1.蜷川監督が「正統なるアイドル映画を撮りたい。」という風に言っておられた通り、ストーリーはシンプルでしたが、見応えのある作品でした。普通の高校生活を送っているかのように見える二宮君演じる主人公。しかし、家ではガレージにこもり、山本寛斎さん演じる義父への殺意を募らせ、着々と殺人の計画を練るという、とても切ない孤独な殺人者を演じる二宮君の演技がとても良かったです。一方、同じく松浦亜弥ちゃんも、主人公の心の闇をどこかで見透かすように、クールに見つめる演技がなかなかでした。ただ、無意味に長い二宮君の裸のシーンは、監督からのファンへのサービスカットかなと思いましたが・・・(笑)。