コクリコ坂からのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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コクリコ坂から

[コクリコザカカカラ]
From Up On Poppy Hill
2011年上映時間:91分
平均点:5.70 / 10(Review 117人) (点数分布表示)
公開開始日(2011-07-16)
ドラマアニメ青春もの学園ものロマンス漫画の映画化
新規登録(2011-02-15)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2023-08-22)【イニシャルK】さん
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監督宮崎吾朗
長澤まさみ松崎海(メル)
岡田准一風間俊
大森南朋風間明雄
香川照之徳丸理事長
石田ゆり子北斗美樹
竹下景子松崎花
風吹ジュン松崎良子
内藤剛志小野寺善雄
風間俊介水沼史郎
柊瑠美広小路幸子
小林翼松崎陸
手嶌葵海の友達
白石晴香松崎空
藤山扇治郎
原作佐山哲郎
高橋千鶴
脚本宮崎駿
丹羽圭子
音楽武部聡志
作詞永六輔「上を向いて歩こう」
宮崎吾朗「朝ごはんの歌」/「初恋の頃」/「紺色のうねりが」
谷山浩子「朝ごはんの歌」/「初恋の頃」
宮崎駿「紺色のうねりが」
宮沢賢治「紺色のうねりが」(原案)
作曲坂田晃一「さよならの夏 ~コクリコ坂から~」
中村八大「上を向いて歩こう」
谷山浩子「朝ごはんの歌」/「初恋の頃」/「紺色のうねりが」
編曲武部聡志「さよならの夏 コクリコ坂から」/「朝ごはんの歌」/「初恋の頃」/「紺色のうねりが」
主題歌手嶌葵「さよならの夏 ~コクリコ坂から~」
挿入曲坂本九「上を向いて歩こう」
手嶌葵「朝ごはんの歌」/「初恋の頃」/「紺色のうねりが」
撮影奥井敦(撮影監督)
製作奥田誠治(製作担当)
スタジオジブリ(「コクリコ坂から」製作委員会)
電通(「コクリコ坂から」製作委員会)
博報堂DYメディアパートナーズ(「コクリコ坂から」製作委員会)
日本テレビ(「コクリコ坂から」製作委員会)
三菱商事(「コクリコ坂から」製作委員会)
東宝(「コクリコ坂から」製作委員会)
ウォルト・ディズニー・ジャパン(「コクリコ坂から」製作委員会)
島谷能成(「コクリコ坂から」製作委員会)
高井英幸(「コクリコ坂から」製作委員会)
市川南〔製作〕(「コクリコ坂から」製作委員会)
企画宮崎駿
プロデューサー鈴木敏夫
川上量生(プロデューサー見習い)
制作星野康二
スタジオジブリ
配給東宝
作画近藤勝也(キャラクターデザイン)
高坂希太郎(作画監督)
米林宏昌(原画)
本田雄(原画)
山下明彦(作画監督)
田中敦子〔作画〕(原画)
新井陽次郎(動画)
編集瀬山武司
録音東北新社
木村絵理子(アフレコ演出)
その他スタジオジブリ(提携)
電通(提携)
博報堂DYメディアパートナーズ(提携)
日本テレビ(提携)
三菱商事(提携)
東宝(提携)
ウォルト・ディズニー・ジャパン(提携)
鈴木敏夫(キャッチコピー【ノンクレジット】)
読売新聞社(特別協力)
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117.炭酸の抜けたコーラを飲んで、「まぁ、物足りないけど、これはこれで旨いよね」みたいに自分を慰めるのは、もうウンザリです。 私は、胸が躍る、心温まる、何度も何度も見たくなる、そういうジブリ映画と再会したい。 宮崎駿のDNAを受け継ぐ者よ、来たれ!!
サカナカナさん [試写会(邦画)] 4点(2011-07-10 10:21:40)(良:4票)(笑:1票)
116.《ネタバレ》 結論から言うと・・・
驚くことに駿監督じゃない作品で、一番、駿テイストを感じてしまった。
ジブリを引き継ぐのは、アリエッティの監督じゃなく、ゴローちゃんだろう。

巷の評価を見ると、賛否両論。
なぜか、わかった。
駿の脚本がまず、一切説明らしき説明なしに進んでいく。
なぜヒロインがメルと呼ばれるのか、コクリコ坂という名称すら出てこなかったと思う。
更に吾郎ちゃんの演出がまた淡泊。浪花節、勧進帳が嫌いみたい。
もうちょっとタメや見得を切るところがあってもいいと思うが。

とにかく台詞による説明を極力排除し、ちょっとした仕草、表情で表現してるため、
ぼーっと見てると、なにがなんだかわからず、ストーリーが通り過ぎていって、
説明不足だと思うはず。
ただ、ハリウッドじゃない地味な映画もたくさん見てる・・あるいは展覧会に行って、
この一枚の絵画がなにを語りかけようとしてるのだろう?と、しばらく立ち尽くすような、
感受性が強い人が見ると、すごいと思う。

一緒に行った妻の言葉。
「その説明不足が非常に心地良い。自由にこっちの想像が羽ばたく」
そんな妻はもう横でボロ泣き。

大げさな描写がなくとも、
あの単純な目の表情だけで、あ!ここで本格的に、海ちゃんが恋に落ちた!とわかるのである。
(例の演説シーン。海ちゃんの表情にこっちまでゾクッときました。)

音楽の使い方の素晴らしさにもびっくり。庵野と違ってリズム感がわかってる。

作画は、アリエッティを超える安定度。
背景も素晴らしく、特にカルチェラタンの造型には、こんな想い出はなかったはずなのに、
懐かしい、ああ・・過ぎ去った青春だと思わせるパワーがある。

ラストも賛否両論だが、私は良かったと思ってる。
親達はものすげえ嬉しいはずだ。障害が取り除かれ、二人が好き合うようになって。
自分たちの恋や友情~人生が子供に受け継がれたんだもんね。
あのカルチェラタンのように。


P.S 海ちゃんを見てて、私はどうしても拓郎の「元気です!」の名詩を思い出してしまいます。
YOUTUBEなどにあると思うので聴いてみてください。
うさぎさん [映画館(邦画)] 8点(2011-09-14 21:51:56)(良:4票)
115.「思ひで」「耳すま」とこの映画を同類と捉える人が多いようですが、僕は全然違うと思う。あっちは薄口なんですが、このコクリコは薄っぺらい。ただただ薄っぺらく大した事件や演出も無く終わっていく。見終わったあとに主人公の名前すら思い出せないのはアニメとして落第点。
関白宣言さん [映画館(邦画)] 3点(2011-07-27 22:34:16)(良:3票)
114.《ネタバレ》 ◆宮崎駿の息子だというのはあまり関係なく、日常を描いた作品が好きなので見に行きました。結論から言うと、1.分かりにくくて2.退屈な作品でした。◆最初に良いところを言うと、カルチェラタン内部は非常に何があるのかワクワクして面白かったですし、坂道を自転車二人乗りで下るシークエンスは心くすぐられました。◆続いて悪いところを指摘します。まず、疑問なのですが、この作品の原作は有名で誰もが知っている内容なのでしょうか。そうであれば、本作が設定の説明を省略している理由も分かりますが、私は原作をまったく知らずに観たので、設定の説明が中々なされないことがかなり苦痛でした。例えば、舞台はどこか、海の家族構成はどうなっているのか、なぜ海は「メル」と呼ばれるのか、なぜ風間はダイブしたのか、なぜカルチェラタンは取り壊されるのか、最初の15分程で観客に分かる形で説明されるべきだと思いますがそういう配慮は無かったように感じました。◆また、日常を描く作品で純愛ものであれば、登場人物の性格や感情表現、あるいは日常の機微に特に力を入れて描くべきだと思いますが、主要な登場人物は無表情で典型的な動きを繰り返し、感情表現自体も、恥ずかしい時はほほを赤らめ、悲しいときは「うえーん」と大粒の涙を流すといった、既存のアニメの記号的表現に頼りきっていて、前半に登場人物の感情が抑制されて描かれていたのは単に監督の技術不足によるものではないかと感じてしまいました。加えて、登場人物が何を信条とし、何を行動原理として生きているのかも伝わってこず、「登場人物がその作品世界に生きている」ようには見えませんでした。◆さらに、本作では回想3回、無駄なカットが2回、シークエンスの終わりごとの暗転と、物語の起伏が無く、全体の尺よりも時間が長く感じてしまいました。◆日常生活を淡々と描くことと、観客に分かりやすく伝えたり面白がらせたりする努力を怠ることはまったく違うことだと思うのですが、これは吾朗監督の「味」といって良いのでしょうか。
もりたろうさん [映画館(邦画)] 4点(2011-07-21 00:05:05)(良:3票)
113.《ネタバレ》 5年でも10年でもかけていいから一度自分で原作を書いてみたらどうだろう。吾朗監督が描くシーンはどれもこれも父が以前使った演出手法ばかり。原作にはないオリジナル要素であるカルチェラタンの大改装も、こういうごちゃごちゃして薄汚れた秘密基地のような場所を見違えるほど綺麗に生まれ変わらせる。そういった盛り上げ方はすでにジブリでやり尽くされた演出である。
このジブリの呪縛から逃れるには、自分でオリジナルの原作を作るしかない。
誰にも邪魔されない自分だけの世界を作って見てそれでも父が作ったものの焼き直ししか作れなかったら吾朗監督はそれまでの男だったということ。
アニメ畑の叩き上げでもない男が駿の息子というだけで担ぎあげられ極限のプレッシャーの中、長編アニメーションを二作も逃げずに作り上げたあなたの度胸と根性には感服し尊敬します。それだけに今作もゲドよりは前進したがまだまだ落第点だと思う。
遠州さん [地上波(邦画)] 4点(2013-01-18 12:09:37)(良:2票)
112.説明不足と言われている点については全く文句はない。べつに「海」が何故「メル」かなんてどうでもいい。「海」は友達から「メル」と呼ばれている。それでいいじゃん。でもそういったところとは全く別の部分で不満がある。どうにものれないのだ。まるで『千と千尋の神隠し』の湯屋のような魅惑的な内部構造を持つカルチェラタン自体はいいのだが、そこが初めて映し出されたときも、掃除中も、お披露目時も、全然心躍らないのだ。いちいち父と比べられるのもかなわんだろうけど、どうしてもその見せ方になんらかの違いがあるとしか思えない。差し込む光の中に埃がキラキラしてるところなんて細やかなこともしてるんだけど。 自転車の滑走はたしかにスピード感があった。おおっと一瞬目を見張った。でもそこに『崖の上のポニョ』の海の上を走るポニョのような躍動感はない。背後の絵が猛スピードで動いているだけで顔に風が当たっているようにも見えない。顔といえば学生たちの平面的な顔。最初は時代設定からして、ちばてつやの「ハリスの旋風」あたりのバンカラ漫画へのオマージュなのかと思ったんだけど、海の顔も少しうつむくと途端に平面的になっている。ということは技術的な問題なのかなと。それともどこに拘るかという問題か。そういった部分でもいちいちくじかれた作品でした。
R&Aさん [映画館(邦画)] 5点(2011-11-04 15:11:44)(良:2票)
111.この映画は一見さんお断りなんですか!?登場人物の関係がさっぱり分からず海は住み込みで働く家政婦なのかと思ってしまいました。海はなんでメルって呼ばれてるのか?カルチェラタンて何??って思いながらの鑑賞だったので感情移入できませんでした。おいてけぼり感満載の映画ですね。ジブリは好きだったのですが残念な作品ばかりになってきましたね。
じょーーさん [映画館(邦画)] 4点(2011-07-29 14:44:45)(良:2票)
110.宮崎吾朗の作品は、なんというか出汁を取ってない味噌汁みたいなんだよな・・・
これから先本数を重ねても宮崎五郎のカラーみたいなのは出てこないんじゃなかろうか?
駿と比べてどうのとか才能がどうのとかじゃなくて、そもそも情熱みたいなモノが足りないような気がする。
何かやらされて仕方なく作ってるみたいで、作品の表層にそれが出てしまっている。
J.J.フォーラムさん [映画館(邦画)] 3点(2011-07-28 01:54:00)(良:2票)
109.上っ面だけなでたような毒にも薬にもならないペラペラで散漫で退屈な話。ツンデレ親子プロレスの果てに作られた父親と大人達賛歌。巻き込まれた観客が?なのも当然でしょ。好意的にとると、これで禊は済んだ、次はやれるよな吾朗!といった所。まあ本作には期待は無用ってことで。
長谷川アーリオ・オーリオさん [映画館(邦画)] 2点(2011-07-25 02:17:05)(良:2票)
108.「まるで安いメロドラマだ」と自分たちに与えられた境遇に対して、少年が言う。
“恋”が芽生え始めた少年少女の間に生じた「出生の秘密」は、使い古されたプロットでまさに少年の台詞がふさわしい。
しかし、彼らはその事実に対して、決して安易な悲劇に浸らない。悲しみや困難から目をそらさず、自分の感情に対してまっすぐに立ち、乗り越え、その先を歩んでいく。

その自分の人生に対する力強いスタンスは、主人公の二人に限ったことではなく、この映画に登場するほとんどすべてのキャラクターから見て取れる。
1963年という時代背景の中で生きる人々。もちろん、幸福も不幸もある。しかし、そこには現代社会のような閉塞感はなく、幸福だろうが不幸だろうが、自分の意志で前を向いて生きていかなければならないという力強さと希望が溢れている。
そういう生き生きとした人間模様こそが、この映画の最たる魅力だったと思う。

すなわち、このアニメ映画は相当に素晴らしい作品だったと断言する。

映画は主人公の少女の「日常」の朝の風景から始まる。
主人公の少女の境遇や周囲の人間の人物像を捉えても、特別に劇的なことは何もない。
それなのに、次第に彼女をはじめとするキャラクターたちの言動に惹かれていく。

それは、この映画が人間の一人一人をとても丁寧に描き、彼らが生きている「時代」をありありと切り取っているからだと思う。
そこにはあざとく説明的な台詞や描写は存在しない。時に時代背景や当時の社会風俗の知識が無いと分かり辛い部分もある。しかし、そういったものは、彼らが生きている様を見ているうちに自然と解消してくる。
そうして、気がつくとどっぷりと主人公たちの感情に移入している。

とても丁寧ではあるが、決して大衆に安直な迎合はしない潔さと、映画表現の巧さがこの映画には溢れている。
作品の性質上、なかなか万人向けとは言えない映画であり、特に子どもが見ても面白さは分からないかもしれない。
ただ、かつて「耳をすませば」や「おもひでぽろぽろ」が、歳を重ねるにつれ面白味が溢れてきたように、長い年月において自分が成長していく中で、理解が深まり初見時とは違った感動が膨らむ映画だと思う。

だからこそ、年代問わずいろいろな人に見てほしい素晴らしいアニメ映画だと言いたい。
鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 9点(2011-07-18 00:24:23)(良:2票)
107.《ネタバレ》  『トゲが無くなった耳をすませば』若しくは『無難な青春映画』。
 話の主軸は学生恋愛と溜まり場の建物が取り壊されると言う二つだが、両方パンチ不足。
 恋愛は中盤までは悪くなく、ヒロインの想い人は昔経済的理由で養子に出された兄と言う展開も、『それでも好きです』と言い切ったヒロインの潔さと、『アニメ等が色々大変』なこのご時世にあのジブリが軽度ながら近親モノをやってくれた男義に惚れ・・・と思ったら告白した夜に『実は血は繋がっていない』と全てをぶち壊し、そして『コレまでの演出良かったでしょ?兄妹と言う部分に引っかかっていた人もコレで安心だね♪』と言う八方美人な演出にガックリ。
 隠れ家騒動もボロいから壊す→綺麗にします→でもダメby校長→じゃあ理事長に直談判→取り壊しは止めましょうby理事長と面白味無。どうせなら理事長が来る間学生達と先生+業者が7日間戦争的戦いをした方がアクションも入り良かったと思う。
 結局隠れ家事件は感動すら無い無味無臭な決着、恋愛もウヤムヤ終了と締め悪過ぎ。
 作画に関しては及第だが相変わらずクセも面白味も無い。確かにガン萌え作画よりは一般受けするし、だからこそ監督の才能(脚本や演出)で勝負できる。だが正直シャフトや京都アニメ等が気合入れて作ったシーンと比較した場合差はほとんど無い(むしろ勝ってる)ので、中身スカスカな今回は裏目(吾朗には荷重)。
 『ゲド』があまりにアレだったので『将来を託す監督が2作連続コケはまずい』と言う気持ちは理解できるが、それにしたって天下のジブリ様がこんなメッセージ性も目新しい設定も無いものを作って世間にお伺いを立てようとする姿勢が気に入らない。
 それに実際そこまで関与していないだろうが、やはりあのビッグネームがスタッフロールに入ると『父親の補助有で何とかこの出来』と言う印象を受ける。
 王道モノで言えば、ストーリーは『トイ』や『空家』、アクション演出なら『車達』、設定で言えば『を探せ』と今やピクサーのお家芸なので、『豚』や『天空』クラスは無理でもそれ相応のものを持ってこないと勝負にすらならない。
てか確かジブリって駿監督の作品を作るためだけに設立したスタジオなんですから、年齢的に引退もありえそうだし、こんなの作って『ジブリ』の質落としてる暇あったら、『ジブリ』自体は綺麗に終わらせてスタッフは身の振り方考えた方が良くない?
ムランさん [映画館(邦画)] 4点(2011-07-17 02:41:53)(良:2票)
106.《ネタバレ》 主人公はカルチェラタンでもメルでも風間でもなく、船乗りの盟友に思えた。
松崎、立花の息子、娘に会えたという、
会えた二人が立派に成長していたという、
そのためだけにカルチェラタンを綺麗にして、理事長を説得し、そしてエスケープしたのだ。
育つ過程を示す大半の映像の重みを終盤の再開に注いだと思えば、
まぁまぁ感動できる。
元祖さん [地上波(邦画)] 5点(2017-02-03 21:36:36)(良:1票)
105.公開前に大規模試写会で観ました。

さて、漫画「美味しんぼ」のエピソードに、名人と呼ばれた先代と比べられて苦労している天ぷら店の2代目のエピソードがあります。
2代目は決してそれほど劣った天ぷらを揚げているわけではないが、同等の物を作っていても、名人と呼ばれ食べる人のイメージの中で神格化されている先代にはいつまでも勝てず昔からの常連に「まだまだだ」と言われ続けてしまう、というものです。

宮崎吾朗にもそれと全く同じことが言えると思っていて、この「コクリコ坂から」は仮に宮崎駿が作ったものであれば、また別の評価を受けたのではないでしょうか?
優れた職業アニメーターだった昔と違い、世間から持ち上げられてからの宮崎駿作品をあまりよく思ってない僕からすれば、「ハウル」や「ぽにょ」などのよくわからない作品より、むしろこの「コクリコ坂から」の方がよほどオーソドックスで面白いように思います。

作品の舞台がかなりノスタルジックな日本に感じますが、何しろ原作の高橋千鶴、私が小学生の頃、プルルンコーヒーゼリーでなかよしでデビューした漫画家ですから(妹が当時なかよしを買っていたので、当時の高橋千鶴はリアルタイムで読んでいたのですが)、時代背景はしょうがないところでしょう。
というかそれ以前にこのアニメ、高橋千鶴の原作とはあまりにもいろいろ違いすぎて、そもそもオリジナルで作ってもよかったんじゃないか…と思うんですが、そこはどうなんでしょうね?
あばれて万歳さん [試写会(邦画)] 6点(2016-11-19 19:44:25)(良:1票)
104.”ジブリ”に求めるものの違いにより評価は分かれるのですね。レビューを読んで納得しました。それにさして思い入れが無い自分は素直に好きです楽しめました。
monteprinceさん [DVD(邦画)] 8点(2014-06-14 23:37:15)(良:1票)
103.《ネタバレ》 映画の始まりから、なんかテンポが合わないというかリズムに乗れないというか。これは『ゲド戦記』の時にも感じた感覚なので、宮崎吾朗監督のリズムに俺が合わないだけなのかもしれません。などと思いつつも、エンドクレジットを見ながら「まあ、ゴローちゃんにしてはなかなか良かったんじゃないかな、うん」などと“上から感想”を思っていたのも事実(苦笑)。いやあ、深作健太なみにビミョーなポジションの監督でありますなぁ~(個人の感想です)。

しかし「血が繋がっていても、あなたが好き」のシーンに、妙に生々しいサムシングを感じてしまったのは俺だけでしょうか?(苦笑)あの瞬間だけは、なんかゴローちゃんが“ジブリの呪縛”から解き放たれたように感じました。←妄想乙。
幻覚@蛇プニョさん [地上波(邦画)] 7点(2013-02-19 11:12:39)(良:1票)
102.《ネタバレ》  中途半端に古臭いの一言につきる。古い街並みや生活を丁寧に描いてるのは悪くないんだけれど、メインの二つのストーリー(古い建物を守る話と恋愛話)があまりに古風で気持ちに響いてこない。それでいて登場人物の言動や一部大人の妙にぬるい態度には違和感があって居心地が悪い。
 どなたかが言ってたように吉永小百合くらいが出てる古い映画として見たのなら、ある程度楽しめたかもしれないけれど、このストーリーを現在、しかもアニメで表現する意味がまるで分らない。
rhforeverさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-01-21 10:03:24)(良:1票)
101.一言で言えば「全く面白くない」映画です。
何のケレン味もない。映画にした意義も分からない。宮崎吾郎監督はこの映画を「作りたい。みんなに鑑賞して欲しい」と言う思いで本当に作ったのだろうか?宮崎駿が「向いてないよ、監督には」と言うのは当たっていると思う。
丁寧な仕事ぶりで粗は少ない。決してくだらなくはない。だが鑑賞する価値はないと思います。
ぴのづかさん [映画館(邦画)] 4点(2013-01-19 23:14:18)(良:1票)
100.《ネタバレ》 だめだな、こりゃ。
こんなもんアニメで見せられるなら普通に若かりし吉永小百合の作品でも観た方がマシ。
なぜ、これをアニメ化にしてまで見せたいと思ったのか、まず、そのセンスを疑ってしまう。
バニーボーイさん [地上波(邦画)] 2点(2013-01-17 21:58:20)(良:1票)
99.《ネタバレ》 時代を描き切れいていない。
この一言に尽きると思います。

確かに、作画などは前作と比べれば雲泥の出来ですが
しかし「ただそれけだけ」です。

バンカラ的、歌声喫茶風なやり取りなど
時代性を表す演出は随所に盛り込まれていますが

悲しいかな、宮崎吾朗氏はその世代ではない。
監督を補佐している若いスタッフ(麻呂氏とか)も違うでしょう。

その時代を知っているからこそ
描きたい、作りたいと思える熱意の様な物が
この作品からは全然感じられない。

だから違和感を感じるのです。

例えばある場面では泥臭いバンカラな若者が
有る場面では完全に現代風のある意味で綺麗で冷静な若者に摩り替わる。
「はぁ?」
こういう所が随所に見て取れるのです。

場面設定や背景も妙に小奇麗過ぎる。

未舗装の道を車がひっきりなしに通るその横を歩けば
砂埃が舞う訳ですし、服も汚れるのです。目も痛くなる。咳も出る。
ズボンをはたけば、けむが出るぐらいに汚れるのです。

またこの時代は夕方ともなれば青ッパナを垂らした子供(私の世代)が
そこら中の通りに群れていたはずです。

そういう描写も殆ど有りませんでした。

あと、カルチェラタンという部室棟を存続させたいという話ですが

カルチェラタンを汚いまま、ありのまま残すべく
学校側へ存続運動を展開してゆくなら分かりますが

建物を綺麗に掃除して外観も補修して立派にして
ある意味では「残して貰うべく運動する」などという事は
当時のバンカラ的な気風から言っても真逆です。

擦り切れた学帽を被り、わざとヨレヨレの学生服を来て
通りを睥睨して歩き、大人には無茶な議論を吹っかけ
未熟でも中身で勝負するのが当時のバンカラ学生でしょう。

つまり、建物の見てくれなどはどうでも良く
そこに集って何かをしている部員達の行動が尊いのです。
部の歴史や、その蓄積が尊いのです。

そういう部分がまるで取ってつけた様で
本当に未消化に終わっていて、私はどうにも納得が行きませんでした。

確かに父親である宮崎監督の意図する所からは
はみ出せないのでしょう。監督の方から色々と指定も有るのでしょう。

しかし、そこを抗ってでも喧嘩してでも
自分のやりたい様にやるのが、アニメ監督の責務なのでは無いでしょうか?
それが出来ないなら辞めた方が良いですよ。
一般人さん [地上波(邦画)] 3点(2013-01-12 00:27:57)(良:1票)
98.“ジブリ”である以上、過去の作品と比較してしまうことはしょうがないでしょう・・・
『事件性に乏しい=つまらない』という解釈も多いようですが、私は逆にそちらの方で好感が持てました。しかしアニメーションとしては大して面白くありません。話の魅せ方、音楽の取り入れ方、人の表情の変化(狙っているにしてもその意図が伝わりにくい印象を受けます)などあまり上手ではないです。ジブリ特有の画面内への憧れみたいなのもあまり感じませんでした。というか駿さんが監督ならもっと面白くなりそうだなと思わせないジブリを製作していってほしいです。
なさんなさん [DVD(邦画)] 4点(2012-12-10 05:02:48)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 117人
平均点数 5.70点
000.00%
100.00%
232.56%
386.84%
42218.80%
51815.38%
63025.64%
71815.38%
8108.55%
975.98%
1010.85%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.80点 Review10人
2 ストーリー評価 5.18点 Review16人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review13人
4 音楽評価 6.28点 Review14人
5 感泣評価 4.53点 Review13人
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