58.《ネタバレ》 “The Guns of Navarone”『ナバロンの大砲群』とかでしょうかね?~要塞(fortress)の意訳はカッコイイです。 小さい頃に観た戦争アクション『ナバロンの嵐』の、その前のお話ということで、興味はあったけど今回まで観る機会がなかった作品です。 冒頭に状況説明があって、この映画の目的(ミッションクリア条件)が大変わかりやすい。味方の船を沈める2門の巨大要塞砲の、悪そうなこと…どう観ても悪の側の秘密兵器ですね。コレをもっとでっかくしたのがデス・スターでしょう。 急遽、少数のエキスパートを集めての強行軍。本部も“成功の可能性ゼロ”と見ている無謀な作戦。でもいきなり難関、122mの垂直の崖を、登山素人つれて、爆弾背負って登れときた。しかも運悪く嵐の中。この絶望的な状況がスリル感満点です。 手に汗握るこの崖登りは、序盤のクライマックスですね。カモメには驚かされました。この時代に、こういうビックリ演出は珍しいかも知れません。 中盤のクライマックスが、味方の中の裏切り者です。負傷した少佐の時と同様、3つの選択を迫られます。作戦のためとはいえ、何ともやりきれないですね…。そしてクライマックス、要塞砲爆破へ。それぞれのキャラクターの魅力を引き出しつつ、要所要所できちんと山場を用意して、最終目的へ突っ走る。戦場を舞台にした冒険活劇として見事な構成です。 潜入作戦なのにいきなり哨戒艇爆破しちゃう問題。決死の崖登りも一本の電話ですぐバレちゃう問題。地中海なのに雪が降ってる問題。ナバロン島、私の想像の100倍くらい広い問題。この映画で色々突っ込めるのは、近年の展開の早い映画に慣れたからでしょうか。 時代を感じる部分はあるけど、サービス満点、栄養満点、大人のお子様ランチ('61年版)みたいで楽しかったです。 【K&K】さん [DVD(字幕)] 6点(2024-09-06 10:54:18) (良:1票) |
57.悪者ドイツ軍にひと泡吹かせる他愛ない活劇ではありますが、嵐のシーンや要塞爆破等、お金をかけたであろう迫力あるものでした。 ただ、長過ぎましたね。ダレてしまって休み休みの鑑賞となりました。 |
56.《ネタバレ》 普通に楽しめる冒険活劇だが、そもそも人間の命に敵も味方もない訳で、ナバロンの要塞をぶち壊した事が正義ではなく、素直には喜びを共感できなかった。 【にじばぶ】さん [インターネット(字幕)] 4点(2022-12-07 19:29:14) |
55.戦争映画ですが上映時間に占める戦闘シーンはそれ程多くなく、 その分アドベンチャー的要素を絡めた娯楽作としてよく出来た作品だと思います。 グレゴリー・ペックにアンソニー・クイン、デヴィッド・ニーヴンと役者も揃っており 少数精鋭で行くのでそれぞれのキャラがとてもうまく立っています。特にひと癖あるニーヴン。 断崖絶壁の攻略に、ドイツ軍に拘束されかけたり、裏切り者を巡るドラマといったアクシデントの挿入もいい。 しかし全体を通して敵中潜入モノとしての緊張感はいま一つで、この辺りは時代を感じさせる部分もあります。 作戦決行までの時間がもうちょっと削れたかとは思いますが、エーゲ海の風景の美しさが意外に印象的でした。 作戦が成功するラスト、負傷で離脱した少佐の色んな思いが入り混じったような表情が良かったですね。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-03-10 23:40:00) |
★54.ちょっと長めの映画でしたが最後まで退屈しないで見れました。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-09-07 20:09:23) |
53.《ネタバレ》 第二次大戦、イギリス特殊部隊による二門の巨大砲を持つナバロン要塞破壊作戦、戦争冒険大作。嵐、崖登り、怪我した仲間との別れ、要塞潜入、悲しき裏切り者制裁…様々な試練を乗り越え、多くの犠牲者を出して作戦成功。部隊リーダーをグレゴリー・ペック熱演。アンソニー・クインが今作では名脇役ぶりを発揮。作戦決行から成功までの5日間をテンポよく見せてくれました、良作。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-06-21 02:31:20) |
52.《ネタバレ》 ○非常に良くできた戦争サスペンス。○チームプレイ、裏切り、ハッタリなど盛りだくさんだった。○序盤が少し長かったかな。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-08-04 23:50:21) |
51.文句なく傑作でしょう。さすがに「ジェットコースタームービー」とまでは行かないまでも、「スプラッシュマウンテン」ぐらいのドキドキ感はありました。「プライベートライアン」の前哨という感じですかね。敵陣ど真ん中を舞台としながら色恋沙汰(プラス裏切り)まで盛り込むあたり、なかなかエンタテイメントしてます。けっして策に溺れない策士G・ペックがいささか鼻につきますが。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-07-24 20:21:06) |
50.《ネタバレ》 ずっと担架で運んできた怪我をした仲間に偽の情報を吹き込んでおいて、やがて自白剤を使うであろうドイツ軍を混乱させようと考えるG・ペックを、D・ニーヴンが非情すぎると非難する。ここらへんもっと突っ込めば「戦争における非情さ」で芯のテーマになれる問題だろうが、エンタテイメント映画を逸脱するのでサラリと描き、怪我人の内心の屈曲には触れずに、彼はチームの成果をベッドから見て喜ぶだけ。女性スパイの処分の場も「軍人は抵抗できぬ女性を射殺できるか」という戦場における非常さの問題に突っ込みかけるが、ここもなんとなく「戦争とはやり切れぬものだ」という詠嘆どまり。エンタテイメント作品ですから、という言い訳でずいぶん逃げてるなと思ったけど、「エンタテイメントをそれだけで終わらせない姿勢」と思えばよいのか。ただ各エピソードが寸断されてる印象があり「話を膨らます」展開に乏しかった。ペックとA・クインの軋轢は、最期の海で銛で救助する場面でうまく生かしてまとめた。第二次世界大戦ではギリシャものってのがあるんだな。最近ではニコラス・ケイジの『コレリ大尉のマンドリン』てのがあった。ノンキというのとは違うけど、独特の色調が加わる。地中海的おおらかさ? 【なんのかんの】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-07-11 09:22:27) (良:1票) |
49.明確な目的があり、チームを組んで遂行する。映画の1つのパターンを見事に描いています。生まれる前の映画なんですけどね。今もそんなに古くは感じません。 【東京ロッキー】さん [地上波(字幕)] 8点(2013-07-09 20:53:46) |
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48.《ネタバレ》 船が座礁するあたりはちょっと退屈でしたが、上陸してからは面白かった。フランクリンの怪我が利いていますが、そのプロセスはちょっとあざとかったかも。ミラーとフランクリンの関係など、もう少し細かく描いていたら、後半でのミラーの言動は更に説得力が出たと思います。しかし、フランクリンの扱いや、裏切り者をめぐるやりとりは印象的で、ドラマとしての厚みを与えています。とはいえ、あくまでエピソードとしてとどめていて、主眼の大砲爆破をきちんと描いていたのはよかったです。アクション冒険ものの上にドラマを配した、なかなかよくできた映画でした。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-07-07 08:40:26) |
47.前半はちょっとダレましたが、後半にかけて面白くなってきました。 【ケンジ】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-12-09 21:52:44) |
46.《ネタバレ》 ミッション・インポ~ッシブルな破壊工作を縦軸に、少数精鋭メンバーの人間関係を横軸に、幾多の試練とピンチを切り抜け、最後はドイツ軍の砲台を地形が変わる勢いで吹き飛ばす。この時、私はドイツ軍に同情しました。ドイツ軍の射撃や砲撃が一向に命中しないのは良くある風景だけど、名優たちが醸す重々しい空気とのギャップが変な見応えを残します。なんて不運なんだ、ドイツ軍。その昔に観た時の爽快さが、なぜがナリを潜めてしまった。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-11-18 17:04:14) |
45.戦争映画ではあるものの戦闘シーンは少なめでサスペンスあふれる少数特殊部隊の潜入作戦もの。ナバロン島は架空の島だが以外に大きいようで、わざわざ険しい断崖を海上から上陸しなくても、夜落下傘部隊で空から上陸してもいいんじゃないのと思ったりした。飛行機はレーダーで見つかったとしても、どこに落下傘が降りたかまでは判らないんじゃないかな?ところどころツッコミどころはあるものの、数々の危機を乗り越え任務を遂行するまでが割と丹念に描かれており程良い娯楽作には仕上がっています。少し長いのとミニチュア丸わかりのシーンが残念なところ。 【きーとん】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-09-21 02:04:11) |
44.さすがに製作後50年ですからスリルの盛り上げ方など古めかしいところはありますが、特攻作戦ものとしては元祖でありジェットコースタームービーとしても現代に通じるものがあります。マロリー大尉やスタブロ大佐など登場キャラがよく作り込まれていますし、「ウソも方便」ではありませんが架空のナバロン島をめぐる英独両軍の動きもディティールが良くできていますね。冒険映画の古典としての風格すら感じさせられます。 【S&S】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-05-09 23:07:42) |
43.《ネタバレ》 戦争映画としてみた自分が間違ってたと思います。 どうも、いろんな面のゆるさにいちいち引っかかって。 機関銃の弾が当たらないことに目くじらを立てるほど心は狭くありませんし、 そういう映画でも好きな映画は何本もあるんですけど、 さすがに急降下爆撃機が落とした爆弾が破裂するすぐ脇を無傷で走り抜ける映像見せられてもねえ。 退屈はしなかったけど、一度見て話がわかれば十分です。 平成23年四月追記 少し驚いたことがあって。この映画の原作者って「女王陛下のユリシーズ号」を書いた人でした。あちらは、リアリズム、人間描写に優れた最高傑作なのに……(汗) 恐らく、狭い島を埋め尽くすドイツ軍の機甲部隊(1943年当時のドイツにどこにそんな余裕がある、あれだけの部隊があればロンメルは…(号泣)、そして全く遮蔽されない海岸線に整列するドイツ軍のこれまた機甲部隊(本当に上陸作戦があれば、艦砲射撃で壊滅だわな)、前記の急降下爆撃機、こういった無知丸出しの描写は恐らく、 映画製作者の責任なんでしょうね。 【rhforever】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-11-23 11:21:47) |
42.戦争をしているのに結婚式っていうのは顰蹙ではないのでしょうか? 【マーガレット81】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-08-15 19:00:16) |
41.かつて観た時は気にならなかったが、今観るとやはりややテンポがもったりとしている。現代に合うテンポでないのは事実。しかしテンポ以外は欠点らしい欠点も感じない。あれもこれもと色々な要素を詰め込んでいるが、二時間半強という長尺もあって殆どのものはちゃんと処理してあるので問題はなし。出演俳優陣もとても好みで、それだけでも嬉しい。古き良き冒険映画としてゆったりと楽しみたい映画。 【MARK25】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-04-06 19:46:36) |
40.何度目(5回目?)かの観賞ですがお気に入りです。 学生時代、梅田・北野劇場売店のアルバイト中に観た記憶が甦ります。最後近くの砲台と艦隊の音響の今で言う5.1立体音響に痺れ何度も終わり近くを観に行き、走って売店に戻ったことが思い出されます。俳優、物語、特撮すべてGOOD!! 2014.03/05 6回目鑑賞。何といっても要塞からの砲弾と艦船隊の咆哮の立体音響が初鑑賞からの忘れられない感動と印象。今回はその後のストリーもじっくり鑑賞。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2008-03-06 21:24:23) |
39.《ネタバレ》 撮影や音響関係の頑張りは認めますが、内容的には、すごく重大なことをしようとしているはずなのに、登場人物の雰囲気も行動も何かのんびりしていて、緊張感がありません。裏切り者を割り出す部分は、ミステリーの解決編的な冴えがあって印象的でした。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-02-27 02:43:01) |