★7.長男長女にとっては、たまらない映画。幼いなりに、一生懸命弟や妹を守ろうとした経験のある人ならば、中嶋朋子が演じている姉の姿に共感してしまうに違いない。私(長男・弟ひとり)は公開当時、交際していた彼女(三姉妹の長女)と観に行って、二人そろってぼろぼろ泣いた。 【ジョーボブ】さん 9点(2003-03-08 13:58:18) |
6.前三部作とは少しタッチがいい意味で違いますね。赤川次郎の原作のよさを大切にし、しかも独特の情感あふれる作品でした。事故で死んだ姉が幽霊になって出てくるシーンではフツーはかなり驚くだろうに、意外とすんなりと受け止める妹。この辺でこの作品に入り込めるか微妙ですね。石田ひかりの演技は中盤以降からぐぐっと良くなりますね。中島朋子を姉役として起用したのは正解です。「何いってんの、子供の癖に。」「何いってんの、おばけの癖に。」このセリフすごい好きです。姉が事故に遭うシーンで姉の靴下に赤い糸がついているのを妹が見つけるんですが、このシーンはすごいですよね。彼女が当時生理だったこととこれから事故に遭う不吉な二重暗示なんですよね。こうゆうシーンがあるから見逃せないですね。大林作品によくあるあれれなシーンは極力避けているみたいなので(マラソンのシーンはちょっといただけない…)すんなり入り込めると思います。ちなみにラストのテーマソングは久石譲&大林監督本人(妙な歌い方)のデュエットでした。 【さかQ】さん 7点(2002-10-29 03:51:02) |
5.映画の中の尾道は良いところです。でも、本当の尾道はもっといいところです。 【yoshi】さん 8点(2002-05-29 00:01:19) |
4.尾道は、なんかいい所です。この作品もなぜかいいのですやっぱり日本人なんですね。 |
3.どうもボクは大林作品に馴染めないみたいです。丁寧過ぎる台詞回しなんか。しかしこの主演2人には好感を持ちました。やはり当時の石田ひかりはあまりに普通ぽくって好きです。あの頃に戻ってもらいたいです。 【イマジン】さん 6点(2002-02-27 12:07:47) |
2.大林作品では,これかなって思います。妙に幻想的だったり,逆に現実的すぎて悲劇性を強調するわけでもなく,淡々と,しかも詩情を込めて作り上げた感じが○です。偶然この2年後,尾道を訪れる機会がありましたが,当たり前とは言え,映像通りの印象を与えてくれたことが妙に嬉しく感じられました。 【koshi】さん 8点(2001-12-05 14:20:12) |
1.大林自ら「新・尾道三部作」と称した第1作目の映画ですが、今までの「尾道三部作」にあった思春期の恋しい気持ちとはまったく異なる映像にはっとさせられました。映画のための原作は二度と作らないといった赤川次郎を映画に呼び出しただけの効果はあったかな。赤川次郎の書く残酷さを大林のタッチで実に巧く捉えてます。役者の中では主役の石田ひかりと中島朋子以上に中江由里、島崎和歌子などの脇役が実にいい演技をしてるんだ、特に岸辺一徳の淡々とした演技と嗚咽する瞬間のギャップの激しさが演出としては見事でした。でも大林のブルーバックの使い方のおかしな所は相変わらずですなぁ。 【奥州亭三景】さん 9点(2001-11-15 20:29:15) |