★755.《ネタバレ》 “Armageddon”『世界の終わりの最終決戦(の場)』滅亡とかって意味かと思っていましたが、善と悪の滅亡を掛けた決戦なんですね。この映画の前は『ハルマゲドン』って言ってました。デビルマンでも幻魔大戦でも。本作の相手は悪魔や侵略者でなく隕石ですが、地球を当たり前のように善の側としているところが、この映画の単純さを表していて清々しいです。 アメリカ人もノストラダムスを信じていたか知りませんが、世紀末に相応しい、グッド・タイミングな映画です。
私がジェリー・ブラッカイマーにマイケル・ベイって名前を認識したのが、この作品からだったと思います。例えばM・ナイト・シャマランやJ・J・エイブラムスは、デビューから一緒に成長した感じがあるのに、ブラ&ベイは突然大物として現れた感じがしました。堀江貴文が野球チームを買収しようとした時や、剛力彩芽が前澤友作と付き合ってたのを知った時に感じた「誰?この人。何がすごいの?」って気分。私の知らない社会の裏側で、着々と力を付けてきた人な感じが強かったです。人見知りな私は、何か拒否反応が出て、ディープインパクトは割と早めに観たけど、こっちは後回しにしました。
映画館の大画面で観るアトラクションなので、ストーリーに文句を言っても仕方ない作品です。こういう、頭空っぽにしてその場その場を楽しむ作品というのもまた、映画の醍醐味だと思います。 いきなりアトランティス号が爆発。作戦室でぐるぐる動くドキドキのカメラワーク。F-15のスクランブル発進の緊張感。破壊されるニューヨーク。逃げる松田聖子…こういう映画で観たいもの(破壊シーン)を最初っから観せてくれます。親切ですね。 中だるみはしますが、シャトル打ち上げからはノンストップ・アクションの連続。爆破は大成功し、オープニングでNYを破壊した隕石の破片が落ちてくるとかの心配もなさそうで、何よりです。小惑星の不時着であれだけボロボロになっても、きちんと帰ってきて、そこにみんな揃ってて、歓迎のアクロバット飛行まで観せて、大団円で終わる。観客が求めたものをきちんと直球勝負で提供できてたんじゃないでしょうか。
この映画全体がアメリカ人の理想のように思えます。人類最後の切り札が、NASAの精鋭チームでも米軍特殊部隊でもなく、採掘現場のブルーカラーの普通のオジサン達。…まぁ海洋石油採掘プラント勤務だからその辺の肉体労働のおじさんでなく難しい資格を持ったスペシャリストですが、でも親しみは感じます。 油にまみれた男たちの肉体美と、リブ・タイラーのセクシーな下着姿。パソコンの導入で肥満が増加したアメリカ人の思い描く、理想的な身体ですよね。 そして父親の愛情。リブ・タイラーは世界を救ったハリーの娘・グレースであり、主題歌を歌うスティーブン・タイラーの娘リブであり…彼女にとって本作は、愛情あふれるゴージャスなプライベートフィルムになってます。そして今回不覚にも(!?)泣いちゃったのは、ハリーのAJへの思い。「お前をずっと息子のように思っていた」ってところ。ホント、厳しくもカッコいい父親像でした。
世界を守る正しいアメリカ。世界を楽しませる娯楽の中心ハリウッド。ハリウッドの超大物・ブラッカイマーとベイのコンビ。カッコいいアメリカ人を描いて、狙い通り世界中でヒットしてしまったこの映画。3年後、ブラ&ベイ(&アフレック)が創ったパール・ハーバーは世界中から(アメリカからさえも)失笑され、ニューヨークのビルには隕石でなく飛行機が突入する。まるで理想と現実を履き違えたアメリカの解答に対する、世界の答え合わせかのよう。 【K&K】さん [地上波(吹替)] 5点(2024-11-17 16:18:18) 《新規》 |
754.みんな頑張ってるんだから(除く1名)素直に感動しよう。 【TERU】さん [映画館(字幕)] 7点(2023-04-11 21:51:38) |
753.世紀末の1998年、「アルマゲドン(ハルマゲドン)」という恐ろしい単語をギャグにしてしまった偉大な映画。いたって真面目に作った「ディープ・インパクト」を”地味”の一言で切り捨てる一般観客を大量に排出してしまった作品でもありますが、どうあがいても本作のほうが派手でカッコいいからしょうがないっちゃしょうがない。 マイケル・ベイ監督の作風はあまり好きではありませんが本作は非常に面白かった。出演者全員バカなの?死ぬの?という点を除けばイケイケノリノリの映画で、当時アエロスミスのあの音楽が流れるとウルウルする人は多かったと思います(今でもそう)。途中で若干間延びする時間帯がありますが、終盤への”タメ”としてきちんと機能しており、構成的なバランス感覚をよく知った人物が作っていることが伺えます。 特にハリー(ブルース・ウィリス)のキャラはド定番の脳筋大バカ野郎として描かれていますが、彼は彼なりに愛の為にのみ行動していて、それが最高にカッコいいから困っちゃう。音楽も含め、AJ(ベン・アフレック)やグレース(リヴ・タイラー)のバカップルも最高に見栄えが良く、エンタメとしては本当に良くできた作品でした。ただし、、真面目に考えると考察的には(失笑)部分も多く、普通なら宇宙飛行士候補生のエリートに掘削を教えたほうが早くね?的なツッコミなどが出がちですが、それは禁句だったりもします。 いわゆる素人向けの愛すべきエンタメ作品として評価するのが妥当な映画ですが、個人的な印象としては頭の良い人はディープインパクト派、ノリ系の人はアルマゲドン派という感じできちんと住み分けできていたような気がします。(ディスっていますが意外と好きな映画だったりもします) 【アラジン2014】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2023-04-07 14:19:08) |
752.宇宙ステーションや小惑星などで無重力感をまったく感じない所など、ツッコミどころはいろいろあるけど、エンタメとしては面白いと思う。 【miso】さん [地上波(字幕)] 6点(2023-03-17 22:57:56) |
751.《ネタバレ》 1998年「ディープインパクト」と双璧の隕石パニック映画。 アルマゲドンは縁が無くて20年経過。ようやく観ました。 前者は映画館で見てるんですよね、なぜこちらを見なかったか。立て続けの隕石モノはお腹いっぱいだったからだろう。 さて、本作の評価低すぎますね。このサイトだけじゃない? ブルースウィリスが牽引してこの豪華キャストだと当時は話題尽きなかったと思う。 このレビュー数が物語っている。 興行は成功だったんでしょうが、科学的な視点でみるとだいぶチープさを露呈してしまってる。思い出したのが特撮映画のゴジラが昔、宇宙に行ってしまった話。隕石の重力とか、掘削作業とか、脱出シーンとか、そのレベルだった。 リアルさにおいてはディープインパクトと比較すると大敗でしょうね。 エアロスミスは素晴らしいし、若きブルースウィリスもかっこいい。2000前後に流行ったパニック映画の一つだと思うので単純に楽しめる映画。それでいいと思う。 |
750.《ネタバレ》 製作年代にしては良く出来た映像であり、お馬鹿映画という感じはしないが、それでも品の無い奴らが出ている事が評価の低い原因の一つであろう。アルマゲドンというからには、もっと真面目にやれ! 本来なら、大減点としたいところだが、映像に敬意を表して甘めの点数。だが、これほど派手な演出でも、宇宙での細かい描写に関しては、遥か昔の「2001年 宇宙の旅」に及ばない箇所があるのも、評価の低さに繋がっているのだろう。そして、この手の映画は、アンハッピーエンドで終わらせて欲しい。映像では劣るものの、全体の出来は、ディープ・インパクトのほうに軍配が上がる。やはり、どんな金をかけた派手なアクションも、終始、真面目な人間ドラマには敵わないという事か・・・ |
749.《ネタバレ》 俺って何点付けたかな?思って確認したらレビュー漏れでした。音楽(当時ハマっていたエアロスミスに惹かれたのは間違ない)も含め結構楽しめたんですけど。。。後に世の中厳しくて酷評も多いと知りショックで、面白いよとおススメし辛くなった、というかできなくなった、ぼちぼち解禁してもいいかもしれない、観てる人多いからそんな機会ほとんどないけどね。 それにしても、これだけ多くの人が観て、0~10点までこれほどバラけて分布する作品は珍しいと思います。そういう意味ではすごいですね、なんやかんや言ってもそれなりに記憶に残ってるので。あと思ったんだけど、こういうのを楽しめた人の方が今後も色んな作品が楽しめると思います、辛口レビュアの方は(僕とかけ離れた批評を読むのは大好物です)映画で楽しめているのか心配になることがあります、いらぬお世話ですね。 【ないとれいん】さん [映画館(字幕)] 7点(2020-04-07 16:36:58) (良:1票) |
748.《ネタバレ》 初めての鑑賞から、おおよそ20年の月日を経て再度鑑賞。初めての鑑賞では、『ディープインパクト』を観た直後の鑑賞であったためか、お腹いっぱい感しかなかったが、今回の鑑賞では涙してしまいました。セールスマンと呼ばれた男の短いエピソードでグッときました。本筋は相変わらずお腹いっぱい。トラブルが起こりすぎですよね。もう少し、スムーズにこなせる部分もあっても良かったのではないでしょうか。とはいえ、これだけの人が鑑賞してるのであれば名作と呼んでも良いのではないでしょうか。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-09-22 00:59:14) |
747.久々に映画で泣きたい気分で再鑑賞。やはり泣けました。 これだけ評価の分かれる映画も珍しいですね〜 僕は高評価組。 これって子供がいるか?(それも女の子)でかなり違うのかも。 【ボロミ】さん [インターネット(字幕)] 9点(2018-07-20 22:52:48) |
746.お金をかけたB級映画。でも嫌いじゃない。宇宙を舞台にした何か別の作品に、強烈な映像を混ぜたもの。 【simple】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2018-01-01 15:12:51) |
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【へまち】さん [DVD(邦画)] 5点(2017-12-04 16:07:38) |
744.それにしても、このレビュー数。大作ですね。 【アンドレ・タカシ】さん [ビデオ(字幕)] 1点(2016-03-28 02:54:18) |
743.日本では感動大作/欧米ではおバカ映画。 映画を観る人の成熟度と感性において御国柄で大きく左右されるものだと実感させられる。 マンガチックでリアリティの無い展開に感動のゴリ押しと仰々しい画面の洪水。 もはやギャグとしか言いようがなく、それでいてちっとも笑えないのは致命的。 横並びでシャトルに向かうショットだけは良かったです。 |
742.映画文化の黎明期でもないのに、こうも屈託無くベタな感動(ぽい)話をこしらえるとは驚きだ。観てる方としてはどういうリアクションをすれば正解なのか。 思うにこの映画でB・ウィリスの献身に涙し、リヴ・タイラーの花嫁姿に「リヴちゃん 良かったわねえ」と思える人は実に素直でヘソがきちんとついているんでしょうな。姑さんにも好かれそうだ。 ワタシの感想は「制作 いいかげんにしろよ」だったけど。 【tottoko】さん [地上波(吹替)] 4点(2015-07-15 00:21:14) |
741.ここまで映画をあまり見ない人まで巻き込んだことは評価に値する。 過小評価されている映画。 |
740.《ネタバレ》 ただでさえ過酷な環境なのに、どんだけピンチを自分達で引き込むの? 面白くないのに見てしまう魔力のある映画。 さらにイメージだけで書いちゃうと、何回テレビでやったら気が済むの? ってぐらい見た気がする。 ベン・アフレックがかっこよく見えた最初で最後の映画かもしれない。 【たかしろ】さん [DVD(字幕)] 5点(2014-04-22 17:41:05) |
739.何回観ても最後にやっぱり泣いてしまうのが悔しい。途中だれるのは、物語に緩急をつけるためなのでしょうか 【りょーちん】さん [DVD(字幕)] 10点(2014-04-04 02:53:45) |
738.《ネタバレ》 数ある小惑星激突もの映画の中でも、発見から地球衝突までの時間が18日と言うのは最短記録じゃないでしょうか。政府から早期発見に失敗したと責められるビリー・ボブの言い訳がまた凄くて、「発見に必要な予算の3%しかもらっていない」とは恐れ入りました。そのせわしなさを反映して物語の展開も急スピードと言うか雑で、良くも悪くも2時間半なんかあっという間に過ぎてしまいます。でも小惑星で穴を掘り始めてからの時間感覚は逆に超スローで、あと18分で核爆弾を起爆しなければいけないと言う切羽詰まった局面でくじ引きなんかふつうしないでしょ。バラバラと幾つもの隕石が地球に降ってきたとしても、それがパリや上海をピンポイントで直撃する確率はどんだけだよ。 と、怒りがこみ上げる様なシーンのてんこ盛りですが、正月にボーっと観る様な映画としては最適なんでしょうね、今回は比較的平穏な気分で観ることが出来ました。ブルース・ウィリスもおバカ映画としては味が有る演技だった気がしますし、これでラジー賞受賞とはちょっと可哀想な気もします。でもこの人、この年には『マーシャル・ロー』と『マーキュリー・ライジング』でもラジー賞ゲットして前人未到の単年度三作で受賞という偉業を成し遂げていて、これはこれで凄いことです(笑)。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-01-02 00:24:31) |
737.ご都合主義展開に安心のベタラストの流れと気楽に見るにもってこいの作品。 テレビで夜9時から幾度もお目にかかるのもうなずけます。 この手のテーマはリアリティ追及して真剣に作り込み過ぎると退屈になりがちですが、本作はロック調に仕上げていますので心配無用です。 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 4点(2013-12-23 18:06:53) |
736.ハリウッドはこういう映画、好きというか得意ですねー。ツッコミ始めたらきりがないので、単純に楽しむものですね。 【noji】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-10-27 00:33:25) |