235.《ネタバレ》 実際UFOが地球を訪れているかどうかは別にして、この宇宙の中に人類より優れた知的生命体がいても全然不思議ではない。 むしろ、いないほうがおかしいくらい。 そんな宇宙への想像力をかきたててくれる作品。 2時間半の長尺の割りには、それほど長くは感じなかった。 どうなるのかと興味を持って最後まで見ることができたからだろう。 男女の関係になった牧師のパーマーに、審議会で神の存在を信じるかという、無神論者のエリーの足を引っ張る質問がされ、新型宇宙船の乗務員の座を逃す。 上司のドラムリンはエリーの研究に否定的だったくせに、成果が見えるとエリーの功績や役割を横取りする形に。 研究者の世界では珍しくないことのようだが、SFといってもそういった現実世界の人間模様が描かれておもしろい。 ただ、肝心の宇宙からのメッセージの意図は、結局なんなのかピンとこなかった。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 6点(2015-02-08 23:56:33) |
234.前へ進もうとする人と、それを阻害しようとする人。現代の人類への壮大な皮肉が込められているようで面白かった。 【にしきの】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2015-01-27 03:34:38) |
233.《ネタバレ》 これまでも何度となく繰り返し見た映画ですが、インターステラーを見たら、またまた見たくなったので再見w あ、マシューマコノヒーだwww 公開当時から感銘を受けた映画でしたが、当時、周りには共感してくれる人はいませんでした。『宇宙人が人の姿して出てくるなんて嘘くさいし、面白くないし』みたいな反応ばかりで。 宇宙人や海底人や地底人が出てくる映画は他にたくさんあって、それはそれで僕も大好きなんだけども、だけど、この映画は、そういったSF的空想映画とは一線を画していると思うのです。 宇宙人、というか地球外生命体を描くSFや娯楽作品は空想の中で遊ぶ映画なのに対して、このコンタクトという映画は地球外生命体というものが『現実に存在する可能性』を描いている映画だと思うのです。 もちろん地球外生命体の存在は具体的には確認されたわけではありません。 でも、その可能性はゼロではないのです。 『地球は宇宙の孤児ではない』 素晴らしいメッセージを含んだ映画だと思います。 【こっちゃん】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-12-09 17:47:31) (笑:1票) |
232.《ネタバレ》 納得のいかなかった点はSFの世界で妙に科学と宗教が対立するからみに面白さを感じなかったこと、移動装置2台目はそりゃないでしょ、北海道の船室のセンスの無さ、ヴェガの宇宙人がパパは卑怯(誤って変なエイリアンが出てきても一気にB級になるが)。 通信でヒトラーの映像が映るあたりまでは引き込まれるものがあったが残念なシーンが多かった。それでも直向きに夢を追いかけるジョディの熱演に胸を打たれた。 |
|
230.《ネタバレ》 これは酷い茶番劇ですね。 仮に地球外生命体が存在するとして、最大の興味はどんな姿をしているのかという点だと思う。 そこを避けて通った時点で、このコンタクトは大失敗だと思う。 大袈裟な装置を用意して、壮大な新感覚アクティビティを体感させてくれたことは評価してもいいけど、その先に待ち受けてたオチにはがっかり。 公聴会でジョディ・フォスターに『宇宙人はいまぁす♪』とか言わせれば、パロディとして綺麗なオチが付いたのかも知れないけどね。 冷静になって第三者的な立場から見れば、単なる妄想女に過ぎないんだけど、信じるか、信じないかで世界が大騒ぎになってたのが滑稽で、皮肉が効いてたとは思う。 【もとや】さん [地上波(吹替)] 4点(2014-06-10 21:52:51) |
229.《ネタバレ》 「未知との遭遇」を観たときとすこし共通するものを感じた。私は科学を信じているので、UFOの存在やスピリチュアルなものを信じる人たちをどこかでばかにしていたが、こういう映画を観ると、それはちょっと違うのかなあという気もする。主人公の女性は子供のころ無線機の前で、父親に尋ねる。ママとも交信できるの?父親は悲しそうに否定する。その父親ともそれからすぐ死別してしまう。人との別れ…永遠の別れ…、そこから人は何かを求めている。その悲惨の中から人は神や「宇宙の隣人」を求めている。映画が失敗しているか成功しているかは微妙だ。筋の荒っぽさも目立つが、ジュディーフォスターがそれらを乗り越えて、観客に直接何かを語りかけている。 【柚】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2014-06-07 12:28:12) |
228.《ネタバレ》 『良い映画だとは思うが、面白い映画だとは思えない。』というのが正直な感想です。ストーリーやリアリティを重視するあまり、映画としての面白さやテンポが犠牲になっちゃっている気がします。 いくら何でも前半が退屈すぎです。もったいつけすぎだし、あんま好きになれない時間のかけ方です。 またエリー・アロウェイの勤勉で、仕事に対する熱意は尊敬に値しますが、あまりに独善的すぎると共感しづらいものがあります。 極めつけは、コンタクトに成功するまであれだけ物語をひっぱっておきながら、異星人の目的などが一切不明のまま終了しちゃって、大事な部分をうやむやにされてしまった感が強いのです。 個人的には電波の受信シーン、そこから国中が動き始めるのがこの作品のクライマックスであり、それ以外はすべて蛇足に感じました。 とは言え、地球上ではポッドが装置をすり抜けただけなのに、記録時間は18時間だったという真相や、装置のビジュアルに迫力、そして『父親を愛していたことの証明』を代表する名台詞の数々など、特筆すべき点が多いことも確かです。 やはり上映時間が長すぎたのが一番の原因でしょうか。そのため、せっかくの伏線が回収されているのに、鑑賞者はそれに気づかないまま終わっちゃう可能性大です。 好きなジャンルの作品だっただけに、今ひとつ、共感も感動も味わえないまま終わってしまったのが残念でした。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-06-02 00:12:43) (良:1票) |
227.《ネタバレ》 若干地味な映画ですが名作映画と呼べる骨太なSF作品に仕上がっていると思います。考えたら1995年前後って映画の当たり年だったような気がしますね。 SF映画が好きな人にとっては最初の瞳のシーンは必見です。そして何といってもカール・セーガン原作、ロバート・ゼメキス監督ときたらトキメキ度MAXでしょう!リアル路線で無理の無いストーリー展開は素晴らしいのですが、前半はかなり地味なので若干間延び感があります。音が届いてから一気に話が進み、設計図が解読された以降はハードSFになります。賛否あるようですが個人的には宇宙旅行の方法は感動的ですらありました。 オチの付け方も無理がなくて好感が持てます。側で見ていた人には一瞬で落下しただけに見えるなんてSFとしては最高にロマンがあるし、旅行者の最も身近な人を通して会話を行うのもある意味自然なことだと思いました。一流の科学者に対して神を信じないと代表になれないという評議会(人類の代表)の決定や、エリー(ジョディ・フォスター)とパーマー(マシュー・マコノヒー)が語り合う、愛するということの証明など、文学的にも素晴らしく色々と考えさせられる映画だったと思います。ちなみに、ラストの評議会で議論される「実は18時間の無音の録画時間があった」というくだりは蛇足でした。アレには心底ガッカリでしたね。 宇宙人はチョット意地悪ですね、やはり何か証拠を持たせてくれないと旅行者が変人扱いされるだけです。まあ知的レベルの高い宇宙人には疑うなどという低俗な倫理観など持ち合わせてないのかもしれません。世の中の評価は微妙な感じですが、純粋に名作SFとして強くお勧めできる映画です! 【アラジン2014】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2014-04-08 17:10:59) |
226.難しい理論はわからないけれど、宇宙の話を聞くのは大好きです。そしてJ・フォスターも好きです。なので頑固な賢い科学者にジョディがぴったりはまったこの映画、なかなか心地良かったです。純粋に科学を突き詰めたいエリーと、いろんな思惑乱れる周囲との軋轢、俗世のやり切れなさもうまいこと挿入されてリアリティを増していたと思います。ただ、宇宙というとあちらは即宗教が絡んでくるのですかね?その辺の感覚が今ひとつわからないのと、後半ファンタジックに過ぎる描写がやや興ざめに感じたので点数はこんな感じで。 【tottoko】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-12-23 00:07:54) |
|
225.《ネタバレ》 科学的な知見と思索と想像力に満ちたお話でした。 主人公が接触した異星人はなぜ、地球人の姿を借りて現れ、地球万民の前に姿を現さなかったのか。記録を残すことを拒んだのか。彼は「焦らず、気長に」と言った。まさにその言葉の通りだと思う。現在、地球が太陽の周りを回っていると発言して問題にされることはない。しかし、時の権力によって迫害された時代がありました。ヒトの存在意義の根底を揺るがせるような事実が「あたりまえ」に周知されるためには、時間が必要なのです。本作が宗教を大きくフィーチャーしていることは、過去の忌まわしい歴史と無関係では無い。現在の宗教は科学的な前進を拒むものではないと思うが、本作のように不穏な方はいそうです。異星人は主人公の記憶から、そのあたりの事情を読み取ったのだと解釈しました。 次のコンタクトは10年後なのか100年後なのか。地球外生命や文明の存在が地動説と同レベルに「あたりまえ」に認識された頃、コンタクトは次の段階へ進むのだと思います。本作は啓蒙のファーストステップでした。 余談だけど、カール・セーガン氏の原作の最後の見開きには、創造主(それを神と呼ぶかどうかは別にして)の存在が証明されるくだりがあります。公理的なものにメッセージを含ませ、次元が違う存在に言及する。それもフィクションではあるが、その方法論にとても感心しました。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(字幕)] 8点(2013-10-18 00:42:48) (良:2票) |
224.《ネタバレ》 人間は叡智(宇宙人からの技術)を与えられても、種族の中の争いでそれを壊してしまう存在なのか…というのが、わかりやすいテーマかな、と。 日本人には馴染みが薄いが、アメリカはキリスト教を信じる度合いで、本作で描かれていたような科学と神の対立が起こったり、他にも同性愛・中絶(避妊)の是非など、様々な対立が生まれる国である。宗教が生活に根付いていない日本人からすれば、対立の原因となって面倒なだけに感じるが、宗教の意義はそれだけではないのだろう、多分。 裏テーマ(笑)としては、やはり日本はアメリカの属国なんだなーと。 日本は場所と技術だけを提供し、決して前面には出てこれないが、それに不満を感じる様子がない…2機目のワープ装置(?)が北海道に建設されたくだりで、それを強く感じた。 まぁ、乗組員候補を出さない代わりに下請けを独占的に引き受けるという日本の描写は、1番手より2番手・3番手を好む日本人の性質をよく表しているとも言えるが(苦笑) 先日、「フィラデルフィア」のレビューで、黒人の存在が主要なテーマだと普段は画面に出てくることが少ない黒人の出番が極端に増え、欺瞞を感じると書いたが、現実には差別があろうが欺瞞であろうが、画面に出てくるだけマシなのかなーなどと。 今作はアフリカ系もアジア系も出てくるが、前の日に見ていたイギリスのドラマには白人以外は一切出てこなかったので。イギリスは排他的だと感じるが(エリート主義・階層社会ゆえか)それに比べるとアメリカは色々な人種を受け入れて成り立っている国なんだなー(だからこそ衝突も多いのだろうが)と感じた。 こう言いつつ、イギリスのドラマが海外ドラマの中では一番好きですが(笑) |
【南雲しのぶ】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-08-10 04:21:04) (良:1票) |
222.《ネタバレ》 自分の力を超えた途方もない夢を持ちそれを実現しようとした時どうすべきか? たとえ不遇な人生になりえたとしてもこの主人公のように「だから何?わたしの人生よ!」って言えるのかどうか? そういう夢に向かう覚悟を問いかける映画だと思う 【srprayer】さん [DVD(字幕)] 10点(2013-08-06 01:20:10) |
★221.《ネタバレ》 無限大の宇宙に対する、ちっぽけな人間の畏怖と、それでもロマンを追い続ける主人公たちの情熱を、徹底的に科学的に考察された設定と美麗なCG技術で魅せる壮大なSFドラマ。この全編をおおう知的で上品な雰囲気は大好きです。そしてそんな主人公を演じるジョディ・フォスターもとっても魅力的。ちょっと最後に宗教色が強くなり過ぎたところは残念だけど、この科学者たちのあくなきロマンは何度観ても面白いです。同時期に撮られた、ローランド・エメリッヒのお馬鹿SF作品とは好対照だね。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-05-09 13:34:02) |
220.《ネタバレ》 凄くバランスが『好き』なSF。あと、こういうなんというか宇宙のどこか解らない場所での何者かとの会話シーン、もツボなんですよね。何故か凄い揺さぶられて引きずって泣いた映画。 【Pecco】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-02-01 23:09:18) |
219. 宗教が現実のあらゆる問題に対し、いかに強い影響力を持っているか、というお話。根深い。何を考えるにしても信仰が前提になる、って窮屈なんじゃないのかなぁと日本人の私は思ってしまうのだけどどうなんだろう?観賞後に調べてみて分かったんだけど、科学者って意外と信心深い人たちが多いらしいね。人知を尽くして真理の探究を行う人たちだからこそ、人智の及ばない領域を思い知っているってことなんだろうか。 【池田屋DIY】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-10-17 14:23:50) |
218.子どもの頃からの夢を追い続けるエリー・アロウェイに好感が持てるし、それを演じるジョディ・フォスターがすばらしい。それにひきかえ、恋人役のパーマー・ジョスがどうも好きになれない。いったい何者か、何をどう考えているか、わかるようでさっばりつかめなかった。やっていることも反則技のように見える。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-06-30 21:47:25) |
217.宇宙に旅立つ大仕掛けがチープに感じられて、落下する時のドキドキ感もイマイチ。結局何が言いたかったのか理解できないまま終わってしまった。 【f take】さん [DVD(字幕)] 4点(2012-04-27 00:32:13) |
216.原作者がホンマモンの天文学者だけあってSF部分の出来は珠玉モノ。話のおさめどころに釈然としないのが残念だが、宇宙への夢を感じさせられる良いSF作品。エリーは原作者の分身なのだろうか。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-04-12 15:25:11) |