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ザ・コンサルタント

[ザコンサルタント]
The Accountant
2016年上映時間:128分
平均点:6.66 / 10(Review 35人) (点数分布表示)
公開開始日(2017-01-21)
アクションサスペンス犯罪もの
新規登録(2017-01-14)【たろさ】さん
タイトル情報更新(2024-11-05)【タコ太(ぺいぺい)】さん
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監督ギャヴィン・オコナー〔監督・1964年生〕
キャストベン・アフレック(男優)クリスチャン・ウルフ
アナ・ケンドリック(女優)デイナ・カミングス
J・K・シモンズ(男優)レイモンド・キング
ジョン・バーンサル(男優)ブラクストン
ジェフリー・タンバー(男優)フランシス
ジョン・リスゴー(男優)ラマー・ブラックバーン
ジーン・スマート(女優)リタ・ブラックバーン
小原雅人(日本語吹き替え版)
木下紗華(日本語吹き替え版)
壤晴彦(日本語吹き替え版)
阪口周平(日本語吹き替え版)
安原義人(日本語吹き替え版)
音楽マーク・アイシャム
撮影シーマス・マッガーヴェイ
製作マーク・ウィリアムズ〔監督〕
製作総指揮ギャヴィン・オコナー〔監督・1964年生〕
マーティ・P・ユーイング
配給ワーナー・ブラザース
衣装ナンシー・スタイナー
編集リチャード・ピアソン〔編集〕
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12
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15.オモテとウラの世界に通じる“天才会計士”、その正体は、元軍人の“凄腕の殺し屋”で、実は“高機能自閉症”の男。
いわゆる“ジャンル映画”だとはいえ、あまりにも強引で荒唐無稽なキャラクター設定過ぎるのではないかと所感を抱いたことは否めない。

そしてそれを演じるのはベン・アフレック。

多くの映画ファンにとって、このハリウッドスターが“信頼”に足る「映画人」であることは、もはや周知の事実ではあるが、それでも尚、得体の知れない危うさというか不安定さみたいなものを感じてしまうことも、この人の「特性」である。
果たしてこの奇抜で“盛り過ぎ”なキャラクターをどう演じているのか、一抹の不安は確実に存在していた。

結論としては、「ごめんなさい」と、この主演俳優に対する謝罪の一言に尽きる。
この映画を評する観点は多岐に渡るだろうが、先ずは何よりも、主演俳優の“ハマり具合”が圧倒的な娯楽性を生み出しているということを挙げるべきだろう。
過去最高のベン・アフレック。やはりこの映画人は、不屈であり、信頼に足る。改めてそう思う。


「自閉症」という、極めてナイーブなバランス感覚を要求される要素を、ジャンル映画の主人公に加味したことは、とても挑戦的で、有意義で、価値のある独創性を生んでいる。
その描かれ方について多大な反感も生んでしまったようだが、個人的には、この映画における主人公と自閉症の関係性の描き方に対して、決して的が外れているとは思わなかった。

高機能自閉症という障害を抱えた主人公の男が一種の“ヒーロー”として活躍することと、彼が歩んだ(歩まされた)人生を美化することは、イコールで繋がってはない。
数多の価値観の中から選び取られた「選択肢」の一つとして、主人公の男は人生を歩み、結果として「普通」ではない人物造形に至ったということであり、結論としてその是非を明確にしているわけではないと思う。

むしろ、この想定外にヘンテコリンな娯楽映画が導き出そうとすることは、まさしくそういう一般的な価値観からの脱却だったのではないかと思う。

圧倒的に「普通」じゃない主人公キャラクターを造形し尽くし、その「特性」にバッチリと適合するスター俳優を当てはめ具現化することで、そもそも「普通」とは何なのかということを我々に問う。

これほどまでに普通じゃないことのオンパレードの中においては、「自閉症」などありふれた一つの「個性」だと捉えざるを得なくなってくる。
その個性を、普通じゃないものとして、一般的な価値観の中の既定路線に縛り付けることが、果たして正しいのかどうか。

現代社会においては「68人に一人が自閉症である」とも伝えられる。

繰り返すが、主人公の選択した(選択された)人生が正しかったとは言わない。闇の世界に身を落としている以上、人間らしく幸福な人生を歩んでいるとはとても言えないだろう。
しかし、そんな彼によって救われたものがあることも絶対的な事実。
であるならば、誰もそれを否定することは出来ない。

「ため息だわ」という台詞が口癖の“謎のエージェント”の正体も含め、この娯楽映画の顛末が伝えることの意味と意義は、ジャンルを超えた非常に興味深いテーマと奥行きを醸し出している。
当然、続編希望。なんならベン・アフレックが自ら監督したっていいんじゃない?
鉄腕麗人さん [インターネット(字幕)] 8点(2017-09-10 00:56:18)
14.《ネタバレ》 昼は公認会計士、夜は殺し屋として生きる男を描いたハードボイルド・アクション。まぁこんな荒唐無稽な設定を大真面目に描くというその発想は面白いものの、さすがに話を詰め込み過ぎでいまいち面白くなかったです。特に後半、長年生き別れていた兄弟が偶然出会うというご都合主義には唖然としちゃいました。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 5点(2017-09-01 15:29:27)
13.《ネタバレ》 自閉症の主人公が文武共に超人で、てなテーマが斬新。予備知識がなかっただけに思わぬ収穫でした。「コンサルタント」なんて邦題をつけられていたので観る気が起きなかった。ジャケ写とタイトルはホント大切ですな。
kaaazさん [インターネット(字幕)] 8点(2017-07-16 01:17:03)(良:1票)
12.《ネタバレ》 いままでにないヒーロー像。裏の顔がかっこよすぎる。途中から弟は何してるのかと思っていたら最後にあんな形で出てきたことに驚いた。
ぷるとっぷさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2017-06-25 16:23:11)
11.会計士と殺し屋の2つの顔を持つ男の活躍を期待したものの、主人公の自閉症に重きを置いた物語に爽快感は無く盛り上がりも無く余韻も無い作品でした。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 4点(2017-06-09 01:29:04)
10.《ネタバレ》 ベン・アフレックが嫌いなのでこの映画もスルーしていましたが、評判通り、なるほどなかなか良かったです。。自閉症の人の、ある側面がとんでもなく凄いんです!という映画は昔から色々ありますが、今回は主人公をスーパーマンに仕上げちゃったのが面白いですね。きちん子供時代から丁寧にトレースしてあって、スーパーマンになった経緯に説得力を持たせてあるのが良かったです。(わりと真面目にリアル志向になっている)

ラストで全てつながる部分は「なるほど~♪」とは感じましたが、まあ・・ だからどうした的な結末ではあります。個人的にはジャクソン・ポロックの絵画と絡めた淡い恋愛パートと、その結末が主人公の心境を表していて高得点でしたが、途中、女のほうから擦り寄るシーンは不要でしょうねこれ。あと、兄弟が再開するシーンも全く不要で蛇足でしかなかったです。(会ってお茶するわけでもなし、交錯してお互いを感じ取るだけで十分でしょココ)

上記二つの蛇足感が無かったら+1点出しても良かったですね惜しいです。しかしこの映画、まあまあ成功してますのでくれぐれも続編を作らないでもらいたいものです。
アラジン2014さん [インターネット(字幕)] 6点(2017-05-28 15:48:36)
9.某NHKスペシャルで「発達障害」について詳しく観たばかり(なんとタイムリー)..おかげで、本作を理解しやすかった.. 物語はなかなか斬新で..脚本もよく出来ていて、オチも捻られていて、面白い.. ただ、終盤が駆け足で、ちょっと強引だったかな..そして、商務省局長の指示による極秘捜査、その理由..レイの引退、メディナの継承..この辺りが、期待させるだけさせておいて、ガッカリ..残念...
コナンが一番さん [DVD(字幕)] 8点(2017-05-26 23:26:35)
8.《ネタバレ》 自閉症をテーマにしつつ、さらっと犯罪サスペンスを組み込むあたり上手い。
伏線回収を卒なくやってくれてスッキリ。効果音も緊張感漂っててよかった。
冒頭のアジト潜入シーンを見てアタリ映画だと確信したのに、中盤からセリフでやたらと説明してくるのに加え、安っぽいアクションで台無し。最後の変な兄弟愛もいらない。
カジノ愛さん [インターネット(字幕)] 5点(2017-05-17 19:13:16)
7.《ネタバレ》 大根と称されるベン・アフレックの演技と高機能自閉症による一見無感情な主人公のキャラがベストマッチしていてナイスです。時期的にバットマンと平行していたのか、肉体はバルキーに鍛え上げられかなりのデカさ、説得力グンバツである。
アナ・ケンドリックの相変わらずの舎弟感とか、そこまでやってくれたらわかっちゃうよという感じの弟のその後、女性アシスタントの正体等々、細かいところも丁寧に作られていて好印象。
けんじマンさん [DVD(字幕)] 6点(2017-04-11 23:06:07)
6.機内にて鑑賞。ゴルゴ13ばりの冷徹な主人公も後半は冷たさに徹しきれない。そこが共感を得るのだろうがちょっと物足りなさを感じてしまう。
ProPaceさん [ビデオ(吹替)] 6点(2017-02-23 20:22:26)
5.《ネタバレ》 原題は会計士なのかな?コンサルっぽいことするのは最初の農場夫婦だけですね。
不正を暴くのはコンサルじゃないしね。
荒唐無稽なんだけど、伏線回収が綺麗に決まるし、何よりハッピーエンドなのがいいですね。
人に勧める時に説明しづらいけど。
おとばんさん [映画館(字幕)] 8点(2017-02-18 19:07:00)
4.ベンアフレック出演の映画としては、アルマゲドン以来の秀作ではないでしょうか。
今回の主人公はとてもカッコよかった(特に兄として)。
私には数学を極めるような能力はありませんが、この手のキャラには昔から親近感を覚えるほうなので、ヒロインにもいつの間にか好印象を持って観ていました。
他の方も書いていますが、ガレージのシャッターが上がるタイミングにぴったり合わせて入れてみせたのが、タイミングも合わず、前をぶつけ、シャッターがコツンと当たるシーンは、思わず吹き出してしまいました。
それにしても、電話のお姉さんを探し出すのは難しそうですね。。。
マー君さん [映画館(字幕)] 7点(2017-02-14 23:50:18)
3.《ネタバレ》 近年、監督としても成功を収めたベン・アフレック。
でも俳優としての代表作は?と聞かれると「うーん」と悩んでしまう。表情豊かとは言い難いし、仕草も口調もお世辞にも決して上手いとは言えない。直近の「バットマンvsスーパーマン」や「ゴーンガール」、役所としては重要なのに注目されない。
それが本作では、高機能自閉症の会計士兼殺し屋という役柄も相まって妙にハマっている。役者としての新境地を開いた作品じゃないですかね。

ベン演じる会計士ウルフの生い立ちを始め、過去の事件やそれらに関わった人物との間接的な繋がりなど、映画の作りは非常に
丁寧な印象です。二時間超の尺にも関わらず、きっちりと伏線まで気持ちよく回収し、集中力途切れず最後まで一気に観れました。

弟が今どうしてるのか?その存在が気になり掛けた頃、やっぱりてな展開で、終盤で少し失速した感はありましたが、
全体通して、ウルフの行動や生活感、例えば、冒頭と中盤の車の車庫入れの二度見せ、決まった時間に大音量の音楽を聴きながらやる行動。
集中して作業する前にフッフッと手に息を吹きかける仕草など、普段の立ち振る舞いは寡黙で無口、コミュニティ障害という点も明瞭に描写している。会計の不正を見つけたウルフだったが、翌日、依頼主から調査をストップされてしまう。幼い頃、パズルの1ピースが見つからないと気持ちを抑えられないように、予想はしない、数字は裏切らないという会計という遊び=ゲーム。その楽しみを中断させられたウルフは動揺してしまう。ゲームを終わらせねばならないと。
一見無軌道のようでいて計算し尽くされた射撃の腕前や幼い頃から叩き込まれた格闘術。凄腕の暗殺者としての見せ場もしっかり作り、その二面性のギャップたるや、存分に活かされおり、作品の根幹に関わるキャラクターメイキングが無駄なく成立していました。
冒頭ウルフを会計士として推薦した人物(社員の告発もあったが、これが原因で不正がバレたわけで)というのも気になるが、続編があるとしたらその辺や弟が今後絡んでくるのかな?
最後、彼女に贈った絵は、「ポーカーをする犬」から出てきたポロックの絵。その意味を知っていると、実に味のある締め方だと分かる。またウルフを影で支えていた協力者には驚いたけど、序盤の回想シーンで伏線が貼られていたことを考えれば予想通りの種明かしかな。チームコンサルタント今後の活躍が楽しみです。
シネマブルクさん [映画館(字幕)] 8点(2017-01-31 12:43:09)
2.《ネタバレ》 ◯ッ◯マ◯が、実在するとしたら・・・会計士?

アメリカは、常に闇の正義執行人を求めているようだ…
裁かれない悪を裁く処刑人を。
それは時に暗殺者であり、時にヒーローでもある。
・生きる道を示してくれた父親の死
・背負ったハンディの克服
・社会的成功者の顔、もう一つの顔
・闇の正義と公的正義の奇妙な協力関係
・永遠の孤独と忠実な友
いくつものキーワードが、この映画に散りばめられている。
そのどれもが、ベン・アフレックのもう一つの姿と符合する。
それは偶然か?意図したパロディーなのか?
社会の闇を描いたシリアスなのか?現代のファンタジーなのか?
この会計士は、実はDC作品のメタフィクションなのではないだろうか。
墨石亜乱さん [映画館(字幕)] 7点(2017-01-27 20:57:45)
1.《ネタバレ》 ガレージのシャッターが上がるタイミングに合わせて、芸術的な呼吸で車を入庫させるベン・アフレック。
二度目のショットでは、シャッターに接触させてしまうことで、業務が不完全なまま解雇された動揺を仄めかす。
これがシャッターを利用したキャラクター描写の例。

デスクに伏して眠っているアナ・ケンドリックをわざと起こすためにガラスドアを少し乱暴に開ける、二人の初対面のシーン。
対するはソファに眠る彼女を起こさないように気遣いながら、彼女を見納めながらやさしく静かにホテルのドアを閉じる、情感豊かな二人の別れのシーン。
こちらはドアを反復活用した感情変化の描写の例だ。

冒頭の逆光のドアをはじめとして、車のドアやエレベータの扉や抽斗など、サスペンスにロマンスに、とにかくドアを駆使した映画ともいえる。

謎解きパートは少々長いし、ジョン・リスゴーも少々小者ではあるが、各キャラクターの設定を巧みに活かしたドラマはなかなか面白い。
会計監査業務をガラス壁やボードを使ったアクションとしてみせる、童謡などの伏線のあれこれも漏れなく活用するなど、巧妙だ。
ユーカラさん [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2017-01-25 14:26:29)
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【点数情報】

Review人数 35人
平均点数 6.66点
000.00%
100.00%
200.00%
312.86%
412.86%
5617.14%
6720.00%
7617.14%
81440.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.66点 Review3人
2 ストーリー評価 6.75点 Review4人
3 鑑賞後の後味 6.25点 Review4人
4 音楽評価 5.33点 Review3人
5 感泣評価 3.00点 Review2人
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