23.《ネタバレ》 ある日私はマイナーなホラー映画を何本か観ようと思い立ったのです。
で、何かいい映画ないかな?といくつかの紹介サイトなどを探して読んでたわけですが、なんとそこでこの映画について結構なネタバレしてくれてたのです。
おおう…
いやまぁわからなくもありません。
映画の説明をしようとするとある程度あらすじを書くこともあるでしょう。
特にアフリ系のサイトだと当然そうなりますよね、目的は広告収入稼ぎですもん。
でもあらすじって結局ネタバレなわけで、それってどうなの?っていうね。
まぁそういうサイトの在り方はさておき、そんなわけで残念ながら私はある程度ネタバレした状態でこの映画を観たわけですが…、なんとネタバレしてても面白いじゃないですか!
見せ方がうまいんでしょうね。
「悪い事した奴を集めて悪魔が殺してる」っていうネタは知ってるのに、それでも面白いんです。
なまじネタを知ってる分、途中で刑事が間違った推理を見せて観客をミスリードさせようとしたりする演出とか「なかなか工夫してるな!」と感心したりしちゃうわけです。
多分この中に刑事さんの家族をひき逃げした人も混じってるんだろうな、とか予想がつくわけですが、それでも観てて面白いっていう。
これはなかなかの演出力だと思います。
っていうか、この悪魔、かなりいい奴ですよね?
だってやってる事はほとんど必殺仕事人かハングマンじゃないですか。
悪い奴は殺しちゃうけど、引き逃げした彼が「マジで反省」したらそれは許しちゃうんですからね。
ほんとに悪い奴は殺しちゃうけど、真摯に反省してる人は許しちゃう。
え、それってほんとに悪魔なんですか?っていう。
むしろ神とかじゃないの?と思うわけですが、そもそも悪魔って堕天使だったりしますからね。
神と悪魔なんて表裏一体で実は似たもの同士って事なんでしょうか。
ところでよくわかってないんですが、事件のせいでついでに死んでしまってた整備の人とか警備の人とかは悪い人だったんでしょうか?
悪い人に罰を与えるために関係ない人殺してたらそれってダメだと思うんですけど…そこはどうなんですか、悪魔さん?