127.《ネタバレ》 ホラーとコメディは本来うまく噛み合わないものだと思っていたが、これはうまく融合していた。 ホラーの緊迫感がある中での間の抜けた行為が、緩和剤になってクスリと笑わせてくれる。 ゾンビの大群に囲まれた絶体絶命の状況で、ゾンビのふりをして切り抜けようとする発想がバカっぽくていい。 かと思えば、ゾンビとなった肉親を撃たなければいけない葛藤など、シリアスなドラマも織り込んでいる。 生身の人間に精気がなくゾンビのように見えるところもあり、皮肉とブラックユーモアが効いていておもしろい。 同じエドガー・ライト監督&サイモン・ペッグ主演の「ホット・ファズ」がまったく合わなかったのに。 わからないものだ。 【飛鳥】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-03-23 10:13:58) (良:1票) |
126.《ネタバレ》 何をやってもうまくいかない冴えない男、ショーン。幼馴染みで同居人のこれまたどうしようもない駄目男エドのことが原因で彼女にフラれてしまった彼は、とことん大酒喰らって憂さ晴らしすることに。しかし、翌朝酷い二日酔いで目覚めてみると、いろいろあって街はゾンビで溢れ返っていた!未練たらたらのショーンは、すぐさま元カノを助けに行き近くに住む母親も救いみんなで行き付けのパブへと逃げ込んで襲いくるゾンビどもを撃退しビール飲みながら誰かが助けに来てくれるの待つという完璧な計画(?)を立てると、一緒に飲んでいたポンコツ人間エドと共に決死の覚悟で家を飛び出すのだった!いやー、良いですね、これ。久々におれの好みと見事に合致した、とことん馬鹿馬鹿しい映画と出合ってしまいました。ゾンビが次第に侵食して街がどんどん危機的状況に追い込まれていくのに、それに全く気付かないショーンの鈍感っぷりと、どこまでもお馬鹿なのだけどなんか憎めないエドとの呑気な遣り取りがめちゃツボでした。全編に散りばめられたくだらない(褒め言葉!)ギャグの数々もいちいち笑えます。大量のゾンビの群れのなかを、ゾンビのふりして遣り過ごしちゃうって、おい!そんな徹底的にコメディかと思いきや、後半、パブに辿り着いた登場人物たち各々に細やかな設定が創り込まれていて人間ドラマとしても意外に見応えありました。結局、パブに行かなければ全員助かってたじゃん!というブラックなオチ(ミストにも通じる?笑)とかもナイス!うん、面白かったっす!もっと早く観れば良かったなー。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-01-21 08:48:46) (良:1票) |
125.作り手のゾンビ愛が、イギリスコメディ独特の馬鹿なノリで炸裂中。日常にゾンビが溢れる異常事態をまれに見るユルさで乗り切る主人公たちといい、どんなゾンビ映画も考えつかなかった斜め上のオチといい、最高点ではないけど秀作くらいの評価を受けても良いと思う。で、なんでダイアー・ストレイツのレコードを投げてもOKなのよっ こらあっ。 【tottoko】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-12-01 00:30:41) (笑:1票) |
124.結構普通。評価が高かったので、みたのですが、笑いよりもイライラの方がつよく感じました。 コメディなので、ストーリー展開とかにケチを付けるつもりはないのですが、90年代のアメリカンコメディを見ているようでした。 【シネマファン55号】さん [DVD(吹替)] 5点(2013-09-03 12:51:23) |
★123.《ネタバレ》 笑いと恐怖は表裏です。この映画では笑いと恐怖が一心同体で、爆笑シーンもよく考えたら怖いし、怖さを感じるシーンももう一度見れば笑えるのです。なんてよくできた映画なんだろう、イギリスの三バカトリオすげえな!と思いました。主人公が気づかないうちにどんどん町が異様な雰囲気に変わっていく一連のシーンは最高にスリリングだし、クイーンの曲がかかるシーンなんか、腹がよじれるかと思った。オチも最高。 【カニばさみ】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-08-24 23:34:31) (良:1票) |
【黒ネコ】さん [DVD(吹替)] 8点(2013-08-15 18:11:52) |
121.《ネタバレ》 ドーン・オブ・ザ・デッドと異質の映画なんだけど同じくらい面白い。オリジナルのドーン・オブ・ザ・デッドとは共に表裏一体をなすんだけろうけど、どちらのリメイクもよく練られていて驚く。 このショーン・オブ・ザ・デッドの面白さはそれだけではなくて、笑いのツボの抑え方も非常に小気味が良く本質的に出来が良い。コメディタッチのゾンビものとしてバタリアンがすぐに思い浮かぶが、あちらはテレビで放映された際の吹き替えだけでどれだけ一つの話が面白くなってしまうのかと言う意味でいうと、オリジナルのトーンを著しく損なっていて本体の出来の良さとは全く違う意味合いを持っている。 バタリアン放映当時、「レミントンスティール」や「俺がハマーだ」といった吹き替えが一人歩きするほどに吹き替えの文化度は高く、今とは比較にならないくらいの楽しみがあった。それと比較すると、より現代である2004年の吹き替えはどうなのかというと、これがなかなか驚きなのだ。 吹き替えの黄金期だった80年代末から90年代初頭に掛けての時期にはない、(原盤という意味の)オリジナリティの移植という意味で正常に進歩しており、背景音のトラックとの自然さも段違いという意味で、色々な技術的な進歩をしみじみと感じられる傑作っぽさがこの映画の本当の価値ではないだろうかと、思ったり思わなかったり。 そういう余り日に当たらない技術という意味で傑作なのは間違いないんじゃ無いかと思うのだが、ゾンビを感じさせる編集や、大槻ケンヂのような既視感を感じる世界観も完璧な技術的な昇華を果たしていてどうにも侮れない。 要するに、ヤベーサベーマジオモシレえ。って思わずつぶやくってこと。 【黒猫クック】さん [DVD(吹替)] 8点(2013-07-31 18:56:33) |
120.《ネタバレ》 ゾンビのパロディだが、ロメロゾンビを正当に継承しているのが素晴らしい。 ゾンビのマネをしてゾンビの群れを通り抜けるアイデアも素晴らしい。 しかもこのシーンが後の伏線にもなっている。パロディでも残酷描写には手抜きなし。 個人的にはレコードを選別しながら投げつけるシーンが一番気に入ってます。 【ぴのづか】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-04-21 20:57:18) (良:1票) |
119.《ネタバレ》 ゾンビは出てくるがコメディなので真面目に観るのは間違い。バカバカしいと思いながら観ればそれなりの出来です。主人公を筆頭にイライラさせる性格の人物が多い。 【虎王】さん [DVD(吹替)] 6点(2013-04-15 21:40:48) |
118.馬鹿ゾンビ映画としてはバタリアンやブレインデッドに及ばないですね。 ゾンビの集団を前にして妙に余裕こいてるのは期待通りですが、もっと突き抜けた 演出が欲しかったです。 【次郎丸三郎】さん [DVD(吹替)] 6点(2013-03-23 10:42:21) |
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117.《ネタバレ》 気付かないってのは良い能力ですね。欲をいえばそのままラストまで気付かずにいてほしかった。 【SIN】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-09-22 22:50:06) |
116.結末がきちんと提示されている唯一のゾンビ映画。登場人物が本当に普通の人なのが良いです。 【ままごと】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-07-21 12:07:02) |
115.《ネタバレ》 今まで見たゾンビ映画の中でも大傑作です ゾンビ物にも関わらずコメディタッチで描かれており 尚且つ 巨匠ロメロへのリスペクトもある 監督の映画愛がビシビシ伝わってくる作品! 個人的にはハッピーエンドなラストシーンも 気に入っています(^-^) 【走馬灯】さん [DVD(吹替)] 9点(2012-06-24 19:13:41) |
114.《ネタバレ》 スーパーポリスメンからの流れで鑑賞、この人たち大好きです。 【ないとれいん】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-28 10:37:37) |
113.普段ゾンビ映画をくだらないと思ってる人ほど楽しめるホラーコメディ。そりゃ平和ボケの僕らがいきなり戦場で目を覚ましたら普通こうなりますよ 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-04-28 10:44:06) |
112.《ネタバレ》 何ともマッタリしてて面白かった。 出たぁ~と思ったら、寝起きの足取りの覚束ない主人公だったり、 朝の通勤バスの中じゃ普通の人が気怠そうにしているのがゾンビに見えたり・・・ 街中かなりゾンビに侵食されているのに気付かず普通に生活していたりと。 意外にも?後半シリアスになって従来のゾンビ映画っぽくなったんだけど、もっと笑いで推しても良かったかな・・・と。 しかしゾンビのふりすれば、やり過ごせるんじゃね?ってとこは笑えました。 ゾンビ好きな人なら(好きじゃなくても)ゾンビの動きを真似てみたりしたことあるんじゃないかな? 正直、私はあります(昔、3歳位の息子にやって見せたらキョトンとされました)。 ただ最近の走るゾンビは真似られないでしょね・・・息切れするし。 【ぐうたらパパ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2012-04-09 13:09:10) (良:1票) |
111.エスプリの効いた思わずニヤリとしてしまうラストシーンを観て、「ゾンビ映画」は、詰まるところ“コメディ”なんだなと思い知った。 それは、この映画において、ゾンビ映画における定番的展開が、ほんの少しタイミングや視点を変えただけで可笑しさを連発させることに如実に表れている。 この根底に潜む“可笑しさ”を含めた娯楽性が、ゾンビ映画が世界中で愛される要因なのだろうと思った。 故に今作はゾンビ映画が苦手な者でも充分に楽しめる映画だと思うが、ゾンビ映画が好きな人ならもっと余計に楽しめる映画だと至極当たり前のことを思った。 そして、この映画がただ愉快なコメディ映画で終わっていないのは、映画の面白さが必ずしもゾンビ映画のパロディ的な部分のみによって構築されていないことだ。 ゾンビに汚染される前の日常風景のあちらこちらにもゾンビ映画的な“雰囲気”が表現されているように、普遍的な人間社会そのものに、実はゾンビが蔓延る世界以上の禍々しさが溢れているということをこの映画は伝えてくる。 駄目男の主人公は、突如として放り込まれたゾンビとの死闘を経て、大切な人を失い、同時に何か大切なものを得る……ように描かれる。 しかし、実際は行き着く生活に結局大差は無いというラストには、爽快感や痛快感と共に絶妙なブラックユーモアが溢れている。 “表裏”両面の笑いが散りばめられ、感動もあれば、それらを包括する哲学性すら感じる。色々な観点から楽しみがいのある素晴らしいコメディ映画だ。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-02-02 13:49:23) (良:1票) |
110.終盤のダレがやや気になりましたが、その他は「ロメロゾンビ愛」に溢れていて良いです。 最近の走るゾンビでは作り出せない状況が良い。あとゴブリンのあの音楽も!ガイ・リッチーのパロディも感じられるのは僕だけでしょうか? 【leo】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-11-28 11:02:13) |
109.《ネタバレ》 ホラーコーナーをいくら探しても見つ受からず、店員さんに聞いたらコメディコーナーに置いてありました。 コメディと思いつつも世紀末的なストーリーも盛り込まれており、ゾンビ映画としては見応え充分。最後まで見た後「これがゾンビーノにつながっていくのね…」としみじみしました。 【HIGE】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2011-09-06 13:37:57) |
108.おバカコメディかと問われれば、そうだねってなるけど、じゃあゾンビ映画としてどうなのと問われれば、本質的な部分ではめちゃ正統派だといえる。単純に好き。おもしろかった! |