139.《ネタバレ》 これ封切り当時に観たときはかなり怖かった気がするんだけども、今観ると、その当時の「リング」怖いぜ!の風潮がすでにないせいか、なかなか気分が乗らなかった。 自分自身が怖かったという記憶でハードルを上げてしまったせいかもしれない。 観ても死なないために、死なない方法を探る、というアプローチは間違っていないと思うし、それを科学的・医学的にやろうというのも嫌いじゃない。 得体の知れなさが結局遺伝子レベルにまで影響する、というのは、もはや我々は抗えない感じがあって、すげーな貞子!と素直に思ってしまう。 真田裕之はホラー向きだけど、佐藤浩市はホラー向きじゃないな、とぼんやり思いながら鑑賞。 |
138.原作者の鈴木光司さん、百貨店の屋上遊園地のシーンにチラリと登場してましたね。「主夫」を公言するだけのことはある、いいパパぶり。 ってのはどうでもよくて、このヒトの書いた話題作「リング」と「らせん」、一応は一種のホラー小説とは言え、前者はミステリ色が濃く、それに引き換え後者はと言うと、殆ど「アンドロメダ病原体」風味のSF作品。という風にせっかく趣向を大幅に変えてきたにも関わらず、結局、同じホラーのくくりに縛られてセットで映画化されてしまうところに、不幸がありましたね。これも貞子の呪いですかね。 「リング」がズバリ、ツボにハマった(ハマり過ぎた)分、こちらの「らせん」がワリを喰ってしまった形ですが、いや、こちらの中途半端さも、マズかったんでしょうなあ。もうちょっと「リング」との対比を明確に打ち出す手もあっただろうに、このインパクトの弱さでは、まるで「リング」の単なるオマケか便乗作みたいで。 だけどまあ、真田広之いるところには佐藤浩市あり(かどうかは知らんけど)、今作では不幸を抱えた佐藤浩市が女性たちに手玉に取られて、男の弱さ、みたいなものが垣間見えて。よくよく見ると(そしてただの偶然かも知れないけれど)、実はこの2本の作品はちゃんと対照(対称?)となっているような気も。 だからどうしたと言われれば、どうもしないのですが、ホラーの暗さに加え、それとは別の意味の暗さも漂っているのが、ちょっと特徴的かな、と。 【鱗歌】さん [インターネット(邦画)] 6点(2021-09-30 23:10:36) |
137.《ネタバレ》 リングの流れを引き継いでるのに、全く怖くないのはいただけない。貞子が這ってくるシーンでもあれば、リングの焼き直しと思われても見せ場が作れたのではないでしょうか。ホラーに振るのかミステリーに振るのかSFに振るのかはっきりしてないので全てが中途半端です。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2020-05-02 13:58:30) |
136.《ネタバレ》 全く怖くないホラーと3流のSFを足して2.5で割った、という感じ。別に演出や演技が殊更に悪いとは感じなかったが、内容的にはこの変な世界観しかないという中で、それだけでは流石に映画としては完全に物足りない2時間になってしまう。超の付く駄作。 【Yuki2Invy】さん [DVD(邦画)] 3点(2019-11-21 00:12:19) |
135.医学的な見地から呪いを紐解こう!という流れは好みではあるのだが、 貞子という「抽象的な怖さ」が「個人的な嗜好」のように感じてしまい、 いわゆる幻滅してしまう映画。 人類みな貞子、というのが最終的な目的であり、 それが人類の次なる進化の過程だというのは急にぶっ飛び過ぎ。 「なぁ、お前は生きてる。一体何をしたんだ!?教えてくれよ!」 の答えが出せない主人公にちょっと笑ってしまった。 恐怖映画の科学的なオチをつけようとして、 恐怖そのものが無かったことになってしまった、 続編ものとしては致命的な一作。 【元祖】さん [インターネット(邦画)] 3点(2019-05-02 23:29:46) |
134.《ネタバレ》 いやぁ、この映画は相当言っちゃってますねぇ。ホラーに理屈付けしちゃいかんという例そのものでした。 【珈琲時間】さん [インターネット(字幕)] 1点(2018-11-08 21:34:45) |
133.《ネタバレ》 とんでもないクソ映画。 日本映画にありがちな、説明的で、設定を登場人物がとうとうと述べるパターン。 時間を返せ。 【プラネット】さん [DVD(字幕)] 2点(2017-02-15 21:05:23) |
132.《ネタバレ》 いくらなんでも飛躍し過ぎだろう! リングの話の続きなのだが話は山村貞子のルーツからズレてとにかく呪いのビデオ絶滅へ。今度は医学で呪いを暴け! でもいくら待っても、ビデオを見てもホラーな要素は無いに等しい。いや、人が死ぬけどそこにホラーはない。本当にホラーがない。 死体の高山が動いたりとかあるけれどホラーというより幻覚のような感じだし、高山だしあんまり怖さは感じず。それに松重豊の髪型が変だ。 怖い山場がほとんどないおかげでどんどん話は退屈になる。出るぞ出るぞ詐欺の連続だ。 そして後半になればなるほど展開がわかりにくくなり、いつの間にかSFな話になっていく。え、この人貞子なの!? そんでもって貞子の世界征服計画が淡々と語られる。主人公に賄賂も払ったしオッケーオッケー!高山竜二も生まれ変わったよ!呪い入りの小説も出版しちゃえ!っておぉい!!!なんだそれ!!!何でもありにもほどがあるだろう!!!! そんなこんなで前作リングの素晴らしい緊張感や恐怖を全部無かったかのようにする退屈なSF映画でした。 【えすえふ】さん [インターネット(字幕)] 3点(2017-01-30 17:23:03) |
★131.《ネタバレ》 リングの続編でホラー風味を減じた原作に忠実編である リングシリーズの原作全てを読んだがどれも傑作である その原作にそった複雑なストーリーであるために説明不足な部分が多い したがって全体を簡単になぞった感じ、これが全部を薄くしている この映画わざと怖くない演出をしたと思われるところが結構ある たとえば高山竜司や高野舞の死顔が普通、前作だとことごとく恐怖が張り付いた顔だった ここは怖がらせようとすればどうにでも出来たはず さらに本家の山村貞子の前作のおどろおどろしさをまったく廃した ここをちゃんと恐怖演出すればだいぶ違ったはず 映画なのだからその辺のアレンジは原作のイメージから外れてもいいだろうに残念 極めつけは佐藤浩市演じる主人公が死の期日を過ぎても生きているという演出がまったく無い いつのまにか死ぬ期日が過ぎた感じ ここは一番力を入れて盛り上げるところじゃないか 前作はこのテーマが山場だったはず この辺にこの映画の弱点があると思った なにせ山場がない ウイルスの増殖に手を貸せば生き延びるとか 高野舞や高山が再生されるとかは原作でもかなりホラーな展開だったのでそこを軽く流すと益々ホラーとして成り立たなくなってくる エンディングの砂浜のシーンでは高山達の妖艶なメイクが結構笑える 再生した高山を人間とは違うモンスターとして描きたかったのだろうけど完全に外した 高山は偉そうなオカマにしか見えなかった(笑) 主人公と再生された子供を劇中の印象的なイラストとだぶらせて終わるラストシーンは砂浜が出たところで予想できるのでわざわざ中谷美紀が件のイラストを風になびかせるのはくどすぎる なぜそこまでくどく説明するのか オーディエンスをばかにしすぎ しかしあの傑作小説を基本的に外れないように作ったことは評価できる 【にょろぞう】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-12-24 11:54:02) |
130.《ネタバレ》 原作を読んでいる最中です、いきおいで観てみましたが微妙な感じ、あまり怖さが無いですね。 【ないとれいん】さん [地上波(邦画)] 4点(2013-09-24 08:59:27) |
|
129.原作シリーズがすごく好きです!あまり評価は良くないですが、それほど悪くもなかったと思います。ただ、冒頭真田さんのシーンと、首からベロンチュする演出が悪趣味でした。。確かに鳥肌が立ちました。貞子はかわいいよね? 【小星】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2013-09-07 22:04:08) |
128.《ネタバレ》 ホラーというより『リング』の謎の解説編って色合いが強い。 ビデオだけではなく文章からもウイルスが発生し、ウイルスの増殖に手を貸せば死なない。 貞子は自分のDNAデータをビデオに念写し、それが安藤の体から舞の子宮に入り込んで生まれ変わった。 貞子の望みは、自分がずっと味わってきた恐怖をみんなに伝えること。 ただ、呪いのビデオの科学的な裏づけを見せられても、それがメインで求めているものではないので。 理屈っぽくなった感は否めず、ホラーとしてはつまらなくなってしまった。 『リング』には、わけのわからないものへの怖さがあった。 ところが、生まれ変わった貞子の口からいろいろ説明されると、そういう怖さは消えてしまう。 ラストで安藤の息子と高山が生前の姿で復活したのには、前半から科学的な解説をしてきた割にはご都合主義すぎてうんざり。 科学とオカルトという本来相容れないものを無理に融合しようとするからおかしなことになる。 【飛鳥】さん [地上波(邦画)] 2点(2013-01-07 00:15:11) |
127.《ネタバレ》 リングの謎に迫る続編、、、なんでしょうけど無くてもよかったかなぁ。子供を亡くした親の悲しみはわからんではないけど。中谷美紀さんが妖しい演技で作品の軸をつくっていましたね。 【ろにまさ】さん [DVD(邦画)] 2点(2012-05-07 09:03:58) |
126.《ネタバレ》 これホラーじゃないですよ。リングがまぁまぁだったんで「うわっびっくりした」くらいのを期待してたんですけどねぇ。「リング」での現象を科学的に解体した話です。 |
125.あまりにも強烈な前作の続編ということで、どうしてもインパクトの無さは否めない。 【noji】さん [地上波(邦画)] 4点(2010-08-16 20:41:39) |
124.《ネタバレ》 「リング」の続編とはいうものの「リング」とはかなり印象が異なります。かなり強引な理論ではあるが、科学的な分析に踏み込んでいてホラーの要素は極めて低い。個人的には終盤近くまでは意外と面白く見れました。ただ最後の方は話が飛躍し過ぎててまるでSFみたいな展開はやりすぎでついていけない。とはいうものの「リング」よりはこちらの方が好みで、ここでの評価ほどひどくは感じなかった。 【きーとん】さん [DVD(邦画)] 4点(2010-08-07 16:13:54) |
123.序盤に気持ち悪いシーンがいくつかあったのには引きました。しかし中盤以降は案外、良かったような気がします。前提条件としてリングを見ていないと楽しめないような気はするのですが。ラストは、中途半端な終わり方だったのが残念です。 【もんでんどん】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-03-12 14:26:13) |
122.まあリングと2本立てなので見ましたけど、普通におもしろかったですよ。でもリングのぞっとする感じはなかったな~ 【HAMEO】さん [映画館(邦画)] 5点(2009-08-31 17:12:42) |
121.《ネタバレ》 要は、邦画はSFという分野に極めて弱い、これに尽きるんじゃないかと思う。原作は面白い、そして「原作への忠実さ」ではリングよりこちらの方が上、なのにこうも面白くない・・・のはそれが原因はでしょう。小説の続編「ループ」はもはやホラーでとは呼べず、あの世界観の映像化は出来ないといわれている(試みなくて賢明)。「らせん」は前作「リング」から続編「ループ」の世界に発展していく過程を書いたものであり、小説として大変面白いのだが、ホラーの名残は残しつつやはりSF色が強まる。邦画でなくても原作もののSFを作るのは難しいと聞く。SF小説って当然理屈っぽいし、あんまり理屈の説明に時間を裂くと映画としてのテンポが悪くなるから。で、あの作品を映像化したら結局こうなっちゃったってことだろう。私は映画のリングもあまり評価していないが、やはりそれを更に下回るなあ。それに、本作は割に原作に忠実なのに、中谷美紀:高野舞を貞子(の生まれ変わり)にしちゃうって・・・何故そこだけ大きく変える?襲われるシーンで別の女優さん使ってるのに不自然じゃんよ。 【あっかっか】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2009-02-09 13:38:05) |
120.ここでの評価はかなり低いですが、自分は結構好きです。 【N.Y.L.L】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2008-08-30 17:18:48) |