許されざる者(2013)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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許されざる者(2013)

[ユルサレザルモノ]
2013年上映時間:135分
平均点:5.48 / 10(Review 27人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-09-13)
ドラマ時代劇リメイク
新規登録(2013-07-29)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2019-02-24)【イニシャルK】さん
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監督李相日
キャスト渡辺謙(男優)釜田十兵衛
佐藤浩市(男優)大石一蔵
柄本明(男優)馬場金吾
柳楽優弥(男優)沢田五郎
忽那汐里(女優)なつめ
小池栄子(女優)お梶
國村隼(男優)北大路正春
小澤征悦(男優)堀田左之助
三浦貴大(男優)堀田卯之助
滝藤賢一(男優)姫路弥三郎
近藤芳正(男優)秋山喜八
地曵豪(男優)平田
芹澤興人(男優)浜本巡査
脚本李相日(アダプテーション脚本)
デヴィッド・ウェッブ・ピープルズ(オリジナル脚本)
音楽岩代太郎
撮影笠松則通
製作ワーナー・ブラザース
日活(製作プロダクション)
配給ワーナー・ブラザース
美術原田満生
杉本亮
衣装小川久美子(衣裳デザイン)
編集今井剛
録音白取貢
照明渡邊孝一
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12
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27.《ネタバレ》  「こんなもんかぁ」って印象。もっとズッシリ重厚なドラマで見応えアリ、とかいう方向を期待していたのですが。

 雄大な風景を捉えたダイナミックな映像はとても良いです。シネコンのハンパなサイズのスクリーンよりも昔の大劇場のような大スクリーンで見たかったな、ってくらい。

 だけどドラマはどうも上滑りしているような感じがして。
 謙さんの抱えた過去、殺しを重ねる事で背負った罪の自覚、それを変えた妻の存在、残された二人の子供への愛、そういったものがペラペラとしか伝わってこないんですよね。セリフで説明されはする、アイテムを提示したりもする、だけどそれが生々しい生の感覚に繋がって来ない感じがするんです。回想とか半端だからでしょうか? 回想シーンを入れるならちゃんと入れる、入れないなら一切入れない、なんか回想すべき事柄の取捨選択がイマイチ?
 で、佐藤浩市は作り過ぎです。こんな人いるわけ?って。もう娯楽エンターテイメント映画用のキャラ。
 柄本明にしても國村隼にしても、いつものおっちゃんのいつもの演技なんですよね。その役の背景が透けて見えて来ない。
 むしろ忽那汐里、小池栄子って女優の表情の方が印象に残ったかな。

 映画として色々やろうとし過ぎていたのかもしれません。様々な人の感情を大量のセリフによって盛り込む事でやたら饒舌な映画となり、騒がしい混乱劇になってしまったようで。

 もっとセリフもエピソードもキャラクターも削ぎ落として謙さんのストイックさを際立たせれば良かったんじゃないかと思います。
 この監督の映画、どうしてもいつも饒舌ね。「雄弁な映像」ならばいいのだけれど。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 6点(2013-10-14 15:56:47)(良:2票)
26.《ネタバレ》 うーん、かなり辛口です。残念ながら私にはダメだった。

「許されざる者―全ての者は許されざる者である」……
この極めて重くかつ普遍のテーマを映画という「娯楽」として、観客を気の利いたセリフでクスッとさせたり登場人物の渋さや凄みに魅了させたりしながらズシンと突き付ける、これがオリジナルが名作である所以じゃないのですか?
なのにこのリメイク版では「(誰もが)許されざる者」というテーマはあいまいにされ、その娯楽性も辛気臭くあらかた潰してくれている。
佐藤浩市の署長はジーン・ハックマンの保安官の茶目っけをほとんど持たない悪党以外の何者でもないし、アイヌや女郎のシーンなんてまさに「許されざる者」ではなく「虐げられし者」。
もしオリジナルのような人間の多面性を描きたいのであれば、最下層の人々だからこそむしろしたたかな強さも描くべきでなないのでしょうか。
それが歴史の事実にそぐわないのだとしたら、もっと自由に描ける時代や舞台を探してもいいわけだし。

一見「オリジナルに敬意を表しながら丁寧に作りました」という格好なんだけど、全く別物を撮りたかったってことですよね、この製作者たちは。
その姿勢はクリエイターとしてアッパレです。「たとえいびつでもオリジナルを一点でも突き抜けよう!」そんな気概もなく製作されている、まず話題性(興業性)ありきのリメイク映画たちよりずっといい。
……
結局のところ、出来上がった作品が今回はただ自分のツボにははまらなかっただけってことなんだろうけど、

それでも私はやっぱり言いたい…
重いテーマを重く描いたところで何の芸があるというのでしょう?と。

このリメイクは上質なエンターテイメントを、美しく情感に溢れているけどありきたりな悲劇にしてしまったと、
やはりそう思わずにはいられません。
ぞふぃさん [映画館(邦画)] 4点(2013-09-17 17:11:19)(良:2票)
25.偉大な作品をリメイクする時、必ず嘲笑の声が上がります。今回の挑戦もそうでした。しかし、完成された映画は原作よりも美しい風景が圧倒的なさみしさを表現できていたと思います。作品の病理と感情を際立たせていました。設定の置き換えも見事だったと思います。ただ、他は原作に到底敵いませんね。クライマックスの格闘シーンがかっこよすぎることに違和感を覚えてしまい、複雑です。オリジナルの作品として見ても、面白いかどうか…。それでも、今の日本映画界でもこれくらいのことはできるんだ、舐めるな!と宣言できていることは間違いないでしょう。監督の次作には多いに期待できます。ぜひ、オリジナルで。
カニばさみさん [試写会(邦画)] 5点(2013-09-16 13:03:56)(良:2票)
24.《ネタバレ》 とりあえず原作をDVDで復習してから見に行きましたが、びっくりするほどそのまんまという感じでした。かなり忠実に原作を日本にトレースしていますが、その意味で明治10年代の北海道というのは、ベストな選択だと思います(廃刀令に全く触れられてないのは気になりましたが)。手塚治虫好きにとっては同時代・同舞台の「シュマリ」という怪作も思い出しますね(あの作品にも「人斬り十兵衛」というキャラが出ていました)。さて私の場合、そもそもイーストウッドの原作をそんなに名作とは思っていない人間でして、忠実な再現であるがゆえに、ストーリーに関する違和感も、そのまま移植されている気がします。そもそも最初に傷ついた女郎は復讐を望んでいたのか、北大路は何のために出てきたのか…柳楽君の役を半アイヌという設定にしたのは、ちょっと面白いと思いました。ただ全体としては渡辺謙・佐藤浩市・柄本明という役者の実力で引っ張った作品で、話的には「どこまで忠実に再現してるのか」に気が行ってしまいがちなのが、むしろ残念。
蛇蟇斎狐狸窟さん [映画館(邦画)] 6点(2013-09-14 20:00:13)(良:2票)
23.《ネタバレ》 復讐は、1、両者で和解してどちらかが謝罪・補償するか、2、第3者が介入して裁くか、3、どっちかが死ぬ のどれかで決着がつくまで続くわけですけど、原則として3は避けなきゃイカンわけで。この時代背景・場所柄?で1,2が機能しなかかっための3ではあるのでしょうけど、新政府・旧幕府とか、アイヌの民族とか意欲的なのは理解しますけど、少々盛り込みすぎで設定に少々無理があったかな。結果的に「許されざる者」としての教訓というかメッセージが弱かったように思います。雄大な風景はよかったですけど、とってつけたようなポット出のセットはちょっとショボイかな。さらには、村人と官憲の数が同じぐらいってのもどうなのかと。
東京50km圏道路地図さん [地上波(邦画)] 3点(2016-02-29 15:52:12)
22.主人公をはじめ登場人物の行動原理がまったく伝わってこない。熱演しているキャスト陣の表情、セリフ、仕草から残虐シーンまでが嘘っぽく映る。
ProPaceさん [CS・衛星(邦画)] 3点(2015-10-16 23:29:51)
21.《ネタバレ》 クリントイーストウッド主演監督のリメイクですがほとんど同じなので、ハリウッドの名優と日本の名優、配役を比べながら見ると楽しめます。場所が明治初期の北海道なので、当時のアイヌ人への差別も描かれていて、美しい風景と合わせて日本風です。西部劇ではないので武器は何を使うのかと想像して見ていましたがこれも日本風でした。
zekeさん [DVD(字幕)] 8点(2015-05-21 02:05:06)
20.西部劇に負けないくらい雄大な景色でした。北海道すごい。
ケンジさん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2014-10-06 22:21:13)
19.わからない。
設定も脚本もなにが表現したかったのかもわからない。
aimihcimuimさん [DVD(邦画)] 5点(2014-08-28 00:15:49)
18.《ネタバレ》 映画にのめり込めなかったためかテンポの悪さを感じ、ツッコミどころも色々あってダメでした。佐藤浩市は小物っぽいし、十兵衛の凄さを感じることができなかった。最後のチャンバラも消化不良。印象としては色んな親父達がシバかれる映画って感じです。オリジナル版を今度観てみようと思います。
とむさん [DVD(邦画)] 2点(2014-08-27 23:50:20)
17.明治時代の北海道に賞金稼ぎと言われてもピンと来ないなぁ・・・
やっぱりオリジナルの方が面白い。
あきぴー@武蔵国さん [DVD(邦画)] 4点(2014-08-03 13:36:55)
16.ひたすら暗く・重く・小汚く展開。
再度見るなら、やっぱりイーストウッド作品を選びます。
イーストウッドだからいっそう感じ入ったのだと思う。
若い頃のワルでカッコイイガンマン姿が頭によぎるし・・・
今の枯れた老ガンマンの悲哀とか・・・

同世代の高倉健さんで観たかった。
木村家の娘さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2014-07-01 11:55:37)
15.《ネタバレ》 ずいぶん前にオリジナルを見ましたが、見ながらいろいろ思い出しました。西部劇の設定をうまく北海道にあてはめてました。ただ、やっぱり最後はうちに帰って欲しかった。人殺しばかりのこの映画の、最後の救いが家庭ということだと思うのですが。
木村一号さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-06-30 15:26:54)
14.そもそもこの設定でやるのは無理だったのでは。ストーリーがいまいちな上に、主人公のことが説明不足。オリジナル見てない人はもっとわからないだろう。
ラグさん [ブルーレイ(邦画)] 4点(2014-06-21 01:34:34)
13.なるほど、明治初期の官憲のアイヌに対する扱いには、この映画で描かれるような悪辣で、差別的で、抑圧的なところもあったにちがいないと思えます。けれども、あとは土台、話に無理がありましたね。なので、筋がわかりにくく、展開についてゆくのが苦痛でした。とはいえ、映画としての作りはしっかりしていました。それから、アイヌ人役の柳楽優弥がなかなか出色でした。ただ、撮影は申し分なかったのに、音楽が陳腐で、安っぽく、いただけませんでしたね。全体として惜しい作品。
goroさん [DVD(邦画)] 6点(2014-05-01 02:31:51)
12.《ネタバレ》 ちょっとテンポが悪くて少し飽きた 名優を沢山使ってる割には一人ずつのキャラが立っていないように思えた 音楽の使い方も大作っぽいが古くさい感じ シナリオも少し展開が安易な気がする 武器を持ち込めない街に刺客が次々と来るのも変だし、刺客を取り締まる前に女郎に注意するべきだ 佐藤浩市は激サドすぎるが、むしろ刺客と勝負して殺されたい風にも見えた 逆にこの辺を膨らませてむしろ、嫌世的な死にたい警察署長を描けばよかったんじゃないかな 主人公が最後に鬼神の働きをするが相棒の金吾との関係がさほど深く見えないので突然復讐に燃えた様に見える 一人目の賞金首を殺す所あたりからの演出が妙にくどくて鼻に付く ラストの殴り込みのシーンもさして盛り上がらず期待に届かなかった感がある しかし、意外に西部劇を近代の日本に置き換える試みは場所が北海道なせいか違和感が少なかった 北海道の景色も素晴らしい でも火縄銃VSウィンチェスターは安易すぎる設定だ
にょろぞうさん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2014-03-31 23:53:08)
11.悪評を聞いていたので、覚悟はしていたが..その通りだった..「賞金稼ぎ」は、西部劇では当たり前だけど..日本の明治初期では、ピンとこない、説得力がない..お金をたくさん使っているのが手に取るように分かるくらい、映画としての雰囲気は、良いのだが..肝心のストーリーが、お粗末..登場人物達の言動が?なところも多々あり..最大の欠点は、主人公像をしっかり描ききれていないこと..李相日監督だっただけに..この出来は、残念..やはり、映画は、脚本が命!..環境や監督の腕だけではどうしようもない...
コナンが一番さん [DVD(邦画)] 5点(2014-01-19 19:23:15)
10.《ネタバレ》 評価の難しい作品ですね。近年の邦画としては間違いなくトップクラスに入ります。北海道の自然は圧倒的に雄大で、この時代の最果ての土地という雰囲気が分かります。邦画で恒例の恋愛沙汰が絡まないハードな展開も良いと思います。主役級の演技にも力が入っていると感じました。欠点は、人斬り十兵衛の過去が言葉で語られるだけで具体的な想像が難しい事(渡辺謙氏はただでさえ善人のイメージが強いですし)、決着のつけ方がオリジナルと違っていて微妙な事です。
次郎丸三郎さん [DVD(邦画)] 7点(2014-01-18 11:22:36)
9.《ネタバレ》 本作はめずらしい「逆リメイク」なんですね。大体はアメリカ(ハリウッド系)がリメイクする場合が多いのに。明治初期の北海道という設定に違和感はなくうまく持ってったね。北海道の光景はとても美しく撮影されていて圧倒的な迫力、そこに日本を代表する渡辺謙がこれまたその「絵」に映える。うーんカッコイイねぇ、年齢を重ねてきた渋さがたまんないなぁ。アイヌといういわば北海道の先住民のことについて触れていることも興味深い。しかしちょっと内容が薄く「?」なポイントもありだし、最大限の要因は「女が切り刻まれた」はずなのになんじゃこりゃな細~いキズ程度だったこと(おまけに演技力の面でもチョットイマイチマダワカイシネ)。まぁいろんな方面への配慮etcでしょうけど動機にならないよなぁこの程度じゃ。。。出演者の方々の熱演は素晴らしい、特に沢田五郎役の柳楽優弥クンはスゴかった!ほんとアイヌの人(実際よく知らないけど)みたい。何か独特の雰囲気があっただけに何か惜しい、そんな印象でゴザイマス
Kanameさん [DVD(邦画)] 6点(2014-01-13 10:26:18)
8.《ネタバレ》 アカデミー賞も受賞したハリウッドの名作を、邦画がリメイクするということで、その心意気は買いたいと思うんですね。実際に鑑賞してみると、物語の舞台をそのまま日本に置き換えてもさほど違和感がなくて驚き。なにより、未開拓の北海道の風景が素晴らしい。そして明治初期の建物も、たぶんセットなんでしょうけど良く出来てて見入りましたね~。明治初期はアイヌを和人と区別し、その文化や権利が迫害されてきた歴史がありますから、そういうのを今一度思い起こさせる内容にもなってます。演技的には、柄本明さんと柳楽優弥さんの熱演が特に印象的でした。特に、最初の頃と終盤で二人ともキャラが変わってくるわけですね。最初に十兵衛の家を訪れるときのしゅっとした金吾と、自分は嘘つきだと吐露し素を露わにする金吾。そして最初はやんちゃで強がっていた五郎と、もう人は殺したくないと泣きじゃくる五郎。その変化が見どころかなと。逆にマイナスだと感じた点は、佐藤浩市の役はもっとクールで冷徹なほうが良いような気がするので、少し喋りすぎかなと感じたのと、なつめの顔の傷がそれほどたいしたことなくてあまり可哀想でない点。主人公はどうやら女子供を殺したわけではないようなので、実は許される者なんじゃないかな?という気もして、お店の主人を最初に殺したのはそういう善人キャラを吹っ飛ばしたくて、後からつけたような気がしてしまうわけです。ヒーローなどいない、この世は勧善懲悪の世界ではなく、すべてはグレーである、というイーストウッドのテーマに忠実ではあったと思います。
あろえりーなさん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-01-06 21:42:37)
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【点数情報】

Review人数 27人
平均点数 5.48点
000.00%
100.00%
213.70%
3311.11%
4414.81%
5311.11%
6829.63%
7622.22%
827.41%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 5.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review2人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 7.00点 Review1人
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