15.《ネタバレ》 表面的には暴力行為の不毛さを印象付ける作品ですが、別の意味もみえる。 映画中、最もショッキングなのは冒頭の復讐シーン。そこからエピソードを遡るメメント方式で見せていく。レイプシーンは生々しいが、狂気は感じない。モニカ・ベルッチの姿は男を欲情させるのに説得力がありすぎる。救急車で運ばれるアレックスの血に染まった顔は、レイプに対する怒りを煽るが、長回しで地下道へと歩いていくアレックスの背中には、レイプへの邪な好奇心を刺激される。 観客はレイプをたっぷり鑑賞した後、ようやくアレックスという女性の個に触れる。レイプされている彼女は匿名の女体だった。 物語の中で、アレックスの精神と肉体を剥離することこそが、メメント方式流用の理由なのでは、と推理してみた。 観客の多くはモニカ・ベルッチのレイプシーンに期待して本作を鑑賞するわけで、自分の中で野生と理性が葛藤するサディスティックな見方ができれば、楽しめる作品なのかもしれない。 もう少し遊びの要素が入っていれば、私ものれたかもしれない。 【337】さん 4点(2003-11-29 05:37:25) (良:1票) |
14.あのぐるぐる回るカメラワークの意図は全く分からなかった。それだけで気分悪くなったのに、またさらにあれで気分は最悪に。いや~な気分だけが残った映画だった。 |
【愛人/ラモス】さん 7点(2003-11-12 11:46:37) |
12.早送りした。正直みてられなかった。アレックスがかわいそうの一言。人には薦められない映画、後味悪い。 【ドルフィン】さん 2点(2003-11-05 08:59:26) |
11.モニカ=ベルッチがどう陵辱されているか、これにつきます。見る人は覚悟してください。ちなみに何も得るものはありません。 【ガーデンノーム】さん 3点(2003-10-30 15:53:06) |
10.いろんな意味でかな~~~り後をひく。頭を抱えて「やめてくれ~!」と叫びたくなる暴力描写もリバース映像によって見てる側は多少救われた気分になるという不思議な感覚はこの作品の持つメッセージ「時間はすべてを破壊する」とリンクする。「全てを見せる」という監督の主張もワンシーン・ワンカットに表されている。オープニングとエンディングに「時間はすべてを破壊する」と入れられれば、たとえ深読みするほどのメッセージが無いとしてもいろいろ考えてしまう。そういう意味においても後をひく。解からないなりにもこれまで見てきた映画の中で良くも悪くもここまで頭から離れないというインパクトを与えたという点でとりあえず7点。ただ、おすすめはできません。「時計じかけのオレンジ」で吐き気をもよおした人は間違いなく吐くでしょう。 【R&A】さん 7点(2003-10-29 11:20:54) |
9.これは凹んだ。グルグル映像で気分が悪くなった。もう二度と見たくない。意見の分かれる映画だろう。 【豆乳星人】さん 1点(2003-09-28 01:52:41) |
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8.レイプシーンもそうですが、延々とエロ話してたり、不快でしか無かったですねぇ。 【ロカホリ】さん 0点(2003-09-12 18:15:16) |
7.《ネタバレ》 結論から言えば「オチのない『メメント』」って感じ。時間軸を逆行させる意図がわからなかったし、シーンの合間に挿入されるアクロバチックなカメラワークがさらに不快。前作『カノン』に衝撃を受けて、「あのギャスパー・ノエ監督の最新作」ってだけで何の前知識も仕入れずに観てしまったのが失敗だったかも。まさにセックス・アンド・バイオレンス。そのほうが生々しくて人間っぽくっていいかもしれないけど、『カノン』ような深いテーマもなかったように思えたし、あまりにもドラマ性に欠けていた。 【びでおや】さん 3点(2003-09-09 23:58:44) |
6.ギャスパーノエってホント大丈夫?という不審感が吹っ飛ぶ怪作・快作です。基本的には逆回転メメント方式でしたが、カルネ&カノン親父の登場、懺悔でまたこの親父かよと引き込まれ、ホモにバイオレンスにレイプと立て続けに見せられダウン寸前。しかし逆回転していくうちに重苦しさから解放され、ラストは何故か清々しさすら感じるほど。日常に潜む狂気をキューブリックに敬意を表しながら描いている。なんと言ってもアレックスですから… 【亜流派 十五郎】さん 9点(2003-09-09 23:24:31) |
5.《ネタバレ》 メイキング見て、なにがビックリしたかって、アレックスへのアナルレイプ後、ズボンのチャックからこぼれている半立ちチンポが実はCGで書かれたものだってこと。 |
4.主人公カップルの暮らすアパートメントに、これ見よがしに配されたキュ-ブリック『2001年宇宙の旅』のポスター(それ以外にもキューブリック作品のポスターやらポストカードがあったかもしれない)。それは、この映画のラストを説明するのに、これ以上ない”ヒント”を提供してくれる。が…。別にどんだけ残虐に殺人シーンを描こうとも、どんだけリアルにレイプシーンを見せようとも、それは映画の「自由」だから何を言おうとも思わない。ただ、それを何らかの芸術的自己表現だと勘違いしているこのキュ-ブリック気取りの低能”作家”野郎の本作は、ただただ醜悪なだけだ。いろんな意見があるでしょうけど、ぼく個人はこれを「映画」だとは認めない。すみませんね。 【やましんの巻】さん 0点(2003-06-23 18:37:57) |
★3.観終わった時、すごく頭がクラクラした。映像的にも内容的にもとても印象に残る映画という事で高点数ですが、もう二度と観ない映画だと思います。とにかくツライ・・・ 【kao】さん 9点(2003-06-04 17:00:48) |
2.<ネタばれあり~!>これは、トンデモ無くブルーにさせられます。人を食ったようなエンドロールの逆回しから始まり、数分で強烈なパンチを食らいます。そして殆ど生理的嫌悪感を感じさせる真っ赤なトンネルでの衝撃レイプシーン。「フランスの宝石」とも言われる女優モニカ・ベルッチがただうめき苦しみ、殴打され痙攣するそのシーン。「な~んだ大した事無いじゃん・・・」とは思ってみたものの物語りが進む(逆行する)につれ脳裏に焼きついたシーンや伏線が離れず、主人公が幸せをかみ締める度に「あぁ、この時こんなに幸せなのに・・・」と痛切に感じます。物語りは衝撃の夜→その日の朝へとただ逆行していくのですが、婚約者と元彼とアレックスの三人がセックスの話題についてバカ騒ぎしたり、婚約した二人の間には誰も介入できない愛情の喜びがあったり、お腹に芽生えた子供の息吹を感じ幸せをかみ締めたり・・・と象徴的なシーンが全て一夜によって破壊される惨さ、もろさ等に圧倒されました。前半で原型を留めないほど消火器で殴打されたヌリア(犯人)が実はまったく別の人でそのそばでほくそえんでいた本人こそがヌリアだと判明したときはもう余りの衝撃で脱力しました。そりゃ、ないよ~!ついでに顔面殴打された人の実際の安否が気遣われるくらいエグいです。「カルネ」や「カノン」でギャスパー・ノエ監督常連の俳優がオープニング(エンディング?)で堕天使の如く登場するシーンはさすがと思いました。私も絶対二度と観ないであろう作品ですが、この作品自体は高評価という変わった作品になりました。見る人はホント覚悟。 【さかQ】さん 7点(2003-05-09 15:23:27) |
1.かなりの衝撃をうけた。エンディングから始まるんだけど、最初が衝撃!色んな雑誌にも言われているけど、賛否分かれるでしょう。私は好きです。もう1度見たいとは絶対思わないですけど。 【アイアム琳子 】さん 8点(2003-02-14 01:06:30) |