98.この映画は評価が高いので、この採点はちょっと気が引けますが。陸の世界を知らないのに、それを恐れて踏み出せない、踏み出す勇気のない主人公には共感できたし、感動する流れではあるけど、あまりにも非現実的で物語にのめり込めなかったので、結局感動出来ませんでした。むしろ、主人公を救えないことに無力感を感じるトランペットを吹く友人に胸が痛くなりました。いろいろ言ってますけど音楽は最高ですね。 【ペリエ】さん 4点(2002-07-15 00:59:12) |
★97.個人的にはラスト近くの、再会のシーンが蛇足だったように思います、あのシーンでの主人公の考え方にはまったく共感出来なかったし、いっそ生死不明のままの方が良かったのでは?とも思いました。従って途中までは10点満点ですが、この点数です。 【Tommy】さん 7点(2002-07-07 20:20:22) |
96.予告編がすごく面白そうだったんですけどね。設定とか。 音楽もさほど感動しなかったし。勝負もなんか早弾き競争みたいで、ほげーっという感じ。 船を離れられなかった理由が、なんだか良くわからなくて。船を親とするなら一生親離れできずにうじうじしてるままついに死んでしまったということになってしまう。 芸術家としてのエゴで、とかならカッコよかったんですけどね。そもそもあの限定した空間のなかの人生経験とかだけで誰にも真似できない、理解できない孤高の芸術家になってしまうというのは、、、うーん。あまりにも人としてのナマナマしさが感じられない。単なる弱気と諦観の人だったら、作業員に自分を殺させるという罪(あずかり知らぬこととはいえ)を負わせるような真似はしないよなぁとか、かっこいいのか、悪いのか、やさしいのか、気弱なだけなのか、わがままなのか判然としないままでした。初恋、船を下りられなかったなどの出来事が10代に起きてたとかの天才少年ものなら納得ですがね。有り余る才能を持った人間がいい大人といわれる年とかなってある意味世間的に何も成すことなく死んでいったことに全く非才の身である自分を重ねてしまうと、ああ俺もあんなふうに自分の内側にこもったまま死ぬのかと鬱になるのです。 【らんたろ】さん 4点(2002-07-07 04:07:04) |
95.泣けません。結構アッサリしてました。音楽の話は好きなので見ましたが、別にイイと思う曲がなかった!こういうのを題材にしたならもっとイイ様に書けた気がします。もったいない。 【アイアム琳子】さん 4点(2002-07-06 22:29:35) |
94.(ネタバレあります)「存在しない」男の生き様、しかと見ました。思い出すだけで泣きそうです。あと、ピアノ対決はしびれました!もうクールすぎ!早すぎだし、タバコが弦で燃えて、「君が吸え・・・僕は吸わん」と・・・く~かっこい~~!!!あと、最後はすごく印象に残ります。後からきますね、最高にいい映画でした! 【I・I・59】さん 9点(2002-07-04 22:38:19) |
93.フロアをすべりながらピアノを弾くシーンのかっこよさにしびれました。対決のあと、ピアノ線でタバコに火をつけるところなんざ、俺は鳥肌が立ちました、あまりの渋さに。でもなんで最後に1900は船から降りねえのかなぁ。普段はあんまりそういうところはつっこまず、単純に映画を観てるくせにこの映画のそこんところだけはどうしても納得できませんでした。外の世界に出たことがないから?よくわかりません。外の世界も捨てたもんじゃなかったかもしんないのに…。ディテールがすごくよく出来てて途中までのめりこんで観てただけにとっても惜しくて惜しくてしょうがなかった映画です。ところで実話がベースになってるって本当?本当だったらマジでやってられない気分になっちゃいます。 【Qtaro】さん 5点(2002-07-02 02:58:14) |
92.最後は悲しいことになりましたけど、話を聞いているとそうなんだか納得してしまう自分がいました。ピアノのことなんて全然分りませんけど、ピアノの演奏がほんとに心地良い映画ですね。 【アイーン】さん 8点(2002-06-23 03:12:00) |
91.冷静に考えると?な展開もありましたが、しっかり感情移入でき楽しめました。対決シーンは最高にかっこいい!爆発の映像はもっと別の表現でも良かったと思う。 【KEN】さん 8点(2002-06-19 10:00:03) |
90.映像で楽しめるシーンがあったし、話は好み。ちょっと話の展開がわかりにくかったのが残念でした。 【INOU】さん 7点(2002-06-02 13:27:01) |
89.キャスト・スタッフ・ストーリー・シーンについての寸評は、個人的主観のお仕着せになりがちなので、あえて避けます。ただ言えるのは、映画全体を包む「空気」がズバ抜けてよい。…コレわかる人は、本当の映画好きだと思う。作品に対する評価はいろいろあって当然と思うし、自分の主観を押しつける気もないので、ヒトにはすすめたことはありませんが。私はこのテの映画を観る時は、決まって心をからっぽにすることにしてます。からっぽの心で、映画の語る世界を素直に受け止めて、純粋に感動できた、数少ない映画のひとつでした。 【かちょりき】さん 10点(2002-05-31 08:15:14) |
|
88.他の船に引っ越すわけにはいかなかったのでしょうか?全体的には面白い映画だとは思いますが・・・・。 【K・Y】さん 6点(2002-05-21 03:21:20) |
87.なんだかよくわかんないけど、なんとなくよかった。共感、というのにはちょっと無理があったけど、ピアノのメロディーがやさしく胸に染みてきます。あちこちに散らばるピアノ演奏のシーンだけでも結構満足。あれは本人が弾いているんでしょうか???まさかね…?? 【ちび】さん 7点(2002-05-10 21:55:04) |
86.「街を横切る何万何千の道の中からどうやってその一本の道を選ぶことができるんだ?」この台詞聞いたときに,いままで何も考えずに生きてきた自分が情けなくなった.「なんとなくこっちの道でいいか・・・.」こんな風に生きていくんじゃなくて,その一瞬一瞬に選択を迫られるのが人生だと生まれて初めて教えられた. 【ウメさん】さん 8点(2002-05-09 20:14:24) |
85.最後、彼がああいう選択をしたのは、自分を良く知っていたからだろうな。生い立ちも環境もこれまでの経験も、すべてがあったから今の自分があると・・・。船の外の世界で成功を収めたとしても、きっと「何か違う」って感じ続けて、苦しむだろうことを知っていたんだろうな。 【ぺる】さん 8点(2002-05-07 16:16:33) |
【スペシャルラブ】さん 6点(2002-05-03 03:40:42) |
83.実際に弾いていないのに、なめらかに鍵盤を操っているように見える抜群の演技でしたね。これでティム・ロスのファンになりました。相棒のトランペッターの目が小刻みに震えていたのは演技ですか?あれは船上生活が長い人間が陸に上がったことを意識させるためのもの?もしそうだとしたら凄い目の演技です。ラストシーンは「サイレント・ランニング」のエンディングとダブるんですが、両方御覧になった方いかがですか?個人的に好きなシーンは、移民の少女の父親と語りながらティム・ロスがピアノを弾くシーンです。何か心が和みました。それと未来への希望を与えてくれました。いい映画です。 <2003年12月23日点数変更> 【オオカミ】さん 9点(2002-04-30 20:26:59) |
82.ティム・ロスの演技が非常に映える映画でした。σ(^^)は好きなえいがだなぁ 【だだくま】さん 9点(2002-04-20 08:42:08) |
81.繊細で弱さも持ち合わせていたが、最期まで凛としていた1900に感動した。特に想像のピアノを弾くシーンには胸が詰まる。それと・・・自分はピアノをやっていたけど、ティム・ロスの手の演技は本当に素晴らしかった。音楽や映像が美しく、爽やかな余韻を残してくれる作品だった。 【T・O】さん 8点(2002-04-18 11:13:32) |
80.音楽と映像がとても良かったと思います。ストーリーは?本当は7.5点ですけど四捨五入で。 |
79.言葉が伝達し世界へ向かっていくものであるとすれば、音楽は浸透して世界と共に自らの内にも広がっていくものでしょう。<詩の言葉は別だけどね>彼がある女の子を眺めながら奏でるピアノ曲がありますよね。それは、相手に聴かせることを前提にしたものではなく、自らの心情、恋の感情そのものだったのではないかな? 確かにそのあと、録音したピアノ曲を女のこにプレゼントしようとする場面はあるけど、結局、彼は意志としての伝達がうまくできない人間なのですね。彼は、ピアノを奏でることによって、海を見つづけることによって、内なる無限を知ってしまったのだと思う。彼の内なる無限にとって、彼を取り囲む環境<船の上や鍵盤など>は限定された世界として常にバランスすべきものだったのでしょう。彼は、世界の無限を悟って虚無感に襲われたのではなく、最初から虚無を知っており、そして無限の「世界」を否定したのです。船を下りなかったのが、彼にとっての自然の選択だったように、船とともに人生を終わることも自然の選択だったのだと僕は思う。そんな彼に誰だって共感できないでしょう。だって僕らは見つめるべき内なる無限をもっていないから。僕らが共感すべきなのは、彼の親友のトランペッタ-であり、楽器屋のおやじなのでしょう。僕らは、彼の死を引き止められずに「あんたならどうする?」とつぶやいたトランペッタ-であり、それに意見することができなかった楽器屋のおやじなのです。そしてある意味で悲劇なのは、そういう僕らなのかもしれない。 【onomichi】さん 10点(2002-04-12 00:43:23) (良:1票) |