79.整列させたユダヤ人を的当に選んでふせさせた後撃ち殺す場面が印象的だった。 |
78.戦争の悲惨さ、おろかさ、醜さと、音楽の豊かさ、美しさなどの対比がうまくて気に入った。 【しゅん】さん 6点(2003-03-29 21:10:27) |
77.淡々と話が進んでいくのが新鮮で印象深い作品だった。事実を淡々と伝えていくことによって、より現実を感じさせられた。戦争とは、人間とは、生きるとは、どういうことなのか考えさせられる。娯楽性は無いが、いろいろな事を考えさせられる重い映画。映画としては素晴らしいと思う。この映画を観ていて、ある独裁者の「人間を操るのには恐怖が一番てっとり早い」という言葉を思い出しました。現実に今の世界にそれを国単位で実行している人間がいることが恐ろしい。 【うずまき星人】さん 8点(2003-03-29 00:56:30) |
76.ナチが悪い、戦争が悪いというよりも人間が生きるということの根源を「見せられた」感じ。シュピルマンって何をするわけでもなくて、必然・偶然で生きてるだけで、最初は「えー、これでいいわけ」って思うんだけど、人間ってよく考えるとそんなもん。生きるってそんなもん。生かされてるのよね、私達。その辺が恐いほど良く出ている作品。ナチの将校の前でピアノを弾くシーンはピアニストとしての「性(さが)」に鳥肌。「弾きたい」という願望よりも弾くために生まれてきたシュピルマン、生死なんて関係ない。そこにはシュピルマンとピアノだけの世界…。一歩間違えばつまらない反戦映画になりがちな材料をここまで描いたポランスキーに脱帽。減量とピアノの特訓に耐えたブロディ君に脱帽。 【もっちー・Ⅰ】さん 9点(2003-03-28 04:25:54) |
75.やっぱお偉いさんは下っ端とは違うね!俺もあのドイツ人将校のように立派な人間になりたい。 |
74.実際にユダヤ人であるロマン・ポランスキーのこの映画にかける思いが物凄く伝わりました。銃殺されるシーンとかも本当に残酷で賛否がありそうですが、彼は戦争の〝真実"というものを伝えたかったのではないでしょうか?だからアレはアレでいいと思いますね。役者の方ではエイドリアン・ブロンディの徹底的なリアルな演技なうえ、シュピルマンの魂が乗り移ったかのような素晴らしいピアノ演奏が圧巻。目を見張るほどである。あと不思議な事が1つ。それは彼が弾く曲はどんなに明るい曲を弾いてても、何か切なさや悲しさを感じてしまうということ。理由は分からない・・・分かるものではないかもしれない。こういう点はジョン・レノンの曲に似てるなあ。ではレヴューは『独裁者』のチャップリンの演説で終ろうと思います・・・・・・「私は独裁者にはなりたくない。支配もしたくない。出来れば援助したい。ユダヤ人も黒人も白人も人類はお互いに助け合うべきである。他人の幸福を念願してこそ生きるべきである。お互いを憎しみあってはいけない。人生は自由で楽しいはずである。貧欲は人類を毒し、憎悪は憎悪をもたらし、悲劇と流血を招く。思想だけがあって感情が無い人間はダメである。知識よりも思いやりが必要である。思いやりがなければ暴力だけが残る。愛を知らぬ者だけが憎しみ合うのだ・・・人生はもっともっと美しいものである。」彼のこの言葉が脳裏から消えることなどないだろう。 【ピルグリム】さん 9点(2003-03-24 22:17:10) |
73.重い映画でした。一日中考えてしまいました。今大きな戦争がおきている最中だけに、戦争って酷い結果しか生まないなと思います。 戦争を企てようとする者がまた憎らしく感じた作品でした。 最後のピアノは感動でした。 【スマーフ】さん 6点(2003-03-24 15:02:28) |
72.かなり、良い作品だと、わしは思うね。残酷だけど、時には静かに流れていくところは、すごくきれいだと思った。わしも、ショパンの曲は大好きで遺作もすごく気に入って今、がんばって練習しとる。この映画からは、いろんな事が学べた。おすぎサンキュ~!! 【job】さん 10点(2003-03-22 18:45:06) |
71.戦争の悲惨さ、とりわけナチスのユダヤ人虐殺をテーマにした映画は、過去にも数多く作られてきた。本作もその中の一本で、評価もかなり高い。監督はR・ポランスキーで、今まで大半が小品ばかり撮ってきた人だけに、そういう意味においても初の超大作だと言える。入魂の一作と言おうか、彼としてはかなり思い入れがあるようだが、果たしてどれだけの人々の心に響いたのだろうか。実在のピアニストであるシュピルマンの回想録を元に映画化されたものだが、本作に限らず、どうもこの“実話に観客は弱い”のが気になる。要は、この主人公にいかに感情移入できるか否かで、評価も変わってくるように思う。個人的には、ピアニストという職業というだけで何故、彼が戦場を渡り歩き生き延びられたのかという部分に、どうしても引っ掛かってしまう。彼は単に運が良かっただけと言う以上に、高名なピアニストだったから助かったような描き方では、他の人が浮かばれまい。そんなにピアニストが偉いのか。終盤のドイツ高官との本来感動的である筈のエピソードも、これではご都合主義ととられても仕方があるまい。目を覆いたくなるような殺戮シーンに比べ、このシュピルマンに対してだけ、やたら描写が甘いのは何故か?そして彼の家族はその後いったい何処でどうなったのか?時間の経過(年数の経ち方)の解り難さも含めて、実話だからと言って、その辺りにもっと説得力ある描写がないから、単なるピアノ好き、音楽映画好きの為だけの作品と言われても仕方がない。 【ドラえもん】さん 6点(2003-03-21 21:43:38) (良:1票) |
70.話としては映画なんだから、ある程度は面白い展開になるようには作ってあると思いますが、面白さ云々以前に、この事実を現代に伝えるためにもこの映画は必要だとおオもいます。 【JACK】さん 9点(2003-03-20 23:57:32) |
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69.描かれているような悲惨な状況中、最後まで生き抜く人間が、あのような涼やかな眼をできるものであろうか?この中に描かれているものは、映像の美しさなのか?、感動的な逸話なのか?、それとも、単なる史実なのか?数年後、誰もが忘れ去ってしまうような、芸術と呼ぶに値しない作品だと思う。 【HIDEKI】さん 4点(2003-03-18 16:59:31) |
68.全編英語でソ連兵が「FU○K!!」って叫ぶのは…。ポランスキーさん、アカデミー狙ってません?露骨過ぎます。あとシュピルマンが「暗い日曜日」のアンドラーシュにかぶりまくり。顔も内容もおんなじだし、観ていて何の新しさも感じられないよ!!主人公が他力本願で生き延びるあたりに「人間の無力さ」が良く出てたんだけどなぁ。 【富欲】さん 5点(2003-03-16 01:35:55) |
★67.主人公にかかわる女性2人の顔が似ていて、途中でごっちゃになってしまった。家族4人で見に行く映画じゃないな…と思った。 【青山3丁目】さん 5点(2003-03-13 18:50:47) |
66.ドイツ兵がユダヤ人を銃殺するシーンは、人の死のあっけなさを感じさせられました。まるでゲームを楽しんでいるかのごとく、ただユダヤ人というだけで・・・。主人公の、自分だけが助かればいいんだ、的な考えには疑問が残り、あの将校を助けてあげて欲しかったという悔いの残る映画になりました。 【洋ちゃん】さん 9点(2003-03-13 01:25:18) |
65.評判を聞き、期待して見たのですが・・・。戦争のむごさ、ユダヤ人の迫害については、非常に心にのしかかるものがありましたが。作品として面白かったか?と聞かれると、いまいちだったかな~。ただ、戦争は絶対にいやだ!と思いました。 【かお】さん 6点(2003-03-12 20:49:43) |
64.凄い迫力の映画でした。あっという間に60年前のポーランドに引き込まれてしまった感じです。それに「従順に」と言いたくなるほどあっさり殺されてしまうユダヤ人たち。はっきり言って観てて楽しい映画ではありませんね。確かに「逃げ回っているだけ」の映画ではありますが、実際あのような状況下で英雄的行動をとれる人はごくわずかでしょう。最後のピアノの演奏シーンは、ポランスキー監督の虚無や絶望をよく表していると感じられました。 【ぐるぐる】さん 8点(2003-03-10 22:07:11) |
63.僕がこの映画で印象に残り、感動したのは主人公がドイツ兵にピアノのある部屋に案内されるときに缶詰めを大事そうに抱えるシーンです。すごくジーンときました。 |
62.「シンドラーのリスト」のように、ここで泣かしてやろうとかここは効果的に見せてやろうというあざとさがなかったのがよかったです。逆に戦争悲劇映画のカタルシスを求める人には淡々とし過ぎて物足りないのかもしれません。なかなかピアノを弾くシーンが出てきませんが、考えてみれば、このありさまの中ピアノを弾くことなんかできるわけないから当然でしょう。空想の中でショパンの「華麗なる大ポロネーズ」を弾くシーンが印象的でした。 【YHH】さん 10点(2003-03-10 11:50:48) |
61.壮絶な男の人生と孤独さが伝わってきました。やっぱりこの様な作品は普通に良作と言われるんじゃないですか。彼がピアノを弾いているシーンは多くは無いですが、1つ1つの演奏シーンは素晴らしく、印象的でした。これをみるといろいろと問題になっている国同士での戦争は絶対控えて欲しいとさらに感じました。でも、どこにでもいい人はいるんだな。 【アリアス】さん 8点(2003-03-09 11:38:23) |
60.セットの余りの真実味にまず驚く。この時代の街角、ゲットー、服装、その他細々とした小道具のくすんだ色、ほぼ全編主人公の視点でカメラがまわるため画面の中を主人公に乗り移って目にしているような気がしてくる。まるで疑似体験のよう。その体験する出来事もまた淡々とひどい有様を忠実に再現するかのようで悪夢です。実際に犠牲になった人々の味わった苦しみをなぞらえさせようとしたとしたのなら十分すぎるほど成功しています。竹で割ったような分かりやすい役柄も存在せずただそこにいた様々な人々の振る舞いを映し出す。唐突になんの前触れもなく殺されるユダヤ人、殺すドイツ人、隠れ続ける主人公。もう映画というよりも追体験ですね。面白いとかそうでないとかいう対象には当たらないと思う。制作者もエンターテイメントだなんて考えてないでしょう。プライベートライアンなど他にも戦場描写が真に迫ると思われる映画はありますがこの作品に比べると真実味の追求という点で越えるものはなかったです。ただただ忘れられない作品になるでしょう。 【BBS1ファン】さん 10点(2003-03-08 07:30:33) |