【TERU】さん [インターネット(字幕)] 7点(2024-06-20 21:13:25) |
483.《ネタバレ》 面白いというよりも、良くできた映画という事ですね。2度目で巻き戻ししながらでやっとわかったような? テディはレナードを利用してお金をとろうとした。 モーテルのおじさんも、テディの記憶喪失を利用して2部屋貸した。 ナタリーもテディを利用してドットを始末しようとした。 レナードの妻は事件の時は生き残ったが、レナードが記憶喪失なので糖尿の薬を打たせて亡くなった。 レナードの妻を襲った犯人はレナードが殺した。 サムは詐欺師でサムとサムの奥さんの話はレナードの妄想 冒頭でテディはレナードに殺されるので、レナードは奥さんを襲った2人とテディを殺した。 というように理解しました。 これ映画館で見ただけで理解できる人なんていないでしょうね、 【東京ロッキー】さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-06-11 14:08:34) |
482.《ネタバレ》 ドラマチックなストーリーづくりのための便利アイテムとして、「記憶喪失」は、実に多くの作品で使い古されてきた感があります。本作は、前向性健忘症(ある時点から新しく記憶をすることができない)という、これまであまり馴染みのなかった種類の記憶喪失を患う主人公の心理状態および行動を話の中心に据えて、時間軸を逆転させて描写することにより、受け手に対して、主人公と同様の混乱状態を体感させることに成功しています。他のご都合主義的な記憶喪失ものとは完全に一線を画していると言えます。受け手は、主人公に同化し、感情移入するも、作品が終わった時点で、記憶を辿り、事実をつなぎ合わせて、このストーリーを終わらせることができます。一方、主人公は、記憶障害により、それができないため、ストーリーの中の無限ループを彷徨うことになります。人間の記憶とはあやふやなもので、しばしば都合良く書き換えられるもののようです。では、書き換えたい記憶がそもそもない場合どうなのか?その一つの答えとして、たいへん興味深いです。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 8点(2024-04-14 17:38:12) (良:1票) |
481.《ネタバレ》 めちゃくちゃ昔DVDレンタルをして鑑賞し、意味が分からずに逆回しバージョンも見たのに全く覚えてなかった。 今回は一発で理解出来た自分を褒めてやりたい。 結局一生架空の犯人をでっちあげて負い続けたいだけなんだなぁって。 途中飛んでるシーンもあってそこは納得行かない部分もある。 後運転中に記憶飛んだ場合困惑しないのかね。 【悲喜こもごも】さん [インターネット(字幕)] 8点(2023-11-07 23:25:36) |
480.この映画が高く評価されるのは単に構成が練られたミステリーというだけでなく、現実というものに対して人間が持つ認識の再現に成功している点にあると思います。私たちは劇中の主人公のような症状がなくとも日々の生活の中で自分の記憶を信じられずにメモを取ることは珍しいことではありません。一瞬一瞬の現実はそれぞれバラバラの断片でしかなく後からそれをストーリーとして再構築しているわけです。そうした感覚は時代の経過によって古びるどころかインターネット時代になってより高まってすらいるのではないでしょうか。クリストファー・ノーラン監督の作品に関してはむしろ近年の方がフィルムやCGを使わないというこだわりも含めて古臭くどこか時代からずれてきている印象を受けてしまいます。最近の作品がどこか違和感を感じさせるものになっているのはCGを使わないことによる映像の真実性への追求と、記憶や時間軸の不確かさへのこだわりといった作家性が矛盾していることが原因ではないでしょうか。せっかく過去を舞台にしたダンケルクでも記憶と記録の不確かさをテーマに据えずに安直に時間軸操作を加えただけの作りになっていたのにはがっかりでした。ダークナイトが成功して下手に大作志向になってしまったのはこの監督にとって不幸なことだったのかもしれませんね。 |
【珈琲時間】さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-01-26 12:56:03) |
478.面白いといえば面白いが、なんで娯楽の映画を見るために身構えて、回らない頭をフル回転させなきゃいけないのかと思うとイラッとしてきます。結局、筋を追うことに必死で、「鑑賞」どころではない感じ。これはこれで一形態なのかもしれませんが、実験はよそでやってくれよと。少なくとも一期一会の映画には向かないんじゃないかなと。まあ当方はネット配信で見たので、確認のために見ようと思えば何度でも見れますが、もうそんな気力も体力も興味も残っていません。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-12-24 02:47:22) |
477.とりあえず2回は見ないとわけがわからない。 【どちて坊や】さん [インターネット(吹替)] 6点(2021-12-13 09:25:43) |
476.この監督の映画はほとんど見ていたのに、今更ながら見ました。 なんとも言葉に出来ない、20年前の作品とは思えないストーリーでした。 結局、誰も救われない。登場人物の中に誰もいい人がいない、不思議なストーリーでした。 【木村一号】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-10-18 12:08:20) |
475.同監督のインターステラー(2014)、テネット(2020)と観て、 からの少し遡って本作メメント(2000)の鑑賞 事件がきっかけで記憶障害となった男性。 数分の記憶しか保持できず、時効となった記憶は消えていく。 記憶障害の中、妻を殺害した犯人を捜していくサスペンス物。 映画は結末から始まり、数分ごとの物語が遡っていく構成。 数分前の記憶を忘れている、という設定をうまく再現。 映画のつくりがとても秀逸で、よく出来てるなぁと思った。 作品の特性上、人や事件がミステリーに包まれており、 ひっくり返しの要素もあって、ややわかりづらいのが難点。 結末はわかっていても、最後はなかなか衝撃的でした。 時間があればもう一度、内容を噛み砕いて再鑑賞したい作品。 観ている側は「記憶」があるので、初見を楽しめるのは一度だけ! シックス・センスと同様、初見の面白さは一度きりしかない作品。 クリストファー・ノーラン監督は「時空の魔術師」か。 2000年この時すでにテネットの片鱗があったことにも驚き。 【愛野弾丸】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-08-22 11:30:21) |
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474.難解。何度か見ないと絶対に分からないし、一回だけ見て諦めるのはもったいない。一回見ただけで評価が出来ないし、レビューも書けない。頭悪い自分を再確認するのも悪くはないだろう、ヒュ~。メメントプリントのシャツあったら欲しいな。 【ちゃか】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-08-25 10:16:09) |
473.《ネタバレ》 見ていて、時間が遡っていっていることだけは何となく分かりました。怪我が治っていっていたからです。しかし、私の様な理解力が乏しく物事をそのまま捕らえるタイプの人間は、主人公が妻を実は殺したということに気づけないのでゾクゾクできません。テディが何で殺されたかもいまいちわからないです。でも、不思議な感覚で見られる映画です。 【ブリーバンデカンプ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-06-08 12:15:10) |
472.《ネタバレ》 たったの10分でみ~んな忘れちゃうオイラ。そんなあやふやなオイラの記憶の拠り所はメモと写真と全身の刺青。妻殺しのホシを追う顛末を10分ごとに遡っていく斬新な構成。実はホシを殺していたけど、メモるのを忘れて居ねえヤツを追いかけ回していたというコト。何ともマヌケなようで、人の記憶の不確かさを抽出している。オモシロ仕掛け映画。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2020-06-07 00:18:14) |
471.1回観て、巷の解説サイト読まないと理解できないことが多い作品は嫌いです。どうせなら、ストーリー1時間ぐらいにして、後半1時間 元の時間軸に戻して、変わった視点から撮って解説、謎解きみたいにしてくれたらおもしろかったのに。 【代書屋】さん [インターネット(字幕)] 5点(2020-05-26 00:21:33) |
470.《ネタバレ》 主人公の記憶が持たない、ということは全てが新鮮。これを味わうには物語のぶつ切り逆再生しかない。 というわけで主人公の混乱を同時に味わいながら視聴者が映画を見ることになる。 正しい順序で見ればわかりやすいストーリーであるが、逆再生とはかくもわかりにくいのか。 おまけに、セリフや行動の多くは意味がわからないゆえに記憶に残りづらい。 ある意味短期記憶障害を疑似体験させてくれる映画をと言えるか。 【チェブ大王】さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-05-10 00:12:19) |
469.《ネタバレ》 最初の30分は面白かった。ただネタバラシまでの時間が長すぎる上に、あまりスッキリしないオチ。復讐を果たしたのにそれはメモに残さなかったり、テディを殺す動機に乏しかったり、緻密に作りこんでいるように見えて大事なところが雑だった。 【なす】さん [インターネット(字幕)] 5点(2020-01-30 12:34:56) |
468.《ネタバレ》 複雑で理解が難しい作品ではありますが、10年以上ぶりに2回目の鑑賞となった今回は内容はすっかり忘れていましたが、ルールを理解しているのでそこそこに理解はできました。普通の何の変哲もない物語を逆再生したら、本作のような作品になるのかが気になるところです。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-11-18 01:07:02) |
★467.《ネタバレ》 珍しい構成が巧みで、ゲームをしているようで単純に面白い。 込められたものも濃密で奥が深いように見える。DVDで物語を時系列順に見ることができるのが救いになった。 ざっくりいえば、テディを(間違っていると知りつつ)犯人に見立てて殺すことに決めてから、実際に殺害するまでの奇妙な流れを楽しむ映画、なんだが 順番がひっくり返ってるからそう容易くはない。レナードの、現在の状況がわからない感覚を同様に味わうための変則構成が慣れてないとどうにも理解を阻むだろう。 テディの役割が複雑怪奇で困惑させられる。何が真実で、何が嘘なのか?潜入捜査の刑事が殺人幇助なんてするか? 大前提が理解できないので言ってることが一から十まで信用できない。彼が信用できないとサミーとレナードの同一視ができない テディの主張が事実なら、明かされていないだけでレナードは後から作った偽名で本名はサミーなのか? 殺害したジミーが死の間際に「サミー・・・」と呼んだのがそのためなら不自然ではない。逆にそうでもないと死の間際に呟くワードとしておかしい。 だがそうなると妻の死より以前の記憶も忘れたことになる。サミーそのものは確かにいたが、その症状は偽で保険金詐欺だったというのがテディの説明だ しかし、だとすると話が戻るが先に述べたジミーの言葉が、会ったこともない、話に聞いただけのサミーというのでは、死にゆく者の発言として奇妙に過ぎる。 制作側はそこは曖昧なまま、どっちでもいいよと突き放して、自らの特異な病気の性質を盾に取ったレナードの「復讐ごっこ」を主軸として描いたに過ぎないのか? 謎を残したままの終幕なので、爽快感は無い。 【うまシネマ】さん [DVD(吹替)] 6点(2019-11-14 23:59:24) |
466.《ネタバレ》 その奇抜なアイデアで映画史に名を残したクリストファー・ノーランの出世作。10分経つと記憶が消えてしまうガイ・ピアースの記憶を遡って行くストーリーテリングはあまりにも有名になっています。この記憶を遡って行くストーリーが、なんというかまるで後ろ向きにどんどん歩いているときに感じるような居心地の悪さに通じるところがあります。ラストからリヴァースしてみると実は単純な物語だという指摘もありますが、それでも未熟者のわたくしには理解しきれないところが多々あります。以下、激しくネタバレいたしますので、悪しからず。 最初に観たときには、妻を殺したのは実はガイ・ピアース自身だったという解釈だったのですが、観直してみるとなんか違うように感じました。これはサミーの話がレナードの作り話だと土壇場でテディに明かされてからのすっ飛ばすようなストーリーテリングに影響されていることは間違いないです。正直な感想このあたりの展開は非常に判りにくい。最後まで(つまりこの物語の始まり)観ればテディ=ジョン・ギャメル=刑事だということが理解できるが、その前の記憶をたどってゆく(つまり冒頭で刑事と名乗ったテディが写真を撮られた以降、ああ、ややこしい)シークエンスでは彼は自分が刑事であることをほのめかすことすらしないのはなぜなんだろうか。こうなってくると、レナードが保険調査員だったという過去も果たして真実なのかアヤしくなってきます。テディやナタリーなどのレナード周囲の登場人物が、10分しか記憶が続かないレナードを自分たちの利益のために利用していたということだけはかろうじて理解できましたけど。とは言ってもレナードがテディを殺す動機はイマイチ理解できてませんけど。 近年の研究では人間の記憶というものは、本人が自己防衛のために改変しているということが定説となってきています。自分の記憶さえそんないい加減なものならば、アイデンティティとはいったい何なんだろうか、という疑問すら湧いてきます。この哲学的な命題を巧みに織り込んだのがこの映画だと言えるでしょう、観終わって決してスッキリした気分にはしてくれませんが。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-10-24 17:36:33) |
465.ノーラン監督のブレイクスルーとなった作品で、何度か観返してしまう作品である。 時系列の分解、時間の逆進といったノーラン監督のエッセンスが詰め込まれた作品であると今ならそう評価できるかもしれない。 ただ後のノーラン作品にみられるようなヒューマニティは本作では皆無。もちろん予算の関係で、IMAXの映像特性を活かしたシネマトグラフィーや重低音を効かせたBGMといった特徴も本作には存在しない。終始沈鬱で不穏なノワールが展開される。基本的には時系列ネタ一本で勝負するスタイルの作品であるため、点数的には7点くらいが妥当ではないだろうか。ダンケルクやインターステラーのように人間性に訴えかける部分が少ないため、余韻があまりないのも弱点か。 正直に告白すると、初めて本作を観たときは、面白いとは思いつつも、なんか奇を衒った印象の作品だなあと思っていた。いわゆる面白いし評価はするけれども、決して好きなタイプの作品ではない、というのが本作だ。ノーラン監督についてもこのころは、暗いノワールばかりを作る、気取った印象のイヤな監督でしかなかった。しかし、本作の成功をきっかけに、ノーラン監督は色々と成長をしていく。成長の過程で人間性を全開にした作品も手掛けるようになった。ちなみに私はノーラン監督のクールさの中にある生真面目で熱い人間性が大好きだ。久しぶりに本作メメントを観返すと、作品そのものの評価はあまり変わっていないが、監督に対する印象はまったく変わったことに気がつく。今や映画界を牽引する巨匠の一人だが、このころはエッジの効いたとんがった作品を作っていたのだ。 【nakashi】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2019-07-31 17:41:12) |