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ミスト

[ミスト]
The Mist
2007年上映時間:125分
平均点:6.34 / 10(Review 284人) (点数分布表示)
公開開始日(2008-05-10)
ドラマホラーミステリー小説の映画化
新規登録(2008-03-10)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2014-11-14)【イニシャルK】さん
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監督フランク・ダラボン
助監督K・C・コーウェル
グレゴリー・ニコテロ(第二班監督)
キャストトーマス・ジェーン(男優)デヴィッド・ドレイトン
マーシャ・ゲイ・ハーデン(女優)ミセス・カーモディ
ローリー・ホールデン(女優)アマンダ・ダンフリー
アンドレ・ブラウアー(男優)ブレント・ノートン
トビー・ジョーンズ(男優)オリー・ウィークス
ウィリアム・サドラー(男優)ジム・グロンディン
ジェフリー・デマン(男優)ダン・ミラー
フランシス・スターンハーゲン(女優)アイリーン・レプラー
クリス・オーウェン(男優)ノーム
デヴィッド・ジェンセン〔男優・1952年生〕(男優)マイロン
アレクサ・ダヴァロス(女優)サリー
ネイサン・ギャンブル(男優)ビリー・ドレイトン
堀内賢雄デヴィッド・ドレイトン(日本語吹き替え版)
宮寺智子ミセス・カーモディ(日本語吹き替え版)
日野由利加アマンダ・ダンフリー(日本語吹き替え版)
古澤徹ブレント・ノートン(日本語吹き替え版)
茶風林オリー・ウィークス(日本語吹き替え版)
辻親八ジム・グロンディン(日本語吹き替え版)
佐藤利奈ビリー・ドレイトン(日本語吹き替え版)
小室正幸(日本語吹き替え版)
佐々木敏ダン・ミラー(日本語吹き替え版)
原作スティーヴン・キング『霧』(扶桑社刊『スケルトン・クルー1 骸骨乗組員』所収)/『霧』(『闇の展覧会―霧』所収)
脚本フランク・ダラボン
音楽マーク・アイシャム
製作フランク・ダラボン
ディメンション・フィルムズ
製作総指揮ハーヴェイ・ワインスタイン
ボブ・ワインスタイン
特殊メイクグレゴリー・ニコテロ
ハワード・バーガー
K.N.B. EFX Group Inc.
ジェイク・ガーバー
特撮K.N.B. EFX Group Inc.(特殊効果)
カフェFX社(視覚効果)
グレゴリー・ニコテロ(クリーチャー効果)
美術グレゴリー・メルトン(プロダクション・デザイン)
ハワード・バーガー(クリーチャー・デザイン)
グレゴリー・ニコテロ(クリーチャー・デザイン)
録音マーク・A・マンジーニ
エリオット・タイソン
字幕翻訳松浦美奈
その他ジェイク・ガーバー(パペット操演)
スティーヴン・キング(スペシャル・サンクス)
あらすじ
メイン州の田舎町。凄まじい嵐が過ぎ去った翌朝、 買出しに来た住民で賑わっていたスーパーマーケットは まったく視界が利かなくなるほどの霧につつまれる。 霧の中には得も言われぬ恐ろしい〝何か〟が潜んでいた…。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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284.《ネタバレ》 町を包む謎の霧、その霧の中に潜む、何か。
と言ってもジョン・カーペンター親父の何とかいう映画のことではなく(どういう訳か、この『ミスト』という映画の原作をキングが発表したのは、『ザ・フォッグ』公開と同じ1980年らしい)、こちらはやや、動物系パニック映画のテイスト。霧の中に潜むのは得体の知れないモンスターどもで、スーパーマーケットに閉じ込められた人々の籠城戦。しかし、パニック映画の常道は徐々に奇怪な事件、前兆が発生し、やがてパニックが広がって一軒家に立てこもり、ってなところでしょうが、この作品では割と最初の方から、人々がスーパーに閉じ込められます。そこは普通のパニック映画とちょっと違う点。
それはまあ、いいのですが、どうも映画の作り手は、閉じ込められた人々の対立、社会の縮図みたいなものをここに描きたかったらしい。しかし、脅威は建物の外にあるはず。普通は「外敵」がいれば、それなりに結束するもの。よって、内部の対立を描くためには、外部からの脅威を描くことがおろそかにならざるを得ない、という、企画上の致命的な欠点が。
ましてや、中盤では、外との境界が「脆弱なガラス」に過ぎないことが印象づけられております。外にいるモンスターは多種多彩、次はどんなヤツが現れるか知れたものではなく、この薄氷のごとき結界がいつ破られてもおかしくない状態。なのに登場人物たちは、外のモンスターそっちのけで、内部でやりあってばかり。
いくら何でも、映画で描こうとしていることと、そのために選んだ映画の設定との乖離が、ヒドすぎるんではなかろうか。ここまで違和感しかない映画ってのも珍しい。少なくとも、この違和感の中でこの作品からコワさを感じるのは、すみません私にゃ無理だ。
内部の対立は、やがて殺人という「悲劇」を生み出すが、いやこれ、悲劇だと感じる人、いますか? むしろ、イヤなヤツがいなくなってせいせいした、ってなところでは。
さらには衝撃の(?)ラスト。衝撃というよりは唐突。これ見よがしに絶望感を描くのが良いとは言わないけれど、これじゃ、大して絶望感を感じさせないまま、木に竹を接いだようなバッドエンド。この点も含め、申し訳ないけど、この映画からは理屈っぽさしか感じられません。
悪夢でもいいから、夢を見させておくれ。
鱗歌さん [インターネット(字幕)] 1点(2023-11-23 06:48:19)
283.集団心理と個人の選択。自分的には合理的に判断したハズの不幸な結果。パニック時に冷静でいることの難しさ。冷静かつ合理的に判断したとしても未来はどうなるかもわからない。結局、人生は「確率(賭け)」と「意志」の関数で決まるのかと。あとは信仰の有無は別としても、人間は「希望」がないとダメなのかもね。
東京50km圏道路地図さん [地上波(吹替)] 7点(2023-06-08 12:41:44)
282.「このようなシーンでこのようなことをする」といった薄っぺらい記号的な登場人物に対して
誰一人感情移入できない
思わせぶりなSFとしたかったのかも知れませんがSF要素がない(セリフで説明されただけ)
スリルとかサスペンスってでっかい虫のことだったのでしょうか?
クライマックスは一体どこだったのか見当もつかない
噂では胸糞悪いエンディングとのことだったが、なんのカタルシスもなく
「はぁ、それで?」といった感じだった
例えるなら邦画の魔界転生並の駄作、面白いくだらないとか、その様な印象もない
「だからなんですか?」という疑問しかなかった
こんな言い方したくなかったですが、
この作品を世に送るスタッフは見上げた根性の持ち主だと思いました
ぐりこさん [インターネット(字幕)] 0点(2022-10-29 15:35:04)
281.《ネタバレ》 まずパニック系ホラーとして怖かったのが評価点。デカい奴は襲われたら即死なのでまだいいが、じわじわ苦しんで死ぬのは嫌だ。特に昆虫に卵を産み付けられて卵嚢にされるのはキツイ。私が虫が好きでは無いのもあるが、「単体なら勝てる可能性があるから諦めがつかない」「数が多くて倒しても限が無い」「一撃食らっただけで取り返しがつかない」と言う条件が効果的で、昆虫系のクリーチャーがとにかく怖かった。

もう一つ、生存者同士の争いも恐怖を掻き立てるのに効いている。パニック映画で萎えるのは「状況を悪化させるために馬鹿な奴に馬鹿な行動をさせる」展開なのだが、宗教女とその一派はもうその域を超えている。お互いに正しいと思った上での行動であり、思想の対立であれば不自然ではない。いつ敵になるのか分からず、殺人すら厭わない集団と同じ空間に居るのは怖い。主人公たちがここには居られないと判断するには十分な理由であっただろう。

そして結末である。凄く後味が悪い事だけは聞いていたが予想を超えて来た。正直な所、スーパーから出発する前の息子との約束のシーンで息子を殺す羽目になるのは予想出来ていた。これまでに見た数々の無残な死を鑑みれば、あの状況で主人公たちが自殺を選んだのは自然に思う。もし私が同じ状況になったら同じ行動を取っていただろう。だが主人公の行動は最後まで裏目だった。もし5人の結末が全員生存・全員死亡のどちらかだったらここまで印象には残らなかった。よくぞこれほどキツイ結末を思いついたものだと感心してしまった。

ホラー映画として傑作。この強烈な結末は一生忘れる事は無いだろう。
alianさん [インターネット(字幕)] 9点(2021-07-20 03:23:06)
280.《ネタバレ》 観終わって、どう解釈していいのやら? でしたが(笑)
 
結局。救われたのはエゴの無い者だけなのかと。
主人公の行動は英雄的に見えても、冷静に見れば無謀な賭けでしかなく、それも一種のエゴイズム。
彼の最後の判断ミスはそれを象徴してるんでしょう。
 
エンタメ映画の単純な夢《現実には無いヒロイズム》を現実的な悲劇に導き、観客を夢から悪夢に引きずり込んだ。
タラボンのニヤニヤ笑いが目に浮かぶ。そんな映画でした。
墨石亜乱さん [DVD(字幕)] 6点(2021-07-19 18:19:31)
279.霧はあくまで演出でしかなくて、
実体はモンスターパニック映画。

限界状態の中で人間ドラマが描かれるかな?
と期待したけどそれもなく、ただただ絶望だけ。
あったのは見えない神や悪魔にすがる信仰の狂気くらい。

ハッピーエンドやバッドエンドといった以前の問題。
結末が、主人公が先走っただけっていう。
ほんとに救いの無い、絶望の映画でした。
胸糞悪いとかじゃなくて、救えない終わり方。
愛野弾丸さん [インターネット(字幕)] 5点(2021-05-06 21:29:11)
278.《ネタバレ》 主人公がマッチョなタフガイで全く画家には見えない、とか、怪物たちの姿がB級テイスト、とか、結局あの怪物たちはなんだったのだろう、とか。そういう細かいことを気にしなければ、パニックムービーとしても、人間ドラマとしても、かなりよくできた映画と思えます。 スーパーマーケットという閉鎖空間と人間たち、霧に包まれた外界と怪物たち。まず、このシチュエーション自体が、色々な解釈を講じることができて興味深い。一般社会と、そこを一歩でも踏み出した世界、というメタファーのようでもあるけど、やはり真の安全地帯などどこにも存在しない、ととらえるべきだろうか? 長い曲折を経て、最後にデヴィッドが遂行した選択肢は確かに救いがない。しかし、あの時点における絶望的な状況下では、全員が怪物たちに手足を食いちぎられて殺される地獄よりは、彼ら四人だけでも一瞬で楽に死なせてやり、自分一人が犠牲となって怪物たちのエサになる、、という勇気ある選択だったはず。ただ、その直後の展開が、あまりにも残酷だ。希望を最後 (の最後) まで捨てなければ、、と強く思わずにはいられない。 本作はかの「ショーシャンク」の監督であることは周知ですが、あの映画が希望を信じ続けた男の物語ならば、本作は希望を諦めた男の物語。その後味こそ正反対だが、本作もテーマは「希望」なんだろう。 ありがちなアメリカ万歳的な終わり方はすぐに記憶から忘れ去るが、これはこれで心に残る映画であることは確かだ。 あと、なぜか知らないけど、観ているあいだ、「CUBE」を思い出して仕方がなかった。
タケノコさん [DVD(字幕)] 7点(2021-03-20 22:20:07)(良:2票)
277.《ネタバレ》 どうせ怪物が人間を襲うお決まりのグロテスクな
B級ホラーだろうと思ったのですが、ここの投稿数がやたら多くて
しかも点数が高いので観てみたのですが、なるほどこれはなかなか
の優れものでした。
正体不明の怪物が人々を襲うプロットはどこかで観たようなもので
はありますが、人々の心理描写や行動描写が丁寧に描かれていて、
次から次ぎへの展開にハラハラドキドキのままラストの衝撃的結末
まで飽きる事なく観てしまいました。

最後は勇気ある人々が救われるハッピーエンドか怪物たちとの戦い
がまだ続くことを暗示して終わるのかのいずれかだろうと思っていた
のですが、これは確かに衝撃的で他にはなかったびっくりな悲劇的
結末でした。狂信的信者のようなおばさんが撃ち殺されてしまうと
いうのも驚きましたね。キリスト原理主義団体から批判が起こらな
かったのでしょうか。
最初に皆に助けを求めても見放されてしまい一人でスーパーを出て
行ったおばさんが結局子供たちと共に救われていたというのも、何
とも皮肉が効いていていましたね。

できれば怪物たちが異次元空間から来たというのではなく、軍の化学
兵器開発の過程で生まれてしまったとか何かにしたほうがよりリアル
だったのではないかと思います。

明日からスーパー行くのが怖くなってしまいます。
キムリンさん [地上波(吹替)] 7点(2021-02-16 20:19:19)
276.《ネタバレ》 街が霧に覆われたら?霧の中から人を襲う怪物が次々と現れたら?スーパーだから怪物さえ居なければ、暫くは生き延びられるけど…さぁどうしよう?ゾンビに代表されるサバイバルホラーとして、とても良く出来た設定だと思う。
そこで繰り広げられる人間模様がまた生々しく、よく解らない状況からカーモディのような狂人がそれらしい言葉を連呼していたら、自分も正気を保ち続けるのも難しいと思う。
子供を心配する奥さんに自分だったらどう接するか?一緒に付いていくか、アレコレ言い訳を考えて見捨てて居残るか…後者かもしれない。とか。
平凡を絵に書いたようなおっさんのオリーが、射撃の名手でイザというときに助けてくれる存在なのが心強かった。
ダラボン監督はスティーブン・キング原作のラストにひと手間加えるのが好きなのかな?今回はあまりに衝撃的なエンディングが追加されている。
原作『霧』では超巨大生物が登場し、ガソリンもほとんど無く、我々はどこまで行けるだろうか?って所で終わる。絶望しか無いけど、もしかしたらとワクワク感もあったんだけど。
映画のエンディング、デヴィッドの行動は、物語の可能性の一つだが、やりきれない終わり方。
その後の州軍と避難バスの登場は、デヴィッドのやり切れなさに追い打ちをかける。あんまりな終わり方だ。
K&Kさん [DVD(字幕)] 7点(2021-02-13 21:43:06)(良:1票)
275.《ネタバレ》 結末がわかってて、二度目の鑑賞。
やはりパニック映画としては秀逸の出来。
バグに刺されたサリーは気の毒過ぎたし、MPの体から子蜘蛛が湧き出るシーンなんてぞっとする。
神の意志に忖度することなく行動した五人は、結局霧の外に出るまでガソリンがもって欲しいと神に祈ったんじゃないかな。
そしてあの結末。
映画としての収まりはいい。
あのまま助かったら、そりゃ映画にならないけど、あんまりだよ。
宗教的な音楽がやり切れなさを一層引き立ててるのが悲しい。絶望、という言葉では言い表せない感じ。
良かれと思ってやることなんて、たかが知れてるぜ!ってことなのか。
最初のシーンで、スーパーを出て子供の元へ向かった女性(キャロル!)が軍の車両に助けられていたのは最高に皮肉。
roadster316さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-05-17 21:49:50)
274.《ネタバレ》 ラストのある意味どんでん返しの感じが、最初から狙っていたどんでん返しの感じがしない。
まるで予定外のことを突然やったような、取ってつけたようなどんでん返しになっている。

ハリウッドのいつもの正義漢がいつものように活躍して、そのようにつくってきて、その流れで最後だけこうなるって、やはりかなり唐突。

そのためにすべての設定が価値観が最後に反転してしまう。この正義漢がすべての悲劇の原因になっていたように。

設定が価値観が、最後に反転する映画は面白いのですが、この映画の場合、どこか不自然なんだ。
価値観を反転させても宣教師もどきの狂信者その他の株が上がるわけでもないですし。。

だから、唐突な、最初から仕掛けている感じのしないどんでん返しになっている。
最後だけ変えれば全体の観方が変わるかも! という安易な「取って付けたような」どんでん返し。

と思っていたら、やはり原作のラストだけ監督が大きく変えていたのですね。
だから統一感がないんだ。だからキューブリック「シャイニング」はすごいんだ。
wooさん [インターネット(字幕)] 6点(2020-05-17 00:07:14)(良:1票)
273.立て続けに起こる奇怪な出来事に加え、霧の存在が分からないことへの不安をさらに増強させており
パニック映画としての最低限の面白さはクリア出来ている。
だが難点は登場人物の誰にも共感出来ないということ、観ていて「何でそうなる!?」の連続だった、
人間達の間抜けな行動に途中からはハラハラするの通り越して笑えてきてしまった。
勾玉さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-05-08 22:07:38)
272.《ネタバレ》 「人生、あきらめてはいけない」に尽きる。ほんっと、諦めなければ最後の最後に大逆転って、実際人生で何度もあったし。
感情移入せず、なんだか免許更新のときに見せられる「悪い例のドライバー」の道徳ビデオのような感覚で突き放して見られたので意外と楽しめた。
ミストは、得体のしれない物の怖さを増幅させる効果と、主人公の最後の判断を狂わせた目隠しの効果、そして遠景や詳細を描かなくてよいという経費削減の効果がある(笑)。
チェブ大王さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-03-14 17:26:52)
271.《ネタバレ》 突如として現れた霧から逃れるため、スーパーマーケットに集まった人々の心理描写がメインの映画

結論として「集団でいるせいで、誰もまともでいることが出来なかった」

カーモディーの信者が増える毎に話し方や顔つきが変わるのはすごいです。
信者になっていく人々も無理矢理ではなく、「あーいるいるそんなやつ」と思える所

様々な愚行
・虫が飛んできた時点で光に集まるから消すべきと分かるはずなのに、ライトを点けて観察しようとする皆さん
・殺してくれっと言っている重傷者一人の為に、数々の犠牲を出す
・カーモディーに扇動され、青年を殺してしまう人達
・安全なスーパーから離れ、結局集団自殺(せめて襲われるなり、もうダメってなるまで待とうぜ・・・)

カーモディーさえいなければ、皆で支え合って籠城となっていたかもしれないが、そこは娯楽映画としてカーモディーと扇動されやすい人をチョイス
救われないラストですが、意外性もあり、〇 結局、人々を扇動し、集団で愚行を起こしたのは主人公グループだったっていうオチ
開始20分でカーモディーの口を封じて拘束しておくのが一番の解決策だったように思います。
こういう人が大嫌いなので、カーモディーにイライラはし続けるものの、最後まで観れたのでこの点数
メメント66さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-02-02 23:38:05)
270.《ネタバレ》 まったく予備知識なく視聴。

導入部分は最高。
ショッピングセンターで地震発生・・・この部分までの「つかみ」は完璧でした。
エイリアンさながらの蛹もなかなかでしたし、やや目線の合わないCGも許せる範囲。
イライラを煽る女性信者の存在感は抜群だし、その彼女を一発で仕留めるシーンも凄く良かった。シリアスにならずにコメディになったし。

しかし、あのラストはどうしても受け入れられない。
他の方の考察を読み、自分なりにメッセージを理解はしましたが・・・納得できず。
よって、この評価となりました。
めたもんさん [インターネット(字幕)] 4点(2019-12-17 11:19:40)
269.《ネタバレ》  まずはパニック映画としての面白さ。台風の後、スーパーへ買出しに行く主人公一家。奥さんはお留守番。そこへやってくる霧。一人の男が『霧の中に何かがいる』と流血しながらスーパーへと駆け込んでくる。真っ白な霧の中から聞こえてくる悲鳴。地震のように揺れるスーパー。この一連の流れがパニックムービーとして最高。突然崩れる日常。これがパニックムービーの醍醐味。導入部だけだったら満点です。
 次に訪れる恐怖が、閉鎖空間での人間心理の崩壊。変人扱いされる宗教狂いのカーモディ。ところが次第に状況が悪くなってくると、そのカーモディの崇拝者が一人、また一人と増えていく。徐々に変化してゆく勢力図。そしてここから描かれるのが群集心理、集団催眠、集団パニックの恐怖。今まで隣人であった人が隣人でなくなる恐怖。対等であった人間関係が対等でなくなる恐怖。
 この映画で一番怖かったのは、若き軍人が糾弾されるシーン。軍人であるまえに地元の若者。レジの店員とは恋仲。にも関わらず、地元の人から刺され、生贄として放り出されてしまうシークエンスは凄惨すぎます。『人は優しいが、人々は残酷だ』というタゴールの言葉を思い出します。
 この映画で犠牲になる人って、善人が多いです。『死』の前では『善人』も『悪人』も皆平等ということでしょうか。
 そしてラスト。この絶望的なラストがなければ8点~9点くらいだったのですが。善き人たちの辛い死を乗り越えて、それでもこの人たちだけでも助かれば報われると思っていたのに、あんまりすぎるラストです。
たきたてさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-11-22 14:03:45)(良:2票)
268.《ネタバレ》 うーん。何ともやりきれない結末
映画自体は良く出来ていると思いますが、勧善懲悪好きの私としてはやり切れません。
最後に息子だけは、どうしても殺せなかった‥‥そこに戦車が現れ
という結末ならまだしも‥‥

ブラピとモーガン・フリーマンの「セブン」もいい映画では有りましたが、後味の悪さが酷かった。
やはり、この手の映画は私向きではないと、つくづく思いました。
でも、出来の良い作品
評価としては7点です。
TerenParenさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-09-13 01:01:10)
267.他のモンスターパニック映画と違い、ちゃんと緊張感がある。
そして、原作者も賞賛したというラストが、他の映画とは一線を画す作品に昇華させている。
アクアマリンさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-07-21 19:13:32)
266.《ネタバレ》 なんの情報もなく鑑賞しました。車で脱出するとこまではパニックものとして楽しめた。怪物も何種類もいて、特に蜘蛛の怪物が一番ショッキングだった。酸のような威力を持つ糸がちょー厄介でこえ~よ、てマジで思えた。でもあの糸でグルグル巻状態にされてるのに、溶けたり焼けたりしてないのはご愛嬌ってことでいいんですね(笑)

パニックや絶望に襲われた時やっぱり一番怖いのは「人間」なんだと、改めて思い知らされた。まぁでも日本はそこまで信心深くないからきっと大丈夫、かも・・・。

車で脱出してからの、スローモーションと耳障りなBGMのせいで終始イライラ。ラストの衝撃の結末をより効果的にさせるための演出だったとしても、ちょっと間延びしすぎだし、やっぱり素直に受け入れられないですね。

人には一度観てみなよって言えるけど正直、個人的に二度は観ないな~。だって子供が可哀想。無理。観れない。
Dream kerokeroさん [インターネット(字幕)] 5点(2019-05-17 11:01:17)
265.《ネタバレ》  ドラマ版「ザ・ミスト」(2017年)を一気見した勢いで、久々に本作も観賞。

 後味が悪いというか、趣味が悪いというか、とにかく強烈なバッドエンドの映画なのですが、途中までは「スーパーに籠城するモンスターパニック映画」としても楽しめるようになっている辺りが嬉しいですね。
 自分のようにラストが苦手な人間でも「中盤までの籠城戦は楽しめた」と評価出来るし、上手い作りだったと思います。

 「主人公を臆病者と罵っていた強面のオジサンが、いざモンスターが現れると怯えるばかりで役に立たない」「如何にも頼りない副店長のモリーが、実は射撃の名手で大活躍する」とか、お約束を押さえた脚本になっている点も良い。
 決死隊となって外に飛び出す男に対し、武器として小さなナイフを渡そうとしたら、もっと大きなナイフを既に持っていると返される場面なんかも小気味良くて(流石はフランク・ダラボン監督)と感心させられるものがありましたね。
 店の外で男が襲われた事を、命綱の動きだけで表現してみせる件なんて、特に素晴らしい。 
 そういった面白い場面が要所要所に配されているので退屈しないし、監督としても脚本家としても優秀な人なんだなと、今更のように思ったりしました。

 その一方で、そんな「上手さ」が悪い印象に繋がってしまった部分もあったりして……それは終盤の車中での射殺シーン。
 ここ、せめて息子が眠っている内に済ませてやれば良いのに、わざわざ起きるシーンを挟んだ後に父親が撃つ流れになっていて、これにはもう(そこまでやるか)と呆れちゃいました。
 確かに、そうした方がより衝撃的で後味も悪くなるし、効果的な演出だって事は分かるんです。
 でも、流石に悪趣味過ぎる気がして、ノリ切れませんでした。

 ノリ切れないといえば、主人公達が拳銃による死を選ぶのも納得いかなくて、説得力に欠けていた気がしちゃうんですよね。
 妻の死が主人公にとってショッキングだったのは分かるけど、他の面子まで揃って絶望するっていうのは(なんか急に悲観的になったなぁ……)と違和感を抱いちゃう。
 そもそも「絶望して一思いに家族を射殺しようとする父親」という展開自体は「アメリカを震撼させた夜」(1975年)でも描かれており、その際には間一髪で真相を知って皆救われる結末だったりするんです。
 恐らく本作のラストも元ネタはそれであり「真相を知る数秒前に射殺していたら、どうなっていたか」を描いたって事なんでしょうね。
 その結果、歪みが生じたというか……
 原作小説では最後まで主人公は希望を失わずにいる話なのに「アメリカを震撼させた夜のオチを剽窃して、更に衝撃的なラストにしたい」っていう意図ゆえに結末を変えたせいで、こんな不自然な形になったんじゃないでしょうか。
 元ネタの「アメリカを震撼させた夜」では「心中を提案したのは絶望した母親。幼い子供達は歩き疲れて泣くばかり。父親はそんな妻や子供達を哀れんで心中を図る」という形だから、ちゃんと説得力がある展開だったのに、本作は「安易に他の作品を剽窃した結果、それまでの話の流れと合ってないし説得力も無い結末になった」としか思えない形であり、凄く恰好悪い。
 全体の完成度という点を考えても、この「無理矢理バッドエンドにした」感じは、どうも好きになれないです。

 その他にも、序盤に話題になった「歩くタブロイド紙」ことエドナが登場しないまま終わるのは寂しいとか、最初に店を飛び出したオバサンが無事だった理由が明かされず仕舞いでスッキリしないとか、細かい不満点もあったりするんですよね。
 自分はバッドエンドが苦手ではありますが「それでもなお、この映画は素晴らしい」と認めざるをえなかった傑作も一杯ある訳だし、どうも本作はそれに該当しなかった気がします。

 「ザ・フォッグ」(1980年)との類似性、後の「ウォーキング・デッド」(2010年)にも通じる作風、霧が出現する前は平和な日常だった映画版と日常の時点で化け物が身近にいたドラマ版との対比など、語りたい事は他にも色々あるのですが……
 結局、この映画に関しては終わり方が衝撃的過ぎて、それを好きか嫌いかどうかという話に落ち付いちゃう気がしますね。
 自分としては「嫌いな終わり方」だったのですが、それなりには楽しめたし、色んな客層を配慮して作られた、出来の良い映画だったと思います。
ゆきさん [DVD(吹替)] 5点(2019-04-12 06:26:15)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 284人
平均点数 6.34点
041.41%
193.17%
220.70%
372.46%
4279.51%
52910.21%
65017.61%
77325.70%
85720.07%
9134.58%
10134.58%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.18点 Review37人
2 ストーリー評価 6.91点 Review46人
3 鑑賞後の後味 4.58点 Review48人
4 音楽評価 5.70点 Review27人
5 感泣評価 4.57点 Review26人
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