288.《ネタバレ》 何よりも印象に残っているのはエンドロール。主人公のシルエットと夕日、悲しい音楽。怪獣みたいなトラックを命からがら撃退したけど、結果的に主人公は仕事をほっぽり出して家族をないがしろにしてしまったんですよね。現実が一気に襲いかかってくるイメージが強烈です。何よりも怖いのはこのシーンなんじゃないか?と思います。 【カニばさみ】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-07-27 20:13:18) |
【Yu】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-07-21 00:27:24) |
286.《ネタバレ》 舞台を車中に、今あるソリッド・シチュエーション・スリラーの走りといった感じ。 主人公のダメダメっぷりにヤキモキさせられながらも、疾走感を失うことなく最後まで突っ走るのは見事。 【afoijw】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-03-13 00:56:09) |
285.《ネタバレ》 これは現代の「西部劇」とも言える。 西部劇が馬なら現代は鉄の馬同士の一騎打ち! 物語はどこまでも単純、どこまでもシンプル。 アメリカのだだっ広いハイウェイに車が一台。 そこに突然現れた巨大なトラック。 ノロノロで追い越させ、追い越させたと思ったら猛スピードで突進して来る。 借金の取立てが命の取立てになってしまった。 ブザーを鳴らす愉快犯かと思いきや、故障したバスを押してやったりと実は優しいのか? いや、やっぱり主人公の車を付け狙う愉快犯か。 カフェの外で不気味にたたずむあのトラック。 主人公の心も恐怖と怒りでピークだ。 ともかくトラックの運転手は正体不明のまま。声も顔も出ない、不気味な二の腕だけが主人公を挑発する。 フロントバンパーに貼られた無数のナンバーは何を語ろうとしているのか。 トラック野郎にあるのは狂気だけなのか。 正体が解らないという恐怖。 スピードが出すぎ車が止まらないとう恐怖。 日常に溢れた恐怖を最高潮に引き立てるスピルバーグの妙技。 後の「ジョーズ」はかなりヒロイックな展開がされたが、この「激突!」はひたすら追いかけっこ。 だがそんな主人公も我慢の限界。 上等だテメエ!“決闘”だよバカヤロウ! 壮絶な二台の追走劇。 「車のエンジンが中々かからない」の始祖だが、これは衝突でエンジン部分がひしゃげたからこそ起こるだろうという現象であり、普通の車がそんな欠陥品なら会社なんか潰れてる。後の奴らは何か勘違いしてんだよな。 ラストのトラックと向き合い、車で迎え撃とうという様子はバスター・キートンの「セブン・チャンス」を思い出す。 迫る岩の大群、逃げるのをやめて「あえて」正面から避ける事にしたキートンの勇気と発想。 もしスピルバーグがこのキートンの傑作を見ていたとしたら、俺はもっと尊敬するぜ。 少くともカフェでのやり取りは黒澤明の「野良犬」が元らしい。 つうか主人公は何回車上で振り返るんだよ。 主人公がいつ余所見で事故るかそっちの方がよっぽどハラハラするわ。 バックミラー涙目。 教習所涙目。 ラストの夕陽のシーンがキレイだった・・・。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-01-31 11:05:00) (良:2票) |
284.《ネタバレ》 車を運転する者なら誰でも経験するマナーの悪いドライバー。 それがトラブルになって極限までエスカレートするとこうなるのか。 些細なことから偏執的でイカれた人間の怒りに触れてストーカーのような狂気に付け回される恐怖。 この手の人間の厄介さは大なり小なり経験したり見聞きするものなので、とてもリアルで感情移入しやすい。 だから、これ以上ないほどシンプルなストーリーなのに入り込んで最後まで引っ張られる。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 7点(2014-01-18 21:05:24) |
283.《ネタバレ》 スピルバーグが監督だとわかっているからの贔屓目があるけれど、ただ車が煽られてる話がとんでもない緊張感の、鉄の塊に殺されかけてる緊張感いっぱいの話になっていた。車のビジュアル選びもだけど、センスがあるんだなぁと改めて。カメラワークがとにかくうまい。運転手は手と足元しか見せない演出も良かった。私が撮ったら、こうはならないな、と(笑)流石スピルバーグ! 【ネフェルタリ】さん [DVD(吹替)] 7点(2014-01-10 14:11:13) |
282.スピルバーグの初期の作品だけど、既にこの時点で超一級のサスペンスに仕上がっていますね~。内容としては、クルマを追い越したら、腹を立てられて追い回されるといった、非常に些細でいたって単純明快なんだけど、こうした事って非常に現実味があって怖い!誰でもあるよね。追い越し・追い抜きをして、煽られた経験とか。普段真面目だったり大人しかったりするけど、ハンドルを握ると豹変する人がいたりとか。そうしたごく身近に潜む狂気を、見事にドラマチックに映画化した作品ですね。一切顔を見せない犯人も、恐怖感を増幅させてなお良い!ジョジョの奇妙な冒険にも似たようなシーンがあった覚えが。腕までしか見せない犯人や、踏切のシーン等、確実に様々なメディアで影響を受けていますね。 【けんおう】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2013-12-29 03:19:57) |
281.《ネタバレ》 超シンプルな映画。わけのわからんトラックが追ってきて、わけのわからんままに逃げるというただそれだけ。ほうら時間に間に合ったでしょう?とか実は誰も乗ってませんでした(途中でちょいちょいドライバーが見えるからありえんけど)とか何らかの一捻りされたオチがあるかと思ったら、そのまんまシンプルに終わった。しかし、面白かった。 【53羽の孔雀】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-12-17 01:26:18) |
280.《ネタバレ》 他の方のレビューにもあったが、ストレートなテーマで90分見せるのがさすがだなぁ…と。 台詞に頼らない(というか必要ない(笑))場面が多く、字幕に気を取られず純粋に映像を楽しめた。 狂気に巻き込まれると被害者か加害者、どちらかが破滅するまで終わらないのかな… 自分も普段何気なく、道を歩いていて肩がぶつかったり等しているが相手が「マトモ」だとは限らないので、自分の理屈で“これぐらい大丈夫”だと思うことでも気をつけねば…と思わせてくれた(笑) |
279.《ネタバレ》 子供のころ、テレビで見たときに比べると、どうしても点数が下がってしまいますね。 今の映画のテンポに比べると、じれったい気分になる。 犯人が最後までわからないところに恐怖を感じるとジョン・カーペンターも言ってましたが、悪人がどんな顔してたのか、やはり知りたいですね。 そういえば、私も経験があります。スクーターに乗ってて、車とぶつかりそうになったんです。乗ってたドライバーに「コラ!」と言ったら、相手はヤクザでした。もちろん急いで逃げました。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-12-01 19:50:55) |
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278.《ネタバレ》 世界のスピルバーグ、弱冠25歳時に監督した伝説的カーパニック作品。脚しか映らないドライバーが操縦する獰猛なストーカー・トラック。逃げて逃げて見事激突、大破させて幕。89分にうまくまとめています。カメラワークにまだ未熟さ、緊迫感の弱さを感じることのできるSF巨匠初期の貴重な作品です。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-10-10 01:49:25) |
★277.《ネタバレ》 当時25歳のスティーヴン・スピルバーグ監督が劇場用映画監督デビュー前に撮ったTVムービー。 トロトロと走っていた大型タンクローリー車を主人公が何気なく追い越したところ、その車に執拗に追い回されるハメになる…映画の序盤から終盤までその展開だけなんですが、かなり怖いです。後ろでクラクションを鳴らされまくり、道を譲ってもまた前でトロトロ、猛スピードで抜いても超猛スピードで追ってくる…。もうやめてください… 【nyaramero】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-04-24 14:26:13) |
276.スピルバーグ初期の傑作。 久しぶりに見たけれど、古くなっていないのはシンプルだからかな。 相手の顔が見えない分「ヒッチャー」より怖いし、心理的・物理的両面で主人公を圧迫していく過程が秀逸。 デニス・ウィーバーは快活な「警部マクロード」とは全然ちがったヘッピリ腰で怯える演技が上手く、シャツの汗ジミなど小技も効いています。 あのタンクローリーも油じみたボディといい、映画史上もっとも演技派な大型車両かもしれない。 電話ボックスのシーンは、望遠レンズを使い迫り来るモンスターを大きく見せて迫力を倍増していそう。 ラストは原題どおり迫力あるデュエル(決闘)。 監督は後年になっても「ロスト・ワールド」「宇宙戦争」を撮っているし、恐怖演出が生来の嗜好としてありそうです。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-02-05 07:00:03) |
275.《ネタバレ》 個人的に初期のスピルバーグ作品が好きなんですが、この作品はデビュー作にして文句なしの最高傑作だと思います。 【ぐうたらパパ】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-01-15 14:08:01) |
274.ぼけっとしていた昼下がり、何気なくテレビで観たこの映画がいやもう怖いのなんの。弛緩してた部屋の空気が一気に緊迫したもんです。なにこいつなんでなんで?ともう半泣き。監督の名前も知らずにいましたが、すんごい映画見たー!と心に刻まれました。 【tottoko】さん [地上波(吹替)] 8点(2011-10-10 18:23:39) |
273.《ネタバレ》 一つのテーマで最後まで飽きさせない魅せ方が上手いと思いました。相手の正体が明らかにならないところにも恐怖心を煽られます。 【*まみこ*】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2011-08-25 01:23:20) |
272.単純明快、捻りがあるわけでもないのに抜群に面白い。 気がついたら、ぐいぐいと引き込まれていた。 見せ方がうまいのはもちろん、この映画の特筆すべき点は、 主人公の心理描写が巧みに描かれていること。 気の弱い冴えない主人公の強烈な人間臭さが感情移入し易く、 カーアクションに心理サスペンスの要素がくわわって、 見応えのあるドラマにも仕上がっていた。 スピルバーグのデビュー作らしいけど、 彼の天才ぶりをしっかりと見せてくれる作品。 【MAHITO】さん [地上波(邦画)] 8点(2011-07-09 16:10:43) |
271.《ネタバレ》 製作された71年はアメリカン・ニュー・シネマの最盛期でスピルバーグも本作ではどことなくニュー・シネマっぽい雰囲気をパクっていますが、後半はとくに独自のスタイルで押し通してエンドまで持ってゆきまったく新しいジャンルの映画を作り上げてしまったのはもう天才のなせる業です。最後まで腕しか見せないトラックの運転手、すでに処女作で『JAWS』のスタイルを完成させているというのはただ驚くほかありません。エンコしたスクール・バスを押して“いい人”ぶって主人公マンのウラをかくシーンでは、もう完全にトラックが擬人化されちゃって観ているこっちまで鳥肌が立つ恐怖です。日本でもかなり早い時期にTV放映されていますのでスピルバーグのことは知れ渡っていましたが、まさかその後ハリウッドのキングになろうとは誰が予想したでしょうか。 【S&S】さん [地上波(吹替)] 8点(2011-07-02 20:31:42) |
270.《ネタバレ》 最初は嫌がらせ程度に思えたが、徐々にエスカレートする恐怖。車の故障で追い詰められ、下りの坂道では主人公の死にオチも頭をよぎったくらいで、まさに息を呑む面白さだった。これを25歳で撮ってしまうスピルバーグはやっぱり凄い。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-05-21 17:35:50) |
269.《ネタバレ》 今まで観た映画の中で最もシンプルな作品。日常でもありそうなちょっとトラックを追い越したことがきっかけに命が脅かされる展開に。だただたトラックと主人公のやり取りのみが描かれる。だれが、なんのためにかもわからないまま。この得体の知れない相手が見るもの注目させる。 【たこちゅう】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-04-18 00:17:20) |