23.原作は遠い昔に読んで感動した覚えあり。よくある安っぽいお涙頂戴ものの映画に仕上がっていたらイヤだなと思っていたのですが、よかれ悪しかれ〝静か〟な作品でした。特に最終盤の羽生さんとの対局シーンは、なかなか鬼気迫るものがあります。演技とかモノマネとか以前に、「いい作品にしてやろう」という2人の意気込みが伝わってくるというか。 ゲージツを解さない私にとっては、「こんなシーン必要か?」と思うシーンも散見されましたが、見て損はないという感じ。 まったく余談ながら、東出昌大はまだ若いんだし、不倫で非難されるのは仕方ないとしても、仕事まで奪われるのはかわいそう。芸能界の掟は知りませんが、そろそろ許してやったらどうかと思いますけどねぇ。 【眉山】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2022-01-24 01:56:15) |
22.《ネタバレ》 イチ将棋ファンであった私は、当時の鬼気迫る勝ちっぷりと、A級在位のままの死去という村山氏の姿を映像をリアルタイムに覚えている。 だから彼の人となりを見てもらうには、映画ではなくドキュメンタリーを鑑賞すれば良い。この作品はあくまで脚色をされた装飾作品だ。 そんな建前は置いておいて、役作りに励んだ松山ケンイチと東出名人がモノマネとしてうまく表現している。特に東出昌大のほうは、対局姿がもう羽生に見えて仕方がないほど作りこまれていて、大いに笑える。 あのころの将棋界は棋士たちに人間らしい個性があって、とても楽しかった。この映画でもいろいろな脇役たちがいるが、棋士たちをはじめ関係者がよほど指導したのであろう苦労が垣間見れて良い。しかし、ナナダンではなくシチダンと読むのが通例だし、2時間以上あって、長い。 【mhiro】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2022-01-17 05:57:08) |
21.やるか、やられるかの将棋の世界 そんな中、生きるか死ぬか難病を抱えた棋士のお話 ぽっちゃり松山ケンイチ 羽生善治っぽい雰囲気 役作りがすごいなと思いました 周りを固める俳優さんも粒ぞろいで見応えある 鬼気迫る演技もすごかったです 将棋界ってなんでこんなに映画に向くんだろう 【愛野弾丸】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-06-25 17:35:47) |
★20.《ネタバレ》 将棋素人の私が村山聖という人物を何となく知っていたのは、羽生の効果だろう超有名・大人気だったもんな。 村山は少女漫画が好きで、爪や髪を切らない。少女漫画の主人公のようなサラサラヘアになりたかったのかな? 上京の時、女子向きマンションを選ぶけど、似合わないと言われムッとする。内面は女性的で繊細なのかもしれない。
羽生と村山の食堂のエピソード。店主の反応がまさに私のような一般人のそれだろう。 この食堂は竜王戦の会場から歩いていける距離にあるから、将棋関係者もよく来ると思う。 “よしのや”。牛丼の前フリもあるから、村山は前日、適当に店の名前で選んでたんだな。 全然趣味の話が合わない二人。会話が積んだとき、食堂のおばちゃんのお尻をぼんやり見てから結婚の話に流れるくだりはとても上手いな。 畠田理恵との結婚が話題になった羽生に、その話ではなく『結婚して死ぬまでに一度で良いから女を抱いてみたい。』と自分の本音を話す村山。
お金はあるんだろうが、風俗とかでなく大好きな少女漫画のような恋愛をしたかったんだろう。そしてゴールは結婚。 古本屋の店員さんとのエピソード。金はあるだろう彼が、ちょくちょく古本屋に通った理由。残念ながらもう一歩先には進めなかった奥手の村山。 いや現実はもっと、それ以前の関係でしか無かったかもしれない。 手術を拒んで(ゴネて?)いたのも、彼の気持ちを表していたように思う。 将棋は出来ても男性機能は失う怖さ。結婚したいから手術は嫌だって言えない繊細さ。
食堂で本音を話す村山に「あなたに負けて死ぬほど悔しい」と本音で応える羽生。…羽生さんこんな事、人に言うんだな。 手術を受け、結婚・女を抱く事を諦める。二つの夢の一つ、彼の青春への思いを捨て、爪と髪を切り、名人を目指す決心。 羽生との対局。破れてからの最後の5局。どれほど凄かったことだろうか。 丁寧に作られた映画だから、対局の優劣が将棋盤を見て分かる人と、当時の棋士に明るい人なら、より楽しめる映画だと思う。 【K&K】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2021-06-11 09:53:30) |
19.《ネタバレ》 単に将棋にネタとして乗っかっただけの内容だったら許さんぞと思いながら見始めたのですが、予想外に良い内容でした。村山も羽生もいちいちいろいろそっくりで楽しいんだけど、何といってもMVPはリリー・フランキーの森信雄!単に雰囲気が似ているというだけでなくて、すべてのシーンのすべての芝居が、「村山への師匠愛」というこの人の本質を体現しています。●それから、将棋を指す指の動きの一つ一つはもちろん、対局中の仕草、記録係や立会人の作法、控え室の光景や大盤解説の風景まで、きちんと丁寧に作っているのがよく分かるのです。それと、対局中って(終了後もですが)、当然ながら沈黙が支配する世界になるのですが、それを恐れずに(ヘタな台詞だの何だの入れずに)堂々と撮りきっているのも素晴らしい。●降級時の切れ負けの一局、相手のモデルは田中寅彦ですよね。ほんの一瞬の登場なのに、こういうところも丁寧です。●気になるキズは、クライマックスの対戦中、あの安食堂サシ飲みシーンを回想でそのまま出してしまったこと。ここはそんな回想なしの方がよかったと思うのですが、かりにやるとしても、対戦の風景に台詞だけを断片的にかぶせる、とかでしょ。そうでないと、2人が対局に集中していることにならないよ。●しかしいずれにしても、村山聖という早世の天才の名を後に残した作品としての功績は大きいと思います。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-05-09 00:10:53) |
18.私のような将棋好きで村山さんを名前くらいしか知らない者は彼の人となりが見えて楽しめました。 作中の村山さんが実際にどのくらい忠実なのかは分かりませんが、村山さん紹介映画としては良作と思いました。 【さわき】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2021-04-27 17:29:27) |
17.羽生善治と村山聖のモノマネを見る映画とは思いたくないが、他に見どころが見つからなかった。実在の人物の心象風景を描かれてもそれがどうしたと思ってしまう。 【ブッキングパパ】さん [インターネット(邦画)] 3点(2020-05-05 20:42:08) |
16.羽生さんと二人で飲みに行ったあたりから物語がグッと深まる。ただ、全編において羽生さんありきかと。良くも悪くも人物像は伝わってきたので、将棋と病気以外の何かがあれば。とは思ったが将棋がすべてだったんでしょうね。 【ラグ】さん [インターネット(邦画)] 4点(2019-08-15 23:23:25) |
15.最後の勝負でなぜ悪手になってしまったのはなぜか知りたい。 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2019-05-04 17:31:55) |
14.《ネタバレ》 ノンフィクションなのでドラマティックな展開にはならないですね。それにしても将棋の対局と病気との勝負と同時にやってのけるは並々ならぬ精神力。圧倒的ハンディを背負って羽生さんと互角に戦えるのなんてすごい棋士だったんですね。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2018-12-16 02:27:11) |
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13.村山聖さんを理解するにはこの映画ではダメ。生前の対局姿、ドキュメンタリーで理解する必要がありそう この映画見てると短命に終わった偉大になれたはずの棋士というより変でだらしない将棋強いだけの棋士に見える。 【ラスウェル】さん [DVD(字幕)] 4点(2018-05-15 00:40:08) |
12.まず東出君が羽生さんに見えない。いや見る角度によっては似て無くもないが 内側から出るキャラクターが違い過ぎて滑稽。食道のシーンの会話の内容もアホみたいで。全く共感出来ず。 聖の将棋に対する執念やそれにかける思いよりも協調性の無さばかりが取り上げられて本末転倒。 【デミトリ】さん [DVD(邦画)] 3点(2017-12-26 08:15:25) |
11.《ネタバレ》 昇段がかかった対局中での鼻血、その後の飲み会でお札を破り捨てるシーン 心に響きました。 【へまち】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2017-12-03 13:43:52) |
10.《ネタバレ》 佳作。松山ケンイチと東出昌大の“なりきり”ばかりが話題になっていた印象が強く、現実をテーマにした作品はどうしても展開に限界があると思っていたけれど、思いのほか良かった。【ネタバレ注意】羽生善治を連れて行った食堂が“たまたま見つけた”のに「主人が絶対話しかけてこない」という感想は変だと思ったが、その食堂は原作では“思い出の場所”なのだそうだ。尺の関係で改変したのかもしれないが、もうすこし自然な展開にしてほしかった。 【mohno】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-11-07 20:49:31) |
9.<原作未読>若くして難病に侵され、余命わずかと告げられれば誰でもショックを受け、つらい日々を過ごすと思う。ただ、それだけでは映画としては弱く、何かしらもう一つは見どころがほしいところ。この映画においては将棋がその役割を担うわけだけど、残念ながら面白味は薄かった。そもそも将棋、囲碁等、頭脳系の競技はその道に通じている人でないとついていけないため、熱戦を表現しようとすると、役者の表情や仕草に頼りっきりになるのがつらいところ。また、あれだけ強い、強い言ってた羽生さんに、知らないうちに追いついてるなど、構成としても首をかしげるところがあり、いささか厳しい。観終えた直後の感想としては5点だけど、役のために実に不健康そうな太り方をした松山ケンイチに敬意を表して6点ということで。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-11-03 21:04:51) |
8.原作を読んでいたので、期待してみたのですが、筋をなぞった感が強く、演出もう一つでした。 本作のために大幅増量した松山氏やなど演技はよかったです。先崎氏がモデルと思われる柄本演ずる荒崎の名前を変えたのは割りと奇天烈な性格描写だからかな。 【クリプトポネ】さん [映画館(邦画)] 5点(2017-08-04 19:28:45) |
7.泣く映画かと思って心の準備を整えてたのに笑わせようとしてくるのが卑怯だね。 実話なのか、故人を想ってのフィクションなのかよくわからないけど、淡いロマンス的な描写は余計だった。 羽生さんが大好きなのはよく伝わって来て愛らしかったです。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 7点(2017-05-10 16:58:19) |
6.物語が平坦で、面白味がないですね..実話ものなので、余分な脚色は出来ないのだろうけど、もっと見せ方があると思います..脚本、演出の力不足です..「ソーシャル・ネットワーク」 とか、「ニュースの天才」 くらいのレベルで創ってほしかった..何の変哲もない物語でも、編集、演出で、秀作にすることだって出来ます..タイトルの “ 青春 ” も、まったく内容に活かされていません..残念... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 6点(2017-05-07 11:02:59) |
5.地味だな・・・。村山聖さんの人となりは伝わりましたが、ウィキペディアの項を読んだ時と同程度で物語としては山場を感じることができませんでした。5点が限界です。 【次郎丸三郎】さん [DVD(邦画)] 5点(2017-05-03 19:52:16) |
4.観ていて楽しい気分になれる映画ではないし、結構重い映画だ。でも決して暗くならずに静かな余韻に浸れるような、そんな映画だ。 松ケンの役作りは素晴らしく、病気と闘い何の為に将棋をするのかという疑問を抱えながらも生きようとする主人公の姿には胸を打たれた。 東出演じる羽生もそんなに違和感なかったし、この2人が思いをぶつけ合うシーンはなかなか良かった。 ただ難を挙げるのなら、全てがサラッとしすぎているという点。もっともっと主人公の熱い想いというか、魂の叫びみたいなものを感じさせてくれるようなそんな展開が欲しかった。 【ヴレア】さん [DVD(邦画)] 6点(2017-04-12 19:24:22) |