205.《ネタバレ》 なかなかですね~、黒澤監督ならコレ的なご意見多い作品ですが良くできてます。三船さんのサムライ姿はホントよく似合ってますね。物語の展開もよーく考えられていて、映画全盛期の勢いを感じます。※某ボ〇ィガードで出てくるシーンはこの映画だったんですね~知らなかったなー。勉強になりましたハイ 【Kaname】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-11-17 19:39:17) |
204.《ネタバレ》 時代劇だってのにピストルが登場するあたり、細かいことはどうでもいいからとにかく観客を楽しませる娯楽作をつくろうとして制作されたんだろうなあと思います。実際、とても楽しい。 桑畑三十郎は良いキャラクターですね!人間味がある。喧嘩を楽しそうに見物したり、酷い目にあった家族を逃したり。作り物なんかじゃなく、実在したのではないかと思えるほどのリアリティがあります。狂言回しで終わるはずもなく、しっかり痛めつけられるのが面白い。 また、観客と同視線で物語を見つめるという特異な役どころでもあります。半助が役人の世話をする滑稽なシーンを観客と共に観て笑い、丑寅の煙攻めを「面白そうだから」と観客とともに観て楽しむ。さらに亥之吉に見つかるかどうかというサスペンスまで、観客と共に味わうことになるわけです。実に面白い設定です。物語とともに味わった相手だからこそ、ラストの後ろ姿に威厳を感じるのかもしれません。 それにしても、物語の一番最後にサイコで滑稽なシーンを持ってくるなんて、何考えてんだろう?頭ぶっ壊れたオッサンが太鼓を叩いてると思ったら半助を…。飯屋も桶屋も三十郎も、誰も彼について触れることなく卯之助の捨て台詞に流れるなんて、何なんだ?崩壊した宿場のメタファーなのか何なのか。笑えたからいいんだけど、不思議だなあ。 【カニばさみ】さん [DVD(邦画)] 8点(2015-06-16 04:25:35) |
203.《ネタバレ》 何言ってるかよく聞き取れないのは相変わらずなんだけども、そんなことより大変なのは、その飛びぬけた映像センス。卯之助の初顔出し。明らかにそれまでに出ていた登場人物とは風格が違います。そう感じるのは、見てくれのせいでもなく、性格のせいでもなく、ローから捉える異質なカメラアングルのせい。アングルだけでなく、空っ風を吹かせることで、さらに画栄えし、卯之助の特異性も匂わせています。そして、アングルと空っ風の演出は、ラストの対峙シーンでも発揮。これがもう圧巻の一言。閑散とした町の中、対峙する三船敏郎と丑寅一派。ジリジリと距離をつめる両者をそれぞれ正面からのショットで捉えます。そして、距離をつめる彼らの動きの「静」と、土煙と音を立てて吹き荒れる突風の「動」とが対比となって、息を呑むような緊張感を生み出しています。この映像の引きの強さがたまらない。加東大介のコメディリリーフは全然ありと思います。 |
202.《ネタバレ》 主人公が人を騙しまくるのが、好きになれない。 あっちにいい顔して、こっちにいい顔して、人を騙して、裏切って、逆恨みして人殺し。 そもそも、こんなに強いのになんで人を騙すんだろう。 人を騙す事に喜びを感じる、そういう侍なのかな〜。 まぁ、それなりに楽しかったけどね。 |
★201.《ネタバレ》 登場人物のキャラクターや話の設定はかなり自由ですし、脚本もギャンブル的な展開の所も有りますが良く出来ていると思います。 総じて面白くてカッコ良い娯楽映画に仕上がっています。
ハーフのチンピラ浪人が居たり、木槌を持った大男が居たり、マフラーを巻いてリボルバー拳銃を持ったヤクザが出てきたり、芸妓がみんな醜女で座敷に上がった彼女達がノリノリのラテンビートを奏でたり、話の舞台は周りから隔離された無法地帯のカオス的なシャッター通りと化した宿場町だったりと、問題だらけのチャンバラテーマパークのようです。 そんな所に行く先も名前も適当で、滅法強くて、お節介で、照れ屋で、天邪鬼で、情に厚くて、頭が切れて、物事に拘らなくて、ぶっきら棒で、掴み所のない浪人が来て、テーマパークのメインキャラクターになってしまいます。 この浪人を中心に、街は回り始めます。 正直この映画、この人で成り立っています。この人と言っても黒澤明の作った桑畑三十郎なのか、三船敏郎という人間なのかと聞かれると困ってしまいます。 本作で黒澤監督の描いたヒーロー像は他に例がない位にカッコ良くて魅力的です。 そんなキャラクターを、熨斗をつけて具現化出来るのは三船さん以外に思いつきません。 このコンビには毎回痺れます。 水を貰ったおじさんに嫌味を言われると困った顔をしたり、下衆な八州廻りを見て爺さんと笑い合ったり、女房を取られた悲観的な男を見て怒鳴ったり、でも結局助けてお金まで上げちゃったり、爺さんが捕まったと聞くと後先考えずに助けに行こうとしたりと、中二病を患っている様なハードボイルド映画の完全無欠の主人公ではなく、人間味に溢れている所に物凄く惹かれます。
また、ほぼ全編で効果的に使われているガチャガチャした音楽が世界観を重たすぎるものにせずに、調度良いテンポをつけ軽妙な作品にしています。
大満足の作品でしたが、ラストシーンの三十郎の後ろ姿も「金は全部やっちゃったし、途中で死ぬくらいボコボコにされたけど、タダ飯は食えたし、悪い奴は沢山切れたし、味方をしてくれた爺さんも救えて結構楽しかったなぁ。」と、私と同じくらい満足しているように見えました。 【しってるねこのち】さん [DVD(邦画)] 10点(2015-04-25 18:18:14) |
200.《ネタバレ》 今更ですが面白いですね。二転三転、新たな人の乱入によって思わぬ方向に事態が転がっていき、最後は親子の情にほだされて袋だたきにされる三船敏郎。軒下を這いつくばって敵地から抜け出し、最後は泥臭く復讐を果たす。名作の誉れが感じられました。映画を見ながら誰かに似ていると思っていて、ようやく思い当たりました。この飄々としてひょっこりしたおっさん具合はロバート・ダウニー・Jrそのもの。リメイク作品を作るならぜひロバート・ダウニー・Jrを主演にしてもらいたい。 【kirie】さん [DVD(邦画)] 8点(2015-01-03 22:45:20) |
199.黒澤映画はやっぱり時代劇より現代劇のほうがおもしろい。 |
198.黒澤作品で最初に見たものです。三船さんの追悼放送でした。今まで見た映画はなんだったのかと言う気持ちになりました。 【maguro】さん [地上波(邦画)] 10点(2014-06-15 21:23:43) |
197.黒澤作品としては「七人の侍」には遠く及ばず、娯楽作としても「椿三十郎」のほうが好き。 レオーネの「荒野の用心棒」をオリジナルより先に観てしまったからだろうか。 スケール感が不足してみえたが、それは狭い日本ということで仕方ないのかも。 【飛鳥】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-04-16 00:21:24) |
196.《ネタバレ》 二大ヤクザを引っ掻き回す三十郎のキャラクター、一瞬の抜刀劇が面白い。 冒頭の「水の恩」をさらりと返す三十郎は本当カッコイイ。 殺伐とした世界をコミカルに闊歩するキャラが良いんだよなあ・・・。 終盤の一瞬で決着する破壊力。三船敏郎の太刀は早すぎて最初良くわからない。二回目見るとそのべらぼうな速さに度肝を抜かれてしまうワケです。 レオーネの「荒野の用心棒」も好きだ。 でも一瞬の破壊力はやっぱり「用心棒」が上だぜ。 見た目は冷徹な殺し屋、本当は飯を美味そうに食ったり捕まったりと人間臭い三船敏郎、ニヒルな悪党仲代達矢(後3回三船さんに斬られます)。 特に戦前から山中貞雄を始めとする時代劇で活躍していた加藤大介! 「市川莚司」時代劇から活躍し続けた時代劇には欠かせない名優。「人情紙芝居」「西鶴一代女」「元禄忠臣蔵」「血槍富士」などシリアスな役柄が多かったですが、今回は本間先生に匹敵する憎めないキャラクターに(笑)。黄門様とのやり取りも楽しくてしょうがない。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-12-17 11:49:51) |
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195.《ネタバレ》 練られたストーリーもすごいですが、三船敏郎が刀を抜くシーンは 実は少なく3ヶ所です。最初の腕を見せて棺桶3つの場面と隠れ家で家族を逃がす所とラストだけです。それでもアクションが印象に残るのは三船敏郎の凄さでしょう。 【nao3】さん [DVD(字幕)] 10点(2013-09-09 00:09:58) |
194.どうしよ・・・すいません、そんなに面白くなかった・・・。苦笑 【ケンジ】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-12-29 20:16:50) |
193.《ネタバレ》 それまで、どちらかというと芸術性の強い娯楽作を主に撮っていた黒澤明が、肩の力を抜き娯楽性に重きをおいて作られた傑作。とにかく三船敏郎のかっこよさに尽きる。その外見、台詞、刀さばき、飄々とした姿勢、そして時折り見せる弱者に対する優しい視線。侍はやはりこうじゃなくっちゃ。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-08-16 17:26:19) |
192.世界を自戒に陥れた観念的傑作羅生門、ヒューマニズムの最高峰といわれる生きるから七人の侍、日本刑事サスペンスの金字塔天国と地獄までオールジャンルに傑作を世に出した黒澤明。対してこの作品は決して名作とか呼ばれる部類ではないただの娯楽時代活劇だが、斬新な視点とスリルのがある中にもコメディタッチでユーモアを交えて描かれたエンターテイメント作品。ハリウッドのオールジャンルのヒットメイカービリー・ワイルダーしかり、名監督にして名脚本家はこのようなセンスが問われる作品でこそ真価を発揮する。その視点で言うと黒澤の真骨頂はこの作品とも言えるだろう。 【Arufu】さん [DVD(邦画)] 9点(2012-04-17 17:15:32) |
191.黒沢監督の放つ痛快娯楽劇。三船敏郎演じる主人公の、 飄々として抜け目がなく、それでいて情に厚いキャラが面白い。「椿三十郎」同様、 コメディータッチを含んだストーリーものだが、こちらのほうがややストーリー色が濃いかな。 三十郎が情を見せ始めたあたりから、お話自体はちょっと甘くなってしまった感はあるけれど、 クライマックスで再び盛り返した。緊張感溢れる映像はもちろん、音楽が効果的に使われ、 ゾクゾクくるようなカタルシスを与えてくれる。このシーンは何度観ても飽きない見事な演出。 相手役の仲代達矢も良かった。言うまでもなく、娯楽時代劇を代表する作品の一本。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-11-20 06:17:13) |
190.《ネタバレ》 実は幼稚園のころこの映画を見ていたことが発覚。 先にいた用心棒が出入りのときに逃げちゃうシーン。ここだけ鮮やかに覚えてました。何の映画のどのシーンか覚えてなかったんだけど、この映画だったとは。。。。 人を切りあうシーンより、こういうシーンのほうが、幼子には衝撃が大きかったようです。 【ひであき】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-07-20 23:37:06) |
189.《ネタバレ》 最後の仲代達矢との決闘シーン、一瞬だけど、これがまたとんでもなくカッコいい。音楽もカッコいい。 【ashigara】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-07-06 23:22:31) |
188.《ネタバレ》 椿三十郎ほどではないが面白かった。さすが黒澤、キャラクターが漫画のごとくユニークで、ストーリーも引き込む力がすごい。カメラワークも良い。 【eureka】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-06-09 17:35:16) |
187.《ネタバレ》 こういうヤクザ同士の争い、人殺しの映画は私が最も嫌いにするところだ。第一、映画開始早々、犬が加えてきたものを見た途端、嫌な気分になってしまう。人相の悪い親分子分たち、好きになれそうな人物がまったくいない。その中で場違いなキャラの加東大介、社長シリーズのコメディじゃあるまいし・・・。 居酒屋の親父東野英治郎は、不満のはけ口だろうが聞かれもしないことをべらべらしゃべるし、八州周りの役人の目も節穴同然。 三船俊郎はというと、文字通りの高みの見物をしたり、子分たちを簡単に斬り殺して相手側の仕業にしてしまうあくどい用心棒。どっちのヤクザにつくかで両天秤をはかり、双方の殺し合いさせようとする策略家でもある。そのことに気づいたのは仲代達矢の卯之助ただ一人、他の者の馬鹿さ加減にもあきれるが、三船、仲代だけを格好良く目立たせようとする映画陣の目論見もありありと見える。 それで仲代に見破られ瀕死の重傷となって逃げのびた三船俊郎だが、鉄砲を持った相手を簡単にやっつけてしまうのは、あまりにも安っぽい設定だと思う。唯一美しき女房ぬいの司葉子も登場するが、活躍の場すらなく消えてしまったのは残念。 総じて、洋画の「荒野の用心棒」よりはオリジナルだけあってましだが、とても名作に入る映画ではないだろう。 【ESPERANZA】さん [ビデオ(邦画)] 4点(2011-05-14 16:30:28) |
186.ほとんどヤクザしかいない街が静かになったところで・・ 【シン】さん [地上波(邦画)] 6点(2011-05-14 00:03:34) |