69.《ネタバレ》 飛行機でみました。なんで映像が綺麗かどうかは評価にははいっていません。
まあ、悪くなかったです。ただ、そんな大ヒットする程面白いわけではないかなと。
この映画が、今、興行収入の記録を更新し続けて、日本を代表する映画になろうとしているのですが、なんかやだな。
まだ、千と千尋のほうが、日本映画といえばといって違和感なく受け入れられる。まあ千と千尋も初めて見た時はたいして面白いと思わなかったが。
この映画は、もしも東日本大震災の津波を予測できれば的なところから、インスピレーションを受けて作られているのかな?という内容でした。
まあ、それはいいんですが、あまりにもご都合主義すぎの突っ込みどころ満載な映画です。
この新海監督の他の作品もそうでしたが、まあ、内容が薄いというか、細かいところを気にしないというか、
絵は凄い細かいところを気にする割に、ストーリーは全く気にしないという感じの人なのでしょう。
まず一番に突っ込みたいのは「君の前前前世から僕は君をさがしはじめたよ」という歌詞はいんですが、探すの遅すぎだろ!!
最初に二人が入れ替わって何をすると普通に考えると、まず、普通はここがどこで自分が誰で、というところを調べるだろう。
まして、この時代がスマホのある時代なのだから、簡単に場所も、時間も全てが一瞬で分かるはずなのだから。
のんびり、知らない相手の学校や、友人関係等の生活を維持してあげてる場合じゃない。
そもそも、私がこの映画を見る前に、違う場所の人間と入れ替わるというストーリーを聞いたとき、お互いを探しあう映画を想像してたくらいなんで。
せめて、パソコンがない時代1990年代前半くらいの設定なら、まだしも、パソコン全盛期、お互いスマホ持ち。日にちすら気にしない。
あまりにもご都合主義過ぎて、ちょっとひいてしまうほどです。
なんで、まあ、ヒットの要因としてはプロモーションの成功という部分が大きいかなと。
アナと雪の女王もディズニー映画としてはたいして面白くないが、歌部分で大ヒットという感じなんで、
今映画がヒットするためにはいかに、普段映画をあまり見ないライトなにわかの人たちを取り込むかのプロモーションが重要ということを改めて感じさせてくれる映画でした。