41.ラストシーンからカタルシスが得られない、何が「三度目」なのか分からない、真犯人は別にいるのか?、被害者の娘はあれで救われたことになるのか?、等々。ちょっとした不満は(数多く)残りますが、全体的な充実ぶりからすれば(それでも)些細なことだと思います。 何よりも、役所広司と福山雅治の名演に圧倒されました。面会室のガラスに二人の顔を重ねる手法にも幻惑されます。 しかし、真実なんてどうでもいいというやっつけ仕事の裁判で、よく死刑判決を出せたなあ。まあ、リアルな冤罪(再審請求中の狭山事件とか)もこんなものかもしれませんが。 【傲霜】さん [地上波(邦画)] 8点(2019-01-05 19:29:51) |
★40.《ネタバレ》 こういうメタファーが多いのもモヤっとした終わり方も好みじゃない。 是枝監督はあえてモヤっとさせたかったようだが、こちらはスッキリしたいので。 十字架、北海道の原風景、器など、示唆するものを掘り下げてみればいろいろ浮かび上がってくる作り方だけど、謎解きのように分析するのは正直面倒臭い。 【飛鳥】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2018-11-29 23:10:51) |
39.《ネタバレ》 なんだか普通のサスペンスドラマでしたねぇ。是枝監督らしきところが一つだって見当たらなかったように思えます。 しかし 2017年9月9日に公開だったこの作品。 (撮影時期は、当然その前で) すずの母ちゃん役やってた斉藤由貴さんはこの時、お仕事以外のオフの時間に一体何をしていらっしゃったんだか まあ。悲し。 この時期、完全に彼女ひとりに話題をかっさらわれてしまってましたもんねー。(いや、実は変態医師が絡んでいたんだから二人というべきか) まあなんにせよ これにはきっと監督はじめ、福山氏もご立腹であったことでしょうと容易く想像できます。 ましてや、広瀬ちゃんなんかは きっと「もう二度と母ちゃん役なんてやってくれるな かんべんな」って きっと身内の者にはつぶやいていたりするのでしょうね それも容易く想像できます。 ただ不思議だったのは劇中、既にこの時、斉藤由貴さん ←顔にモザイクかかってましたやん(テレビ中の映像で、亡くなった被害者の嫁という体で) 監督ぅ、あれって まさかわざとじゃないよね? とまあ そこは偶然の産物となってしまっていたのでしょうが、そこがなんか偶然にも彼女に対する戒めみたいになっていて なんか、すごく不思議に感じてしまいましたよ 時事ネタ的で。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2018-11-11 00:00:02) |
38.《ネタバレ》 おもしろいんだけど、パンチにかけた。 【センブリーヌ】さん [インターネット(邦画)] 6点(2018-10-26 18:08:28) |
37.展開に起伏が乏しく、惹きつけられるような作品ではなかった。ラストの『器』の意味が全く不明。三隅は『演者』だということなのか??? 【クロ】さん [地上波(邦画)] 5点(2018-10-23 16:44:19) |
36.《ネタバレ》 なんというモヤっとした映画。 いろんな情報を作為的に隠されているので 考える余地が沢山あります。 そこが監督の狙いだとは思うのですが。 爽快感が最後にあるかなぁって思いながらみてたので だいぶ肩透かしを喰らいました。 しかし、「もう納期も決まってますし。今回は死刑判決でいきましょか。」みたいな感じで決めるのは 実際でもあるんでしょうか。 いろんな隠された情報よりもここが結構モヤっとした部分であるのですが。 タイトルの意味も単純に「死刑」自体の事を刺している気もしますし 違う意味も含んでいそうな感じもします。 ※事件の真相すらふわっとしてますい もやもやしながらも途中の気の抜けない展開やら 演者の演技など色々楽しめたので7点で 【シネマレビュー管理人】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-10-23 13:06:43) |
35.《ネタバレ》 映画としてはつまらなくはないです。 どんなラストなのか引っ張られはするんですが、登場人物の描き込みが浅いから 納得させられる内容ではないのが残念です。 二転三転する三隅の話、その理由すら提示されないのがどうにもこうにもイライラ、モヤモヤするのです。 まるで操り人形のように三隅に振り回される弁護士。 最初から最後までそれを見せられて終わってしまったという感じ。 何気にテーマはわかるんですが、それを語るにしたって、あの司法関係者たちは無能過ぎやしないか? それに法廷シーンに緊張感がないのが物足りない 是枝監督はやっぱり日常のなんでもない毎日を描きながらいろんなことを気付かせてくれるという 映画の方がいいです。 実はこの作品、映画専門チャンネルで何か月か前から度々放送されていて三度観たけど 感慨に浸るまではいきませんでした。 重盛が山中家を訪問するシーンで玄関のドアを開けた咲江が前髪を止めてたヘアピンを外して 前髪を手で直すとこ、唯一是枝監督らしいなと思ったシーンでした。 私も家にいる時はよくやってることで玄関チャイムが鳴るとまずヘアピン外して玄関の鏡で 跳ね上がった前髪をささっと直すから。 役所広司の演技にプラス1 【envy】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-10-14 23:57:04) |
34.《ネタバレ》 真実を追求しない法廷での死刑判決が三度目の殺人ですか?こんな裁判や判決も現実にはないこともないのでしょうが、手間暇かければ真実とか正義が必ず付いてくるっていうものでもないし、今のところは社会秩序維持のために不完全ながらも人が人を裁くのはやむを得ないのでしょう。ミステリーっぽい展開でしたので大どんでん返しを期待していましたが見事外されました。 【ProPace】さん [地上波(邦画)] 6点(2018-10-14 22:54:29) |
33.《ネタバレ》 上手く作られた見応えのある映画...だが物語は淡々と進んでいくので集中力も必要。 「三度目の」の意味が分からなかったが、本来死刑で無い自分を死刑にしたことが三度目か、と思った(実際の意図は不明)。 問題提起もあり面白い。でも大作では無い。 【simple】さん [地上波(邦画)] 7点(2018-10-14 21:21:33) |
32.《ネタバレ》 ちょっと詰め込みすぎだなー。 ダメな方のもやもや映画ですね。 あんな談合事なかれ裁判が本当に日本の現実なの? 【すたーちゃいるど】さん [地上波(邦画)] 4点(2018-10-14 04:31:09) |
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31.《ネタバレ》 「三度目」「十字架」「カナリア」「裁くのは誰?」「器」などなど、あれこれメタファーを盛り込み過ぎの感はあったし、俳優みんなオーバーアクトな感じもあって、見終わったときはお腹いっぱい。いつもの是枝監督作と比べると「思ってたのと違う」感もあった。その上、サスペンス風な味付けなので、「犯人」「動機」「真相」みたいなところにも関心が飛んで、さらに落ち着かない。ただ、あとでじんわりじんわりと、作品の味が伝わってきて、思ってたのと違ったけど、これはなかなかよかったのでは、と思うようになった。何より、最後の「器」がいい。結局、登場人物たちはみんな役所さん演じる三隅に、自分が思う犯人像を重ねていて、それを彼は「演じて」いるに過ぎない。彼が力強く自分の意志を訴えているように見えるシーンでも、彼の目は「からっぽ」だ。それを考えると、最初は苦手だなと思った役所さんのオーバーアクトも説得力を持ってくる。裁判をめぐるあれこれの表現は、自分は昔近い人に関する裁判を数回傍聴したことがあって、そのとき「裁判なるもの」に感じた違和感を、すごく適切に表現してくれた気がする。裁判は「真実」を明らかにする場ではなく、起こってしまった「アノマリー(非日常)」を日常世界へと回収するための共同体儀礼である、というのは言い過ぎかもしれないが、そういう側面が見事に描かれていた。これは、米国産の量産される裁判モノにはない、是枝さん的な視点でとても面白い。「モヤモヤ」する映画であることは間違いないが、そもそも裁判で「スッキリ」すること自体への違和感というか、そこを見事に突いた作品だと思います。 【ころりさん】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-10-11 11:54:58) (良:1票) |
30.《ネタバレ》 観終わった後にスッキリとしないモヤモヤが強く残る作品でした。作品の中では本筋の誰が犯人なのかを始めとした多くのテーマが投げかけれらますが、何一つとして作り手側の答えを示されることはありません。全ては観る側の解釈に委ねられるのですが、それは司法に携わる人間全てに当てはまることでしょう。いったい何が真実で何を信じるべきなのか。そういったことを考えさせられるちょっと重たい作品です。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2018-10-08 22:04:04) |
29.《ネタバレ》 後味悪い作品。 日本の司法が現在どうなっているかを感じ、やるせなさが残る。 かなりシリアス。 【バッジョ】さん [DVD(邦画)] 6点(2018-09-17 13:56:40) |
28.凄くモヤモヤする映画です。 司法に対する不信感があるのかもしれないが、じゃあ、どうしろというのか? 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 5点(2018-07-18 23:24:04) |
27.《ネタバレ》 どうせ映画の結末なんて忘れちゃうから、こんな終りかたでもよかったかな。 たら、れば、確かなことなんかなにもない。 わからない。 なにぎなんだか。 こんなの誰が検事で誰が弁護士で誰が裁判長かで、どーにでもなりそう。まただれかの証言でも。 なんだか怖い作品でした。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2018-07-08 18:24:25) |
26.《ネタバレ》 面白かったし、興味深いテーマではある。 しかし、あんな風に事務的に死刑が決まるような描き方してていいの~!? 法廷劇の名手シドニールメットですら、ここまで法廷を侮辱した展開はしてないよ~!? ラストもやもやが残るようにしたのは演出なんだろうな。 タイトルの意味も成程とは思うものの、ドキュメンタリー出身だからだろうなぁ・・ 本作品の公権力に対する描き方にはちょっと退いてしまう・・ 是枝監督作品は家族ものが好きだなぁ・・ この分野(法のあり方とか)の問題意識には、下手にドラマに組み込むのではなく、 ちゃんとしたドキュメンタリーで観たい。 じゃないと鑑賞後の世界の見え方が一変したよ? それが狙い(苦笑)? 【トント】さん [DVD(邦画)] 7点(2018-06-09 22:08:05) |
25.やりたいことはなんとなくわかるんだけど、 ちょっとまとまりがなさすぎた。 |
24.《ネタバレ》 脚本も演出もとても丁寧な作りで、最後まで集中して鑑賞出来ました。 単純に面白かったし、スルメのごとく味が出てきて考えこめるほど 深みがあるので複数回の視聴にも耐えられる内容だなと。 接見室で、最初は二人向き合うショットだったのが、だんだんと重なってしまいには同一化するような凝った演出は見ものでした。 ただ、見終わってスッキリしないのですね。それは三隅がどちらにも取れるような終わり方すると言うのもあるが、 思索的な部分を広げすぎて、なんだか霧中に入っちゃったような気分になってくる。 キリスト教的な要素も入れ、司法の事務的な部分を批判しつつ、「裁くのは誰?」となんだか哲学的な問いまでやり出して、 ちょっと広げすぎてるかなと。それでいて、主人公の家族があんまり話にリンクしていないようにも思うし。 まあ面白かったのは間違い無いので7点を献上いたします。 【あろえりーな】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-05-18 20:41:19) |
23.《ネタバレ》 暗い雰囲気、とてもシリアスで序盤から惹きつけられました。主要3人の役者もよかったと思います。 かなり、慎重に字幕付きで観ました。 留置書での面会シーンが何度かありますが、どれも緊張感があり、何を言い出すのかドキドキしてました。。 意味深で?な雪遊びのシーン、3人が雪に寝そべり、2人は十字、1人は大の字・・・・。(ここのチャプター名は“器”) ラストは、若干モヤモヤした感がありますが、もう一度観たくなる魅力がありました。 ラストも十字路でしたね〜。 この映画は、夜1人でじっくり観るのがよさそうです。 【へまち】さん [DVD(字幕)] 8点(2018-05-03 12:04:19) |
22.《ネタバレ》 ストーリーは目が離せなくておもしろい。オチを受け手に委ねるのは許せるとしても「器」ってなんだよ。一度目の殺人も「何か」があったのだろうか?見終わた直後はいろいろ考えて、もう1回とか思ったけど、落ち着いてこの点数。ザ・邦画のようなオチは受け入れにくくなった思うこの頃です。ただ、オリジナル脚本であることはすばらしい。 【ラグ】さん [ブルーレイ(邦画)] 5点(2018-04-29 22:43:21) |