37.《ネタバレ》 けっこう面白かったス。出てくる人間、どいつもこいつも主役になれそう、というか誰が主役かわからんのは確信犯か。誰もが映画の中で我を張りながら殺される駒としての可能性を秘めているのがこの映画の面白いところであり怖いところである。映画はそのことをまずベン・アフレックを使って宣言するのだ。あとはかっこいい女二人組に感情を移入させようが、非情な殺し屋が最後まで残るというお約束を信じようが、いやいやFBIもなかなか見せてくれるような展開だとか思ってみたところで、どこか疑わしくもあり、そしてやっぱり微妙に裏切ってくれるのである。漫画チックにすら見えるかっこいい構図も荒唐無稽なストーリーによく合っている。惜しむらくは狙われているご本人が影が薄く作品内の駒として一人だけ蚊帳の外にいること。それとオチ。カラクリはまあアレでよいとしてもダラダラと描きすぎ。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-07-09 14:23:30) (良:2票) |
36.『NARC/ナーク』で注目を集めたジョー・カーナハンの初メジャー作品。カーナハンは『NARC/ナーク』を気に入ったトム・クルーズ直々の指名を受けて『ミッション・インポッシブル3』の監督に抜擢されるも、作品を完璧にコントロールしたがるトム・クルーズと馬が合わずに途中で降板。その時に受けたストレスをぶつけるかの如く「俺はこんな映画が撮りたかったんだぁ!」と暴走したのが本作なのですが、訳の分からん登場人物が入り乱れる内容を器用にまとめており、相変わらず抜群の構成力を披露しています。また、コメディを基調としながらも湿っぽいドラマが同時進行しており、引くほどのグロテスクな暴力描写も含まれるというおかしな味わいの内容なのですが、そんな無茶な内容を不思議な統一感でまとめてみせた手腕も見事なものです。同時期にトニー・スコットが『ドミノ』で同様の試みをして失敗しており、カーナハンが本作で披露した技って実はかなり高度な芸当だと思います。こんな映画を撮れる監督は世界に10人もいないのではないでしょうか。。。 とまぁ監督の技見せとしては素晴らしい作品なのですが、観客が楽しめる作品かと聞かれれば、正直微妙なところです。後の『特攻野郎Aチーム』もそうだったのですが、この監督は娯楽的な盛り上�げというものを不得意としています。見せ場の作り込みは良いもののそれを見せるタイミングが今一つで、本質的には娯楽映画に向かない監督さんだと思います。カーナハンを切って、後にヒットメーカーとなるJJエイブラムス(当時はテレビドラマのプロデューサーという印象が強かった)を『ミッション・インポッシブル3』の後任に据えたトム・クルーズの判断は正解だったようです 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 6点(2012-08-03 01:06:18) (良:1票) |
35.良かった。 導入部はとっつきにくい映画かと思ったけど、チョットはまっちゃった。あまり考えずに見るおバカ映画なんだろうけど、なにも考えないとなんだかわからない映画でもありますね。ラストだけ妙にシリアス。 とにかく好きな1本が増えました。 【フラミンゴ】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-09-12 19:23:21) (良:1票) |
34.《ネタバレ》 序盤は人間関係を整理するのに必死。というかイマイチ把握できませんでした。元マジシャンのマフィアもどきの首(心臓)に莫大な懸賞金が賭けられた。その大金を狙って暗殺者が大挙して高級ホテルに集まった。自分に理解できたのはこの程度。それでもホテル内部のバトルロイヤルは緊張感があり楽しめました。暗殺者達のキャラクターも上手く描けていたと思います。変身マスク男、指紋の無い男、女2人組、ヤンキー兄弟。中でもプロにあるまじき心の弱さをみせた女ペアと、死体を使って言い訳をする自動車泥棒兄弟のキレっぷりに人間味を感じました。ただ、どんでん返しについては前述のとおり、人間関係を整理していないため驚きに繋がらず。ラストの刑事の選択にも心を動かされませんでした。自分にとっては「アナーキーなドンパチの映画」どまり。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-11-25 17:26:51) (良:1票) |
33.《ネタバレ》 ガンマニアの私としては、ドンパチモノという事とパッケージの連射式ショットガンに釣られて観た。一番の収穫は対戦車ライフルの登場、しかしこの大口径で非人道的に人を撃ちまくるのは流石にやり過ぎ。無論殺害シーンはぬるかったが。殺し屋達は皆予想がつかない行動ばかりで、悪くいうと計画性が無い。特に女性殺し屋。ブラックなユーモアが至る所にあり個人的には好きであるが、ドンパチモノの割には爽快感は少ない。ベン・アフレックが出ていたとは全く気付かなかった。 【まさサイトー】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-11-03 03:45:17) (良:1票) |
32.一人のマジシャンのマフィアを狙って、傭兵の殺し屋、女二人組みの殺し屋、三人組のイカレタ殺し屋、変装が得意な殺し屋が大混戦。これに刑事たちとか元刑事たちが加わった、かなり大勢の群像劇。だもんで、展開がめまぐるしく、登場人物も多くて、ボーっと観てたら、何がなんだか、わかったよーな、わからんよーな感じになってしまいます。主役が決まってないから、話のポイントがわかりにくいし、これ誰やったけ?って途中なりがちでした。これから観る人は刑事にポイントおけば、観やすいかも。前半は話についていきつつ、キャラを覚えるのに必死で、集中しました。後半は各登場人物たちのバトルロイアル状態が結構楽しくて、これまた集中。最後まで飽きずに観れましたが、感情移入は一切できない感じなので、緊張感は全然なかったです。個人的には、変な空手を繰り出す子供がツボでした。まったく主要なストーリーに絡んでこないのに、結構長く描写されてて、しかもキモいんだけど、それが意外と魅力的で、これ変な映画やな~って感じを増幅させてくれて好きです。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-10-03 03:58:57) (良:1票) |
31.トニー・スコットの「ドミノ」を髣髴とさせるグリグリカメラに切り刻みまくりのカット。その徹底度は「ドミノ」程ではないが、その分流れが意外とわかりやすいし、それでもってこの映画、意外と面白い。確かに見せ場はそんなに無いし、場を見せるテクニックというか感性もそこまで際立ってないのだとは思うけれど、高級リゾートホテルで繰り広げられる上昇/降下のせめぎ合いは手に汗握るものがあった(最後にあんなオチを持ってこないで、FBIも参戦して徹底的に殺し合いをしてしまうがいい!と思っていたけれど)。下の方が言うように、女二人組は良かった。アリシア・キーズはミュージシャンだけあって、このPV的な映画に非常に向いていたと思う。ホテルの長い廊下を歩きながら歌うシーンを見たかった。で、一途なもう一方の相方がまた泣かせる。照準器を経由して送られる視線の揺れが悲しい。悲しいといえば、下のお二方と同様にベン・アフレックの悲劇。ま、あの3人組は即死すると思ったけど(笑)、劇終了後チラホラと話題になっていたのはチョットうけた。 【Qfwfq】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-05-21 15:08:39) (良:1票) |
30.《ネタバレ》 かなり好きです。 プロの暗殺者とFBIが入り乱れるバトルロワイアル的展開にずっと興奮しっぱなし。 暗殺者の紹介シーンも良かった。 『最高の二人組みだ。ある組織を壊滅させている。』に始まり、『破壊屋』の異名をもつアコスタ。北斗の拳から出張してきたかのようなトレモア兄弟。変装の達人で天才暗殺者ラズロ・スート。 どいつもこいつも個性的でイカしたキャラばかりです。 対するはFBI捜査官のメスナー(ライアン・レイノルズ)とカラザーズ(レイ・リオッタ)とその他大勢。 どちらかというとサイコパスなイメージのあるレイ・リオッタが、あえて真面目な捜査官。レイ・リオッタがわりと早く退場しちゃうのがもったいなかったけれど、エレベーター内での激闘は個人的に名シーン。アコスタと同乗したときに、まだ戦わないだろうと思っていたら、突然始まる殺し合い。この出し惜しみの無い容赦の無い感じがたまらないです。 トレモア兄弟が海辺で三人組を瞬殺するシーンも凄い。 この2つのシーンで、いつ誰が殺されてもおかしくないという緊張感ができあがったように思います。 レズッけのある女スナイパーの長距離射撃も見所。まじでかっこいいです。なにせ撃たれた人間がふっとびます。 いろいろ批判のあるストーリーですが、個人的には好きでした。 暗殺者たちのバトルに気をとられて深く考えずに見ていたので、まさかそんなからくりがあったとは驚きです。 まず息子ということにも驚きですが、息子の心臓を手に入れて自分に移植するためだったとは。心臓が欲しいとは、言葉通りの意味だったのですね。 そしてスパラッザの正体に二度びっくり。 殺し屋とFBIによる殺し合いだけでも十分面白いのに、それに加えてストーリー的面白さも用意されている。 ストーリーもアクションも全く手を抜かず、面白さを追求した極上のエンターテイメントです。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 9点(2021-07-25 16:46:16) |
29.完全にアクションに特化した映画。 内容、話のつじつま等を気にすることなければ単純に楽しめる。 【バッジョ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-08-18 14:53:09) |
28.派手な銃撃戦が見ものでしたが見物がそれだけというか、ラストでこうなんだよと説明してるんだけどそれでも追いつけず話が意味不明な状態で見終わった。 【ラスウェル】さん [DVD(字幕)] 5点(2016-08-12 00:06:44) |
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27.《ネタバレ》 本作は、ときどき出くわす「途中からテイストが変わって別の映画みたいになっちゃう」迷作のひとつだと思います。だいたいタッチからしてソダーバーグ・スタイルとタランティーノ風味をごった煮にした様な感じで、そこに登場人物たちの複雑怪奇な相関関係がプラスされるので、訳が判らんという感じです。要はこの監督、気持ちばかりが前に出過ぎて腕が追い付いていないということなんです。あのホテルに殺し屋たちが集まって来たらFBIがホテルを完全に封鎖しちゃって、それこそ『ザ・レイド』の雑居ビル状態になってみんなで殺し合う、という展開の方が面白かったんじゃないでしょうか。けっこう渋くてなおかつ派手なキャスティングですけど、この中でも知名度の高いベン・アフレックとレイ・リオッタが割とあっさりフェイドアウトしてしまうのはちょっと捻っていて面白かったです。まあレイ・リオッタはこの手の映画に出てくるとたいてい死にますけどね(笑)。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-04-23 23:35:05) |
26.《ネタバレ》 本作の面白いシーンは女殺し屋から、冷酷な殺し屋、マッドマックス風と、多様な殺し屋達の紹介と登場シーンから一人一人現場でどのような立ち振る舞いをするかを見るところ。それ以外はとにかく次から次へとキャラクターが移り変わるので結構追いつくのにも大変だったりするし、結構湿っぽい話なので外見が派手な殺し屋たちも結構アッサリやられたりする。 話もシンプルというよりは結構ややこしく、オチは「そーなのか」と思いつつ、もっと派手な所を見せて欲しかったなぁ〜とか思っちゃう映画でしたね。う〜ん。 【えすえふ】さん [DVD(吹替)] 5点(2015-11-24 21:47:34) |
25.《ネタバレ》 脚本段階でアホな映画にならざるを得ないのは判っていた筈なのに、半端に真面目にやってしまっているのが残念なところ。いっぱいおっぱいが出る点は素晴らしい。なお暗殺者がいっぱいというタイトルだが、暗殺者らしい奴は皆無。どいつもこいつも自己主張が強すぎるわ! 【民朗】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-02-12 20:55:41) |
24.オシャレな映像で魅せるバイオレンス(?)映画。もう少し突き抜ける事が出来たらもっと面白かったろうに...。勿体無い。所々、面白い箇所は在るんですがね。 【キノコ頭】さん [DVD(字幕)] 4点(2011-12-09 22:47:54) |
23.センスもいいし、殺し屋さんたちが殺し合うのは楽しいんだけど、バカに徹しきれてないし、色々惜しい。しかし、ここでの失敗要素は「特攻野郎Aチーム」で修正されている気がする。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-09-23 09:48:03) |
22.《ネタバレ》 うーん、いったい何をみせたかったのかが分からんなあ。バカかマジメかどっちにかはっきりしてくんないと。 |
21.暗殺者、FBI、ターゲットが否応なしに巻き込まれるバトル・ロイヤルは鍋を突っつくと何が取れるか分からない闇鍋的な楽しさがあり、予想外の食材が出てくることもあるのですが、その後の食後のデザートがティラミスで、そのアンバランスさに戸惑ってしまいました。もっとテンポ良く撮れそうなのにと思うと非常に惜しいです。まぁ事件や各キャラの説明もしなければならないので、ある程度はしょうがない部分もあるとは思います。ここまでの不満なら5点か6点くらいなんですけど、もう一つ点数を下げる要因になったのが、他の方も書かれている例の少年です。ここだけは本当に何を出されたのか分かりません。いや食べ物ですらないのかも。メイキングで監督が爆笑しているのを見て、この人何か変なもんでも食べたんじゃないかと心配になってしまいました。 【ゴリラの住む丘】さん [DVD(吹替)] 4点(2010-05-17 16:36:19) |
20.《ネタバレ》 これだけ豪華なキャストを集めたのに、何にも残らない映画も凄い思う。 個人的に容赦なく人が死ぬバイオレンスは悪くないと思うんだけど、本題に入るのが遅いかったるい話の進み方と、主役だと思ったB・アフレックがさっさと死ぬので序盤からガッカリ度が大きい。 スカっとしたバイオレンスがやりたいのか、ソダーバーグのようにスタイリッシュでコメディタッチの犯罪ものがやりたいのか、タランティーノのように濃いキャラのごちゃごちゃと管を巻く台詞回しがしたいのか、よくわからないテイストで人物相関を理解するのもめんどくさくなってくる。 A・キーズみたいなかっこいいお姉ちゃんが銃をぶっ放して血まみれになったりとか所々がかっこいいのに、ストーリーがどうでもいいのが致命的。 最期はスカっと終わるのかと思いきや、ドーンと重い雰囲気でラストのやたらと激しいドンパチを無駄にしている。 筋と無関係な空手ボーイなども不快で、ライアン・レイノルズみたいな田舎くさい俳優を主役にしてフレッシュな刑事を演じさせるなど、どこまでもバランスの悪い作品であった。 【耳】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-12-24 03:35:02) |
19.《ネタバレ》 もう少しスッキリ見せてくれたらもっと面白かったのにと思いました。おしゃれにしたいのか、笑わせたいのか、シリアスにしたいのか、その辺のバランスも悪い気がしました・・・。 【より】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-11-23 23:00:34) |
18.馬鹿で派手な映画を期待していたので、がっかり。前半では色々とタメを作っていたので、後半でよーいドンでお互い派手にやるのかと思ってましたが・・・ 馬鹿映画好きは、邦題にだまされずにスルーがいいかも!? 【みーちゃん】さん [DVD(字幕)] 3点(2008-05-18 12:08:23) |