまいました。僕はたまたまテレビでやってて子供に付き合って見たわけですが、子供含め「え、それで終わり???」とポカンとしてしまったのでした。 原作も同様の終わり方としても、全編を流れている魂の部分で、他人様の作った話を借りてくるなら、借りた作品への思いがしっかり伝わるものに仕上げる義務や責任みたいな重さをもっと持っていて欲しいです。作品をいじられる原作者って、きっと手放しに喜べるものじゃないんでしょうね。自分の子供がどう扱われるのか不安もあるだろうな・・・と、そういうことを久々に思いました。 【だみお】さん [地上波(邦画)] 2点(2012-01-06 17:38:24) (良:3票) |
97.虫嫌いの私としてはちょっとキツかった…というのはさておき、単純にもっと面白く出来たのではないかと思うわけです。いろいろフラストレーションたまったので、せめて男の子に家政婦さんをぶっ飛ばして欲しかったですね。 【なこちん】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2012-01-05 01:55:03) (良:1票) |
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96.仕事が忙しいときに、手伝ってくれる小人さんがいるとの噂を思い出しながら観ました。 アリエッティは手伝ってくれなさそうだなぁ(笑) 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-01-03 00:10:42) |
95.《ネタバレ》 サラウンドの音はとても良くできていて楽しめました。でも、あんなに素敵なおうちを残して、引っ越さないといけないなんて。。幸多かれとお祈りします。 【よしふみ】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-12-31 15:39:51) |
94.人間と蟻の関係を思えば、小人に人間性を観る人もいれば観ない人もいるだろうね。 映画を観ている人はアリエッティー目線で展開しているから感情移入しやすいけどね。いきなりあなたの家の縁の下から小さい人間が出てきたらあなたならどうします?って僕は思うね。最初からほのぼのありきじゃない寓話を基にしているだけにこの方が自然に感じるよ。ただ、話はいたってシンプル。もう少しなにかあっても良かったかなとは思うけど、まあいいんじゃないっすか。 【森のpoohさん】さん [地上波(邦画)] 6点(2011-12-30 18:33:10) |
【たこちゅう】さん [地上波(邦画)] 5点(2011-12-26 00:00:10) |
【ナラタージュ】さん [地上波(邦画)] 4点(2011-12-25 19:27:31) |
91.原作は全く知らないのですが(苦笑)、「ハウルの動く城」にしても原作はあったようだし、ジプリ作品として楽しむことにしました。 見る前のイメージとしては昔テレビアニメの「とんがり帽子のメモル」みたいな感じでしたが、感想は「メモル」よりもうちょっと良くも悪くも人間っぽさが出ていました。 ただこの手の映画は評価は分かれるのでしょうが、俺はほのぼのとして好きです。ジプリの王道的ストーリーで誰も死なないし、小さな世界ながらの冒険、ナウシカの王蟲を思い浮かばせる遊び心のシーンも良い感じです。 今回テレビ放映があり見直しましたが、評価は映画館で見たのと大きな差はでませんでした。 【こひろ】さん [映画館(邦画)] 6点(2011-12-22 20:43:14) |
90.《ネタバレ》 アリエッティが独断で角砂糖を返しに行ったところ、家政婦がイジワルなところ、お母さんがやたらと消極的で役立たずなところ、翔が勝手に台所を取り替えるところ、そして草っ原で翔がアリエッティに例の話しをするところが醒めポイントでした。 よくよく考えたら好きなジブリにはこの醒めPが限りなく少ないことに気が付きました。 あと、見所である「借り」のシーンをもっと増やして欲しかった。 若いころと違い、大人になって寛容さは随分と身についたつもりでしたが、翔の暴言を許容できませんでした。 自分が辛い境遇に置かれていることが他者を傷つけても許される免罪符になるとは思いません。 年端も行かない子供相手に何いってんだ…と言われればそれまでですが。 【りんす】さん [地上波(邦画)] 6点(2011-12-20 21:01:05) (良:1票) |
89.きっと、昔のジブリでしたら、30分で終らせられる展開を、よく2時間という長さにまで引き伸ばせたなぁという印象を受けました。 更に、各キャラクターの存在意義や、魅力も薄かったように感じます。 終始、昔のジブリだったら、もっとこう楽しませてくれたのでは...と、考えてしまう映画でした。 【sirou92】さん [地上波(邦画)] 3点(2011-12-19 12:41:45) |
88.序盤の父とアリエッティの「借り」のシーンで高まった期待の回収先がないまま終わってしまった、という感じ。個人的には、ストーリーはたいして展開しなくても小人の借りぐらしという世界観に浸る「雰囲気映画」という路線も別に悪くないと思う。ただ、雰囲気を楽しもうとすると、翔君の「滅び行く種族」発言とか家政婦さんの突然の悪役展開など、中途半端なメッセージやドラマがそれを邪魔する。あと、セシル・コルベルに日本語で歌わせる必要があったのか? 「雰囲気映画」だったら、ラストこそその世界観に浸っていたい部分なのに、突然の「かーりぐぅらーししてたのおー」でぶち壊しです。いや、セシルは本当にがんばって日本語の詞をモノにしてると思います。でも、なぜわざわざエンディングであれを流さなきゃいかなかったのか。雰囲気に浸りたいのに浸らせてくれないフラストレーションを抱えての終幕でした。 【ころりさん】さん [地上波(邦画)] 5点(2011-12-19 06:17:37) (良:1票) |
87.《ネタバレ》 人間の家の中を動き回るために通路や装備に様々な工夫がなされていたり、ちょっとした風景をダイナミックに表現したりと、小人から見た世界がうまく表現されていて面白かったです。引っ越しを嫌がるアリエッティ一家の価値観には違和感がありました。種族が滅ぶことを本気で気にしていたら、引っ越しを嫌がるどころか仲間を探しに自ら出ていくのでは?両親はひとりぼっちになってしまうであろう子供の将来を憂えないの?あの名作「未来少年コナン」のおじいのセリフ、「人は一人では生きられない、島を出て仲間を探せ」(だったか?)を思い出しました。スピラを見たときの驚きも喜びも足りないように感じました。本当に、ラストの「後」を見たかったですね。 【クレイバード】さん [地上波(邦画)] 6点(2011-12-18 21:17:08) |