116.《ネタバレ》 スポット映像でトラと漂流してるシーンだけ強烈に覚えてた。 さすがに12年前の映画だし、今見るとCGはCGだなってわかりますね。 それはさて置いてもキレイな映像。 特にトラはリアルなんだけど、これ本物なんだろうか。 最後の最後で種明かしされるんだけど、そりゃさすがにトラと227日も漂流するわけないわな。 個人的に大量のミーアキャットが出てくるシーンの最初が気持ち悪くてキツかった・・・ その後は大丈夫だったけど、あのウネウネ動くのが虫みたいで。 って思ってたらあれ蛆虫の暗喩と知ってすこぶる納得ですわ。 引きの映像蛆虫の群れにしか見えんかった。 考察とか読んでるけとへーとかなるほどとかとにかく相槌打ちたくなる映画でした。 【悲喜こもごも】さん [インターネット(字幕)] 5点(2024-11-11 21:45:26) |
115.映像が美しく、漂流してからは緊張感があった。前半の話があんな感じでまとまるとは。トラと漂流して心を通わすのかと思いきや、良い意味で裏切られました。宗教的な感覚が日本人には理解しにくいのが難点かな。 【ラグ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-11-18 23:04:18) |
114.《ネタバレ》 美しい映画です。2つの物語が語られますが、真実はどちらなのか。そんなことは少し考えればわかる話ですが、どちらを信じるのかは個々の自由です。生きるということがどういうことなのかが、動物たち(人間を含む)を通して描かれています。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-01-19 13:07:30) |
113.漂流者や、サバイバルものは飢えとの戦いで、結構間延びする感じになってしまうところを、 トラを加えることで、プラス常に危険と紙一重で油断できない状況に持って来たところが 飽きさせない展開を生み成功したと思う。面白かったです。 【シネマファン55号】さん [インターネット(吹替)] 7点(2019-12-17 15:10:42) |
★112.《ネタバレ》 本当にトラと漂流したと思って、キャッチコピーどおり「どうやって少年は生き延びたのか」という海洋サバイバル物語として見てたので、最後にポカーンとなりました。 どうやら、実際は日本人の保険調査員に語ったもうひとつの物語が事実のようだけど、どちらが事実かを考えさせるのではなく、哲学だから、何を信じたいのか、ということなんですね。 そうやって少年は生き延びたのか・・・と考えると怖いお話です。
どんな神様でも信じるパイは、一つの神様を信仰してる人たちからは不思議がられるかもしれないけど、無宗教でクリスマスパーティもするし初詣出にも行くしお寺巡りもする私のような日本人には、宗教観のお話はピンとこないのではないかと思いました。
映像はとても綺麗でした。 【nanapino】さん [映画館(字幕)] 6点(2018-06-10 18:01:44) |
111.《ネタバレ》 "リチャード・パーカー"という海難中の飢えで喰われた乗組員の名前をトラに与えることで、最後にトラが主人公に喰われるのかと思いこませて、実はおぞましき人肉食(=現実)をカモフラージュするためのミスリードだった。ベジタリアンの主人公が極限状態ゆえに寓話として捏造しなければ、その事実に心が壊れてしまうのだろう。そう思うとトラが全編フルCGで作られた意味が強調されたといえる。トラに具現化した己との闘いだった。とは言え、バナナが海中でも浮くことが現実でも証明されているので、どこまで事実か不明瞭なところに救われる。己の中の獣性がどこで目覚めるか分からない。ヒトがヒトで居続けるための信仰が無力だとしても、その均衡によって生き残れたのかもしれない奇跡がきっと存在する。 |
110.CMとタイトルから気軽に観られる冒険ファンタジーかと想像していましたが、 全然違って中々深い作品でした。 漂流開始まで約45分・・・。 最後まで観ると、冒頭の宗教の話が伏線になってたんだってわかるんですけど、退屈でした。(いつトラと漂流の大冒険始まるんだよと・・・) ちょっと気持ち悪いしな〜。 【へまち】さん [DVD(字幕)] 4点(2018-02-19 22:01:19) |
109.映像はすばらしい。 ただ皆さん高評価ですが、俺的にはそこまでは…。 【kontiki】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-10-09 22:34:39) |
108.《ネタバレ》 とても綺麗な映像の数々にフルCGで映されるトラとの漂流 どんなストーリーなのかと思えば、最後の種明かしで色々と納得 食人島の真意はよくわからなかったけど・・・ (食人島を離れた=人肉がを食べる必要が無くなった?)なのかな 実際にはとても見れないような残酷な物語だが 要所要所はしっかりと違う見せ方をしていて楽しめた映画 人間バージョン(真実?)の映画は・・・絶対に見たくないなぁ・・・ こういう考察が出来るような映画は好きです 【メメント66】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-08-10 21:38:25) |
107.《ネタバレ》 やっぱりトラがよいですねぇ。怖いけど愛らしいしコミカルな部分もあるし。少年と長い時間を共にし、信頼関係が芽生えるわけでもないけど最初の頃とはやはり違う関係が生まれている。お互い飢餓に苦しむ状況で少年の膝の上で横たわる姿。そして最後に振り返ることなくジャングルに消えていく姿。トラとの友情なんて幻想だし、人間と動物だから生まれる関係、これが良いのだと思う。 【珈琲時間】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2017-03-08 21:39:31) |
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106.《ネタバレ》 前半部分は異文化の物語に引き込まれました。生涯忘れてはいけない授業は 宗教と言う枠組みを超えて存在しえる息子を思う父の気持ちであり威厳であり 世代間の価値観の違いなど今の日本ではほぼ消えた文化や考え方でありそこから感じる物も多い。 漂流シーンになってからは映像美で乗り切っている感じ、つまらなくはないが。 最後のオチの部分は、正直皆があれこれ推測するような話しには思えなかった。 辛く直視できない現実の記憶を映像美のように綺麗に面白く装飾した。そういう事だろうと。 あれこれ考えるのは深読みしすぎな気がして好きではない。 どちらの話が好きかと問われると、私は後者の話の方だ。辛いが。 しかし、それを踏まえて生きる上で頭の中の妄想を作って生きて行く姿そのものにこそ共感を覚える。 最後にこの映画には日本人と言う設定の者が出てきますが、制作者はまるで日本人を理解していない。 そう感じました。日本人なら日本人を使えという意味ではありませんし映画の評価に 影響する所ではありませんが、日本人としてそう思いました。 【デミトリ】さん [DVD(吹替)] 6点(2016-12-06 10:25:33) |
105.《ネタバレ》 人によっては色々解釈ができる映画でした。とは言うものの、遭難に会うまでは、ちょっと退屈。でも後のヒントがここで色々語られるので必要なんですけど。僕は、この映画を観終わった時に、思い浮かんだのは、宗教=物語なのかもってゆうこと。この映画は、映画というものの本質を映画の中で描いたメタ的な部分もあるんだけど、僕たちは、いつだって物語を欲してる部分がどこかにあって、宗教もその一部と言えるかもしれない。ただ一つの宗教に盲信するのは危険なことだってのは、人食いの島で表現されてる通りだけど。んなこと色々考えたけど、日常のなんの変哲もない出来事とか、友達のちょっとした出来事とかを、おもしろおかしい物語に変えて話すことがあるやん、そのままあるがまま話すよりそっちの方が楽しいし。それと同じって風にも考えられるかなー。パイのすべらない話的な。 【なにわ君】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-10-13 17:49:27) |
104.《ネタバレ》 虎と漂流した冒険談を、たっぷりお金をかけたCG映像美で見せるだけの映画かと思ってましたが・・意外や一種のサイコサスペンス。 大嵐の中を素潜りしてボートに戻ってくるとか、隠れる所が無いはずの所からいきなり虎が飛び出てくるとか、「あれ、おかしいな?」という数々の部分が最後に回収されるのがお見事でした。 回想という形で、最初から主人公が助かる事を明らかにした上での展開もこれなら納得。最後の方の食人の島は何の寓意だったんだろうか。 こういう変わった映画が、ディズニーアニメ等と一緒に散々CMで流されてたのは不思議。 【番茶】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-07-02 20:57:34) |
103.《ネタバレ》 ○CG多様だが、見事な映像美。映画館で観るべきだった。○トラの象徴としての存在が面白い。その前にいた動物も含め。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-05-11 21:59:55) |
【マンデーサイレンス】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-03-05 17:13:19) |
101.「作者の意図を十分理解してください」みたいな隠喩的な映画に見えますが、宗教観は別として、極限状態での生存本能や食糧確保の倫理観は伝わってきます。船上で4頭の動物が絡む所や主人公とベンガルトラの駆け引きに引き込まれますが、喩えの中身より映像から溢れだす緊迫感に圧倒されます。きれいでリアルなCGの迫力は3Dでなくても見事でした。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-02-14 02:39:50) (良:1票) |
100.《ネタバレ》 「すごく変わった映画だな」と数年、観るのを保留にしていました。 とてもキレイな映像で、まるで一緒に海を漂流していたみたいな気分。 美しい異世界に行ったようで、楽しい映画体験でした。 「虎と小さなボートで?」「そんな馬鹿な」という疑問を、納得のカタチで答えてくれました。 他にない映画ですね。好きな映画です。 【激辛カレーライス】さん [DVD(字幕)] 9点(2016-02-07 22:18:57) |
99.《ネタバレ》 とにかく圧倒的な映像美と迫力がある映画でした。 リアリティもあり、隅からすみまで計算しつくされた完成度の高い作品です。 宗教的な話がベースにあるようなので、最後まで見るとじつはとても深い話だったということが分かるのですが、日常的に一神教やヒンドゥーに接することが多くない日本人には分かりにくいかもしれません。 ただ個人的にはユーモアがあって見ていて楽しくなるコメディー映画が好きなタチなので、追い詰められる心理を描いたパニックモノは好ましくありません。よって限りなく6点に近い7点としました。 【mhiro】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-01-10 06:31:41) |
98.宗教の話。というのは聞いていたので、前半部分からそう単純な話ではないのだろうとは思ったが、漂流中は災害による極限状態の孤独と不安という神の試練や自然の力・恵みといった神の創造物と向き合う少年の話なんだろうなという理解だった。無神論と言われる日本人も宗教的な儀式は色々とするし、311では神仏に祈った人も多かっただろうと思う。人生は思い通りにはならないし、人間は完璧ではないし、基本的に無力だ。だから神頼みをする。それが最後の最後でわけのわからないネタが飛び出してきて、鑑賞者を翻弄させる。こういうドンデン返しは基本的に好きじゃない。それまでの鑑賞時間がムダに思えるし、バカにされているように思えるから。鑑賞中にこの構造に気がついた人はどれだけいるんだろう?しかも綺麗にひっくり返してくれるならまだしも、いったいなんだったんだよ?という疑問ばかりが残る。少年の記憶も曖昧だろうし、全てが夢幻かもしれないし、納得しない日本人にエグイ創作話をしたのかもしれないし真相はわからない。そこに様々な解釈が生まれるのだろうし、そういうのを読むのもキライではないのだが、それでは作品は最後の最後で問題提起をしたにすぎなくて、作品そのものではなく皆の解釈を楽しむ作品になってしまう。それも鑑賞の楽しみのひとつではあるのだが、自分自身はどうもスッキリしない作品ではある。 |
97.《ネタバレ》 なんともいえないほど不思議で、映像もきれいで、考えさせられる作品だった。いつかもう一回観ようと録画を残しておこうという気になる。何がほんとにあった事実かというのは解らないから、それはいったんわきに置くとして、作品が語ろうとしている限りでの真実を推測するとしてもやっぱり次のようになる。トラの物語は、一人で漂流をつづける間に少年が、それまでの船上での惨劇から自分の心を守るために、動物たちの物語に置き換えて作り上げたものだった。だから救出されたときの一番の感情も、そういう自分との別れ、、その悲しみ、そこからの新たな出発ということになったのかもしれない。日本の神さまとも近いはずだから、これからはヒンドゥーの神々のことも少しは勉強しなくては…と思った。なんか人間の宗教的な悲しみというようなものが、映像の美しさとともに、強く心に残る作品だった。 【柚】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-01-03 14:29:33) |