84.あらゆる法廷モノの中でも群を抜いている不朽の名作。素晴らしい脚本と、着実な演技、豊かな発想の演出、この3つが揃ってしまうと、このシンプルな設定でも、こんなに凄いものが出来上がるのか、という意味で衝撃的ですらある。息苦しくなるほどのスリリングな展開のエンターティメントの中に、民主主義の理念を示した監督の志にはまったくもって敬服する。成熟した民主主義とはつまり、少数の権利をどう考えるかということであり、結論に至る過程こそが重要だという、極めて深いテーマを、短い時間で明快に描いている。しかし、これを上回る法廷モノ……。いつ出てくるんでしょう?※見事に描き分けられた12人のキャラクターについては、【へちょちょ星人】さんのコメントに思い切り楽しませていただきました。かけ寄って話し掛けたい気分ですぅ。 【poppo】さん 10点(2003-05-03 13:25:22) (良:1票) |
83.何も言うことはない…とにかくこの映画をみてほしい。 【イサオマン】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2003-05-01 21:55:47) |
★82.平均点より低い点数はつけられませんネ。昨今のお金のかかっている作品より、数段に上です。このようなよい作品を作るエネルギー(?)はもうアメリカにはないのだろうか?ただフォンダのLet's talk、はいいが、勝算もないのに何度も採決を挑むのにドキドキしてしまった。負けたらどうするつもりだったのかナ。真犯人なんかとうでもいいけど、よくいわれることですが、被告の少年がちょっと弱っちい感じがして‥。 |
81.やはりこれからも史上に残り続けるだろう不滅の傑作。特にあれだけの白熱した議論のあと最後の最後で陪審員の名前を確認するだけで別れるラストの場面は、映画史上最高の名場面のひとつと言えよう。これ以外にも、名場面は数多いし、演出は、生々しさを見事なまで、抉り出している。特に、この作品の演出で気に入っているのは、夕立が来る場面です。密室内の議論は少しづつしか進展がない中、外の天候は急に変わる。この室内と外の変化の誤差が、現実感をかなり出している。こういった何気ない演出の積み重ねが、この作品を不朽の名作に作り上げていると思います。 【叫真】さん 10点(2003-04-18 20:56:34) (良:1票) |
80.父親殺しに不満を持ったフォンダは無罪を主張し、残りの11人が有罪から無罪になり、少年を救えた事がよかった。でも真犯人は誰?なのか後味が悪い。犯人が分かれば10点でした!でも電気椅子に送られそうな少年が助かって「ホッ」とする。 【ピルグリム】さん 6点(2003-04-13 22:23:32) |
79.ちょっとした仕草と表情が、これほどスリリングとは・・・見逃せるシーンがひとつも無い!! 【やな太郎】さん 10点(2003-04-12 00:54:24) |
78.今は亡き父の最も評価していた映画。勧められて一緒に観たが、完全にはまりこんだ。お金かかってないね。それでこの出来。映画とはこうあるべきですよね。ヘンリーフォンダはいろいろとあってなかなか若い頃にはアカデミーもらえなかったみたいだけど、本当にうまい! 【みんみん】さん 10点(2003-04-05 20:59:37) |
77.やはり15年くらい前かなぁ・・・”映画なのに(ほぼ)密室”劇という、どうしてそんな事をするのか理解に苦しむ若き頃の自分がいました。中年の称号にドキッとする今日では、この偉大さ、スゴさ、貴重さがよーくわかります。「じゃあ真犯人は誰なのか?」という事に関してはハナから問題ではないストーリー造りにどうしても抵抗があるのは15年経っても未だ変わらず(笑)おコドモですねぇ・・・オレ。そりゃ、この作品がこれからも語り継がれていくであろう出来なのはわかってますよ。だけどさ、描きたいテーマだけを描ききった、余計なモノは要らんって感じで、ナンだか素晴らしい程、完璧で全てを忘れてって程、のめり込めないんだよなぁ。ココをこうしたら良かったのに・・・って点が殆ど無い。完璧。故にオレ的には面白さが減ってしまうのだ。「オレならあそこでこうするね」なんて、作品に対するツッコミを語り合うのも映画を観る楽しみのひとつなんですよね。 【シュールなサンタ】さん 6点(2003-04-05 19:03:22) (良:1票) |
76.先に三谷作品の方を見ていたので、どういう内容かはおおよそ見当が付いていたが、十分楽しめた。H・フォンダをはじめ、役者陣の味のある演技を見るだけでも価値があると思う。特に進行役を務めていたM・バルサムが、ワキがビッショリしてて何となく好き。日本にかつてあった陪審員制度でも、こんな議論が繰り広げられていたのかもしれない…。 【プミポン】さん 7点(2003-04-01 01:26:56) |
75.内容的には1つの部屋でひたすら陪審員たちが議論をするだけなのに、なぜか引き込まれてしまう。人の命を重んじることの大切さ、人がいかに偏見をもっているのか、など考えさせられました。12人の男たちもそれぞれ個性があっていい味だしてます。 【あきぼう】さん 8点(2003-03-28 21:36:22) |
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74.もし「証人の女性の視力が本当は良かったら・・・」。たったそれだけの仮定でこの映画は”監督の意図”とは全く別物になってしまう。閉ざされた空間の中で無表情なヘンリー・フォンダとそれに右にならえし始めた多数派に囲まれて、最後まで冷静に有罪を主張していた男ですら「見もしないものを見たと思うようになったのではないか?」 【ぉぉた】さん 5点(2003-03-27 18:39:40) |
73.この世紀の名作を見た後、自分はものすんごい衝撃を受けていた。この映画に出会えて、本当に嬉しい。 |
72.大好きなルメットの作品の中でもこれが一番好き!最初から最後まで圧倒的な演出力で魅せてくれる。最高に良く出来た娯楽映画。 【コウ】さん 10点(2003-03-16 01:04:04) |
71.白黒のオリジナル版を見ました。こういう映画を次の時代にも残したいものだ。 【マイケル】さん 9点(2003-03-14 08:27:15) |
70.思ったより面白くない。個人的には少年は有罪なんじゃないかとおもった。最後に真犯人とか、なぜ下の階の老人が嘘の証言をしたのかとか、その辺を推測だけでなく詳しく説明して欲しかった。殺人を犯したかもしれないけど、はっきりとした証拠がないから無罪、じゃなんか後味悪い。一発逆転の無罪劇を期待しすぎると肩透かしを食う。 【kett】さん 5点(2003-03-07 23:40:22) |
69.この前深夜のテレビで見ました。終了が午前四時半ぐらいだったけど、ぜんぜん眠くさせない映画でした。史上最高の法廷映画でした 【裁判官】さん 10点(2003-03-07 14:28:41) |
68.あの限られた空間で、登場人物の会話のみでこれほど引き込まれる作品にはそうそうお目にかかれるものではない。議論もシンプルで、且つはっきりしていて余計な記憶力を使うことなく映画を観ることが出来た。匿名なはずの登場人物が、名前が無いことで逆にストーリの中で個性を感じることが出来たように感じた。おわり 【ガヴァ茶】さん 10点(2003-03-06 04:31:31) (良:2票) |
【しゅういち】さん 10点(2003-03-06 04:28:41) |
66.硬派だねぇ。俳優の演技とシナリオがよくなきゃ成立しない映画。こういうのを隙がないって言うんだろうね。リメイクも見たがこちらも○。“優しい”も見たけどいかにも三谷氏が好きそうなそれだもんね。こういう名作にまた出会いたいなぁ 【小僧】さん 10点(2003-02-27 02:11:09) |
65.文句なしの名作ですが、字幕でしか見ることの出来ない私には、よりキャラクターの持ち味が伝わってくる日本盤リメイクの方が面白く見ることができました。12人の陪審員の中に女性が1人もいないのが少し不自然であり、時代を感じさせます。 【クロマス】さん 7点(2003-02-16 22:53:49) |