24.《ネタバレ》 大阪駅地下街を撮ったシーンは良かった。あとは、可のなく不可もなく。サスペンスに欠ける。 【にけ】さん [映画館(邦画)] 4点(2019-01-28 22:17:47) |
23.《ネタバレ》 原作小説は途中でギブアップしました。電気工事関連の専門用語と全く土地勘のない大阪という舞台が災いして情景がイメージ出来ず、さらに幸田と春樹の ┌(┌^o^)┐ な描写のおかげで読み進めるのがキツかったです。なので代わりに映画を観てみましたが、映像の力って凄いですね。とってもわかりやすかった。 金庫破りのお話でしたが、この手の話って金目当てで集まったプロのメンバーたちが軽口たたきながら華麗に計画を達成するって内容のものが主流なので、この映画の泥臭くて雑でガバガバな実行っぷりは新鮮で面白かったです。タイトルとはほぼ真逆のオチも、この幸田という投げやりで死に場所を探しているようなキャラクターの最期としてはベストだったんじゃないでしょうか。不満は妻夫木の演技だけ。ボソボソしゃべってて何言ってるのかよく聞き取れなかった。イジけた中学生にしか見えなかったぞ。 【池田屋DIY】さん [DVD(邦画)] 6点(2018-04-25 19:06:01) |
22.《ネタバレ》 登場人物たちのワケあり感はいいとしても、もう少し説明が欲しかったかな。 金塊強奪の件の緊迫感、テンポはよかったけど、囮爆弾や桐谷さんの爆弾の扱い方の雑さといったらw まぁ、浅野さんもデッカく行こう!って言ってたからいいんですけど。 オーシャンズ11のような軽妙さで撮ったほうがアンチヒーローものは良いのかもしれませんね。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-02-14 21:16:56) |
21.《ネタバレ》 人の死が無駄に多すぎる気がします。後半はちょっとうんざりしました。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-07-20 23:50:14) |
20.《ネタバレ》 大阪って怖い!路上でピストル(ハジキっていうの?)出して男二人がもみ合っていると、そばを買い物のおばさんが通って「なんやの?」とか声かけるんですか? 2度観て面白いと感じました。浅野忠信がいいですね。大騒ぎしない役どころを魅力たっぷりに演じて力量を感じる。 金塊強盗の計画は、失敗しそうでハラハラする。というか、成功するはずないと思っていたのに成功する。ありえなさそうな強盗計画だけれど、浅野、妻夫木、桐谷、チャンミン、西田、役者陣が素晴らしく、充分見応えのある映画になっています。監督の力と言うべきか。 それにしても大阪って怖い。 【LOIS】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2014-05-05 13:15:22) |
19.なかなかシリアスで、要所要所で見せるリアルさが、とても良かったです..終盤の展開、オチが、私的に少し物足りなかったかな..途中までは、10点に近いイイ出来でした..映画は、最後が難しい..ってことですね..もう一捻りほしかった... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 8点(2014-03-08 12:51:43) |
18.《ネタバレ》 登場人物たちの背景を必要以上に語らない。でも、彼らが「訳アリ」な人達であることは想像できる。後は観る側の想像に任せるという感じだけど、不満は覚えない。それが程良い加減でスピード感を担保していたと思います。犯行シーンの緊迫感はなかなかのものでした。 犯行グループはお互いに無関心で会話も少ないが、かなりの深度でお互いを理解しているような関係性。これってハードボイルドの基本なのでしょう。よく喋る奴をひとり入れるのも基本。ハリウッドのクライムサスペンスでは見ることが出来ないたどたどしさとか、運びきれない延べ棒を放置して逃走するこじんまり感が面白かったです。泥臭さに味がありました。 暗い眼をした妻夫木が、本作で一度だけ口元を緩ませるシーンがモモの女装でした。後に妻夫木が「日本でやり残したことは無いか?」と珍しく親切心を見せる伏線にもなっている。そんな気遣いがとても人間らしく見えるほどに、悲しい人たちを描いた映画でした。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-01-07 02:54:24) |
17.《ネタバレ》 原作未読なので、原作がこのとおりなら「ごめんなさい」ですが、かなり設定に無理がある感じです。だいたいある確証がない金塊強奪になんであんな軽い人間関係でチームを組めるのだろうか? あげくに北とかチンピラ絡んで人は死に過ぎだし、最後の死体遺棄はどう考えてもつかまりそうだし・・・。 娯楽映画か、チンピラ映画か、人間ドラマか何か絞った方が良かったのでは・・・。 【こひろ】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2014-01-04 22:55:46) |
16.《ネタバレ》 冒頭、主人公幸田の何だかわからない場所で何だかわからない独白から始まるがラストシーンで見事に繋がる 幸田とチームリーダーの北川が一緒に仕事をするにいたる経緯とかは描かれない 仲間達が集まった経緯とか関係は本当にざっくりで序盤はハリウッド映画っぽいスピード感があると思った ただし舞台が大阪なのでコテコテだ ホテルのロビーでの西田敏行登場のシーンでは東京人は見ていられなかっただろうな 乱暴な銀行襲撃と緻密な計画とのバランスがいい 左翼とかヤクザとかとのトラブルとかも日本的だがちょっと安易かな 結局北川の家族をあっさりと失うのはチームの用意周到さを思うと違和感がある 変電所の爆破がちゃんと描かれないし爆破自体が銀行襲撃の陽動でしかないのはちょっと物足らないけど緻密な原作を映像化するのは元々無理な話だ 幸田とモモの関係が仲間以上のホモっぽい描かれ方があるがそれはそれで中々良いと思った こういう描き方だからこそこの韓流アイドルキャスティングが生きている モモが襲撃直前に死んでしまったのは残念だ 全編を通してもう少し幸田の厭世観が強調された描き方だとエンディングの印象が違ったんじゃなかろうか しかし十分面白かった 【にょろぞう】さん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2013-12-24 12:20:31) |
15.《ネタバレ》 かなり前に原作を読んだのだけれど、印象がずいぶん違う。こんな話だったっけ?と途中で何度も思った。ハラハラさせる銀行襲撃のくだりは、大筋原作に沿っていたと思うが、西田敏行のおっちゃんが実は妻夫木聡の父親の神父だったというシーンは、あまりに唐突すぎて、映画だけではなんのことやら、原作を知らない観客にはわけがわからないのでは? あそこが最も高村薫らしい奥深いところだと思うのだが、映画ではなんともあっさり描かれる。その分、ヤクザとの抗争に時間が割かれていて、そこは『パッチギ』の監督らしいのかもしれない。しかし結果として、深みのない映画になってしまった。 【goro】さん [DVD(邦画)] 5点(2013-10-16 11:59:53) |
|
14.《ネタバレ》 なかなか面白かったと思います。やっていることは金塊強奪ですから完全な犯罪なんですけど、でも彼らはみんな根っから悪い奴じゃなく、それどころか見ているとどんどん肩入れしてきて、いつのまにか彼らの計画が上手くいくようにと思っている自分がいるわけです。だから、後半からの計画実行の流れは目が離せず、ドキドキしながら見てました。よく考えると、銀行内で計画内容をべらべら解説してたり銃を公衆の面前で出しまくってたりと、とてもリアリティあるとは思えないアピールっぷりなんですけど、そういうシーンには必ず関西人的ユーモアが加味されていて、そのへんが井筒さんらしいなと感じました。北川は妻子がいるのになんでそんな無謀な計画をやろうと思ったのかとか、野田もなんで裏の人たちと組んでこの計画をやろうと思ったのかとか、考えだしたらきりがないんですけど、そういうのは一切省いて代わりに左翼だとかスパイとかゴロツキ集団なんかが出てきて話を持たせています。個人的には、田口トモロヲはちょっとうさんくさすぎるキャラだったかなと思うのですが、まぁよしとしましょう。一番のピークは、やはり神父さんの正体を知る幸田のシーンでしょうか。ぐっとくる良いシーンでした。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-05-21 01:06:57) |
【わんたん】さん [映画館(字幕)] 5点(2013-04-07 02:07:10) |
12.《ネタバレ》 どこが面白いのかさっぱり分からない。 北朝鮮がらみの話、暴力団っぽいモノや左翼とかいう連中の話、みんな中途半端に終わってて、興味の対象が持続しない。幸田のモノローグで始まり、それに対応するセリフで終わるこの映画の、本当の興味の対象は幸田の人生であるのではないか?幸田の生い立ちや、彼の過去などをもっと、掘り下げるべきだったんじゃないだろうか? というか、そういうところが見たかった。 それにしても、あんな金塊がある金庫が、鏨で開くんだろうか? 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 4点(2013-04-06 22:47:51) |
11.《ネタバレ》 原作を溺愛してます。キャスティングを聞いたときは、まあまあイケテルと思いました。実際見ると作品として、悪くはないとは思いますが、原作を愛しすぎてるファンとしては、やっぱりいろんなことが違うなぁ。原作の持つそこはかとない色気がまったく感じられないのは感性の違いということで仕方ないにしても、時代設定を現代に持ってきたのはいただけません。現代を舞台にしたら携帯電話を出さざるをえないじゃん。そうすると計画自体に無理が出ちゃう。原作の時代に設定しておけば北朝鮮のありようとか銀行のセキュリティのシステムとか、もっとリアルに感じることができたはずなのに。期待値が高かった分、消化不良です。 【HIDUKI】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-04-02 20:31:40) |
★10.《ネタバレ》 大阪の役者を東京に持ってきて犯罪をやらせた「カラスの親指」と対照的に、東京の役者を大阪に連れてって犯罪をさせたのがこの映画…ですが、頭脳犯罪の「カラスの親指」に較べると、驚くほどアナログで力尽くの銀行強盗というこの映画は、ある意味すがすがしさすら感じます。ただ妻夫木・溝端あたりの若手俳優がちょっと上品すぎて、あまり作品の雰囲気に合っていないような(浅野忠信は品が無くて○。誉め言葉です)。西田敏行も彼自身は完璧ですが、他の役者から浮いているように思いました。話自体はまあオチも読める展開です。井筒監督ならではの「大阪のきったない所」がふんだんに盛り込まれた泥臭い映画で、評価は分かれるかもしれません。私にとっては、可もなく不可もなしといった感じでした。5点。 【蛇蟇斎狐狸窟】さん [映画館(邦画)] 5点(2013-02-05 20:52:33) |
9.《ネタバレ》 これはただの犯罪映画ではない。 チームメンバーのほとんどが陰気。どう見ても、作戦が成功する気がしない。 特筆すべきは、妻夫木くんの眼の死にっぷり。孤独で、人生に価値を見いだせてはいないが、自殺することに肯定的ではない。登場人物の多くは、死に場所を探している。全てが希薄である。 「仲間」という言葉すら虚しく響く。似たもの同士なんとなくつるんで、人生をどこかに捨ててしまいたいだけなのではないか。 それに相反する浅野さんの変な明るさ、饒舌さ。嫁も子もいるのに、なぜ危険を犯すのか。ロマンを追い求めたがるただのバカにも見える。桐谷演ずる野田も奥行きがないキャラクターではある。この二人こそがラストああなるのは、必然だったのか。 あっさりと命を落としていく彼らに、何を思えばいいのだろう。 彼らの死を誰が本当に悲しむのだろうか。本作を見た帰路で、何だかとても悲しくなって、ちょっぴり死にたい気持ちになってしまった。 【すべから】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-12-08 17:13:30) (良:1票) |
8.大阪ステーションシティシネマで観たんですが、ついさっき通って来たところがいきなりスクリーンに映し出されてなんか笑っちゃいました。変な誇張がされていないナチュラルでリアルな大阪の町がふんだんに出てきて、大阪人としてはそれだけでも結構楽しいです。原作未読ですが、登場人物の背景などかなり端折っているので、映画だけでは良くわからないところが あります。逆にそこを評価しておられる方もいますが、私にとってそこは大きなマイナスポイントでした。しかし映画としてはしっかりしており、最後まで中だるみせずグッと引き付けられる力がありました。役者さん達の演技もとても良かった。井筒作品は初めて観ましたが、ちゃんとした監督だったんだと(笑)。 【すらりん】さん [映画館(邦画)] 6点(2012-12-04 02:27:46) |
7.《ネタバレ》 何で弟は兄を撃ったのだろう?何で行員たちのいる時間に狙ったんだろう?何で父は首を吊ったのだろう?よく分からないところが多い映画だが、何となく見せてしまうのは原作の力!?、監督の力量!?、俳優の魅力!?。ところで去年お多福風邪に罹ったってことは妻は浮気してたってこと!? 【Q兵衛】さん [映画館(邦画)] 6点(2012-12-02 15:41:54) |
6.《ネタバレ》 終盤、無造作に置かれた古い聖書が映し出される。その描写が象徴するように、この映画には、目に見えるストーリーのすぐ裏側の部分で登場人物たちのあらゆる「懺悔」が溢れている。 幼年期の罪に対する懺悔、息子の不遇に対する懺悔、祖国に残した家族に対する懺悔、そして、夫を裏切ったことのへの懺悔と、おそらくはそれと同時に兄を裏切ったことへの懺悔……。 日本映画としては珍しい程に卓越した娯楽性の中で、人間たちのバックグランドを含めたドラマ性が深く映し込まれる。 実は、井筒監督作品を観たのは初めてだったが、様々な映画に“毒づく”だけあって、流石に骨太で濃ゆい映画世界を見せてくれたと思う。 原作は未読だが、映像的に表現されていない部分も含めて、物語の世界観と人間模様を忠実に描き出せているのではないかと思えた。 それぞれの登場人物たちの映されていない部分の言動やドラマが、ありありと想像出来ることが、映画として原作の持つテーマの核心を引き出せている証明だろうと思う。 冗長な回想シーンを羅列したり、説明描写を延々と繰り広げたりするダサい日本映画が多い中、 主要人物たちの犯罪への動機や人間関係の説明的な描写は極力排して、犯罪計画そのものにスポットをあてた構成は、非常にシンプルかつ映画としてのリアリティに溢れていた。 その卓越した映画世界の中に息づく俳優陣も主要キャストから脇役・端役に至るまで、とても“気合い”が入っていて素晴らしかったと思う。 何かが起こる派手なシーンだけでなく、酒を酌み交わしたり、ハンバーガーショップで計画を練るシーンに至るまでもれなく蔓延る緊張感は、俳優たちの優れた演技の賜物だ。 ハードボイルドやバイオレンスにただただ突っ走った映画は多い。しかし、それに相応しい娯楽性を伴った日本映画は数少ない。この映画が素晴らしいのはまさにそういう部分だと思う。 ハードボイルド、バイオレンス、サスペンス、幅広い娯楽を抱き、見事にエンターテイメント映画として飛翔してみせている。 【鉄腕麗人】さん [映画館(邦画)] 7点(2012-11-30 23:25:37) |
5.《ネタバレ》 ずーっと気になった事。頭が切れた画ばかりで見苦しく、シネスコじゃなくてビスタで撮ればいいのに、って思いました。その見苦しさをこそ狙ったのかもしれませんけど。 犯罪へと走る動機の部分はすっ飛ばして、いきなりどんどんと物語が転がってゆく状態は無駄がなく、男達の生々しい存在感で力の漲る映画になっています。が、映画が進むに従ってどんどん雑になってゆく感じがしました。 中盤からエピソードが団子状態でまとまりが欠け始めるのですが、計画が実行に移されて以降はツッコミどころも多くなり。そもそも計画そのものがどういった流れになるのかが詳細はそれ以前に説明されないので、その計画とどう違いが生じ、その違いがどうサスペンスを生み出すのかは全く期待できない状態。 その上、実行されてゆく金塊強奪のシチュエーションが雑過ぎでまるで『殺したいほど愛されて』の夢想シーンなみのあり得ないような上手くいきっぷり。一発二発殴る事で必ず気絶する都合のいい警備員達とか、爆薬でどんどん開いてゆく扉とか、警官や消防士ののろのろっぷりとか、それは首謀者である浅野忠信のワリと行き当たりばったりな性格の反映だけでは済まない状態。終わってみれば随分と大味な映画だったなぁ、って印象でした。 それでも役者の醸す妙味は良かったです。決して人と目を合わせない妻夫木聡を始め、便宜上の「仲間」ではあってもそれぞれが孤立し孤独で繋がってはいなかったり、かと思うと感情の一部では共鳴していたりという複雑さを、それぞれが荒々しくかつ繊細に、巧みに演じていました。 骨太で熱くそして大味で、それは良くも悪くも男臭い映画という感じでした。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 6点(2012-11-11 22:15:42) |