★495.《ネタバレ》 この頃のデビッド・フィンチャーの世界観には痺れますね。提示されるもの全てに酔いしれてしまいそうです。とはいっても、初見時はよく理解できない作品でありました。なんじゃこりゃ、と思ったのです。何度も見なおしているうちに、男性性を得ようとするばかりに暴走した男の悲劇であることが理解できてきて、ようやく作品を楽しむことができるようになりました。 男は金と女だ!という核心を突きまくった言葉がありますが、ノートンちゃんは死の女神たるマーラに惚れ、職を捨てるどころかこの世から金という概念そのものを消し去ろうとしました。消費社会、資本主義なんて一人の女を愛するためなら捨てたっていい!という潜在意識がタイラーとなり、具現化したと考えています。女が金を殺したのです。ある意味純愛です。これほど深い愛の話はないですね。 映画の捉え方は人それぞれだから、こういう考えもあっていいんじゃないかと思って書きました。それにしても、主役の3人はコレでもかというくらいに輝いてますね。特にブラピ。史上最高のブラッド・ピットでしょう。 【カニばさみ】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-09-13 02:30:23) |
494.《ネタバレ》 あえて、あらすじとか一切見ずに、ファイト・クラブという名前だけで観始めた。このくたびれた主人公が、フィジカルでなにかつかみ、大きくなるのかとおもったら、精神系のものになっていて、タイラーを追い出した頃には分かってきたけど、なかなかよかった。 【min】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-09-05 21:32:39) |
493.とても笑える、ユニークな作品です。ペンギンが「すべって」だって(笑)。カットとカットの間にチラっと出てくるブラピ?も面白い。昔の映画ならシーンの切り替えがわかったな。小さいころ「あの黒いのなんだろう」って思ってた。飛行機の不時着時の案内の人の顔は確かに落ち着いている。あの石鹸は・・・使いたくないです。 【新しい生物】さん [DVD(吹替)] 8点(2013-08-08 16:07:13) |
492.これはなかなか良かった。街のお兄ちゃんに「本当にやりたいことをやれ」と言うシーンが印象的。 【noji】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-06-20 00:32:53) |
491.《ネタバレ》 デヴィッド・フィンチャーの前作『ゲーム』と同じく、物質的には満たされている独身男性がカルトにハマっていく物語です。『ゲーム』はかなり荒削りな内容でしたが、一方本作はより洗練されていて、映画としては俄然面白くなっています。空虚な毎日に嫌気がさしてはいるが、かと言って反発すべき敵も目指すべき目標も見当たらず、生きている実感を得られない主人公の姿などは、多くの方が共感できるのではないでしょうか。また、社会に飼いならされていた主人公が徐々に常識を逸脱していく前半部分には、爽快感すら宿っていました。フィンチャーによる演出も絶好調で、哲学的な説教を合間に挟みながらも、見事なテンポで話が進んでいきます。これほど深く、かつ見やすい映画も珍しいのではないでしょうか。。。 俳優陣も完璧です。役作りが過ぎてイヤミになりがちなエドワード・ノートンの演技も、本作では適度に抑制が利いていて極めてナチュラルです。一方、ブラッド・ピットは堂々たる存在感。大スター・ブラッド・ピットにしか演じられない役柄を演じきっており、彼のスターオーラが遺憾なく作品に活用されています。かつてのピットは鼻持ちならないアイドル俳優と見られており、同性からの支持はほとんどなかったのですが、本作をきっかけに男性ファンをも取り込み、同世代の俳優の中では突出していたトム・クルーズに比肩する人気を得るに至りました。それほど、本作のタイラー・ダーデンはかっこいいのです。フィンチャーもブラッド・ピットの扱いには慣れたもので、難しいところはノートンにやらせながらも、美味しいところではちゃんとピットを目立つようにしています。この采配は見事なものです。。。 残念なのは、後半があまりに飛躍しすぎるということ。社会からはみ出すだけでは満足できず、社会そのものを破壊しようとするに至っては、共感の度合いがぐっと下がってしまいました。後半では演出のテンポも悪くなるし、タイラー・ダーデンの正体が判明した時点で映画が終わってもよかったのではないかと思います。。。 なお、現在では傑作と評価される本作も、公開時には興行的に失敗し、批評的にも苦戦しました。その時にぶつけられた悪評についてはプレミアム版DVDに付属しているブックレットに評論家の名前付きで載っているので、映画の価値を見抜けなかった評論家達の恥ずかしい言動も併せて楽しむことができます。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 7点(2013-06-03 22:18:26) (良:2票) |
490.《ネタバレ》 まさかビューティフルマインドオチとは!!ブルーレイで見たので、ラストのチ○コもバッチシ写ってましたね。これが日本でモザ無しって事は、絶対に作り物って事ですよね。 デビッドフィンチャーという監督の作品を見るのはこれが初めてでしたが、ちょっとエエ格好してる感じが、あくまで僕個人にとっては好みではなかったですね。何か2010年の邦画の「告白」を見た時と同じような、何か全体的に鼻につくなあって感じの演出でしたね。 小綺麗で洗練されてる感じで、「ホラホラ、これカッコよろしいでっしゃろ?ねえねえ?」って自信満々に勧めて来られてる感じですね。それが若干うざく感じました。(何でこう穿った見方をしてしまうのか、そんな自分も面倒くさくてイヤになるのですが…) ただ、この映画の伝えたい事には非常に共感できましたし、いろいろ仕掛けも満載なので、見れば見る度に新たな発見が生まれるタイプの、作りこまれた映画だとは思います。 ちょっと演出が肌に合わなかったのは残念でしたが、何回見ても楽しめるタイプの映画は好きなので、甘めの8点でフィニッシュです。 |
489.《ネタバレ》 あんまり相性のよくないデビット・フィンチャー監督だけど、この映画はけっこう好き。確かにストーリーは陳腐と言ってしまえばそうだけど、やっぱりブラット・ピットとエドワード・ノートンという二人の華があって実力もある俳優の、鍛えられた肉体同士がぶつかり合う姿は見ていて爽快!特に、エドワード・ノートンて狂気に取り憑かれた男を演じさせたら右にでる者は居ないですね。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-04-21 17:51:25) |
488.《ネタバレ》 快楽を求めるタイマン・ファイトクラブ、もう一人の自分、全て幻か。最期は全てが都会の塵と消ゆ。タイトルからしてしょっぱい汗を流して闘う熱いスポコンのようですが、蓋を開けてみるとダークでシュールな冷めたサイコ・バイオレンス・スリラー・サスペンス。つかみどころのない奇妙な映画。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-01-13 23:26:21) |
487.「セブン」はあんまり好きじゃなかったけど、これはかなり面白かった。こーいうテンポで圧倒される映画の感想を書くだけの文章力がなくて、魅力を書けないのが悲しいところ。。 【amier】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-12-26 15:04:13) |
486.おもしれー!フィンチャー監督の中ではセブンに次いで好き 【キリン】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-12-17 22:59:28) |
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485.《ネタバレ》 精神系は観てる間は謎だらけで面白いんだけど オチがどれも同じ(なんでも有り)になってしまう為、どうしても好きになれない。 【虎王】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-12-14 21:10:11) |
484.映像にところどころタイラーのイタズラが混じっていて、それを発見した時の楽しさも良かった!ファイトクラブって題名からバイオレンス前面押しの映画かなと思ってみたので、予想外におもしろかった。 【はちまろ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2012-10-14 18:15:21) |
483.《ネタバレ》 ラストシーン。ノートンは、アンダーグランド結社のリーダーであるタイラーとして生きていく腹を決めたモノ、と思いたい。村上龍の「愛と幻想のファシズム」をちょっと思い出したりしました。ワタシも、ストリートファイターが殴り合ったりする映画だと思っていたクチ。うれしい誤算。 【なたね】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-06-24 00:22:59) |
482.有名な映画だけど、なぜか見る機会がなく、今回、初めての鑑賞。 でも、残念ながら突飛な話についていけなかった。 カルト宗教の話みたい... 体をいじめてから洗脳するのも、カルトの特徴だし... 自分は好きになれなかった。 とりあえず、最後まで退屈せずには見られたんだけどね。 【まかだ】さん [DVD(吹替)] 4点(2012-06-17 20:32:54) |
481.ここまで漢臭く、かっこいい映画があったなんて。ブラピのかっこよさ、ジャケットのキマり具合が最高。ノートンも見事にいかれてるし、ヘレナボナムカーターの表現力が印象的。 ラストのどんでん返しも素晴らしい。これこそ最高のフィンチャー作品でしょう。 【バトルコサック】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-05-29 08:46:55) |
480.カッコよすぎて悩殺。寝不足時に見たから余計に頭が興奮状態....。 汚いのに美しく洗練された映像に鼻血ブーです。デビット・フィンチャーの映像センスはまぎれもない変態だ。 ドラゴンタトゥーも楽しみ! 【ideko】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-01-13 11:32:49) |
479.何が起きているのかサッパリわからない、と思っているとやってくる束の間の爽快感。あー、何かわかんないけど、とりあえず爽快だからこのままでいいや。と、流れに身を任せて辿り着いたのは凄惨な現実。不満に気付かないフリをして、お前が何もしないからいけないんだ!気付け!俺は生きてる!もう、とにかく生きろ生きろ!と脳に直接訴えかけられるようなメッセージ。映像は暴力描写ばかりなのに、何なんだこれは!目から鱗、てこういうこと!?ていう。面白い 【ベッカー】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-12-30 18:20:18) |
478.《ネタバレ》 ブラッド・ピットとエドワード・ノートン、最高の競演ですね。 ちょっとわかりづらいストーリーですが、んなこたぁ関係なし! 撮り方もキレイにキタナくて最高です! と、初見から数回、観る機会がある度、観いってしまう作品。 不眠症からサークル活動、ファイトクラブを経てテロリスト。モノに縛られる生活から抜け出し、イケスカナイ上司に悪態をつけるヤサグレ具合になったあたりは痛快だったけど、分裂してテロリストってのはブッ飛んでましたね。 【ろにまさ】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2011-11-11 01:59:30) |
477.《ネタバレ》 面白い。スゲエ面白い。 実は喧嘩を見に来たんじゃなくて、いかれた男に心酔したカルト集団だったっていうプロットが、全く関係ないストーリーで進んでいくのに破綻してないし(してるのかもしれないけど観てる間は気づかない)。 こういう悪意満載な映画は大好きだ。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-09-25 01:52:37) |
476.《ネタバレ》 素晴らしい・・・ ブラッド・ピッドの腹筋が・・・ 後は正直、良さがわかりませんでした。 弟から借りたDVDで(持っているということは、弟には傑作なのでしょう)、タダで鑑賞したので文句はありません。 それより兄弟でも、映画の好みは違うのですね・・・当たり前か。 【ぐうたらパパ】さん [DVD(字幕)] 4点(2011-09-23 15:12:47) |