16.《ネタバレ》 子供も、母親も、お互いに何があったのかを言葉にして会話すればいいのに、何故か、誰にも一切何も伝えないし、まったく相談しない家族。情報を共有して、状況を早く認識していれば、もう少し何とかなったのでは?(イヤ、無理か…) にしても、いかに会話が大事なのかが分かる作品。 【リニア】さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-04-20 13:51:15) |
15.《ネタバレ》 リンダ・カーデリーニを観る映画。 だって怨霊である「泣く女」に全く同情できないんだよ。 自分で子どもを手にかけておいて、人の子どもまで道連れにするって、そりゃだめだぜ。 「泣く女」は終盤その全貌を明らかにするし、怪しいエクソシストもいい味出してるんだけど、そもそものところがちょっと残念。 |
14.《ネタバレ》 似た名前のグアテマラ映画「ラ・ヨローナ ~彷徨う女~」(2018)とは全く別物である。製作年ではグアテマラが先だが公開はこの映画の方が早かったらしい。 個人的にはホラーとして特筆したくなる点はなかったが、グアテマラの方と違って基本が娯楽映画のため、気合いを入れて見なくていいのは楽だった。ちなみに水の霊であるのに腕を握られると火傷したようになるのは、触れた箇所の水分を一気に吸収してしまう能力があるからかと思った。 ドラマの面では、一度は主人公を恨んでその子どもらを破滅させようとした人物が、後に自らの行いを悔いて主人公を助ける側に回っていたが、終幕時に今度は主人公の姿が水たまりに映っていたのは、全ての母性にラ・ヨローナ的な二面性が潜んでいると言いたいのか。よくわからないが児相職員必見の映画だったようでもある。 また主人公の行動様式がかなり苛立たしいところがあり、現に自分が超常現象に脅かされて神父の紹介で呪術医に頼んでおきながら、それでもなお呪法を小馬鹿にしてみせなければ済まないのは頭の働きが合理的でない。これは古い時代に西洋社会を支配していた教会の代わりに、1970年代頃は科学万能主義の支配で人々の思考が抑圧されていたとの表現か。シリーズのもとになった心霊研究家夫妻のように、この頃もオカルトとかスピリチュアルの類は盛んだったろうが、科学を信仰する人々との間では分断が進んでいたということかも知れない(適当な解釈だが)。シリーズの他の映画を見ていないのでこの映画だけの話なのかわからない。 なおラ・ヨローナの伝承は、単なる怖がらせの怪談というだけでなく社会的な意味づけもされているようで、例えばスペインの征服者に服従させられた先住民やその女性の象徴のように思われている面もあるらしい。しかしそれをこの映画では、結局は征服者のもたらした神の力で難なく撃破してしまっていたのが空しさを感じさせるともいえる。 【かっぱ堰】さん [インターネット(字幕)] 4点(2023-07-22 10:18:43) (良:1票) |
13.《ネタバレ》 全体的にホラーのお手本的に丁寧に仕上げられた一本だとは思いますが、どうにも意外性がありません。「怖がらせる」仕掛けは十分に用意されているものの、良くも悪くも「お手本的」であってびっくりするような展開は「無い」と言い切って良い様に思えます。 そう感じ始めてしまうと、アンナや子どもたちの思考や行動も非現実的過ぎて感情移入出来ませんし(そこでそんなことしないだろ?みたいな)、だいたいからして彼女は妙に自信家で一歩引いて俯瞰するようなことが出来ないケースワーカーらしからぬタイプに見えてしまうし、頼みの呪術医もその行動や表情から無理やり自らを鼓舞しているようで到底信頼して命を預けるなど思いも及ばないタイプに思えてしまいます。 素直に、洋の東西を問わずよくある怪談話と割り切って観れば決して駄作とは言えませんが、オリジナリティとサプライズを求めて観てしまうと4点献上が妥当かと思えてしまいました。 ところでラファエルさん、貫通銃創を負ったようにお見受けするのですが、「ジャジャ~ン」とか一発ギャグを飛ばしつつ腕を吊っているだけでタクシーでご帰還とは??そして、殺人未遂に走ってしまった気の毒過ぎる被害者のパトリシアの運命は? 【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(字幕)] 4点(2023-03-31 10:22:25) |
12.《ネタバレ》 おー怖くねー。久々にこの感情満載のホラーを見ました。 死霊館は第一作が結局一番怖くて後はうーんの感じが続く。 このシリーズもいつか終わりは来るんだろうか・・・ 【悲喜こもごも】さん [インターネット(字幕)] 3点(2022-02-20 01:33:20) |
11.《ネタバレ》 死霊館ユニバースの作品。泣く女って悪霊が襲ってくる話。結構、直接攻撃してきます。でも、志村、うしろうしろって演出、まだやってるのが気になったのと、みんなが絶対イライラするくだり、ヤバい攻撃受けた後なのに、女の子が人形とろうとする所、ほんま、やめて、そーゆうの。アナベル一発目の作品よりは、マシって感じかな。 【なにわ君】さん [インターネット(吹替)] 3点(2022-02-14 01:55:12) |
10.《ネタバレ》 ゾッしたのは、取調室で「あの時、祈りを捧げていたのは神じゃない、あんたの子を奪えと頼んでいたのよ ウヒヒ、アハハ。」とインディアン顔したおっかあに告白されたとこ。 そこ、ゾッとしました。 でも、ゾッとしたのは正直そこだけで、その頼みをラヨローナーが「がってん承知だ 任せとけ」と言ったのかどうかは知らんけど。それを請け負った泣き女も泣き女で、なぜか泣くのは最初だけで結局泣き顔一つ晒さないですし、それに子供たちをさらってゆくならゆくで両手でガッシリ掴んで引っ張りこめばいいものを、いつも毎回お決まりの片手でどうこう、そして逃げられる。だから結局毎回その繰り返しになり、結局あんた何しようと、なんで両手を使わんのよ、バッカじゃないの、無駄に左手余らせてどうすんや。といった描写になり腹が立つ。いやあ、ストレス溜まりまくりだ。がってん承知言うたんならば、ちゃんと万全の態勢で挑み努力し、ちゃんと最後まできっちり任務を遂行しなきゃな もう見てるこっちが腹立つやら悲しくなるやらで泣く男になっちまったんだってばさ。 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2022-02-02 20:46:50) |
9.《ネタバレ》 「怖い」のジャンルがホラーというより事故系というか 原因がこれだったらこれが効く、みたいな対処法あったらそれはもう得体のしれないものではない またその物理的な対処を破るべく ストーリー的にご都合の良いバカさ加減の子供 自分が死ぬかも知れない恐怖を感じていない。 死の恐怖感じてて人形とりに行くかあそこで? どうも全員、恐怖を感じてないんだよね・・・。 でも話展開で退屈はしなかった。 暇つぶしで見るなら損したとまでは思わない出来と思う。 【スズメッキの魔女】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2021-08-16 00:22:14) |
|
★8.《ネタバレ》 その女は泣きながら、滴る水とともにやって来る――。1973年、ロサンゼルス。貧しい家庭の子育て支援に尽力するケースワーカー、アンナ。様々な問題に忙殺される彼女自身もまた、数年前に警官だった夫を亡くし女手一つで二人の幼い子供を育てていた。そんなある日、アンナは自らの子供を自宅の一室に監禁したシングルマザーの案件に関わることに。無事に子供たちを保護したものの、母親からアンナは謎のメッセージを受け取るのだった。「私は子供を守ろうとしただけ。あの泣く女、ラ・ヨローナから…」――。その直後、無事に施設へと保護されたと思われていた彼女の子供たちが謎の溺死を遂げたとの知らせが届く。突然のことに動揺を隠せないアンナ。すると、彼女の子供たちの周りでも不可解な現象が起き始めるのだった。何処からともなく聞こえてくる女の啜り泣き、子供たちの腕にいつの間にかついていた火傷の痕、そして子供を水の中に引き摺り込もうとする謎の女の影…。果たして〝ラ・ヨローナ〟とは何者なのか?数百年の時を越えて生き続ける悪霊の呪縛に囚われた、ある家族の恐怖を描いたモダン・ホラー。稀代のヒット・メーカー、ジェームズ・ワン監督のヒット作『死霊館』のスピンオフとして制作された本作、これが極めてオーソドックスな古典的ホラー映画でありました。悪霊に呪われた家族、無理解な周りの反応、窮状を知り除霊にやって来る霊媒師、一度は反撃に遭うものの最後は家族一致団結して悪霊撃退…。もうホラー映画の教科書どうりに作ったらこれが出来上がるんじゃないかってぐらい、新しい部分の一切ないそんなベタベタな内容です。もう少しこの作品ならではと言う突出した部分が欲しかったところ。その良い材料になりそうなのが肝心の「泣く女」ラ・ヨローナなんですけど、これがいまいち使いこなせていない感じです。嫉妬に狂った挙句自らの子供たちを溺死させてしまい、以来身代わりの子供を求めて彷徨う悪霊と言う割には怨念と言ったものが感じられない。こいつがただ単に観客を驚かせるための道具じゃなく、もっと子供へのおぞましいほどの暗い情念と言ったものを滲ませてくれていたら、とんでもなく怖い存在になりえただろうにね。ここらへん、やぱ日本のホラーの方が一枚上手かな。とはいえホラー映画としてのセオリーは充分押さえられていたので、暇潰しで観る分にはそこそこ楽しめると思われます、はい。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2020-03-30 03:00:27) (良:1票) |
7.《ネタバレ》 A級ホラー映画(カネ掛かってる)で色々と出来は標準以上だが、悪霊襲来ものとしては極めて単純なつくりでシナリオ上の工夫も殆ど無いのと、それなりに怖いとは言ってもホラー描写もほぼほぼが相当な力技かつ単なる驚かし系なので「そこまですりゃそりゃ怖い(否、ビックリする)だろ」という感想しか出て来ない。 ただ、ホラー描写にはそれなりに面白く斬新なものも無くはないのと、悪霊の禍々しい造形はまずまず秀逸で前述どおり(映画館で観れば)それなりに怖いので、単純に「怖いもの見たさ」を満たすために観るホラー映画としては目的は果たせなくもないかと思う。 【Yuki2Invy】さん [映画館(字幕)] 5点(2019-11-15 23:33:18) |
6.《ネタバレ》 ジェームズ・ワンつながりで、アナベルがカメオ出演してたのにはニヤリとしました。 メキシコやヒスパニックではヨローナというのは有名なんだそうで、悲しい過去を持つ女の怨霊。 初めて知って興味深かったですが、そう言う女の幽霊さんも十字架で退治するのはなんだか違和感も少しありました。 ヨローナの登場シーンはどれも趣向凝らしていて良かったです。 そこまで怖くはありませんが、ホラーとしてはまあ佳作かな。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-10-19 22:46:46) |
5.恨みを持って死んだ女の亡霊「ラヨローナ」が襲って来るという物語。死霊館シリーズのスピンオフらしいが繋がりは薄い。 悪魔ではなく亡霊なので、貞子みたいに神出鬼没で現れる感じ。 怖がらせ方も日本のホラーに近いものがあった。 頻繁に現れる癖にちょっと脅かしたら居なくなるので、本当に殺す気があるのかと疑ってしまう。 あまりにワンパターンなので途中で飽きてくる。 【ヴレア】さん [インターネット(字幕)] 3点(2019-09-24 07:20:22) |
4.いやー、怖くないなぁ。なんでだろう。なんていうか、化け物映画でしかないんだよなぁ。おばけ屋敷みたいに驚かせて、おわり。じわじわくる恐怖がゼロ。中学生からここの映画レビューをはじめて、いつのまにかわたしもひとりの親となりましたが、子供がラヨローナに連れて行かれたら、、という自分自身のイマジネーションでの恐怖心のがまさった。想像力って怖い。 【ギニュー隊長★】さん [映画館(字幕)] 3点(2019-06-09 23:02:15) |
3.予告編から「ベタなホラー臭」満載だったので事前の期待度は限りなくゼロに近かったが、その予想通り全く何のひねりもないホラー映画でした。これも死霊館のスピンアウト物の一つとしてカウントされるんだろうか?アナベルと言いスピンアウトはもういいから正当な死霊館の3が早く見たいです。うかうかしてると他の作品にも最近負けてるよ。 【ぴのづか】さん [映画館(字幕)] 4点(2019-05-12 17:56:04) |
2.《ネタバレ》 中南米では『ラ・ヨローナ(泣き女)』に関するさまざまな物語が伝承されてきているそうで向こうではメジャーな怪談話の人(?)という存在のようですね。子供を川で溺死させた女性が亡霊となって彷徨い子供をさらいに来るという身勝手極まりない面倒くさいタイプらしいですが、とっとと成仏して欲しいモンです。 物語はソーシャルワーカーでシングルマザーのアンナがメキシコ系移民一家の母親の言葉を無視し兄弟を保護したことから自分の子供が泣き女につけ狙われるようになる、という流れでしたが、予告編を観ておけばもう観なくても良いんじゃないかというようなベタで捻りの無い話でした。死霊館シリーズと同じ世界観なのか『アナベル人形』や『アナベル 死霊館の人形』にも出て来たペレズ神父が出て来たり(生きてたんですねこの人)、まどろっこしいルールのあるカトリック教会を介せずペレズ神父も認める力量のある元神父の呪術師の助っ人が出て来たりとそれなりにツボは押さえてある作りですが、メキシコ移民一家のお母さんが空気を読んで泣き女相手に浪花節でも見せるのかと思えばなにもない上に呪術師を拳銃で撃つなど余計なコトをしてるし、泣き女も心理的に攻めずに物理攻撃だらけだし、恐怖演出もワンパターンのビビらし芸ばっかでどれも普通で目を引くモノは無かった。やっぱりこのシリーズはジェームズ・ワン監督作とそれ以外はだいぶ差があるなと。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 4点(2019-05-11 00:41:24) |
1.《ネタバレ》 ホラーともう一つのジャンルは苦手でスルーしている私。不思議な魅力を感じるリンダ・カーデリーニ出演という事で「ゾンビ(1979)」以来40年ぶりの劇場ホラー鑑賞。何時でも退散出来る席にて周りに誰も居ないのを幸いに漏らしそうになる(悲鳴)のを我慢しながら硬直!!!と弛緩~の繰り返し。音がね、いや~、怖かった~。4DXだったらリタイアしてたかなぁ。襲撃がパターン化されて段々と予測出来てしまうのと水の恐怖がそれ程表現されてないのと呪術医の活躍不足と微妙な子役が物足りないところ。きちんとした起承転結でのテンポ良い展開において我が子を守るシングルマザーとしての奮闘ぶりがまずまずの見応え。蛮勇を振るった甲斐のある作品。未見の死霊館シリーズを観てみようか、とは思えませんわ。 |