9.久しぶりに強烈な映画を見た。一旦はまったら逃げられない「蟻地獄」、不気味すぎる岸田今日子。暫く頭から離れない。ただ、もし岸田今日子ではなく、当時のアイドル「吉永小百合」だったらと想像すると、ストーリーは全く変わってしまっただろう。また、映画を見た者の中には、期待を胸に砂丘を彷徨う輩も出たことだろう。 【STYX21】さん 9点(2003-11-24 19:59:37) (笑:1票) |
8.斬新ですよね。どことなくヨーロッパ映画的な雰囲気を感じます。原作の雰囲気やテーマを失っていないのはすごいと思います。 【るいるい】さん 8点(2003-10-06 17:27:31) |
7.若かりし頃の、岸田今日子。なかなか、かわいいいって思ったのは、私だけでしょうか。実写にしづらい原作を、あそこまで映像化したのは凄い。原作を読んでから観ると、より面白いかも。 【タイツE】さん 7点(2003-08-12 01:05:39) |
【天下泰平】さん 10点(2003-07-14 14:22:13) |
5.安部公房の映像化いいですね。岸田今日子が砂で皿を洗うシーンが、ずっと記憶に残っています。映像的にも好きなんですが、先にムーミンを見続けていたので、ときどきムーミンが浮かんできてしまいました。 【omut】さん 6点(2003-07-08 12:40:49) |
4.どうしても記憶の片隅から消えない名画です。20年近く前に見ましたが、薄気味悪い蟻地獄に吸い込まれ出られない男の人に同調してしまって、かなり息苦しさを感じました。でも、不思議に惹きこまれるのです。不思議な独特の強烈な世界。ぜひもう一度見てみたいです。 【いかみみ】さん 9点(2003-02-28 09:13:37) |
★3.なんと言ったらいいんでしょうか?この独特な雰囲気。怪しい世界。砂丘の穴の中の家という強引な設定、異様な村人達、若き日の岸田今日子の妖艶さ、う~んたまりません!世界で認められている日本映画のひとつであることが解りました。そして、なんと言っても、生きているような砂・砂・砂・・・ 【クロマス】さん 9点(2003-01-17 01:48:35) |
2.中学生か高校生くらいの時に、テレビでやっていたのを見たことがあります。安部公房の原作も読んでいるのですが、原作も映画もあまり内容をおぼえていないけど、強烈な印象が残っています。また見たいのですが、なかなか観る機会がなくて残念。確か、岸田今日子と岡田英二が共演してましたね? 【miu】さん 9点(2002-06-09 13:20:08) |
1.何故か砂丘に穴を掘って、その穴の底で暮らしている女と、そこに捕らえられ幽閉生活を余儀なくされ、無駄な穴掘りを終日やらされる男との奇妙な男女関係。極限状況の中で、男はこの蟻地獄から脱出しようと再三試みるが、砂は雪崩の如く、そして岩から流れる滝のように崩れ落ちるばかり。その描写はただひたすら美しい。男は一時脱出に成功するものの、逃げ惑った挙句の果て逆戻りしてしまう。しかし、都会で日々の暮らしをする事と何が違うと言うのか?戸籍や様々な証明書といった管理社会に対する疑問と、人間が生きていく上での営みという根源的な意味を、勅使河原宏監督はこの不条理劇を通して問いかけているように思う。キャストとスタッフの名前に並べて押印しているという、ユニークなオープニング・タイトルも象徴的で、まさに日本映画史に残る傑作だと言える。 【ドラえもん】さん 10点(2001-10-13 01:13:58) (良:1票) |