20.《ネタバレ》 一言で言えば…HIP-HOP版『ストリートオブファイアー』あるいは『ブレードランナー』的世界観での『燃えよドラゴン』です。 実は俺は園子温監督とはずーっと相性が悪くて「今度はいけるかも…」と思っては「嗚呼…やっぱ俺は園映画はダメだぁ」となるのが常でしたが、今作は大丈夫でした。映画しょっぱなからMC SHOWこと染谷将太がカメラ目線で観客に状況説明をラップするコトで、この映画の虚構性(あるいは寓話性)がハッキリしたワケで。それによって、この映画内における【残虐性&暴力性】が中和されたからかなぁと思います。(ちなみに縄張りが細分化されたTOKYOの街を自由に歩き回る染谷将太は、まるで『ベルリン天使の詩』での天使の姿を連想させました。)そして、その寓話性が故に物語の中で急にラップが始まっても違和感なく見ることができたのだとも思います。寓話性を高めるという意味では竹内力演じるブッパと、でんでん演じる大司教の【やりすぎ感】もイイ意味でメチャクチャで、上手く機能していたのかなと思います。 パンツ一丁で日本刀を振り回す鈴木亮平もヨカッタ!静かなる狂気の窪塚洋介もヨカッタ!そして!パンツ丸出しの回し蹴りを筆頭に、スーパーアクションを次々に繰り出す清野菜名さんが圧倒的にヨカッタ!!!!「そりゃあ、この後ブレイクするに決まってるわ!」と思うしかないカッコ良さでした。ラストバトル時の『VISION STREET WEAR』のTシャツも個人的にはツボでしたね(笑)。 HIP-HOP好きの人だと色々思うコトもあるのかもですが、俺的には満足でしたので、点数はこんなカンジだYO! 【幻覚@蛇プニョ】さん [インターネット(邦画)] 7点(2021-03-30 02:07:33) |
19.「ミニスカートの婦人警官」というのは、誰もがその存在を信じているのにまだ誰も見たことがない、一種のUMAですね。トーキョーの街に、ミニスカポリスは確かに実在した! 竹内力が完全にブッ壊れていて、もうセリフ回しも何言ってるんだかわかんないんですけれども、一昔前ならこういう役どころはやっぱり安岡力也の出番、だったかあ、なんて思った途端、竹内力に安岡力也の霊が舞い降りたような気がして。今後もぜひ、この路線でも頑張って欲しい。そんな気が、ホンの少しだけ。 全編にラップが散りばめられたミュージカル仕立て、さすがにこれだけ単調なモノを延々と聞かされると、ちょっとゲンナリしてくる部分もありますが、そこは文句を言っても仕方がない、見る前からわかってた事、ですから。 そしてハチャメチャなセットな中で繰り広げられる、全編、乱闘シーン。長回ししてみたり、大きく視点を変えてみたり、色々と工夫は施されているものの、これも、「カメラの揺れ」があまり乱発されると、少々、辟易してしまいます。 その中でやっぱり光っているのが、清野菜名と坂口茉琴のスピーディなアクションシーン。清野菜名はヌードも見せる思い切りの良さ、その後ではもはや、パンチラもパンチラには見えなくなってきて。一方の坂口茉琴(女の子です)は少年の役。この二人が見事なタッグでキレのよい格闘を演じており、性別を超えた中性的な魅力にあふれています。 鈴木亮平は見事な肉体美を披露していて、帝王・高山よりもイイ体してるかも?(いや、Uインターの頃は高山も引き締まった体してたんですけどね)。それはともかく、マッチョ路線が確立していてこそ、少年少女の格闘も活きてくるワケで。ついでに高山のギャグも活きてくるワケで。 乱闘また乱闘。良くも悪くも、お腹いっぱいです。 【鱗歌】さん [DVD(邦画)] 7点(2020-07-24 12:34:29) |
18.《ネタバレ》 園監督では二番目に面白い。力さんいつもの開演。そして、菜名ちゃん。アクションよし。可愛いし。そして、美乳披露。万歳。 【にけ】さん [映画館(邦画)] 7点(2019-01-27 22:04:44) |
17.《ネタバレ》 これはストーリーそっちのけで、キャラクターとラップと美術を楽しむ娯楽映画の皮を被った芸術映画でしょう。見事な世界観作りと強烈な登場人物に舌を巻いた。時計じかけのオレンジのオマージュも良い。まさかあれを本物の人間でやるとは……。清野菜名という良い女優を知れて良かった。思いきりの良いおっぱいとパンチラだった。 【eureka】さん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2017-09-02 08:54:18) |
16.中二病的な要素を感じるラッパーミュージカル。そして竹内力なんかに見るコメディ要素(笑)。そんな映画。内容はぶっ飛んでいるが、なかなか意外にも最後までそれなりに面白く見ることが出来た。いろんな人が出ているのも楽しめた。鈴木亮平がいい味出していてけっこう良かった。それと、清野奈名もいろいろと頑張っていて、魅力が出ていて良かった。それにしてもホント吉瀬美智子に似てるな~と何回も思った。 【スワローマン】さん [インターネット(字幕)] 6点(2015-12-20 12:42:38) |
15.普通の映画で15分ぐらいで済ます内容を45分ぐらいかけてラップに乗せて進めていくような映画。派手なセットや演出は見てて楽しく嫌いじゃないんですけど、いかんせん内容は薄いので映画としての評価はぼちぼちといった感じ。ラップの上手くない染谷将太を使った演出は全く意味不明、まあ監督が染谷君のこと大好きなんでしょう。鈴木亮平の背中はすごいね。 【映画大好きっ子】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-08-13 21:45:48) |
14.ハマる人はめちゃハマりそうですね。実際に私も予想外に楽しめました。実は鈴木亮平さんの裸目当てでラップ嫌いな個人的には早送りでも良さそうな作品だな、なんて予想していたのですが、なんだかんだじっくり見入ってしまいました。ただ、、、映像的には観てて楽しいんですが、ストーリーはトンデモなので、後には何も残りません。そして個人的にマイナスポイントは竹内力さんのやり過ぎ顔演技としょこたんお得意のブルースリー。あれらが無ければもう1点上がってたかな。 【movie海馬】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2015-08-08 17:06:11) |
13.《ネタバレ》 ラップとオッパイと暴力だけでできている映画です。こんな危険な都市はこの世にない、なんと恐ろしい、TOKYO!!池袋、新宿、渋谷と並んで出てくるのが「練馬」だったり「武蔵野」だったりするのは作者の愛着の問題なのだろうか。 せっかく地名は出てくるんだけど、本物の街が舞台ではなく、地下だかスラムだかよくわからないところが舞台なので、東京感あんまりなく、地名をどこに置き換えても成立する。もう少し、その土地の特色をもったキャラクターだったら良かったのに。 変なテンションのキャラクターがラップに載せたアクションで乱闘し続けるだけなのであまり語ることもないが、それなりに迫力がありなかなか楽しかった。 語りべでありながら、実はそこそこ強くてクールな染谷くんがなんだかんだで一番イイトコ持っていってるのがズルい。白目を向いてシコシコしまくるブチ切れヤリスギ竹内力は、この映画に出て大切なモノを失ってはいないか心配だ。 【すべから】さん [映画館(字幕)] 7点(2015-04-10 01:21:07) |
12.好きか嫌いかで言えば、好き。 キャラクターづくり自体は、原作に忠実なキャラも、映画独自のオリジナリティを出したキャラも、総じて良い。 ただ、ストーリーがあまりに雑すぎた。 “こういう映画”なので、雑多なのは大いに結構だが、ストーリー展開として盛り上がりに欠けたことは否めない。娯楽映画としてのストーリー的な巧さは、もっといくらでも出せたと思う。 そうすれば、もう一味も二味も”サイコー”な映画になったろう、と大変勿体無く思う。 井上三太の原作「TOKYO TRIBE 2」は、ファッション誌「boon」での連載中から単行本を買って愛読していた。 田舎のダサい高校生だった僕が、どうやってこの漫画を知り、単行本を集めるに至ったか全く思い出せない。けれど、自分の住む世界とあまりにかけ離れたこの漫画の「欲望」と「狂気」の世界観を、まるで“いけないものを見るような”感覚で密かに楽しんでいたことを思い出す。 その欲望と狂気の世界観を園子温が撮る!という報は、かつての“いけない”感覚を呼び起こし、“ワクワク”というよりも“ドキドキ”に近い期待感を生んでいた。 結果として、この映画の監督が園子温であったことは、「成功」だったと思う。 この作品とキャラクターたちが表す、熱さも、愚かさも、可笑しさも、恐ろしさも、下らなさも、その要素は総て園子温という表現者が持つ資質に合致していた。 だからこそ、前述の“勿体無い感”が際立つ。 ストーリーは、“馬鹿”がつくほど単純でいい。「ケンカを売った」「ケンカを買った」「どちらかが勝った」それでいいのだ。 ただ、せっかく揃えた濃いキャラクターを巧く使って盛り上げて欲しかった。 プロの役者も、プロのラッパーも、出演陣が総じて良かっただけに、それぞれに印象的な見せ場や、壮絶な死に様を用意してあげて欲しかったと思う。そういう部分が軽薄だったため、映画としての盛り上がりにかけてしまっていた。 “ラップミュージカル”とイントロするだけあって、“プロ”を揃えたラップによるミュージカルシーンは、どの場面も非常にエモーショナルだった。 映画を観終わり、「サウンドトラックが欲しい!」と思えたのは久々だ。それだけでも、この映画の価値は大きいと思える。 【鉄腕麗人】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2015-03-06 00:02:46) |
11.《ネタバレ》 とんでもなくアホでくだらない映画です。そのアホくだらなさを気に入り楽しめるか楽しめないか、乗れるか乗れないかで評価は大きく分かれそう。ラップミュージカルというこれまでにないスタイルを作り上げていることは良いのですが、結局のところ、ストーリーはほぼないに等しい。ラップは自分たちが何者であるかを語るだけのものです。その内容のなさに呆れ果てながら見ていましたが、後半の抗争が本格化するところからはさらにアホらしさが加速。その一連のシーンはそれなりに笑わせてもらいました。他の不満としては、竹内力の演技だけはどうにもやりすぎ。ラップが上手い人と、ものすごく下手な人の差が激しい等々。逆に良かったのは、メラやブッパによる拳銃&機関銃使用シーン、若い時の吉瀬美智子を彷彿とさせる清野菜名さんがおっぱい丸出しになってたこと、巨大カッターでミンチにされるしょこたん、時計仕掛けのオレンジ風の謎の部屋やスラム街のセットの出来栄え。窪塚くんの相変わらずの怪演等々。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(邦画)] 5点(2015-01-21 20:33:05) |
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10.《ネタバレ》 とりあえず、清野菜名を吉瀬美智子と勘違いしてしまった感じで見てみるコトお薦めいたそう。 現実問題、吉瀬美智子は飛び蹴りなんてしないんだけどもね それはそれで それはそれ。 【3737】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-01-19 22:00:04) |
★9.《ネタバレ》 おもしろい。『IWGP』が好きならオススメ。 ブクロのチーム、そして窪塚も似たようなキャラで登場となれば、あのドラマを彷彿する人も結構いるような。 チーム間の抗争を劇画タッチに描いていて、そこに園子温らしいエロとバイオレンスの毒気が効いている。 原作の漫画は未読だが、いかにも漫画的な世界観がうまく構築されていて、原作をぶち壊さずに表現できたことをうかがわせる。 ミュージカルが大の苦手なのだが、ラップがこれほどミュージカルに合うとは。 いつものアレルギー反応も出ずに楽しめた。
キャスティングもよく、特に清野菜名が印象に残った。 初めて見たが、タイプは違うけど、今や国際的女優となったペ・ドゥナや、すっかり人気女優の吉高由里子の初見と同じくらいのインパクト。 キュートで透明感がありながら裸も辞さない思い切りの良さに加えて、アクションもできる逸材で、園監督のお眼鏡にかなっての抜擢も納得。 満島ひかりに通じるカッコ良さもあり、そういえば吉高も満島も園監督が見出したと言われるだけに、今後が楽しみ。 鈴木亮平は変態仮面のイメージが強かったのだが、それも一変、凶暴な敵役のメラが板についていた。 ストーリー自体は特にどうということもないものの、スタイリッシュでカオスな雰囲気は好き。 【飛鳥】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-01-11 22:27:36) |
【黒ネコ】さん [ブルーレイ(邦画)] 5点(2015-01-06 16:40:00) |
7.ラップを使ったミュージカルは違和感なく入り込めました。セクシー路線も惜しみなく出した所も評価できます。ただストーリーの整合性が取れていないので面白いかというと疑問で、内容よりノリを楽しむ映画だと感じました。 【Yoshi】さん [映画館(邦画)] 4点(2014-09-19 04:15:23) |
6.《ネタバレ》 園子温監督作品、しかも主演はHK変態仮面の鈴木亮平となると、観る前から密かに盛り上がってしまい、こんなに期待値を上げて観に行って大丈夫なのかと不安になりましたが、それを上回る面白さでした。普段聞くことのないラップも違和感なく、あの独特な雰囲気に誘われました。ストーリーの主軸はTRIBEの抗争ですが、その抗争の発端があやふやなままストーリーが進むため、どちらかというと濃いキャラとキャラのぶつかり合いが色濃く残りました。特に、ブッパ竹内力の顔芸と、メラ鈴木亮平の肉体美、そしてスンミ清野菜名のアクションは秀逸だったと思います。 それにしても、メラがカイを敵視する理由には茫然としました。二人の複雑な関係や、感動的なエンディングがあるものと思い込んで観ていた自分に、呆れて腹が立つほどでした。でも、その馬鹿馬鹿しさが爽快。面白かったです。 【さく】さん [映画館(邦画)] 9点(2014-09-13 21:27:06) |
5.《ネタバレ》 こんなアホ映画は久々に見た。全編にわたって「やりすぎ」な映画です。 演技は過剰、セリフはラップ、美術はクーロン城、必要以上のエロス、ギャグみたいなキャスティング。それぞれを竹内力、染谷将太、ブクロ、清野菜名の白パンチラ、練マザファッカーが体現しています。練マザファッカーが練マザファッカーとして登場したのには腹抱えて笑いました。D.O.の語尾が「メーン」だったら笑い死にしていたかもしれません。紹介シーンの鈴木亮平の怖そうでマヌケなナレーションもツボでしたね。ムダにいい出来なアクションも良い!清野菜名は素晴らしいです。おっぱい見せてくれるし。アクション女優として活躍を期待したいですね。 ヒップホップミュージカルというテーマからして、ネタ映画かカルト映画のどちらかにしかなり得ないと思うんですが、本作はカルト映画として語り継がれていきそうな予感がします。竹内力が「死んでしまうのでは」と恐怖してしまうほどのテンションで演技し、でんでんが神様役で、しょこたんがブルース・リーのモノマネをしながらミキサーにかけられ、鈴木亮平が「ちんこ」を連発する映画……。どう考えてもネタ映画じゃねーか!でも、無性に面白くて楽しいんです。バカバカしいことをマジメにやる面白さがあります。ひょっとして平成の『鴛鴦歌合戦』なんじゃないか?と思います。 惜しむらくは、吉祥寺バウスシアターが閉館してしまったことです。本作の爆音上映会はさぞ盛り上がることだろうに……。 【カニばさみ】さん [映画館(邦画)] 8点(2014-09-11 18:44:13) |
4.とある映画評にあった「反戦映画の快作」という言葉がぴったりきた。若者よ。あんな馬鹿ボスのために無駄に戦うことなかれ、という感じ。アホをやってもつい許してしまう監督のひとりです。冒頭、朝ドラ終わるまで公開を控えた方が良かったのでは?と一瞬思ったけれど、それを打ち消すほどの説得力が鈴木亮平の肉体にあったのであとは単純に楽しめた。しかし、白のパンチラお好きですね、監督。でも、でんでんのくだりはどうもなぁ・・・。 【showrio】さん [映画館(邦画)] 8点(2014-09-07 12:45:01) |
3.《ネタバレ》 園監督の作風は大きく分けて二種類あると思います。落ち着いたリアリティのある作品と、エキセントリックな作品です。 さて、エクセントリックな方の作品では、とにかくやりたいことを詰め込んでいる様な、謂わばタランティーノ監督の『キル・ビル』の様な作品が多いのですが、私はその作風には非常に好感を持っています。観客の目線・ウケを気にして凡庸な作品を作る、簡単に言うと最大公約数的な作品を固持する監督よりも、1%の観客でもいいから途轍もない感動を与える園監督の方が遥かに好きなのです。 今回は単に1%の人間に入らなかったとも言えますが、納得できない点を述べてみたいと思います。 まず役者さんたちのオーバーアクト。園監督の映画において役者の演技がエキサイトしているのは何時ものことですが、殆どの作品において最低限のリアリティラインは、少なくとも作品世界内で守られていたと思う。しかし本作の場合、竹内力を初めとして、怪演と言うには余りにもやりすぎな演技をする。かと思えば佐藤隆太などはそれなりに普通に演技していてどうも、そのラインが一致していない。そもそもラップ少女を筆頭に顔芸を映画で見るのは好きではありません。面白くないよ。 次は話が単に詰まらないという問題。「いろんなチームが団結して悪い奴を倒しました。終わり」と物凄く単純。しかもチームが団結する理由が、佐藤隆太演じるテラさんが死んだからですが、テラさんがどういう風に好い奴だったかも大して描写されないので、とても展開が性急に感じる。もっと分かり易く言えば、個々のチームがノリで行動しているとしか思えず、中学生的なバカ騒ぎを観ているようで恥ずかしかった。 園監督の映画は、いくらエキセントリックとは言え、登場人物の行動に確固たる意志があり、だからこそそのパワーに圧倒されつつも感情移入してしまう部分が魅力と思っているのですが、本作の登場人物には一切のめり込めませんでした。主人公的ポジションの海にも大した意志は無いんですもの。「LOVE&PEACE」とか言われてもね。悪役と言えるメラの行動原理も結局は「海のチンポは俺よりデカイ」という心底アホらしい理由でしかない。アホらし過ぎてちょっと笑いましたがね。そんなアホらしさは観て1日で忘れる。 本作には一切乗れなかったのが本心です。日本語ラップでミュージカルというのは初めて観たし、退屈はしませんでした。 【民朗】さん [映画館(邦画)] 4点(2014-09-02 03:44:33) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 前半は緊迫感がありとても楽しめましたが、終盤にかけてはやっつけ感が半端なくて残念でした。舞台もキャラも揃っているので、もっともっと作り込んで欲しかったです。清野菜名と少年、あとキュルキュル回る丞威のアクションもキレがあり素晴らしかったです。たくさんのおっぱいが出ましたが、やはり鈴木亮平の肉体が一番輝いていました。 【DAIMETAL】さん [映画館(邦画)] 7点(2014-09-02 00:55:32) |
1.《ネタバレ》 全編を貫くテンションの高さがヤバい。開始5分でテンションがMAXになり、そのまま折れ線グラフが下がることなく最後までノンストップ。なんというパワー。ただ、ひたすら音と映像の洪水に圧倒されっぱなし。 ストーリーはかなりツッコミ所満載だ。真面目な人はあまりのハチャメチャな展開に怒りを覚えるかもしれない。この映画を構成しているものは主に3つ、ラップと暴力とパンチラ。 あとは濃すぎるキャラクターのオンパレード。中でも一際輝いていたのが清野菜名。キレのあるアクションとクールな佇まいにヤラレた。そして、鈴木亮平のあの肉体。殆ど露出狂(笑)というより前日に『HK変態仮面』を鑑賞した為。それを思い出して終始変態にしか見えなかった。変態といえばやはり竹内力。あのイッちゃってる演技は最高。奴が出てくるだけで大笑い必至! あと、なんの伏線も無くボディを透明にするマシーンが登場して邪魔なキャラ共を一気に消し去ったり…これには呆れを通り越して大笑いするしかなかった。監督自身、自由で面白ければなんでもいいと言ってる通り、ここまで徹底してやってくれればもう文句なし。 園子温の映画はおもいっきり非日常的な体験ができるから好きなのだが、この映画もまさにそれ。この作り物の狂った世界は最高に非日常な体験だった。 【追記】 初見ではあまりの勢いに圧倒されてしまいただ手放しで褒めたが、2回目を冷静に観た結果、ちょっと物足りない所が目についたので追記したい。 それは、TRIBE同士の抗争があまり描かれていないこと。冒頭で他のエリアに入ったらBUKKOROSU!とか散々煽っていたのに、メラと海の対立が描かれるくらいで、シンジュクやシブヤや練マザファッカー達はラップを披露したあとは出番が少ない。TRIBE同士の抗争をしっかり描く事でクライマックスのTRIBE全員集合がアツい展開となるはずなのに、あれじゃちょっと弱かったかなと思う。 それと、そんなに喧嘩強くなかった海が急に強くなったり…。目の前で自分のリーダーを殺されたのに、メラに対する怒りが弱い。もっと復讐に燃えても良かった。 あと、HANDSの巌。戦車まで出動しといて、殴り込みに行く時は徒歩って一体…。あれで攻めこんだ方が圧倒的に有利でしょう。109の看板を壊したかっただけ? そして最後に、大司祭の出オチ感・・・。 【ヴレア】さん [映画館(邦画)] 9点(2014-08-30 18:09:09) |