25.これは凄い!今から五十年近く前にこんな映画が作られていたなんて・・・確かに特撮技術は今と比べたらお話にならないようなものかもしれないけど、ほとんど気になりませんでした(ゴジラの炎以外)。東京に初上陸した時の、暗闇に浮かぶゴジラの怖いこと!モノクロで、なおかつ画質がそれ程良くない(ゴジラがよく見えない)ことがいっそうゴジラの怖さを引き立てていると思います(余談ですが、画質がいいというのも良し悪しですね。昔のフィルム撮りの仮面ライダーとか凄く怖かった気がするし、水戸黄門も今の奴は、なんか軽くなっちゃった気がします。画質がよすぎて女優さんの目じりの小じわとか見えちゃうと興醒めだし)。それに炎上する東京の迫力、ゴジラのせいで死んだ人や被災した人たちの痛々しさ、生々しさは「戦争という名の怪獣」をほんの少し前に体験したばかりだというのが大きいのでしょう。それにこの映画は怖ーい怪獣映画であると同時に悲しい自己犠牲の話でもあるんですよね。テレビから流れる「平和を祈る乙女達の歌」を聞いた芹沢がオキシジェン・デストロイヤーの使用を決意するシーン、そして有名なラストシーン、素晴らしかったです。唯一残念なのは、ラストがどうなるかを観る前から知ってしまっていたこと。できれば白紙の状態で観たかった・・・マジで誰か、「映画のラストシーンに関する記憶を一時的に消す装置」を作ってくれないかなあ・・・お願いしますよドクター中松。どうせ今暇でしょ? 【ぐるぐる】さん 9点(2003-04-15 21:07:13) |
24.いままでいろんな怪獣映画をみたけどこれ程面白い怪獣映画は無かった。ゴジラ=子供向け映画だけど。この映画は大人向け映画でびっくりした。核に対する訴えや感動するシーンもうまくできていてとても素晴らしいと思った。いくら技術が進んでもこれを超える怪獣映画はもう二度と出来ないと断言できる。 【オリックス】さん 10点(2003-03-22 17:53:36) |
23.「かっこいい」「強い」ゴジラはほかの作品で楽しめる。しかし、「怖い」ゴジラはこれだけだ!白黒の画面は総合的にはカラーに劣るかもしれないが、その代わり、ゴジラによる火災などの災禍を生々しく見せる。今は熱線を受けたものは爆発し、崩れるだけだが、この映画では金属が溶けていくシーンもあり、「原爆」を意識させる。しかし何よりゴジラの目線に注目してほしい!逃げ惑い、泣き叫ぶちっぽけな人間たちを見下ろしているのだ!おお、何という恐怖感か。まるで本当にゴジラに襲われているみたいだ。今のゴジラは、ただビルを破壊したがっているようにしか見えないというのに。 |
★22.黒澤映画同様、神格化されすぎって感じがします。…友人にゴジラは核の被害者って聞いていたんですが被害者が唯一の被害者である日本を襲うのは円谷さんのブラックジョークですか?ゴジラが核同様、圧倒的な暴力と放射能で全てをレイプするような存在ならゴジラが日本を襲う姿に何か感じるものもあるかもしれませんが…怪獣が火を吐く姿は核の表現としてどうなの?…と疑問です。 【グリギンドン】さん 5点(2003-02-17 12:13:04) |
21.僅か1時間38分に込められた、悲痛で怒りのこもったメッセージ。これは間違いなく未来永劫最高の怪獣映画で有りつつけるだろう・・・。 【ナタデココ】さん 10点(2003-02-09 00:05:02) |
20.この映画を初めて見たと同時に初めて怪獣映画を見た。もう衝撃を受けまくりだった。いまではこれほど素晴らしい映画は作ることは出来ないだろう。そして、これからも怪獣映画の金字塔として永遠に残っていくだろう。それにしても、ゴジラって海の中でなにしてるんだろ。結構気になるなぁ。寝てんのかな・・・。 |
【つばき】さん 8点(2003-01-05 12:00:26) |
18.ゴジラ=子供映画と思い込んでいたのが恥ずかしい。戦争の傷跡をゴジラに、戦時中の兵器開発者の苦悩を芹沢博士に、映し出して反戦を唱えた作品かと。過去の戦争の悲劇を忘れ、なんでも戦争で解決しようとしているこの時代にこのような作品がまた現れることを望んでやみません。 |
17. ハッキリ言って現在のCG等最新SFXをいくら駆使しようと絶対にコレを越えるのは無理だ。何故か?無から有へと文字通り創造(クリエイト)するための「センス・オブ・ワンダー」を持つ人材が今の特撮界には絶望的に存在しないからだ。どいつもこいつも本作品以降を幼少時に観て育った「おたく」ばかりだし。自分も含め、所謂マニア(おたく)では「第二の円谷英二」には到底なりえない。既存のモノを云々することからしか語れないのだから、至極当然ではあるのだが。偉大なる円谷英二特技監督に敬意の限りを込め…当然の如く10点満点を進呈! 【へちょちょ】さん 10点(2002-12-27 11:39:05) (良:1票) |
16.ゴジラという存在があらわれたらどうなるかが、きちんと描かれている点はすばらしい。やはり終戦から9年しか経っていないせいもあるだろう。大人、子供、あらゆる人々がゴジラによって戦争さながらに苦しむ姿が描かれていて良かった。本来ゴジラの存在によって死ぬ人が大勢いるはずなのだから、そういうことを今のゴジラ映画で、たまには1本ぐらいやってもいいのではないだろうか。ゴジラが人間のせいで生まれたということも希薄になっているし、子供たちにも理解させた方が良い。単にゴジラが怪獣と戦ったり、街を壊して楽しいというのもアリだが、そればっかりではつまらないし、今のゴジラの人気も冷めている状況があるのだから、話題をさらうと思うが…。 【デリング】さん 8点(2002-12-17 12:32:31) |
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15.凄い映画だと思います。当時にしては考えられない特撮技術。話も面白く、人間の自然界における立場というテーマも立派なもんだと思います。敬意を表して8点。でも、実はスターウォーズを観た後に見たんだよなあ(笑) 【恥部@研】さん 8点(2002-12-13 19:03:53) |
14.第二次大戦から9年、奇しくも第五福竜丸事件と同じ年に公開された娯楽映画を超越した傑作。この日本という国、このタイミング、このスタッフでなければ作ることはできなかったでしょう。このゴジラという怪物こそ、「戦争」という人間の醜悪な姿を投影しているんだと思う。戦争を知らない僕らの世代には永遠にこの映画を超えるものは作り出せない。ゴジラの圧倒的な存在感、それをさらに引き立てる伊福部サウンド、そして物語に込められたメッセージ。当時は、この映画を見て笑える人などいなかっただろう。それにしても、この映画は半世紀も前に作られたというのに、世界は未だに同じことを繰り返しているのだから皮肉なものだ。だからこそ、誇りを持って世界に紹介できる映画なのだ。その価値はとてつもなく大きい。 【リョム】さん 10点(2002-10-31 02:41:14) |
13.ゴジラの声の発想、放射火炎、コンセプト。日本初の本格特撮映画として作られたこの映画は当然ながらすべてが0からのスタート。この作品をつくりあげたスタッフ達への敬意も込めて、この点数です。 【ウナム】さん 10点(2002-10-07 17:39:24) |
12.完全なフィクションの中に、リアリティがある。「こういう映像が観たかったんだ!」と言える数少ない映画作品。 【ようすけ】さん [ビデオ(邦画)] 10点(2002-09-30 01:49:44) (良:1票) |
11.・魚が一瞬で骨になるシーンはぞっとした、あのシーンだけでデストロイヤーの危険が伝わる演出はすごい・ゴジラがなかなか出てこないのもよい・例のゴジラのメインテーマとともに淡々とロールが流れるオープニングはすばらしい・病院のシーン、これだけでゴジラの被害が分かる 共通するのは金をあまりかけずに怖さ等を演出するテクニックがすごい、と言うこと 【きれぎれ】さん 6点(2002-08-25 01:26:23) |
10.特撮そのものは今の技術よりも劣るから仕方ないのですが、やはりその発想とストーリー性、そして音楽ですね。このままの作品を今の技術でそっくり再現して欲しいです。リメークというのではなく。<2003年12月8日10時43分JST追記>今から62年と約6時間ほど前、日本はハワイ真珠湾にあるアメリカの海軍基地を攻撃しました。それから約3年半の後、対日報復のため、アメリカは史上初の核兵器を文民に対して使用しました。そして、その後数年で、冷戦時代の世界は核の保有競争と、地球の至る所での核実験を行いました。中生代の恐竜の生き残りであった生物が放射能の影響でゴジラとなり、それは自然の脅威となり、人間の思い上がりに警鐘を鳴らすように、そして、あたかも台風や地震などの自然災害のように、不定期に日本列島を襲うようになりました。自然を力尽くで押さえつけたと見えても、それは人間の思い込みに過ぎず、自然の力は強大であり、人間のできることはわずかなことしかありません。奴を作り出した根本の原因は、人間たちの愚かな行為に寄るものです。そして、その後もゴジラは日本を襲い続けるのです。その記念すべき第一作に敬意を表したいと思います。<2004年6月23日修正>点数を8から9へ 【オオカミ】さん 9点(2002-08-18 08:31:11) |
9.芹沢さん。あんたは偉い。他のひとにデストロイヤーをばらせない様に自分も犠牲になったんだから。ばらしたら42年後に「ザ・ロック」のハメル准将がこれ使ってたんだから・・・・。 【浦安鉄筋大家族】さん 9点(2002-07-25 11:14:37) |
8.この映画はすごい。ゴジラが自然の象徴、恐怖の対象として描かれている。一番感心したのは、ゴジラが去った後の病院のシーン、さながら戦時中を思い出すようなあのシーンの凄惨さは、ゴジラの来週がいかにひどいものだったかを裏付けさせたと思う。大戸島のゴジラの登場シーンは後世まで残したい名シーンだと思う。後、忘れてはいけないのは音楽とゴジラの声。いまだに使われているこの音楽がとても臨場感をだすのだ。ゴジラの声はバイオリンの弦をこすって作り出したと聞いたことがあるけども、とにかく身が震えるようなあの声も最高でした。日本映画の代表作の1つとして世界に紹介できる映画です。 【えむおう】さん 10点(2002-06-09 17:46:05) |
7.小学校3年の時、クラスではこの映画の話題で持ちきりで父親にねだって連れて行ってもらいました。いまでもこの映画を見た衝撃は忘れられません。当時一生懸命科学図鑑を見て怪獣の名前を覚えたものです。ゴジラ映画でこれ以上のものはないでしょう、最近ビデオで見直しましたが今の映画と全く見劣りがしないのに愕きです。私の映画人生はこれから始まりました。出来ることなら11点。この映画たしか輸出用にアメリカ人記者が絡んだ場面を挿入して編集しなおした映画があった筈なのですが??。 【sokrates】さん 10点(2002-03-29 18:09:46) (良:1票) |
6.怪獣映画の最高峰に君臨する作品。これを超えるゴジラ映画はもうでないでしょう。 【RYO】さん 10点(2002-03-25 18:11:06) |