499.アカデミー賞で、ホプキンスがキャシー・ベイツからオスカー像を受け取る時に、頬にキスしたのですが、一瞬噛みついたんじゃないかとドキッとしました。しばらくの間、ホプキンスを見たらレクター博士が頭から離れなかったです。勇敢に立ち向かうクラリスを演じたジョディー・フォスターももちろん素晴らしかったです。何度も見直すよう映画ではありませんが、私が映画好きになるきっかけになった、思い出深い映画です。 |
【マンデーサイレンス】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-05-16 18:32:50) |
497.《ネタバレ》 女装癖のあるバッファロービル、最後にやった化粧は銃殺によって血の赤に染まったリップメイクでした。という小気味なオチ。 【フィンセント】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-04-01 18:54:52) |
496.良くも悪くも、ジョディ・フォスターとアンソニー・ホプキンスが全ての映画だと思います。この2人の圧倒的な存在感で、映画の他の重要な要素を全て食ってしまったような感じです。ストーリーだけ考えると、意外と平凡だと思います。また、90年代の作品の割には、古典の匂いを妙に感じてしまいました。 【川本知佳】さん [DVD(吹替)] 5点(2015-01-10 23:10:04) |
495.中学生の頃に何度も見た作品。顛末が分かりきっても最後まで緊張感が途切れない。ドキュメンタリータッチで描かれる猟奇殺人の異常性もさることながら、それが霞むほどのアンソニー・ホプキンス演じるレクター博士の存在感。短い出演時間ながら、窪んだ目といい、全てを見通す頭脳と紳士さといい、牢獄の鉄格子の奥にいるからこその凄みと恐さがある。ジョディ・フォスターとは対をなしてコントラストが効いていた。以降のシリーズが尻すぼみになってしまったことを考えると、『セブン』と並ぶ、映画史最後のサイコスリラーではないか。 |
494.《ネタバレ》 サイコサスペンスの名作。 恐らくは映画における「サイコパス」という位置づけの分岐点になったかもしれない作品。 今ある映画で、この作品がなければ何も始まらなかった作品は多いと思います。 精神分析が事件の謎を解いてく過程が面白かったです。 人の心の闇が芸術的な描写で表される作品です。 またこの物語のキーワードのひとつといえるのはジョディフォスターの美貌です。 働く女性が美しい容貌を持つことの社会的な影響力が伝わる描写は見事です。 美女と野獣、芸術性とグロテスク、知性と狂気(ハンニバルレクターがみせる態度の紳士さと凶暴性)、 これらが陶酔的なバランスを保っていて完璧に思えます。 ジョディフォスターの美貌が闇をこじ開けるカギとなっている点で、 この作品における彼女の美貌は重要な要素です。 闇の描写においては様々なジャンルをヒントにしているようで、 ドラキュラは勿論の事、"サスペリア"や"悪魔のいけにえ"の影響も受けているのではないでしょうか。 久々に観賞して感じたのは音楽がメランコリックで凄く良いことです。 ジョディ(クラリス)の汗染み最高です。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(吹替)] 10点(2014-11-03 15:42:06) |
493.当時からやたらと高評価なのが何となく信じられなかった作品。レクター博士(アンソニー・ホプキンス)は映画史に残る変態犯罪者を好演していますが、クラリス(ジョディ・フォスター)も負けず世紀の美少女っぷりを発揮しています。 問題はレクターとクラリスのやり取りが魅力的すぎて、本来ストーリーのメインであったはずのバッファロー・ビル事件(テッド・レヴィン)が割とどうでもよくなっている点です。正直なところ、皮剥ぎ変態事件よりも博士と美少女のやりとりのほうが明らかに面白いし、この映画の屋台骨は完全にこちらのほうでしょう。 雄大な雰囲気とインテリジェンスを感じさせつつ、最終的にクラリスの心の中に収束していくストーリー展開は素晴らしいものの、題名にもなった羊うんぬん・・ の話はイマイチ。また、前述の通り現在進行形のバッファロービルの事件があまり面白くないので、その低いテンションのままクラリスパートに話が及ぶと何となくクラリスまで霞んでしまうという、負の相乗効果が最大の致命傷になっています。レクター博士のパートがイチイチ魅力的なのも問題で、結局のところ各パートの面白さのバランスが悪い点がこの映画を冗長なものにしてしまった最大の問題点ではないでしょうか。 世界的にも話題になっただけのことはあってストーリー自体はバランス良くまとまっていますが、しかし何となく高評価も難しい作品でした。皆が褒めたたえているので、ちょっと厳しめの点数にしておきます。 【アラジン2014】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2014-09-05 12:46:56) |
492.《ネタバレ》 ジョナサン・デミによる傑作サイコ・サスペンス。 劇中のアンソニー・ホプキンスの狂気は「サイコ」のアンソニー・パーキンスを彷彿とさせる狂い振り。涼しい顔して何人も血まみれにしていく様子には戦慄する。「ハンニバル」は脳味噌ハンバーグというイカれポンチ振り(褒め言葉)。 その狂気の連続に襲われるこの作品は、最初女性が走ってくるシーンから始まる。整備された森林、女が人気の無い道を走ってくるという場面だけでもワクワクさせられる。汗ばみ息も荒ぎはじめる彼女にこれから何が起こるのか、あるいわ何も起こらないのか。そんな緊張が冒頭から生まれているのだ。 彼女が何者なにか判明するのは、クロフォード主任からの“任務”をスターリング実習生が知らされるシーンだ。 髪を結んでいる時は可愛い、下ろしている時はカッコ良い。見た目はキマッているが内心はまだ訓練を積む新人。 部屋に張られた夥しい“被害者”には慣れっこだが、厳重に管理された独房には身がすくみそう。一人だけ鉄格子でなくガラスの壁という時点で、ハンニバルがどれだけ危ない野郎なのか物語る。 ハンニバルとの会話は妙な緊張が持続し飽きない。スターリングは気丈に振舞うが、本当は囚人からの汚い“送りもの”に叫び声をあげてしまうほど。ハンニバルは彼女を冷静に分析する。内に秘めた狂気を時折覗かせて。 客人に対し“無礼”を働いた囚人仲間を言葉責めだけで追い詰めてしまうのはまさにそんな場面。 ハンニバルとスターリングの取引、乳首にピアスをする人間の気持ちは中々理解できないいやしたくない、スターリングを絵に描くほど“お気に召した”ハンニバルの殺戮ショー、現代アートのように処刑される“標本”。この映画はアチコチに“蝶”のイメージが出てくる。 ハンニバルが何処まで彼女を気に入ったかは知らないが、少なくとも鉄面皮のようで一番彼女を心配していたクロフォード主任は一番の勝ち組。 たった一人で果敢に乗り込むスターリングの覚悟。それを察知した犯人が自ら出向いて来るか待ち伏せるのか解らない緊張、閉鎖的空間のいつ何処から現れてもおかしくない恐怖。それを煽りたてる不協和音。一瞬の銃撃による決着! 教訓:撃鉄は得物を射程に捉える前に落とすべし。 ハンニバルは蝶のように飛び去り、蜂の様に今日も殺人を続けるのだろう。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-08-18 07:42:25) (良:1票) |
491.この映画も90年代前半の映画かぁ 本当にこの頃のアメリカ映画はすごい。 |
490.全てにおいてスリリングで色褪せず全く飽きがこない作品。 レクター博士の醸し出す独特の雰囲気、スターリング捜査官の若いながら直向きに事件に迫ろうとする姿勢、それらが織り交ざった中で起こる連続殺人の謎。 物語としてのテンポはサスペンス映画の中でも最高の出来です。目を覆いたくなるシーンがあるのも事実ですが、次回作の『ハンニバル』や『ハンニバル・ライジング』程ではないですし、本作品は何よりも数多くの作品内での出来事を、良い意味で上手くまとめている事だと思います。万人受けはしないと思いますが、ともかく万人に観て欲しい!素晴らしいですから。 【功聖良】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 10点(2014-04-21 23:29:34) |
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489.レクター博士とクラリスの対峙シーンに尽きると思います。 怖いもの見たさに何年かおきに見てしまうのですが、何度見てもこの油断したら心を持ってかれそうな目が怖い。 そして、何度見ても個人的にはこのシーンがピークです。 今回見て気づきましたがジョディ・フォスターが綺麗。昔見たときはそうは感じませんでしたが。 当時の彼女の年齢を超えたせいですかね…まったく本編と関係なくてスミマセン(^^; 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-12-31 14:55:07) (良:1票) |
488.セブンと比較すると、うーん…話は面白いんですけど、映像の魅力では劣ると思いました。何度も見たくなる感じではないですね。役者陣の好演は凄まじいです。アンソニー・ホプキンスがはまり役ですが、ジャック・ニコルソンがハンニバルを演じても相当面白くなりそうですね。 【カニばさみ】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-09-28 21:38:19) |
487.ハンニバル・レクター博士の伝説の始まりでしたね。やっぱりクラリスはジョディが良い。 【movie海馬】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-09-19 15:12:13) |
486.《ネタバレ》 太った女の人をさらって、3日間食事を与えないで皮膚がたるんできたところで殺して、それでドレスを作ろうとしている変質者。一心にミシンをかけてるとこがけな気。変質者映画は好きだし、それが二人も出てきてくれるってのは嬉しいんだけど、かえって焦点が散ってしまった気もする。その乱暴に組み合わせたところに凄味を感じるべきだったんだろうか。林を駆けていくJ・フォスター、てっきり可憐な被害者と思わせてFBIに入っていく、ってな冒頭の「外し」がずっと繰り返され、警官隊と犯人を交互に描いて、実は別のとこだったり、なんて演出上の仕掛けが優先される。なんかスリラーとしては物足りない。ヒッチコックは変質者扱ってもユーモアは入れるのに、そういう親切はなく、「人間の気持ち悪さ」そのものが好きみたい。「精神の深遠」を探るなんてんじゃなく、純粋な「猟奇趣味」。それを素直に楽しんでいる純朴さは感じられます。でもミシンを懸命に掛けてたほうの変質者、博士の陰に隠れちゃって、どうにも気の毒。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-08-18 09:01:52) |
【虎】さん [DVD(吹替)] 9点(2013-07-29 00:13:33) |
484.クラリスとレクター博士の会話に漂う奇妙な緊張感。 サスペンス性が高く、レクター博士が不気味で何をするのか予測がつかない面白さ。 【飛鳥】さん [地上波(吹替)] 7点(2013-07-09 21:52:48) |
★483.《ネタバレ》 もう映画の神様が現場に舞い降りてきたんじゃないかってくらい、奇跡の完成度を誇るサイコ・サスペンスの古典的名作。それまでシュワちゃんやスタローンやインディジョーンズとかのアクションエンタメ、あるいはゾンビ系のホラー映画しか観てこなかった当時の僕に、ガツンと強烈な衝撃を与えてくれたことを今でも鮮烈に覚えています。主人公は、まだ幼さが残りながらもその心に抱えたトラウマから強い正義感を持ったFBI訓練生、クラリス。そんな彼女に、女性を次々とさらってきてはその皮を剥ぎ、死体を河に捨てるという残虐な猟奇殺人犯バッファロウビルの捜査の過程でとある指令が廻ってきます。それは、かつて自分の患者7人を無残にも殺しその肉を喰らったとして獄中にあるかつての天才精神科医レクター博士の意識調査をしてほしいというもの。軽い気持ちで引き受けたクラリスでしたが、暗鬱な地下牢の奥深くに待ち受けていたのは、社会のちっぽけなモラルや常識など一切通用しない恐るべきモンスターだった…。画面の端々にまで横溢する不穏な空気感がとにかく素晴らしく、おどろおどろしいそんなストーリーを見事に盛り上げてくれています。そして、何より特筆すべきは、やはり“クラリス=ジョディ・フォスター”“レクター博士=アンソニー・ホプキンス”という奇跡とも呼べる見事なキャスティングでしょう。特に、レクター博士という強烈な〝悪〟を体現してみせた、希代の殺人鬼を見事に演じきったホプキンスは映画史上屈指の名演!これ以降、似たようなサイコ・サスペンスが量産されるのですが、いまだレクター博士を超えるようなキャラクターは一向に出てきていません。この世の中には、世間では常識と信じられているモラルなど一切通用しない暗い世界が隠されていて、そこには必ずといっていいほど男の歪んだ性欲が絡んでくる。もしかしたらこの社会を形作る源泉なのかも知れないそんな男たちの性欲に決然と立ち向かうクラリス、彼女を父のように見守りながら勝利へと導く社会から超越した存在であるレクター博士…。正義と悪の定義を根底から覆してみせるその深いストーリーは、混迷する現代社会にあっても一向に色褪せることはありません。映画史に残る唯一無二の名作として語り継がれるのも納得の素晴らしい出来だとあらためて思います。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-03-29 14:39:31) (良:1票) |
482.《ネタバレ》 レクター博士のキャラを描いた作品。ストーリーに深みがなく、レクター博士の思考、行動にのみ興味が行く。最後の旧友はやはりレクター博士に食されるのでしょうね。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-03-24 18:29:23) |
481.主演二人がいいね。アンソニー・ホプキンスの役作り主義が見事にはまって、雰囲気ができあがっています。原作は未読だけれど、シナリオで削がれた分を余りあってすばらしいのではないでしょうか。 【min】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-03-07 20:23:35) |
480.《ネタバレ》 緊張感のあるいい映画ではあるけれど、長編小説が原作の映画特有の説明不足感は否めない。あとFBIが犯人の家の中に1人で突入するのは演出と言えども…… 緻密な脚本と特有の心理描写で飽きさせないが、いかにもアカデミー賞が好きそうな映画ってだけで名作とは思えない。主要5部門独占という期待値が高すぎたかな 【amier】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-01-02 22:05:57) |