9.《ネタバレ》 さてこの作品はあらすじを調べてこれは他のキリスト主役の映画ではない、
もしかしたらこの作品こそ客観的に描かれており唯一日本人でも理解できるのではと・・
大変面白くて長い時間があっという間にすぎていってしまいました。
おそらく本当の信者の人から見ればくだらない作品なのかもしれませんし、
想像の脚本に過度な演出で理解しがたいのかもしれません。
実際当時ハリウッドでは上映禁止運動が行われた問題作です。
ある意味偶像ともいえる救世主(メシア)を待つ旧約と、
その救世主が現れた新約。
その象徴は絶対であり人間的であってはならないのかもしれません。
しかしそれは当時その人が(キリスト)心から本当に望んだことでしょうか。
あとから伝え広める人たちが望んだことなのではないのでしょうか。
そうこの作品はキリストもただの人間であったという当たり前の解釈で、
ソレは決してコメディでもなく悪意に満ちているものでもありません。
私は逆にこの作品を見たおかげで近づきがたいどちらかといえば、
理解したくないキリストという人に(あくまで神ではなく)興味を持ち親近感さえわきました。
それは信者にとっては邪魔なものなのでしょうけれど私は信者ではありません。
宗教映画を歴史からは外せません。
歴史映画が好きですからそこから宗教を外して見られないのです。
この映画を観ることで本質がわかるとは言い切れませんが、
こういった切り口で語られるのもアリなのではと思います。
真面目にサスペンスとして観るのも面白い作品です。
作品の匂いは旧約聖書だと見て間違いないなぁ・・
まるで日本のどこかの党首みたいだ(党は違えど匂いは)まさに親近感(爆)