31.《ネタバレ》 巨大ひょうと大津波と地震と巨大台風に襲われた東京という設定。
フ、フジテレビがすごいことに…。
しかし話はこじんまりしてます。終始元レスキュー隊員を含めた五人組を救出するストーリーで、スペクタクル感、大作感はないです。
他の場所の被害状況や救助状況はどうなってるんだと、気になってしかたがありませんでしたが、それに対するフォローはなしです。
あれだけの遺体を収容しないのも不思議です。放置したままですね。ちょっと考えられないです。東京消防庁が信用できなくなりました。
登場人物はみなトラウマを持っています。これを乗り越えるストーリーでもあります。
それはいいのですが、子供が聾唖というのはあざとい気がしました。
なぜ聾唖にしたかというと、子供だけ埋まったときに、252信号を使わせるためでしょう。
しかしラストで子供が父親が死んだと思い、大声で叫ぶ場面があることでわかるように、声は出せるのです。したがって助けを求めるには声を出せばいいわけです。まどろっこしいことはやめましょう。
子供が身に着けていた笛が岩に押しつぶされているのに、子供はベッドの中で無事だったというのにも無理やり感があります。それにちょうどその日が子供の誕生日だなんて。笑っちゃいますね。
医者の研修生は演技が少々オーバーすぎました。「いったい救助がいつくるんだよ」って被救難者につっかかってもわかるはずないじゃありませんか。
妻はもっとオーバーアクションですね。
あのおっさん子供多すぎ。9+3=12人。家族計画も借金も計画的にお願いします。
ラストシーンで主人公がレスキュー隊をかついで出てきますが、これは無理でしょう。
地下まで穴を開けて引っ張り挙げないと救助できない状況で、地盤変動が起きて穴がふさがってしまいます。どこをどうやって歩いてきたのか?歩ける場所などないのですが。
ついでに言ってしまうと、濡れたはずの服や髪がすぐに乾きすぎです。
また兄は顔に泥がつきすぎです。