★57.《ネタバレ》 “Firefox”レッサーパンダの別名だそうだ。劇中の架空の戦闘機Mig-31のコードネーム。ソ連の戦闘機(Fighter)は頭文字が“F”から始まります。フロッガーとかファルクラムとか。その法則から劇中のファイヤーフォックスは正解なんだけど、頭文字Fで始まるコードネームはNATO軍が勝手に付けた呼称で、ソ連側では呼びません。ガンダムで言うと『スカート付き』みたいな名称です。 ステルス機が世に出る以前の作品だけど、XB-70バルキリーを溶かして小さくしたようなフォルムは中々カッコイイです。ボタンを押さなくても、考えただけでミサイルを撃てるなんて、謎の超大国ソ連らしいです。当時ソ連には、超能力を使うエスパー部隊がいる!なんて、何かで読んだ気がします。ホント、何やってるのか解らない国でした。
子供の頃、テレビで何度か放送されてましたね。結構みんな観ていましたよ。もしかしたら、ダーティハリーより先に観たイーストウッド作品かもしれません。今思うと、イーストウッド主演で特撮の戦闘機ものってのが、一種独特です。前半はスパイもので、後半は空戦アクション。割合は5:5くらいですが、当時の印象だと3:7くらいに思えてて、同型機の空戦の記憶ばっかり残ってます。で、今の目で観ると、8:2くらいで、飛行機は最後にチョットだけで良いんじゃないかなぁ?なんて、作品の本質をぶち壊してしまう感想を持ってしまいます。だって後半の逃走劇が単調なんだもの… 特撮は当時の標準レベルですが、誤魔化しの利く宇宙空間ではなく、観慣れた青空と特撮飛行機は、相性があまり良くないですね。背景との相性が悪く飛行機が浮いちゃってます。
スパイものの部分は、まぁ悪くないかなって思います。ガントが演技がまるでダメなのが、ハラハラはしなかったけど、味わいがありました。任務のために無関係の密売人を殺すところとこか、命より任務を重んじる協力者たちに、冷戦状態は決して平和な状態じゃないことを暗示させます。 ガントのトラウマ、ナパームで焼け死ぬ少女。印象的でしたが、この映画の中で克服するでもなく、きっと一生背負っていくんだなって思いました。 最後は思った以上にあっさりした終わり方でした。どうしてこの映画が、同年代の多くの人の印象に残っているのか、解るようで解りません。。。 【K&K】さん [地上波(吹替)] 5点(2025-02-03 22:28:57) ★《新規》★ |
56.イーストウッド版「トップガン」&「スターウォーズ」という感じ。きっと腕利きの戦闘機パイロット役をカッコよくやってみたかったのでしょう。それ以上でも以下でもありません。だいたいソ連側が書記長も軍幹部も英語で話している時点で、お里が知れます。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2019-12-04 02:22:20) |
55.やっぱりイーストウッドって、演出側としても役者側としても、こういうまっとうな一般的なスパイ・アクションなんてのは根本的に合ってないんだな・・・。また脚本も、前半の侵入部分も後半の対決部分も、せっかくのいろいろなネタが全然生かされていない。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2019-10-12 23:18:46) |
54.《ネタバレ》 前半と後半の大きく二つに割れる映画。前半部のスパイ部分は、暗いが非常でサスペンスいっぱいの佳作。それに反して、後半はSFXに頼った飛行機アクション物。凡作。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-02-03 19:20:09) |
53.《ネタバレ》 とにかく、イーストウッドがファイアフォックスを盗み出すまでの展開が暗いことと言ったら… イーストウッド自身がヴェトナムでPTSDを負っていて、いわば『シベールの日曜日』のハーディ・クリューガーのキャラをそのまま持ってきた感じ。ソ連に潜入してからも自信なさげで過剰反応してKGB捜査員を殺しちゃうし、いくら弱みを軍部に握られた(それも国有地占有というチンケな違反)とは言ってもなんで任務を引き受けたのかは謎。こういう心理的な苦しみを抱えたキャラはイーストウッドとしては珍しいパターンですが、ファイアフォックスでいったん飛び上がってしまうと、レコーダーに向かっていつもの諧謔に満ちた『荒野の用心棒』の名無しの男風キャラに戻ってしまうので「あれれ?」と思ってしまいます。ファイアフォックス自体はそのパイロットの思考に従って操縦されるという設定が当時は荒唐無稽でしたが、現在のAIテクノロジーの進化を見ていると「ひょっとして、これって実現できるんじゃね?」と思えてきます。二号機との北極圏での追撃戦は迫力ありますけど、やはり『スターウォーズ』の強い影響は否定できないでしょう。ちなみにMiG‐31という機番のソ連戦闘機は実在し、西側コードネームは“フォックスハウンド”ですがもちろんファイアフォックスとは似ても似つかぬ戦闘機です(ベレンコ中尉で有名なMiG‐25の改良版みたいな感じ)。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-11-26 21:02:59) |
52.《ネタバレ》 子供の頃結構流行った作品だと記憶している。久しぶりに再見。前半は仲間が命を掛けて協力し次々死んでいくので結構重い。その余韻を引きずったまま、後半の空中戦が展開されるので、イマイチ入り込めない。前半に比べると結構アッサリしているし。が、30年以上経過した現在でもよい意味で時代を感じさせる作品であり、もうちょっと注目されてもいいと思うのだが、イーストウッド作品の中ではマイナー扱いなのかな。 |
51.《ネタバレ》 ○テーマの割りに緊迫感に欠ける印象。予想されうる展開に対して起こってから主人公に忠告する脇役たち。先に教えておけよと。○後半のスカイアクションは一本調子で退屈だった。○にしてもイーストウッドは007に憧れていたのかな。アイガーサンクションといい。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 4点(2013-08-11 23:34:37) |
50.《ネタバレ》 当時は東西冷戦時だったので、初見の時と同様に今鑑賞してもファイヤーフォックスを盗むまではハラハラドキドキでした。 盗むまでの段取りをしてくれた仲間達が朽ち果てる寸前(格納庫にて防具姿で淡々とファイヤーフォックスに乗り込もうと歩いているシーンや、野原からファイヤーフォックスが飛び去るのを見届けるシーン)が印象深かったです。 盗んでからは、それまでのスパイアクションからガラッと印象が変わりSFアクション風に・・・ここが何とも蛇足な感じで(ここからが好きという方もいるでしょうが)、個人的には盗むまででお腹いっぱい満足しました。 よく言えば、一粒で二度おいしいって感じの映画でしょうかね~。 【ぐうたらパパ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2012-09-22 10:47:12) |
49.《ネタバレ》 30年前の作品ということを考えればテンポの悪さは止むをえないことか? そして30年前の作品なのに後半のあの迫力、なかなか見せます。スターウォーズ的なあの見せ方も悪くない。突っ込み所は多いけれど、中でも「ロシア語で考えろ」はあまりに酷い! 【フラミンゴ】さん [インターネット(字幕)] 5点(2012-08-06 05:45:05) |
48.《ネタバレ》 空戦より、機体を盗み出すまでのスパイ大作戦とか、敵側の内輪モメとかが面白い。 倒れた仲間をしり目に、こっそり乗ってっちゃうのが火事場泥棒みたいで面白くもあり、渋くもある。しかし、この作戦、後先考えなさすぎだろ・・・。 そして、唐突にエンドロールが流れてビックリした。きっちりシメて欲しかったな。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-09 22:51:51) |
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47.戦闘機に乗ってからの方が面白くないって どうなん…。 【ケンジ】さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2012-01-13 12:42:01) (笑:1票) |
46.《ネタバレ》 ファイヤーフォックスに乗り込んで終われば良かったのに・・・重くさせられた気分を、その後むりやり軽くさせられたような気分です。ウォーレンクラーク演じるウペンスコイが最高に良かった。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-10-27 03:38:40) |
45.《ネタバレ》 この作品が公開された当時まだ中学生でした。 ロードショーで見逃していつか見たいと思いつつ30年。 やっと見ることができました。 アメリカ、ソ連の冷戦時代のお話なんで勉強になることもたくさんありました。 常日頃KGBによる「検問」が行われているなんざ凄い国だったんですね。 そんな監視されている状況で戦闘機にたどり着くまでが皆さん書かれているようにやはり物語のピークだったと思います。 ミグを奪取して資本主義圏に逃げるんだけど、ラストでその戦闘機を破壊しちゃうってオチを期待してたらそのまま飛んで行っちゃってちょっと拍子抜け。 娯楽作品としては及第点ってレベルだと思いました。 【ゆたさん】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-05-27 10:44:45) |
44.30年前の映画です。この頃の他の映画と比べたら相当映像にお金かけてますね。内容もスリリングで楽しめましたがそんな事より、ちょび髭付けたイーストウッドがリー・ヴァン・クリフにそっくりじゃないですか!それにビックリして感動してしまいました。 【関白宣言】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-02-11 17:51:56) |
43.あーなつかしい。子供の頃軍用機が好きでこれ観に行きましたが、肝心の最新鋭戦闘機ファイヤーフォックスのデザインが微妙で。。。クリント・イーストウッドもこの頃はダーティーハリー上がりの単なるアクション俳優だったし。。。 【HAMEO】さん [映画館(字幕)] 4点(2010-02-01 16:54:42) |
42.《ネタバレ》 へぇ~~C・イーストウッドのこんな映画があったとは知りませんでした。西部劇か刑事物かーーみたいなイメージある人なのですっごく意外(笑) 前半は結構スリリングなスパイ系 後半はトップガン(例えが古いなー(苦笑))かのような空中戦 となかなか面白い。ま確かにCGというよりは合成といった方がいい画面構成や、演出上しょうがないけど、ロシア人英語話してるぅ のにロシア語で頭に命令を浮かべる(?) など多少の切ないポイントはご愛敬というコトデ 【Kaname】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2009-08-16 19:07:01) |
41.古い映画だが、スパイ+スカイアクションで二度おいしい作品である。逆に言うと、スパイ映画としても、スカイアクション映画としても中途半端なのかもしれないが、そういったジャンルにこだわらずに、ひとつのサスペンス映画とみれば、古い割に問題なく気楽に楽しめる佳作である。特に、戦闘機に給油する作戦のシーンなどに、アメリカのお気楽なユーモアが垣間見られて面白い。また、冷戦時代にアメリカがロシアをどのようなイメージで見ていたのかという歴史的な価値も有しているという、ある種貴重な作品でもある。 |
40.《ネタバレ》 前半はスパイ映画、後半はスカイアクション映画であり、前後半で全く違った作品に仕上がっている。 前半部分は、丁寧に描かれているのだがその丁寧さが徒になっており、スパイ映画としてはいまいち。後半部分のドッグファイトは、当時としては良かったのだろうが、今観るとチープなつくりとなっている。とはいえ、1977にスター・ウォーズが公開されているので5年後の製作された映画としてはがんばりが足りないかな。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-07-21 00:38:54) |
39.《ネタバレ》 長い。飛行機に乗ってからが淡々とし過ぎており少々不満。 乗り込むまでの緊迫感を後半も継続して欲しかった。 【たくわん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-05-22 18:17:35) |
38.《ネタバレ》 やっぱり前半が面白いのかなぁ。。後半のドッグファイトに入ってからはちょっとチープな造りが気になって、そこまでは引き込まれなかった。にしてもイーストウッドは相変わらずカッコいいね。山田康雄の吹き替えもgood! 【ギャングスター】さん [地上波(吹替)] 7点(2008-12-08 14:53:30) |