207.《ネタバレ》 この映画、メッチャ好きだ!最高に良い!文句なしで10点満点!
とにかく一番は敵にルールがある点。
1.音を出すと気づかれる。2.高いところに行けば安全。など。
とにかくガムシャラに強いわけではなく、頭を使えば勝てるって点が
ああすれば安全かもっと見る側も参加出来る。
このルールに沿った上で、いかに敵の倒すか?ってのが最高に面白い。
普通、モンスターパニック物はエラ強い怪物が一匹いて、そいつを倒す事に
2時間費やすが、トレマーズの場合全部で4匹のモンスターをあの手この手で
倒していく。よく考えれば、なかなか珍しいタイプの映画だと思う。
次に、舞台設定が良い。
開放的な砂漠のハズなのに、陸の孤島となっており
脱出劇になっている、僕は脱出劇が大好きなのです。
それだけで、話や目的を分かりやすくなり、この場所で
どんな面白い展開になるんだろう!?っと俄然盛り上がる。
この二つの条件が揃ったときに発生する空気感。
地面に立っていると非常に危険、だが、ひとたび高いところに行けば安全。
スリルさとノドカさを兼揃えた、あのマッタリ雰囲気が大好きだ!!
最後に、演出が良い。
冒頭から中盤ぐらいまでは、砂漠の田舎町にモンスターがいる事が
徐々に判明していくわけだが、その徐々にっぷりが最高に良い。
何故か鉄塔に登って凍死した老人。深まる謎。
老夫婦に危険を知らせに行くと既に姿がない、するとどこからともなく聞こえてくるラジオの音。
足元の地面をこすってみると、そこには車のヘッドライトが・・・。
この車のヘッドライトがってのが最高に良い。最高に良いって言いすぎかw
とにかく、地面にライトを埋めただけで車まで飲み込んでしまう怪物がいるという
恐怖を演出する。老夫婦の死体が転がっているよりよっぽど怖いし恐ろしくリアリティーがある。
こういう些細な演出が、全編通して抜群で、何度も見れる映画になっているんだろうと思う。
あ~、レビュー書いてたらもう一回見たくなってきたなぁ。
って事で、褒めだすとキリがないので、このへんにしておいて、もう一回見ます~。