奇人たちの晩餐会のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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奇人たちの晩餐会

[キジンタチノバンサンカイ]
Le Diner De Cons
((米) The Dinner Game)
1998年上映時間:80分
平均点:7.15 / 10(Review 101人) (点数分布表示)
コメディ戯曲(舞台劇)の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2013-11-18)【ESPERANZA】さん
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監督フランシス・ヴェベール
キャストティエリー・レルミット(男優)ピエール・ブロシャン
ジャック・ヴィルレ(男優)フランソワ・ピニョン
フランシス・ユステール(男優)ジュスト・ルブラン
カトリーヌ・フロ(女優)マルレーヌ
アレクサンドラ・ヴァンダヌート(女優)クリスティーヌ
緒方賢一フランソワ・ピニョン(日本語吹替)
納谷六朗ピエール・ブロシャン(日本語吹替)
水野龍司ジュスト・ルブラン(日本語吹替)
青野武ルシアン・シュヴァル(日本語吹替)
山崎美貴クリスティーヌ・ブロシャン(日本語吹替)
塚田正昭ソルビエ(日本語吹替)
楠見尚己パスカル・ムノー(日本語吹替)
脚本フランシス・ヴェベール
音楽ウラディミール・コスマ
撮影ルチアーノ・トヴォリ
製作総指揮アラン・ポワレ
配給アルバトロス
あらすじ
ある大手出版社の社長が、定期的に外部の注目すべき人間を招いた、ごくごく内輪の晩餐会を友人の家で主宰している。次の会への招待者をさがすのに苦労していたある日、彼の晩餐会仲間が、出張時に特急電車の中でたまたま知り合った大蔵省の役人がその会にぴったりの男であるとの推薦を受け、早速招待する。晩餐会当日、どういうわけかその晩餐会を快く思っていない社長の妻は社長を自宅に残し、一人で外出する。入れ違いに、招待された注目の男がやってきて、事態は思わぬことになっていく。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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101.《ネタバレ》 辞去するタイミングは、どこの国でも難しいんだということがよくわかった。ちゃんと晩餐のシーンがあるところに好感が持てる。ギックリ腰の痛みがどこかにいってしまうくらい強烈。(以下2004/5/26追記、完全にネタバレですので未見の方はご注意ください)あまりの展開で忘れがちだが、冷静に振り返ると、この脚本は脇役一人一人についてまで恐ろしく因果応報のバランスがよいので驚く。昔のことは忘れて終始正直で善意で行動した男には何の天罰も下されない。どころか、彼は高級ワインのさらにおいしくなる飲み方というプラスの情報を得ている。電話で呼び出された客は機密漏洩、職権濫用をしたため、知らなくても良いことを知ってしまう。そのかわりといってはなんだが、とんでもない飲み物を飲まされたのと引き換えに、興味深い仕事上の情報が得られる。また、帰らないと留守番電話にいれたにもかかわらず帰ってきた女も、知らなくても良い情報を聞かされる。そして、去り際に「いわれなくてもわかるわ」という悪魔の瞬間があったのを天は見逃さず、事故という形で罰が下ってしまう。もうひとりの女は、身内だと嘘をついたために、彼が本当は「色情女」と思っていることを知ってしまうし、もう一度狂言芝居をうったがために、彼の気持ちが決定的に離れてしまう結果を招く。こう見てくると、作り手は嘘はいけないことだ、ということもこの作品で伝えたいらしいことがおぼろげながらわかってくる。さて、最後に嘘をついたのはどちらの主人公だったか。そう考えると実に奇跡のように素晴らしい脚本だと賞賛するのを禁じ得ないのである。
南浦和で笑う三波さん 10点(2004-05-18 15:44:19)(良:3票)
100.《ネタバレ》  う~ん、ひねくれ者なので、逆説的なオチまで考えてしまいました。
 ピニョンが奥さんを追い返しちゃったり、電話で余計な事言ったりするのには、確かにイライラします。かと言って、じゃあブロシャンが頭が良いのかって言うと全然そんなことないんですよね。人の事馬鹿にできるレベルじゃないんです。どっちもどっちです。頭の悪い人たちの要領を得ない茶番劇です。
 ただ中盤から登場するジュストでやや救われます。救われるって言うか、面白くなります。ジュストは私達観客に近い第三者的目線です。ピニョンとブロシャン二人の状況を笑い飛ばしてくれます。だからちょっとだけ胸のつかえがとれます。
 この作品が自分に合わないのは、きっと舞台劇が個人的に好みじゃないからですね。私は映画を観たいのだから、映像とストーリーと空間には、広がりと奥行きが欲しいのです。そうでないならもっと面白いストーリーにしてほしいです。もしくは、『この空間でなければならない』という必然性が欲しいところです。
 ピニョンは確かに天然なところがありますが、ブロシャンの行為・言動は愚かです。愚かな人間が人を馬鹿にして蔑むシーンを何度も見て、心から笑えるはずがないですよ。
 おフランスの高級な味わいは、庶民の自分には合わないみたいです。
 ・・・ってゆーか晩餐会には行かんのかい!
 ずっと、『いつ行くんだろう』って観てたら、終わっちゃったよ!
たきたてさん [DVD(字幕)] 4点(2014-07-10 12:07:11)(良:2票)
99.ピニョンの馬鹿さ加減より主人公とその親友の唖然とした顔が笑えた。
RITAさん 8点(2003-12-11 18:56:05)(良:1票)(笑:1票)
98.Mr.ビーンみたいな人が10人位集まって饗宴する映画かと思ったら、全然違った。登場人物は6人(内馬鹿は1人だけ)、舞台はマンションの一室のみ。脚本も完成されてるし、元々は舞台劇なんじゃないですか(実際は知りません)。嫌味な主人公がドツボにハマっていくのが基本的な物語ですけど、笑いのポイントは本作の晩餐会の趣旨と一緒で、馬鹿が馬鹿な事をするのを見て笑おうというもの。最も辛辣なのは馬鹿のチャンピオンが公務員、特に税務署員だということでしょう。洋の東西を問わず、公務員は馬鹿に見えるもんなんでしょうね。しかし個人的には、馬鹿が馬鹿な事をするのを見てもイライラするだけで笑えない。馬鹿を馬鹿にする会自体が見てみたかったです、5点献上。
sayzinさん 5点(2002-11-23 18:40:52)(良:2票)
97.フランスのコメディって笑えない。笑いの質が違っていて、いらいらする。終わりまでなんとかこらえて見てみたら、心温まる「エスプリ」(?)らしきものを感じ、気分はシャンソ~ン。
はなこさん 3点(2001-03-27 20:55:03)(良:1票)(笑:1票)
96.《ネタバレ》 映画を見て久々に腹の底から笑わせてもらいました。フランシス・ヴェベールの監督作を見るのはこれが3本目。どれも90分足らずの短い尺の中にしっかり笑いのツボがあり、どれも本当に面白い。

本作は超がつくほどの「バカ」な善人の主人公の行動で笑わせながらも、それをバカにする男のバカさも一緒に描く。爆笑の中にも皮肉が効いています。この人はどの作品も自らが脚本も手がけていますが、本作の脚本は見事だと思います。最初から最後まで、至る所にちょっとした行動のズレがもたらす笑いドコロが見事なまでにテンポ良く配置されています。

ラストの主人公の「バカ」の思わぬ行動に、“奇人たちの晩餐会”の仕掛け人が発する「次の晩餐会では僕が客になるよ。僕こそバカだった。」という台詞がいい。バカをバカにしていた男が、本当のバカとは一体誰だったのかに気付く。

しかし、もっといいのはそのすぐ後。本作の最後の最後にかかってきた電話に・・・!やっぱりバカはこっちだったか!一瞬持ち上げておいて、でもやっぱり落して、最後もしっかり爆笑を誘います。

これ、映画館で見たかったなあ・・・。上映中は爆笑の渦だったんだろうな。僕もそこで一緒に笑いたかったな。
とらやさん [DVD(字幕)] 10点(2013-11-19 22:42:16)(良:1票)
95.始終イライラ。イライライライラ……主人公さんよ、なぜ引き止める。もう帰らせろよ。何事も物事がうまくいかないのを見るのは、私には苦痛にしかならないらしい。途中何度見るのを止めたか。ダメだ。オレにはやっぱりコメディは合わない。
SAKURAさん [DVD(字幕)] 3点(2007-09-09 20:01:27)(良:1票)
94.《ネタバレ》 「バカを笑う晩餐会」。主人公の奥さんが言うように、確かに悪趣味です。これをそのまま見せられても多分笑えない。どうコメディに仕立てるのかと案じましたが、上手いやり方でした。タイトルに偽りも無いですし。“バカを笑う”という行為は含まれているものの、むしろバカに振り回される主人公を笑う感覚の方が強い。観客は、主人公の親友と同じ立場です。“他人をバカって言う奴が本当のバカ。”“人を笑う者は、いつか自分も笑われる”といった、子供の頃に教わった“世の中の法則”が守られているのも心地がいい。最後にホロリとさせて、笑いで締める手際もお見事。腰痛で動けないはずの主人公が、後半結構歩き回っていたのはご愛嬌。フランス産正統派コメディは初体験でしたが、とても楽しめました。ところで主人公とユニークな彼氏は、このあと友達になれたのでしょうか。多分なれない気がする。でも時々思い出して苦笑いするんだと思う。長い人生、こんな出会いも悪くない。良くもないけど。
目隠シストさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-08-03 18:10:19)(良:1票)
93.ヤン監督の「悦楽共犯者」みたいなシュールな世界を想像していた僕は、少し拍子抜けしてしまった。全然違った。普通の良質なコメディ映画だった。しかし、これはこれでよく出来ていて面白い。ホントよく出来てる。 うん。
Vanillaさん [DVD(字幕)] 7点(2006-03-04 20:24:25)(笑:1票)
92.【鱗歌】の言われるとおりフレンチ松竹新喜劇ですね。舞台でも見てみたい気分になります。一旦ホロリとさせておいて最後はやっぱりバカで落とす、寛美先生もパリ公演やったら活けたかもね。
亜流派 十五郎さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-10-26 20:20:15)(笑:1票)
91.《ネタバレ》 これはコメディと言うよりはドラマでしょ。タイトルやパッケージの説明から、「ピンクフラミンゴ」並みの、奇人・変人たちの凄まじい饗(狂)宴かと思い、相当に覚悟を決めて見始めたが(笑)、実際は非常に行儀が良く、まるで大人しい優等生的な作品だったのには、さすがにちょっと拍子抜けした。

「バカをバカにするつもりが、その行いの不道徳さゆえに、自分自身が人生のバカを見る」という、よくある含蓄を含んだ因果応報ドラマであり、笑いによって人生哲学を鮮明化させるというのも分かりやすい。

そういう観点でなら別に悪い作品ではないけど、コメディとして見ると、笑いの部分に斬新な要素はまったく見当たらず、「ボケとツッコミ」という基本中の基本に則ったオーソドックスなもの。

それにこの手の「バカがボケて場を混乱させる」というタイプの笑いは、それこそ欧米以上に「お笑い先進国」である日本も昔からやってきた事だしねえ…。笑い慣れしている人にとってはあまりにも笑いの作り方が普遍的すぎて物足りないでしょ。

コメディを媒体に、人間ドラマを際立たせるという点では良質な脚本ではあるけれど、「ボケとツッコミ」というお笑いの基本部分は前時代的でベタベタだし、フランス風味のジョークなど、日本人の感覚として受け付けない部分も多い。

ちょっと評価され過ぎじゃないかと思うので、この辺の点で。
FSSさん [ビデオ(字幕)] 4点(2005-06-04 19:20:25)(良:1票)
90.まず「ピニョン」という名前の響きがずるい!「ピ」と「ニ」の間が少し濁り、続けて上げ気味に「ニョン」と仏語独特の発音で言われたら、それだけでこそばゆくて笑ってしまう。そしてあのルックス、撃沈!…ともかく、とてもシニカルな内容で、作り方によっては下品でうっとうしい物になりそうだけど、実に軽快に仕上がっていてフランス人のエスプリを見直しました。「馬鹿」の定義は国によって人によって様々だと思うけど、ピニョンは「心優しく感情豊かかつ思い込みが激しく暴走気味な天然」といったところでしょうか。ここまで来るともはやキュートで憎めません。やる事なす事ニヤニヤしっぱなしでストーリーが進み、ラストでは「優しき暴走天然馬鹿」が炸裂、参りました。馬鹿=×、利口=○でもなく、嘘=×、正直=○でもない、人間が「大人」としてスマートに生きる難しさや矛盾を、笑いで満たしたハイセンスな馬鹿映画です。
たまねぎ君さん [DVD(字幕)] 9点(2005-05-28 11:49:48)(良:1票)
89.おとんは横で「こいつあほやなあ~~ぎゃははは!!」と大爆笑。私には始まった頃からずっっとピニョンとおとんがかぶっていた。
マミゴスチンさん [映画館(字幕)] 8点(2005-03-14 06:10:31)(笑:1票)
88.短くよくまとまっている映画である。フランス人の笑いのツボを知ることができた。晩餐会へ向かうのかと思いきや、大半は主人公の部屋で撮られていることも注目である。「正直者は馬鹿をみる」と言うが、ウソつきこそが馬鹿をみるということだろう。主人公とピニョン、どちらがバカだったか?実は、ピニョンこそが主人公のバカさ加減を暴くためにわざわざ彼の家にやってきたのではないかとも私には思えてしまうのである。
T橋.COMさん 8点(2004-05-28 07:08:11)(良:1票)
87.欧州コメディ界がついに「ボケとツッコミ」を発見した! という記念碑的作品かもしれない。だが日本人はこの路線で長年鍛えられているのだよ(冷笑)…というわけで、オイラ的にはTV特番レベルの映画でした。でも笑っちゃうんだよね。『民族の祭典』と交互に見るという暴挙をしてたおかげで、前半はいまいちノレなかったんだけど、間違って奥さん追い返してから(本気で「バカやな~」と思った)はもう止められませんでした。 (追記:昨日これ書いた時に、ひとつの単語が頭に引っかかってどうしても思い出せなかったんだけど、ようやく出てきました。藤山寛美。そう、藤山寛美の味なんだ! ああこれでスッキリ。三波伸介・てんぷくトリオの方が近い気もするが…)
エスねこさん 5点(2004-05-05 00:15:27)(良:1票)
86.ピニョンの顔でもう落ちてた。馬鹿という言葉に対する期待が高すぎたので、それほどの馬鹿には見えず残念。馬鹿というよりはドジとか要領が悪いとか、そういった人が引き起こすドタバタコメディーという感じ。人を馬鹿にしている人間の姿が結局は一番馬鹿なんだよ、という冷静に突き放した視線がとてもいい。
ラーションさん 8点(2004-03-09 23:23:52)(良:1票)
85.これ、結構多くの人が実際にやってることだよね??
malvinasさん 6点(2004-02-24 21:51:17)(良:1票)
84.笑ったけど、なんとなく疲れた。まぁ色々と計算された脚本は立派。でも、もう少し勢いが欲しかったなぁ。こういう閉鎖された空間での演劇調の作品はあんまり好きじゃないんだよなぁ。
ぷりんぐるしゅさん 5点(2004-02-21 10:09:44)(良:1票)
83.『長いコント』
 どちらかというとアメリカ的な笑いではなく日本的(というよりドリフ的か)な笑いのような気がした。「お馬鹿な人がやってきて大迷惑」という基本線は、ドリフの病院コントと似ている。電話でのミスや、“バカ”の同僚がトイレに行こうとして・・・、のシーンなどドリフコントそのものではないか。
 違うといったら、
(1)コント的なオーバーリアクション(お約束のズッコケとか)、大袈裟で分かりやすいキャラ設定・わざとらしい演技、無茶なストーリー展開、がない(映画なので当然だが)
(2)単純な“普通の人と馬鹿な人”という対比になっていない(“普通の人”が実はどうしようもない男で“馬鹿な人”が善人)という描かれ方をしている)
(3)対象年齢。ドリフの対象年齢が、主に小学生以下と40代以上とすると、この映画は高校生以上
(4)全体の長さ(80分)
といったところか。
 まあ、ドリフのコントを『水10!』のココリコが出ている方の番組でアレンジしてやったような感じだ。
 コメディ映画の評価基準を“面白さ・センス”とすると、もしこれに8とか9ptを付けるのなら、松本人志の『VISUALBUM』には10ptあげなければならないことになる。笑いのレベル的にはそんなもん。
藤村さん 4点(2003-12-13 13:21:59)(良:1票)
82.最強の馬鹿!ピニョンの顔はある意味10点を超える☆
ピニョンさん 10点(2003-11-18 05:34:09)(笑:1票)
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【点数情報】

Review人数 101人
平均点数 7.15点
000.00%
100.00%
200.00%
354.95%
454.95%
587.92%
61413.86%
71817.82%
82928.71%
91514.85%
1076.93%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.40点 Review5人
2 ストーリー評価 7.14点 Review7人
3 鑑賞後の後味 6.71点 Review7人
4 音楽評価 6.75点 Review4人
5 感泣評価 5.33点 Review3人
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