マイラのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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マイラ

[マイラ]
Myra Breckinridge
1970年【米】 上映時間:94分
平均点:7.00 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
コメディ同性愛もの小説の映画化
新規登録(2004-08-30)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2011-05-08)【S&S】さん
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監督マイケル・サーン
キャストラクエル・ウェルチ(女優)
メエ・ウェスト(女優)
ファラ・フォーセット(女優)
ジョン・ヒューストン(男優)
ロジャー・C・カーメル (男優)
ジョン・キャラダイン(男優)
カルヴィン・ロックハート(男優)
キャスリーン・フリーマン(女優)
トム・セレック(男優)
マイケル・サーン(男優)(ノン・クレジット)
ダン・ヘダヤ(男優)(ノン・クレジット)
ウィリアム・ホッパー(男優)(ノン・クレジット)
ジュヌビェーブ・ウェイト(女優)(ノンクレジット)
原作ゴア・ヴィダル
脚本デヴィッド・ガイラー
マイケル・サーン
音楽ライオネル・ニューマン(音楽監督)
撮影リチャード・ムーア〔撮影〕
トーマス・デル・ルースアシスタントカメラ
製作ロバート・フライヤー
デヴィッド・ガイラー
特撮L・B・アボット
アート・クルックシャンク
美術ジャック・マーティン・スミス
ウォルター・M・スコット(セット装飾)
衣装イーディス・ヘッド(メエ・ウェスト衣装担当)
セアドラ・ヴァン・ランクル
編集ダンフォード・B・グリーン
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2.《ネタバレ》  手術前の「切ったら生えてこないぞ。髪の毛やツメとは違うんだ」という台詞が、非常に生々しい。

 ラクエル・ウェルチが性転換者を演じるブラックなコメディ映画という事で、ある程度覚悟した上で観たはずなのですが、冒頭のこの台詞の衝撃だけで、もう参っちゃった気がしますね。
 想像以上に同性愛色が強く、しかもウェルチとファラ・フォーセットによる美女同士の絡みはおざなりなのに、男優のお尻はやたらと性的に撮っていたりするもんだから、ちょっと付いていけなかったです。
 特に後半の、女性となったマイラが男性であるラスティのお尻を犯す場面なんかはたっぷり時間をかけて、しかも力を込めて描かれており、正直言ってドン引き。
 如何にもアメリカらしいマッチョ的な価値観「男らしさを誇示する男」に対する批判とか何とか、そういった建前があるのは分かるんだけど(これ、監督さんも同性愛者で性欲そのまま発散させただけなんじゃない?)としか思えなくて、興醒めしちゃいました。

 その一方で、今観ても斬新な場面が数多く存在しており、そちらに対しては素直に感心。
 公開当時は結構な批判を受けたそうですが、その理由としては「演出が斬新過ぎて理解しきれなかった」ないしは「才能に溺れた自己陶酔的な作りが鼻についた」という面もあったんじゃないかなぁ……と思えました。

 特に、古典映画の一場面やら曲やらを切り貼りして、登場人物の心象風景を表すというアイディアは、凄く良かったですね。
 例として挙げると「マイラが耳を塞ぎたくなるような言葉を掛けられる」→「モノクロ映画で、耳を塞ぐシーンの映像が挟まれる」といった感じで、視覚的にも分かり易いし、非常にテンポが良く、御洒落でもある。
 性転換前のマイロンの姿だったのが、ドアを潜ると同時にマイラの姿に変わったりする演出なんかも、楽しかったです。

 「アメリカ人は男も女もレイプされたがっている」といった過激な出張があるかと思えば「1935年から1945年の10年間、アメリカ映画にクズはありません」「あの頃が全盛期ね。音楽の衰退は悲しいわ。映画の衰退も悲しいけど」なんていう懐古主義的な発言があるのも興味深いですね。
 主人公マイラは「古臭い男らしさ」を嫌っている訳だけど、その一方で「古臭い映画」は礼賛している訳であり、そんな矛盾した考えが「男なのに女でありたい」「男が好きなのに男らしさを否定したい」という主人公の性的欲求とも合致しているという形。
 マイラは念願叶って女になっても、結局は不幸な結末を迎えてしまう訳で、そんな根本的な矛盾を抱え込んだキャラクターを丁寧に描いているな……と感じました。

 性別の壁を越えて愛した女性から「もし、あなたが男だったらきっと恋をするわ」と言われてしまう展開も、とびきり皮肉が効いていて面白いし、マイラが机の上に立って、下着を脱ぎ捨て「女になった証の股間」を男共に見せ付ける場面なんかも、忘れ難い味がありましたね。
 そんな終盤の展開は好みだっただけに、最後の最後で「結局全ては、マイロンが見た夢に過ぎなかった」という夢オチに着地するのが残念なのですが……まぁ、これに関しては「大して美男子でもないマイロンが、手術を受けたくらいでマイラみたいな美女になれる訳無いじゃん」って事で、仕方の無い結末だったんでしょうか。
 そういった「現実的な夢オチ」の後だからこそ、理想の美女であるマイラと現実のマイロンとが仲良く一緒に踊るエンディングは、陽気な中にも物悲しさを秘めた、独特の味わいに仕上がったというプラス面もある訳で、本当に評価が難しいです。

 色んな意味で衝撃的な作りであるのは間違い無いし、出演者もやたらと豪華で、伝説的なカルト映画となったのも納得。
 「映画好き」というより「映画オタク」というタイプの人に合うんじゃないかなぁ……って、まるで自分は「映画オタク」ではないかのような感覚で考えてしまう、そんな一品でありました。 
ゆきさん [DVD(字幕)] 6点(2018-09-05 07:32:59)★《更新》★
1.《ネタバレ》 1960年代後半にたった2本撮っただけで消えて(消されて)しまった天才監督マイケル・サーンの傑作カルトです。アメリカでもソフト化されてないそうで、日本で鑑賞するのは至難の業ですが、15年前に大阪の民放局で「マイラ」と「ジョアンナ」の2本立て(!)で深夜放映したのを、運良く録画することができました。ゲイの映画青年マイロンが性転換手術を受けてマイラになり、マイロンの未亡人になりすまして伯父の経営する俳優学校に乗り込み遺産相続争いをするというのがストーリーです。マイロンをレックス・リード(この人はゲイで有名な映画評論家でこの配役はセルフパロディ)、マイラをラクエル・ウェルチが演じるのですが、マイラが行くところにマイロンが幽霊の様に同一画面に登場するというシュールな演出です。この作品の斬新なところは、登場人物の心象風景を往年のハリウッド映画のカットをつないで表現する点で、巧みな編集には感心します。脇を固めるジョン・ヒューストン、メイ・ウェストの怪演も見ものです。英国人マイケル・サーンはこれらの演出作法で米国文化を徹底的にこきおろし、当然ハリウッドからは総スカンを喰い、酷評されたうえX指定(日本でいう成人映画)を受けサーンはハリウッドから追放されました。アンディ・ウォーホルなどこの映画を絶賛する文化人も多かったそうです。オープニングとラストに流れるシャーリー・テンプルの歌声が耳に残ります。
S&Sさん [地上波(字幕)] 8点(2008-12-24 23:06:18)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 7.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6150.00%
700.00%
8150.00%
900.00%
1000.00%

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