41.《ネタバレ》 50ドル持って競馬場にやって来たさえないオッサンがツキにツキまくって勝った金を全額次のレースに転がして大金を手にするという、ただそれだけの話ですが、これが素晴らしきコメディに仕上がっています。そのさえないオッサンを演じるリチャード・ドレイファスがあまりにも素晴らしい。 賞には無縁の映画だろうけれど、ドレイファスに何か賞をあげたくなるくらいですよ。レースとレースの合間も非常に上手くつないでいてテンポの良さもバッチリ。特に馬券売り場の係員のオッサンとの前半の心理戦、しかし徐々に係員のオッサンがドレイファスに親しみを感じ、敬意を示す。この2人のやり取りが絶妙。 大好きなドレイファスが出てなければ見ることは無かったであろう作品ですが、ギャンブルものとしての緊張感や痛快さも程よくミックスされており、隠れた良品を見つけた気分です。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-04-03 23:07:29) (良:1票) |
40.《ネタバレ》 リチャード・ドレイファスが大好きなので観ました。しかも劇場で。競馬ファンの私はストーリーからして、大満足。ラストの写真判定のシーンでは、ふたつにひとつ。はらはらしながら、でもどうせひねったほうだろうとか、いやもしかしたらコメデイだからとか考えました。G1の季節特に、コレを見ていた頃は、競馬にはまっていましたから。窓口(現場と言う)の太ったおやじがまたよい。ドレイファスはうまいです。私、ラストの決まったシーンで、思わず立ち上がりたい衝動に駆られました。こういう、観終わったあと爽快さだけ残る映画もよいですね。うちで観るならともかく、劇場で見る映画は後味のよいものの方が帰り道の気分がよい。意味不明な自信がわく映画。コレ観たからって勝てはしないけどね。 【アルメイダ】さん 9点(2003-12-07 11:23:17) (良:1票) |
39.《ネタバレ》 競馬は30年程前ハマった時期があり、手に汗握る感が蘇りました。 飄々としたリチャード・ドレイファスは良かったのですが、お話の他愛の無さに白けてしまったのが残念。 |
38.《ネタバレ》 競馬というと、大学生の時に3回ほど挑戦してみたが、一度も勝てずに終わり、自分なギャンブルには向いていないと悟ってそれっきりである。したがって、競馬を題材にした映画と聞いてもあまり気乗りしないのだが、本作は大好きな役者であるリチャード・ドレイフスが主演だから観ようと思ったにすぎない。これが大きく予想を裏切られる快作であった。 競馬好きだが家賃も10年溜めこんで妻に愛想をつかされている中年のタクシー運転手トロッタ―が主人公。彼はたまたま入手したデマさながらの勝ち馬情報に乗っかってみたら見事的中。そこから「今日はツキがある」と勢いづいて大勝負(といっても倍率的には大穴ではないが)に挑み続ける。 この作品はいろいろと型破りである。第一に、始めから終わりまで物語が一貫して競馬からそれることはない。舞台も9割以上が競馬場で、しかもレース日のみ。それなのに全く飽きさせないどころか、観ていくにつれてテンションが上がり、画面にくぎ付けになってしまう。それも脚本の冴えとともに、何かに取り憑かれたようで踏みとどまるところはわきまえるというドレイファスの緩急自在の演技のたまものであろう。 第二に、最後まで主人公は負け知らずである。通常なら、ツキまくって調子に乗り過ぎて「その辺でやめとけよ」という大勝負に挑んでスッカラカンになってバッドエンドとか、逆に外しまくって「神も仏もないのか」と自暴自棄になりかけながら最後に勝利の女神がほほ笑むとか、ギャンブルを題材にした作品はラストのインパクトを際立たせるために成功と失敗を適度に織り交ぜるものである。しかし、本作はそんなセオリーなど意に介さないかのように主人公のバカバカしいほどに神懸かった快進撃で幕を閉じる。このまさかの展開には度肝を抜かれてしまった。 最初はとんだ穴馬を選ぶトロッタ―を狂人扱いしていた周りの人々が奇跡の連続にご追従(尊敬の念も?)へと態度が変わっていくのも現金であるが、トロッタ―が意外に堅実な人間でもあり、取り巻きと適度な距離感を保っている(大金が入って皆に大盤振る舞いしたりはしない)ので安心感がある。また、トロッターが苦労ばかりかけながら自分を愛してくれる妻に恩返しができるとしたら、やはりギャンブルで勝つことしかない。最後の大勝負は金のためというより妻への愛の証しとして挑むのである。 つまりギャンブルを通して、大事なのは金と愛情、金と友情、どちらなのか?といった人生哲学を問いかけるところに本作の味わい深さがある。とことん観る者の裏をかくことで快楽を与えてくれるコメディの傑作である。 【あやかしもどき】さん [DVD(字幕)] 10点(2022-08-08 21:33:58) |
37.《ネタバレ》 ある男がラッキーとひらめきのおかげで、1日中競馬に当たり続ける映画。いろいろ苦難もあったけどハッピーエンド系でもなく、最後にしっぺ返しを食う系でもなく。とにかく、穏やかな天気の中、1日中競馬に勝ち続けるだけの映画(大負けをラッキーで回避するおまけもあり)。ある意味、こんなに予想外な映画はありませんでした。ポジティブに捉えようとするならば、なんかこう、むかし話のようなノンビリしたストーリーだったなとは言えるかもしれませんが、やっぱり面白くないよなあ。余談ですが、こんなに登場人物たちがマズそうにビールを飲む映画も珍しいよなあ。ジルジル飲むんだもん。ビールは、ガッといけよ。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 2点(2022-01-23 20:40:11) |
36.この映画に出会った時、 自分もある意味馬券に当たったのと同じぐらい、 いい映画に出会えたことを嬉しく思った。 レースが始まる。 頑張れ、行け行け、よ~し、1着! 画面の前で熱く応援している自分がいる。 何回見てもとても爽快な気分になれる とても上質なコメディー映画だと思う。 【プエルトガレラ】さん [DVD(字幕)] 8点(2020-10-08 22:48:07) |
35.《ネタバレ》 個人的には日本語吹き替え版の白熱したセリフ量での笑える会話の応酬が絶品でぜひおススメしたいのだが今のところ過去VHSソフトでしか世に出ていないのが残念。 ※現在吹き替え版は完全廃盤で中古市場レンタル落ちビデオのみ入手可能。 血統馬の競技としてなどでなく率直に金欲ギャンブルとして競馬好きなタクシー運転手・リチャードドレイファスが展開していく「夢のような一日物語」はもう痛快の一言。 ラストもドラマ的ファンタジーとして最高の大団円。 主人公ドレイファスを取り巻くキャラクター達、競馬場の仲間達がなんとも秀逸で、彼らの織り成す数々のエピソードに思わず膝を叩いたり時には胸打たれる場面も。 若かりし頃の「SEX & THE CITY」のミランダも面白いキャラ娘で顔を出している。 ラストにはそれら登場キャラクター全員と一緒に歓喜したくなる大フィナーレ、そして愛すべき彼らにまた会いたくなってしまい、あのラストシーンを観たくなってまた観返してしまう。 競馬をよく知らない人でも充分楽しめること間違いなし、これぞ絶妙な手腕で作り上げられたコメディヒューマン感動ドラマ(?)の傑作! …と心からオススメしたい作品だけれど、そもそも賭け事・ギャンブルに対してネガティブな印象をお持ちの人は題材そのものに敬遠されるかもしれない。 そんな食わず嫌いもこの作品に関してだけは少々勿体ないと感じる。 使い古された言葉「一見の価値あり」この映画についてこそ言わせてもらいたい。 【Lagerfeld】さん [ビデオ(吹替)] 9点(2014-07-10 21:45:41) |
34.《ネタバレ》 その都度賭けられていくレースが的中か否かで物語の進行を予想させられる部分はおもしろい。個々のギャンブル感の違いで明らかにこの映画の評価は変わるだろう。自分のような小心者には無理な話。ただ、”主人公のその後”が賭けの対象になるのなら、”ろくでもないことになる”という予想に全額賭けてもいい。圧倒的本命予想だろうけど。 |
33.《ネタバレ》 酸いも甘いも肌身で知っているオッサンが主人公だからこそ味のある映画。そしてあるある満載。・確信の本命馬にたどりついたとき景色が変わること。・他人の商売を日割り計算すること。・当たれば鼻歌まじりに足取りが軽くなること。・正体不明のオッサンがラッキーナンバーを唱えていること。最後に、他人が触ったカニは無効です。 【michell】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-09-13 18:40:21) |
32.《ネタバレ》 さて、今度の日曜日は宝塚記念!ちょっとその前に観ておくかぐらいな感じでの観賞となるわけですが、タクシーの運転手である主人公が乗せた客同士が八百長を計画しようとしているのを聞いてそれにのる。そして、その通りとなり、大金を手にする。そんな実際にはまあ、なかなか遭遇しないであろうお話をテンポよく描いている。後半の泥棒に間違えられて慌てるリチャード・ドレイファスの演技が面白い。泥棒から何とか逃げ切ってやっとの思いで馬券を買おうとしたら馬券売り場の戸が閉まってしまい買えずガッカリしたかと思うと、その馬券は外れ、それからはどんどん当たりまくるという強運の持ち主、そんな状況なんて普通は考えられない。だからこそ面白いのである。この映画を見たからといって宝塚記念が当るかどうかは分らないし、馬券を買う上では何の参考にもならない映画ではあるが、競馬の知識など無くても十分楽しめる映画である。 【青観】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-06-19 23:04:06) |
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31.《ネタバレ》 いつか外れて、やっぱギャンブルってそんなもんってなるのかと思っていたら、最後までツキまくっていたという展開。話は単純だが、テンポや登場人物のキャラがよく、ストレスを感じさせない内容だったのはグッド。自分も競馬はやるが、こういう賭け方はとてもしようとは思わないので、そこで止めておけよ~と心の中で思いながら見ていた。そういう意味では、そしてそれが当たるのか?と言うドキドキ感があって良かった。 【スワローマン】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-01-08 21:52:57) |
【akila】さん [DVD(字幕)] 3点(2011-08-27 16:08:02) |
29.これは予備知識なしで見ることをお勧めします。予想をことごとく裏切る展開でびっくりしました。ハッピーな気分になれる、たいへん素晴らしい作品です。音楽もいいです。 【ジャッカルの目】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-07-23 23:28:00) |
28.《ネタバレ》 なんでツキまくるのか?もよく解らなくて「いつか外すのかな~?」と思いながら観ていたが・・・でも儲かってる人の周りに悪人が群がってるとかじゃなくて、何となく皆いい人ばかりだったのが微笑ましいとは思いました。 【より】さん [DVD(字幕)] 4点(2011-07-16 22:55:28) |
27.《ネタバレ》 最高に爽快な映画ですし、スリリングな映画でもあります。心臓がメッチヤ弱い人にはおすすめできないかもしれません。勝つたびに、何にお金が必要かをいちいち計算していたところがとても良い。勝てば勝つほど、主人公がどんどん冷静になっていくのがまた良い。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-07-07 20:26:02) |
26.《ネタバレ》 自分はてっきり1レースから最終レースまで全部あてて天文学的な大儲けをする話だと想像してたんですが、中穴を4回あてると言う地味というかわりと現実的(?)なお話しでした。この映画の風味は、そういうスリリングな愉しみよりもリチャード・ドレイファスの周囲の人間たちが織り成す人情小話といった趣です。ドレイファスとテリー・ガーの夫婦だなんて、その性格付けからして思いっきり『未知との遭遇』のパロディですよね。ジェニファー・ティリー、ミシェル・フィリップスといった脇をかためる女優が魅力的なのも良かったです。 【S&S】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-04-29 21:36:23) |
25.《ネタバレ》 何かノウハウや人生訓みたいのがあるわけでもなく、ただツキまくっている人の話。 【トント】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-03-29 16:24:57) |
24.久々に爽快でスカッとする映画を観ました。見終わった後に良い気持ちになる映画は、やっぱり良いものです。ぶっとびんだ主人公とチケット売り場の男性とのやり取りが、ウィットに富んでいて面白かったです。 【mhiro】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2010-02-14 21:37:26) |
23.《ネタバレ》 初めて観たのは10年位前、さほど期待もせずに観ていたのですが、どんどん引き込まれてしまいました。とくに窓口の男との関係が回数を重ねる度に変わっていくさまが最高。久しぶりに観たくなって探したらDVD化もされて無い、とうとうネットオークションでレンタル落ちのビデオを買う羽目に・・・でも久々にみても面白かった!痛快なハッピーエンドが好きな人におすすめです。 【ムーミンパパ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-12-08 20:19:12) |
22.《ネタバレ》 ギャンブル好きの中年男が、競馬で当たりまくるだけ。実に壮快なテンポで、ほとんど賭事をしない私でも、興奮のるつぼに巻き込まれる佳作。 【丹羽飄逸】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-01-13 20:29:48) |