55.《ネタバレ》 どうしてリメイクなんて考えたんだろうと不審に思うほどに、まったくの別モノですね。 リメイクちゅーのは、そもそも元ネタに対する愛から生まれるもののはずなのに、本家のほうの作品のことを、本気で愛しているとはとーても信じられません。 私は「要塞警察」を最後のほうしか見ていませんけども、それでもこれがバリバリのカーペンター印だってことはすぐにわかる内容だったし、カレが表現したかったものもよくわかる。 リメイクの作り手は、カーペンターとは比べ物にならない凡庸さしか持ち合わせず、TVサスペンスと変わらない内容に仕上がっています。なまじリメイクなどといって話題を呼ぼうとするからカーペンターのような奇才と比較されざるを得ず自滅するのです。リメイクという看板をはずすべきですね。 だいたい、主役刑事の挫折の過去などどーでもいいんです(それもいかにもとってつけたようなショボいものですし。)なおかつ、襲い来る敵との因縁とか正体なんて、もっとどーでもいいんです。それが要塞警察だったのに、そこんとこをそんなにはっきり説明しちゃってどうする。「8人よりも33人の部下と家族のためだ」とか言わせちゃってさあ…ダメダメだ。閉じ込められた恐怖も、理由もなく襲われる不条理感も、倒しても倒しても湧いてくる敵のブキミさも、生き物のように移動する車も、ぜんぶだいなしっ。 それよりも、あのクールな女刑事はどこへ行った。女といえば、リメイク版では、寒さカンケーなく露出度の高い格好をさせられて完全添え物扱いでした。精神科医に超美人は必要ないでしょう、いいかげんサービスとか願望をやめてリアリティを考えてもらいたいアメリカ人はさあ。なんのために秘書がエロくて網タイツにならないといけないのかね、外は大雪だというのに。 さて、女の扱いをテキトーにしていると、それは国家であっても企業であっても戦国大名であっても勝ち組にはなれないのが歴史の法則です。もちろん映画もそうです。 皆様これからは「女の扱い」がどーなっているのかをチェックしながら映画やドラマを見ていくことで、ダメダメな作り手を見分けましょう。有り得ないよなあ真冬に下着姿でウロウロと。 【パブロン中毒】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2010-03-09 20:08:44) (良:1票)(笑:1票) |
54.《ネタバレ》 本作の攻城戦には、立て籠もる側の勝利条件に“引き分け”がありました。これがあるのと無いのとでは大違い。戦略が全く違ってきます。相手を全滅させる必要はなく、時間切れに持ち込めればOK。持ち堪えるため、時間を稼ぐためにどんな工夫を凝らすのかが見もの。その観点からすると、いささか物足りません。13分署は単なる箱でしかなく、砦として機能させようという意識が守備側にみられません。その箱に歯が立たないのだから、寄せ手はもっと情けない。“時間制限”という緊張感を煽れるファクターがあるのに、活用しない展開がもどかしい。人物の描き込みも今ひとつ。先の事件で心に傷を負うほど繊細な主人公が、今回の事件で立ち直るのは腑に落ちません。民間人まで死なせてしまった本件の失策の方が、より重大だと思います。同僚が死ななかったからOKなのでしょうか?とは言いつつも、実は結構楽しめました。そもそも自分はこういう設定が好きなのです。秘密基地をつくった世代だからでしょうか。ただ、期待値までは届かずでした。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-03-28 19:06:18) (良:2票) |
53.《ネタバレ》 冒頭10分でいきなりひきこまれます。この緊張感。このスリル。これは何気に掘り出し物をみつけたのかも、と期待感が膨らみます。 でもピークだったのはここまで。中盤からラストにかけて、つまり本筋のストーリーは割と単純な立て篭もり系アクション。奇をてらう演出もなければ、心が高揚するようなアクションもありません。手堅くまとまった王道のサスペンスアクションとお約束の展開をただ楽しむだけ。 取り囲んでいるのが汚職警官達。そして警官である主人公が手を組むのが犯罪者たち。本来は敵同士であるはずなのに、一緒に手を組んでピンチを乗り切ろうとするのは好きなシチュエーション。こーゆー『呉越同舟』的なノリって好きです。 もうこのまま多少おバカ路線でも良いから、爽快な逆転劇を見せてくれれば良いんだけど、そーはならない。にぎやかし担当だと思っていた容疑者二人が、急にオバカキャラを捨てシリアス路線に、あげく早々に裏切って逃げ出したうえ殺されちゃうのが、ちょっと期待していたのと違います。犯罪者と警官が手を組むからこそ生まれるユーモアやカタルシス的なものがほとんど感じられなくて残念。 さらには、気の良さそーな引退じーちゃんが、がっつり裏切ったり、ヒロイン的立ち位置だった人が無残に撃ち殺されたりと、後味の悪い演出も多々あり。とは言え、それに見合うだけの本格的クライムアクション、ってほどでもないんですよね。だから、ストーリーは薄いのに、演出は重いっていうバランスの悪さを感じる作品でした。退屈はしないですけどね。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 6点(2018-03-25 12:52:55) (良:1票) |
52.前々から気になってはいたのだけれど、いまひとつ手が伸びなかった今作。結論から言ってしまえば、まあテレビ放映されていたので一応録画しておいて暇な時に観るのに相応しい内容だったと言える。面白くないことも無いが、大したことは無い。 導入部は、主人公のイーサン・ホークは早速登場するものの、別の映画が始まったのか?と疑ってしまう程意外な展開で引き込まれた。 想像以上に画づくりもしっかりしていて期待は膨らんでいった。 主人公と対立(いや共闘?)するローレンス・フィッシュバーンをはじめ、ガブンリエル・バーンやジョン・レグイザモら実力のある俳優が脇を固めていたことも、映画として一定の質を保った要因だったと思う。 設定は強引だが、果たしてどうなるのかというサスペンスフルな要素は終始味わえる。 しかし、最終的なオチや終着点は完成度が高いとは言えず、詰まる所「良くも悪くもない」という印象に行き着いてしまった。 必要最小限のキャラクターたちを生かし切れていなかったことも勿体なかった。もっとそれぞれのキャラクター性と役割を明確に描けば随分と面白くなったと思う。 今作を見終わってから、ジョン・カーペンター版のオリジナル作品のリメイクだったことを知る。 当然だろうが、オリジナル版の評価が高いようなので近いうちに観てみたいと思う。 【鉄腕麗人】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-09-18 14:51:40) (良:1票) |
51.《ネタバレ》 真夜中の処刑ゲームを思い出す映画。あの映画みたいに「敵を罠にはめて倒す」みたいなことをもっとやったら面白かったのに。 警官が悪者で、フィッシュバーンを亡き者にしようと大部隊で攻撃してくるわけだけど、あんな派手なドンパチして、何人も殺して、そのあと、どうやってそれをごまかすつもりだったんだろう(笑) 全部フィッシュバーンの手下のせいにするつもりだったらしいが、どう考えても無理だろう。 あの警官隊は、しかしちょっと弱すぎじゃないか。プロの警官があれだけの重装備で、警官2人、他は素人だらけを相手に何であんなに手間取るのかねえ。 あの精神科医とラブラブで終わるのかと思ったら、途中であっさり殺されたのは意外だった。 映画としては、まあ普通に楽しめる作品。 【椎名みかん】さん [ビデオ(吹替)] 6点(2008-06-08 17:46:10) (良:1票) |
50.《ネタバレ》 まあなんていうか、可もなく不可もなくといったところ。 完全武装のSWAT隊が簡単にやられすぎ。 単純に攻め込んでいっては、撃たれ負け。 どっちらけです。 催涙弾、閃光弾、手榴弾をどんどん投げ込んで、逃げてきたところを狙い撃ちすればOKです。 火をつければ外にでるしかないですし。 最後のおじさん警察官の裏切りは腑に落ちない。 囚人たちが心を合わせて悪徳警察官と対決するという構図をもっと 鮮明にだせばよかった。 でもまあ、そこそこの緊張感は持続してます。 【よしのぶ】さん [地上波(吹替)] 5点(2008-06-01 23:36:41) (良:1票) |
49.《ネタバレ》 最初の敵との接触で、つららという奥の手を使ってしまう主人公の弱さがいい。 【きいろくま】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-11-11 21:03:25) (笑:1票) |
48.《ネタバレ》 ローニック、またあんたの指示で死人だらけなのに再生できたのかとか、ビショップ本当に凶悪犯なのかとか、下水道から出てきた時になぜ一気に殺さなかったのかとか、気になる個所がいくつかありますがそこは娯楽映画のご愛嬌。冷酷なデュヴァルは容赦なく殺しをためらわないので予想外に一人一人と殺されていくのが怖いです。これは渋めながらも配役の妙につきます。イーサン・ホークはノーマルヒーローのタイプではないので絶対的な安心感が無い、ローレンス・フィッシュバーンは曲者であり転び方が不明、ガブリエル・バーンはリアルなので滑稽な展開にも真実味を持たせ恐怖がぶれない。脇役たちも一通りの駒が出揃っていて、少々殺伐としていますがハラハラドキドキのポップコーンムービーに仕上がっています。 【ミスター・グレイ】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-02-27 18:41:38) (良:1票) |
47.ザ・ロックやらダイ・ハード、コン・エアーなんかの、素人がプロ集団に対抗する様なアハラハラドキドキを期待していたが、もうちょっとイマイチ。収賄の口封じのために警官が警官を組織だって攻撃する、という設定は従来に無く、なるほど!、と思ったが、極悪人であるはずのボスも懐が深くてなんだかイイ奴だし、仲間の犯罪者もチンピラばっかりで、超極悪人とよべるようなヤツがいない。当初に撃たれて怪我した警官も、動けずに皆の足を引っ張ることなく死んじゃったし、精神科医の先生や逃げようとした二人など、登場人物があまりにもあっさり消されて、「弱者のハンデを乗り越えた一発逆転的な要素」が少なく拍子抜けした。ただ引退間際の爺さんの裏切りは(下水道脱出あたりから気付いちゃったけど)意外で意表を突かれた。 【six-coin】さん [映画館(字幕)] 4点(2006-02-19 11:37:11) (良:1票) |
46.皆殺しにするならこんなの建屋ごと爆破しちゃえば済む話だとは思うが、それなりの緊張感もあって気晴らしに見る分には丁度いいかな。その後の取り調べでどう説明するんだろうかというのが気になったが。 |
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45.《ネタバレ》 オリジナルを観たのはずいぶん前なので細かいところは覚えてないんですが、たしか敵はストリートギャングでしたよね。 この映画ではそれがプロの警察とかSWATに変更になってるわけですが、その割に弱いのはどういう事なんでしょうか… それにしても意外なほどの豪華キャストで脇までずらりと「どこかで観たような」俳優しかいません。 ランボーで敵役の保安官をやってた彼、怪しいよなぁと思ってたらやっぱそういう事ですよね笑 ダレさせずに最後まで見せてくれる映画でなかなか面白いのですが、細かくみれば脚本は練りこみが足りずツッコミどころ満載。 そもそもイーサンホークの過去話自体が映画中でもほとんど有効活用されてないし不要だよなぁ、とか 籠るなら「武器が足りない」とか「弾が足りない」とかいうシチュエーションがないとダメだと思うんですが、弾も武器も潤沢です。 てか攻める側がわりとプロのはずなのに素人犯罪者とか脚悪い警官とかにバンバンやられてる時点でダメなんじゃないか、と。 そして一番問題なのは最後はなんか森の中にいっちゃってるんですが、籠城ものは籠城内で問題にケリつけてなんぼなのでは…少人数での籠城の緊迫感がウリでしょ? 他にも冷静に観ればシナリオのアラや演出上の問題点が沢山ある映画なんですが、しかし観てる間はなかなか楽しめる娯楽映画だと思います、はい。 【あばれて万歳】さん [地上波(吹替)] 7点(2020-10-27 15:31:03) |
44.なかなか面白かった。イーサンホークの映画は外れが少ないですね。意外な人物が、意外にあっさり死んでしまうところがびっくり。突っ込みどころも多々ありますが,派手なアクションもあり十分楽しめました。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 7点(2015-03-30 17:36:25) |
43.《ネタバレ》 いや~予想外に面白かったですよ。それにしてもビショップのゴツイことゴツイこと。あんなんににらまれたらちびっちゃうこと間違いナシ(笑)ケバいおねーちゃんは割とタイプでした。ドクターはあっさり死んだけど別に違和感はなかった。じいさんは顔的に裏切りキャラだと思ってたら当たった(笑) 【イサオマン】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2012-09-22 21:50:01) |
42.んーー面白そうな設定だったけど、よくよく考えると疑問が残る映画で… というか襲う側(汚職警察官)が弱すぎ あれだけ重装備でかつ専門的な人たちのはずなのに、あんなほぼ素人集団にやられちゃう訳ないっしょーー ま、やられちゃったら映画が成立しないけど(苦笑) 豪華な面々の割にB級なテイストを感じてしまいました いつかオリジナルを観てみたいデス 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2010-04-22 07:48:04) |
41.設定だけ簡単に説明しといて、あとは普通の銃撃戦。ビショップがどんなに悪い奴かも伝わらない。 【noji】さん [地上波(吹替)] 4点(2010-01-27 00:45:02) |
40.設定は無理があるけどドンパチや展開はなかなか楽しかった 【マーガレット81】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-01-16 00:39:50) |
39.《ネタバレ》 普通におもしろかった。あの展開で女性精神科医が死んでしまうとは思わなかった。普通なら精神科医が生き残って、セクシー警官の方が死ぬ役回りじゃないかなあ。 【フラミンゴ】さん [地上波(吹替)] 5点(2010-01-12 16:05:38) |
38.《ネタバレ》 ●カーペンター版と比較してストーリーに起伏があり豪華な印象●しかし大雑把。重装備の警官隊が手間取りすぎている。あれだけ発砲してほとんど命中しない●フィッシュバーンは意外と役に立ってない。大犯罪者なら頭脳を駆使するシーンが欲しかった。武器の扱いが甘いのは当たり前だし●ヒロインぽい女性が残酷な死に方したのは予想外。 【次郎丸三郎】さん [DVD(吹替)] 6点(2009-06-10 14:58:58) |
37.緊張すると数を数えだす神経症の女精神科医が超ウザイ。 【クロ】さん [地上波(吹替)] 6点(2008-12-12 21:27:38) |
36.なかなかの豪華キャストなのに・・・。思い切ってド派手なアクションにするとか、心理戦や頭脳戦を中心にするとか、一つの軸を決めるべきだった。これでは中途半端で勿体無い。 【あるまーぬ】さん [ビデオ(吹替)] 6点(2008-07-18 21:23:45) |